FF6
オペライベントで流れる曲目。
序曲→アリア→婚礼のワルツ~決闘→大団円の順に流れる。
歌詞もあり実際には歌ってないのに歌ってるように聞こえるのが特徴。
当時はまだテイルズオブファンタジアも出ておらず
SFCのRPGで声が出るもしくはそう錯覚させるというのは斬新だった。
なおこれらの曲目自体は名曲ぞろいと評価されているが、作曲に当たって植松伸夫は
そこまで「オペラ」という物を意識せずに作曲したとのこと。
これについて、ドラゴンクエストシリーズの作曲者であり
自身も重度のゲーマーで知られる、すぎやまこういち氏から電話で怒られた(?)という。
「それからね、FF1から6まで、タイトルが出るたびにすぎやま先生から電話がかかってくるんですよ。今回のあそこはよかったけど、あそこは工夫したほうがよかったね~とか。ゲームをきっちりクリアしてから電話してくるんです(笑)。
FF6にオペラのシーンがありますよね。それについて『君、オペラのことなんてなんも知らずに曲書いたろ!』って言われて。あ、はいって答えたら『一言、相談してくれればよかったのに!』って。」
(Career Grooveによる植松氏へのインタビュー)
- 一般的なオペラはクラシック音楽がベースだが、FF6のオペラは現代的な歌謡曲であり、音楽ジャンルを問わないミュージカルに近い。
ただミュージカルはオペラから(様々な派生ジャンルを挟んで)発生したものなので、FF6のオペラも全く的外れというわけでもない。
すぎやま氏も当然それはわかっているだろうが、現代でクラシックをベースにゲーム音楽を書き続けている氏としては一言言いたくもなったのだろう。