映像作品/【ガイア理論】

Last-modified: 2015-09-27 (日) 21:45:58

Final Fantasy:The Spirits Within

FF映画にて、シド博士が提唱した理論。
 
生体反応エネルギー研究の第一人者であるシドは、「あらゆる生命体に精神体(スピリット)が存在する」
という理論に基づき、生体精神波の研究を重ねていた。
シド博士は、世界中で頻発する謎の突然死の原因をファントムだと突き止め、
さらにファントムにも精神エネルギーが存在する事を研究により証明し、
この研究が対ファントム用精神エネルギー兵器と、ファントムから身を守るバリアシティーの建設に繋がり、
シド博士は世界的に有名な科学者となった。
 
物語開始の4年前、シド博士は新たな学説「ガイア理論」を発表。
これは、「生命体だけでなく、地球そのものにも巨大精神体『ガイア』が存在し、
地球上の全ての生命体の持つ精神体はこのガイアから誕生し、
肉体が死ぬとその精神は再びガイアに還る」という理論だった。
しかし、このおとぎ話とも取れる理論は受け入れられず、異端扱いされてしまう。
シド博士は、ハイン将軍が使おうとする巨大兵器「ゼウス砲」に対し、
ファントムに効かないどころか地球のガイアを傷付けるだけだとその効果を否定。
代わりに、アキと共に研究を重ねていた融和波動で平和的にファントムを消滅させようとする。
その結果、武力を信奉するハイン将軍と真っ向から対立する事になる。


後に、ファントムの巣窟であるレオニド隕石にゼウス砲の砲撃が浴びせられ、巨大なファントムが露出。
これが、元は母星を失ったファントム達の星そのものの怨念、「ファントム・ガイア」である事が判明。
ファントム・ガイアから無数に溢れ出すファントム達に為す術もなくなったその時、
アキの中に封印されていたファントムが地球のガイアと接触して融和波動が完成。
アキとグレイは身を挺して完成させた融和波動をぶつけ、
ファントム・ガイアの浄化と共に全てのファントムは消失し、天へ還った。


元ネタは地球自身を地球に住む生物と共存しているひとつの生命体として扱う仮説、ガイア理論だろう。
FF7やFF9もガイア理論を世界観として取り込んだ作品である。