書籍/【NTT出版】

Last-modified: 2024-02-24 (土) 04:20:50

概要

NTTグループの会社。昔FF、聖剣伝説ロマンシングサガなどスクウェア系ゲームの攻略本を出版していた。
初期の攻略本は徳間書店から発売されていたが、昭和と平成の境目頃に旧エニックスがネタバレ本対策で自前の公式ガイドブックの出版を始め、1990年に入ると旧スクウェアはNTT出版に準公式本の出版を任せるようになり、FFシリーズの攻略本としては3からNTT出版から公式本が発売されるようになった。
後にニューファミコン発売と同時に1-2発売に伴って1-2の攻略本も刊行された。
アイテムデザインは、3は大部分は徳間書店攻略本の流用であったが
4から独自のゴシックデザインで1-2、4-6と幅広く使用されて来たが
7からは3Dデザインやゲームアイコン等になっている。
12の武器と盾デザインの中には、NTT出版のデザインがベースになっているものもある。
6発売時には、アルティマニアくらいの価格のザ・コンプリートが発売された。
 
特にFF5冒険ガイドブックの、のほほんとした絵(イラストレーターは石塚祐子など)は好評。

  • カタストロフィー戦の2コマ漫画(レビテト→重力100の応酬でレナキレる)とかね。
  • なんとびっくり2021年8月現在も存続中。企業再編やリストラや倒産の多い出版業界においてもかなり異例な企業。NTTグループだから?

飛空艇のスペックとかチョコボの生態とか、
ゲーム中で語られない部分(いくらか公式設定じゃないと思うが)が面白い。
また、魔法の設定やキャラクターのプロフィール、国や街や村の設定なども乗ってる為、ゲームの世界観をより深く楽しむスパイスにもなっている。
ただ、人口の少なさやファリス・レナ姉妹の年齢差、10歳にしてはデカ過ぎるリルムなど、ツッコミどころは多々あるかもしれないが……
そこは大目に見てあげようw


6のガストラ皇帝の年齢は設定資料編の年表では72歳ということになるが
後に発売された同社発売の「ザ・コンプリート」の彼のプロフィールでは50歳となっている。
ゲームのスタッフが年表の事を白紙にして予定を変えただけなのか
年表の存在自体が記憶にございませんだったのかは定かではない。
Sa・Gaの攻略本の河津神の1920年生まれ、ヤクーツク出身はさすがに意図的なギャグなんだろうけどw


設定・システム設定などの情報が非常に詳しく載っていることから、
ゲーム制作と並行してスクウェアから情報をもらい、
ゲーム完成前からすでに攻略本の制作を開始している可能性もある。
誤植とされることが多い記述も、情報提供時は実際にそのような状態だったが
開発中の調整を経て、情報提供時と実際発売されたゲームとの間に、
差異が生じてしまったということが考えられる。
根拠としてFF3の没モンスターの記載やFF1・2のビホルダーの半端な修正などが挙げられる。

  • ロマサガ3の攻略本でも没モンスターが普通に載っていた。
  • 実際にFF4、5、6の基礎知識編や設定資料編はゲームの発売より1ヶ月も前倒しして発売されていた。
    • 他社作品だとアークザラッドIIの攻略本でもやらかしている。存在すらしない剣のために幾千万の死神が狩られた。

攻略本だけではなく、天野喜孝氏の画集「DAWN―天野喜孝空想画集 ファイナルファンタジーの世界」(1~4までのデザイン画を収録。とてもでかい)と「JAPAN―FINAL FANTASY」(5と6を収録)も出版している。
また、FF3からFF6までのサウンドトラックの発売元でもあった。

  • NTT出版からリリースされていたスクウェア関連のグッズにはFF4あたりまで「SQUAREBRAND」の統一ロゴマークが記載されていた(FF5あたりからは「SQUARESOFT」に変更)。

PS時代になってスクウェアの攻略本はデジキューブに移行し、NTT出版の名を目にすることはなくなった。
その後はスクウェア以外のゲームの攻略本をいくつか出版していたが、それも2005年を最後に途絶え、今現在はビジネス書などを手がけている。
古本屋では、FFシリーズ関連はたまに見つかるが
それ以外のシリーズは希少品となっている。

