作品/【ライトニングリターンズ ファイナルファンタジーXIII】

Last-modified: 2024-04-09 (火) 22:49:09
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神話の終わり、人の物語。


第1作→Final Fantasy XIII
第2作→Final Fantasy XIII-2

概要

2012年9月1日にFF13シリーズの最新作として発表。
ライトニングシリーズの最終章となる作品となり、PS3とXbox360で2013年11月21日発売。
ライトニングの魅力を深めるというコンセプトに対して徹底的に拘った作品。
ライトニングであるがゆえに生まれるゲームプレイ、光、スピード、エレガントといったライトニングを象徴する言葉やイメージを、プレイヤーが体験できるアクションとして表現。
人間性を掘り下げるため、前作までには無かった普通の人々との関わりが多く描写されている。
今までの真面目なイメージとは違った一面も見られるようになり人格に奥行きが出ている。食べちゃうにゃん
ウェア(スタッフ曰くライトニング七変化)や、モーション等もこれでもかと詰め込んだ、まさにライトニングのための作品。


ワールドドリブン、いわゆる現実世界のように生きている世界を表現。
「心の救済」をテーマに、世界の終わりの13日間を壮絶に描く。
リアルタイムで時間が経過、時間によって世界が変化し、13日を過ぎるとゲームオーバー。


ライトニングは500年間の眠りから覚め、魂を新たな世界へと導く解放者として戦いに挑む。
前作FF13-2で不可視の混沌(カオス)が流出してしまい、その影響で人類は肉体的にも精神的にも歳を取らなくなった。
旧作のキャラクター(スノウサッズノエルら)も変わらぬ年齢で登場。
しかし、ホープだけはファンの人気を反映し、FF13と同じく14歳の姿に戻っている。
不死ではなく、女神エトロの死で新たな命も誕生しないので人口は緩やかに減少している。

  • 子供や赤子も当然500年間成長しないまま。
    作中には人間から大切な何かが欠けてしまったのではないかと考察する人物もいる。

今作の舞台は“ノウス=パルトゥス”という混沌の海に浮かぶ島々。
4つの大きな大陸からなる新たな世界で、丘陵地帯や砂漠、遺跡、奇岩地帯などがある。
メインの舞台は「光都ルクセリオ」で、大陸と大陸の間はモノレールで移動。


時間経過の概念があり、画面には世界の終わりまでの時間を示すタイムカウンターが表示、リアルタイムで時間が流れていく。
敵を倒すことで時間が戻ったり、ライトニングが奇跡を起こす代償として時間が減ったりする。
オープンワールドのように昼夜の概念がある中でNPCが生活を営んでいる。

  • 具体的には「現実の2.5秒=ゲーム内時間の1分」。必ずAM6時からスタートし、翌日のAM6時を迎えると箱舟に強制帰還。
    AM5時台はホープが門限を何度かアナウンスしてくる。誰の母さんだ。
    最終日はタイムカウンターが消失し、時間を気にせず進める。
    戦闘時間は隠しダンジョンを除き加算されないが、ノーマル以上はエスケープ(逃走など)で1時間経過する。
    GPアビリティ「クロノスタシス」を使えば、ある程度フィールドの時間経過を止めることができる。
    制限時間の厳しいユスナーンのメインクエストや、時間限定のサイドクエスト消化に有効。
    イージーはGP取得値がノーマルの3倍なので、積極的にクロノスタシスを使っていける。
  • 寝落ち対策なのか現実時間で3分間放置すると自動でポーズメニューが開き時間経過を止めてくれる。
    だがゲーム内時間だと72分にもなるため、極力放置しないようにしよう。

13日でゲームオーバーとなっているが、正確には13日というのは世界の余命の上限であって、実際は世界の寿命がもっと短い状態から始まる。
そのため、どんなにモンスターを倒すなどして延命しても、世界の寿命は13日までしか延びない。最終的なゲームオーバーは13日になる。

  • メインクエストすべて、サイドクエストを45個以上クリアすれば、14日目が最終日になる。
    これは元々1日26時間が混沌の影響で24時間になった際の失われた時間(2時間x12日)が再生したため。
    こちらのルートを取ると、隠しダンジョンとシークレットエンディング追加。二周目以降はラスボスが強化される。
  • シナリオの進め方やイベントのフラグの立て方などは同社のロマンシング・サガシリーズに近い。
    最初のイベントが終了してからは任意で各地に足を運んで攻略できるため、攻略情報とにらめっこしながらプレイヤーごとに攻略順を組み立てていける点は好評を得ている。
    加えてモンスターの数にも限りがあり、最後の一体を倒すと本当に雑魚敵として登場しなくなるというRPG界でも珍しい要素もあるため、
    やり込む過程を組む楽しさが高い作品と言える。

今作はCEROが「C」になっている。
ついでにライトニングさんの胸も(ry


難易度は開始時にイージー・ノーマル・ハード(二周目以降)から選択するが、ゲーム進行中は変更できない。
アクションが苦手な場合や余裕をもってクエストをこなしたいときはイージー推奨。
戦闘スコアを極めるも良し、風景や小ネタを楽しむも良し、好みの難易度とプレイスタイルで遊ぼう。
なお、トロフィーコンプは三部作中最も易しい。すべてイージーモードで取得可能。
二周目以降解禁となる武器・防具改造とアクセサリ強化が含まれている為、挑むなら周回プレイ前提で。
鬼門はエリクサー入手(一度の周回内でソウルシード100個売却)だが、アウトワールドの他プレイヤーから買ってもトロフィーは取得できる。


設定及びストーリー展開については各人の是非に委ねるが、「人に親切にすれば親切が返ってくる」、「危機に瀕しても人間らしく在る大切さ」など、昨今忘れられがちな道徳が描かれている。
解放者の使命をこなすと同時に、プレイヤーの心も優しくなる作品(世界背景は絶望一色だが)。
エンディングで繰り広げられるド直球なメッセージの数々は、近作の展開を良い意味で裏切り、過去作を想起させるような心地良い余韻を残す。
前二作を飛ばしてもこれだけで話が完結してしまう。FF6の世界崩壊後が独立した一本のストーリーになっている感覚である。

  • FF13シリーズの大トリに相応しい大円団のEDであり、ここまで長く付き合ってきたプレイヤーには感涙モノ。
    プレイヤーからすれば13発売から約4年、ライトニング視点ではなんと1000年に渡る長旅であった。

2015年12月11日にPC移植版が発売された。
当初は2015年春の予定だったが、先に発売されたFF13、FF13-2のPC版の修正作業などに人を取られたためか発売が延期。
PC版プレイヤーからちゃんと配信されるのか心配する声が上がっていたが無事に発売された。

  • 多数の問い合わせがあったため、北瀬Pがツイッターにて開発状況や配信時期について報告する事態となっていた。

2018年11月13日よりXbox One後方互換、Xbox One X enhanced対応タイトルになりXbox360版はXbox Oneでプレイ可能になった。

戦闘

オプティマの代わりに、FF10-2のドレスチェンジのように衣装(ウェア)を変えることでライトニングの能力が変化する。
従来同様、シンボルエンカウント方式で時間経過で溜まるATBを消費してコマンドを実行。
プレイヤーはライトニング単体を操作、アクションゲームのような操作で攻撃や回避を行う。
ボタンに対する反応を意識したアクション性の高いバトルとなっている。
ライトニングは武器、盾、衣装、アビリティがカスタマイズ可能で、これらを切り替えながら戦う。
またDLCでFF7のクラウドとエアリスの衣装やFF10とFF10-2のユウナの衣装に着替えてプレイすることも可能。


戦闘システムが一新された結果、これまでのシリーズと違って明確な戦略は必要なくなり力押しが効くようになった為、FF13/FF13-2と比べると、難易度はかなり低下した。
戦闘中の位置移動ができるようになり、部位破壊で敵の攻撃を制限する戦法も取れる。
GPアビリティオーバークロック」を用いれば、お馴染みのシーンドライブも使える。
これまでと違い、取り合えずこれがあればどうにかなる、といった装備やアビリティが多く、やり込めばやり込む程に派手に動き回れる様になるので、プレイヤースキルなどを一切必要としないのも良い所。

連動

現実世界との連動要素であるアウトワールド機能がある。
2015年4月1日を持ってFacebookとの連携は終了。

  • アウトワールド機能も2016年4月26日をもって終了。接続しないと獲得できないアイテムはPS3/Xbox 360版での新規獲得不可。
    なおSteam版やGクラスタ版などでは当初からアウトワールド機能がない。

新生FF14とのコラボもあり。
ライトニングリターンズ側ではミコッテ族の衣装がユスナーンで貰える。
新生FF14側ではライトニングがイベントで登場し、イベントが成功すればFF13の装備がもらえる。
今作の設定によればFF14の舞台となっている「エオルゼア」はおとぎ話の世界として語られている。

視聴覚室

海外版のトレーラーは、FF13、FF13-2のストーリーをGBA版のFF風におさらいをするレトロチックな内容になっている。
戦闘シーンはなぜかオプティマシステムが再現されていない。

  • FF6が元に見えるドット。

欧州版ライトニングリターンズトレーラー

関連項目

公式サイト
詳細はこちら参照。