  • 今はデジキューブの方もなくなってしまった。

サガシリーズの攻略本が出版されたのは2からである。

  • FF以外のスクウェア製ゲームでは、サガ2、サガ3、ロマサガ3部作、SFC版半熟英雄、ライブアライブがここから公式ガイドが出ていた…が、半熟英雄以外は情報が間違いだらけ。特にサガシリーズは最初に発売される基礎知識編が酷い有様だった。むしろFFシリーズは間違いがそれほどないのが不思議に感じられるほどである。
  • 攻略サイトを確認すると結構マニアックなデータを発掘することができる。
  • 上の方にあるように聖剣伝説シリーズもある。
  • この「間違い」は単なる間違いではなく、上の方にあるように開発中Ver.の情報であった可能性がある。ロマサガ3の没モンスターが普通に載っていたりするのがその証拠。
  • NTT出版から発売する前は他社から複数の関連書籍が発売されていたが
    NTT出版からのみ発売していた頃は、ゲーム誌が攻略記事の小冊子を付録として付けていた。

現在このNTT出版のFFシリーズ、サガシリーズなどの攻略本が欲しい場合は古本屋やネットショッピングなどを利用すること。
現在では攻略法を知りたいだけならネットでパッと分かる時代だがNTT出版の攻略本はリアルな風景の写真をいれたり、解説文、実際のプレイ画面等がまた独特の世界観を表現しているためこのNTT出版の攻略本でしか味わえない興奮もいっぱいあるため買って損はない。

  • 2000年代前半までは中古店でも見かけたが今はレトロゲーム売場を探すのすら困難で、当然レトロゲー攻略本も入手難易度が高い。ネットショッピングに限らずプレ値で販売されていることもしばしば。

クロノトリガーとトバルシリーズは集英社が出している。鳥山明がイラスト担当している為


当時はネットもなかったためこの出版社の攻略本を見ながらプレイしてると一切載ってなかったイベントが起こってビビったプレイヤーも多いはず。特にロマサガシリーズなんか。
例えばロマサガ1のジャミル編の南エスタミルでバーバラを仲間にすると、彼女と何の接点もないダウドが今さら訳のわからないことほざきながら離脱したがる泣き言イベントとか。実際はダウドと最後まで冒険したいならこの場合「むりやりつれていく」を選ぶこと。
一方この出版社のFFシリーズの攻略本の方ではFF4の封印の洞窟攻略のメンバーがセンターにパラディンセシルとあとカイン4人とおかしいことになっている。FF5のキャラごとに微妙に違うパラメータ補正値やも一切載ってなかったりFF6のキャラの初期能力値が間違いだらけ(特にガウ)ぐらいだったような気がする。


FF3も大概だったが、FF5、FF6の本を読んでると明らかに検証してないのがミエミエの記述が多く、
これが後の伊藤の「ろくに検証せず記事にする事を繰り返すメディアにムカついたから嘘の情報を渡した」という暴挙に繋がったんじゃないかと邪推したくなる。

  • 一応、全ての攻略本がダメというわけでなく、「リルマーダーのカラクリを書いてないのが密かに悪質」等の手厳しい意見はあれどFF4の徹底攻略編の様な優秀な攻略本も存在する。

2021年に発売されたピクセルリマスターシリーズのモンスター図鑑の実績に「基礎知識編」や「戦闘解析編」という名前が使われているが、恐らくこの出版社の攻略本が元ネタと思われる。

FF1・2

『ファイナルファンタジーI・II 完全攻略編』
(ニューファミコン発売時の攻略本)

(編集プロダクション:エーワンオフィス


1994年7月13日初版発行。
1の武器防具のデータに、使用した際の魔法の記述がない。
ゲームではグラフィックのみ変更されたビホルダーデスビホルダーイビルアイデスアイ表記。


FF3

『ファイナルファンタジーIII [第1巻]基礎知識編』 カバーイラスト:「ツインソード」
『ファイナルファンタジーIII [第2巻]完全攻略編 上』 カバーイラスト:「剣振るうもの」
『ファイナルファンタジーIII [第3巻]完全攻略編 下』 カバーイラスト:「必殺の機」

(編集プロダクション:エーワンオフィス


データの中にはエンカウントに入りきらなかった没データも含まれている。


トールマンマー」等の誤植で有名。
なお、トンファーの項目のイラストが現実世界では「サイ」と呼ばれる武器のそれになっていたり、
三節棍が現実で「トンファー」と呼ばれる物になっているのは、ゲームでもそうなので、一概に間違いとは言えない。
また、第3巻ではエンディング、スタッフロールの直前まで載っているという、
ネタバレ上等な記述がされている。

  • 役に立たない本ではないが、誤植・誤謬も多い。
    • 魔界幻士羽根付き帽子を装備できないとしている所なんかは、地味に多くの攻略サイトでも影響を受けていると同時に
      そのジョブのアドバンテージを低からしめている一因になってるように思える。

攻略ページの末尾近くではコラムとして、闇の4戦士の力を得ずに二度目の暗闇の雲に挑んだ場合、やはり倒すことはできず、また今度は負けても復活がないということの説明と画面写真が掲載されているが、これが何と「チートを使い、バリア状態の二度目の暗闇の雲を無理矢理倒した」時に表示される画面。


妙に味のあるコメントが多い。

  • モンスター紹介文が結構エグい。

第3巻の扉絵は、あのDFFで話題を呼んだ暗闇の雲である。


第3巻のこのイラストの女性は一体何者なのだろうか?
暗闇の雲の没案か?
それとも、これが超魔道師ノアなのか?…

unknown.jpg

光の氾濫の時に出てきた雲様はこんな感じかもしれない、色合いをダーク色にすれば我々がよく知る暗闇の雲っぽくなるし。

  • 胸と股間のデザインは雲のそれによく似ている。一方で手にしてる杖はザンデのものと酷似している。
  • シヴァなんじゃないのか…
    • シヴァはシヴァでちゃんと公式絵があるぞ。
      …シヴァの没デザってこと?
  • ピクセルリマスター版の「ギャラリー」項目にもこの画像は無かった。デッシュの没デザとかは載せる癖になんでこの絵は載せないのかと…

各町の人口や主要産業も載っている。
しかし、人口はやけに少なく文明を維持できる規模には思えないし、主要産業は観光業が多い。
観光のような生産を伴わない産業は、食料の余剰があってはじめて成り立つのだが、
すごい労働効率のいい穀物でもあるのだろうか。


強力な魔法がエウレカに封印されるまでの歴史や、魔剣士の里ができた経緯など、
ゲーム中では知れない裏設定が読めるのも醍醐味。


3巻のすくえもん・すくえろう・すくえすけ・すくえりのネーミングセンスには脱力モノ。


ヒゲに「NTTの攻略本は肝心な事が書かれてない」と酷評されてしまった。

FF4

『ファイナルファンタジーIV 設定資料編』
『ファイナルファンタジーIV 基礎知識編』
『ファイナルファンタジーIV 戦闘解析編』
『ファイナルファンタジーIV 徹底攻略編』
ファイナルファンタジーIV イージータイプ

(編集プロダクション:キャラメル・ママ


FF4の開発中のロムでそうなってたのかどうかは不明だが、
製品版ではルゲイエの人間状態は「はかせ」、ロボット状態は「ルゲイエ」なのに
攻略本で人間状態を「ルゲイエ」、ロボット状態を「ルゲイエボーグ」としている。
(DS版ではどちらもルゲイエに統一)
その為、恐らく攻略本を参考に作成しているであろう殆どのFF4攻略サイトでも「ルゲイエボーグ」と
記されるようになった。
4は何度もリメイクされたが、「ルゲイエボーグ」の名前で出ていたのを見た事が無い。


かなり有用な攻略本。(特に『徹底攻略編』)
過信は禁物だが。

  • リルマーダーのカラクリを記述してない点はひそかに悪質だと思ったりする>徹底攻略編
    • あれは一発ネタもいい所だし、一回くらい引っかかってやってねという配慮なのでは。
  • 月の地下渓谷のページには各フロアの写真に隠し通路が表記されている。
    部屋の断面や渓谷の外側等に使用されている黒色とは微妙に色合いが異なる黒で表記しているため凄くわかりにくいが、光を巧い具合に当てるなりや本の角度を変えるなりじっくり眼を凝らして見てみると隠し通路が記されている事がわかる。

戦闘解析編は、その時点でのパーティと敵の出現パターン、パターンごとの行動の仕方や撃破難易度、パーティによる基本フォーメーションの解説など、徹底した攻略が載っている。
何というか、制作担当がよっぽどFF4好きなんだろうなと感じさせてくれる。

  • 要らないページな気もするが味はある。セシルの行動が、ひたすら戦う、やっぱり戦う、とか。
    • ↑について補足。
      この本ではボス戦における各キャラの主な役割(例:デモンズウォール戦でのリディアは「ひたすらバイオ」、など)を掲載しているのだが、セシルの場合基本的に「たたかう」以外にやることがないため、ほぼ全てのボスのページでひたすら「たたかう」(もしくはバーサクをかけて放置)を推奨されているのだw
      ちなみに唯一の例外がアントリオン戦で推奨される「あんこく」。理由はカウンターが来ないから。
      実際、リディアとギルバートの安全が保証されるので有効ではある(与ダメージは「たたかう」に劣るので時間はかかるが)

戦闘解析編には、ゲーム中のモンスターのグラフィックが載っているが、
背景と一緒にトリミングしたのか、何故かアウトラインのドットまで消されており、
不自然に身体が途切れていたり、一部何が何だか分からなくなっているモンスターがいる。
一応、黒背景をつけてあるモンスター(モルボルなど)もあるが、
それすらもないトーディトードなど、見るも無残。

  • 後の版では修正されている。

基礎知識編ではアイスロッドアイスシールドのページに「爬虫類」に有効、と記されている。
その一方で戦闘解析編のモンスターのページには「爬虫類」に属しているものがただの一種もおらず、その代わりに基礎知識編には記述のない「悪魔」という種族が登場している。
実際には「爬虫類」「悪魔」の二種族は全くの同一であり、単なる表記揺れに過ぎなかったのだが……何とも紛らわしい。
 
その後リメイク版FF4では基本的に「爬虫類」で統一されていたが、何故かFF4TAでは「悪魔」に名称変更。
確かに悪魔っぽい新モンスターが属してはいるが、従来の爬虫類モンスターも同じ悪魔族扱い。
デモンスレイヤーの他、アイスロッドとアイスシールドも悪魔族特効。
20年経ってもブレまくりである。


設定資料編は魔法がどういうものか記載するなど細かな設定まで網羅されており、資料的価値は高い。
反面、FF3同様に人口などがおかしいという問題が改善されていない……どころか、街から国のデータになったことでむしろ悪化した。
このwikiでもFF4の各国家の項目ではたいてい人口について話題になっている。

FF5

ファイナルファンタジーV 冒険ガイドブック
『ファイナルファンタジーV 基礎知識編』
『ファイナルファンタジーV 戦闘解析編』
『ファイナルファンタジーV 完全攻略編』

(編集プロダクション:キャラメル・ママ


『完全攻略編』
宝箱情報は、孤島の神殿の隠し2つ&次元の森のリボン以外網羅されており、取りこぼしの危険は少ない。
が、誤謬も多く各ボス攻略が一部酷いことになっている。以下、その例。

  • 「エンキドウにはコンフュが有効」実際は混乱に耐性有。
  • 「メリュジーヌには3属性(炎・冷気・雷)以外の属性で攻撃」実際は逆で、3属性か無属性しか効かない。
  • 全てを知る者の必勝法が敵に「バーサクをかける」は有名。実際は攻撃力が非常に高いのでバーサクだけでは危険。
  • ネクロフォビア1人になったら斬鉄剣がかなり高い確率で決まる」ボス系耐性持ちのため無効。
  • アントリオンに至っては、そもそも攻略記事自体が抜けている。

現在なら、ネットで情報を漁っていればまず有り得ない戦術である。
あくまで一部だが、ボス攻略限定なら「FF5冒険ガイドブック」のほうがいい。

  • 現在ならばGBA版の攻略本を流用するという手がある。
    こちらも誤謬が無いわけではないが、情報の正確性・有用性では比べ物にならない。

レモラの効果がスロウと同じ、シルドラが水風属性、などデータ自体の誤りも散見される。

  • レモラがマヒであると正しく書かれていれば今のように軽視されることはなかった…かもしれない。

調合の表はかなり見やすく出来ているが、いくつか誤りがあるので注意。
効果が正しくなかったり、某ザンギュラのように調合の「レビテト」が「レビラト」と誤植されていたりなどする。

  • たまに「レビラト」で記載している攻略サイトも…。

『基礎知識編』
ゲーム本体が発売される前に出版された本で、全80ページとページ数は少なめ。内容もそれに応じた程度のものとなっている。
主要キャラの一部、召喚獣の一部、ボスの一部が天野絵で紹介されているほか、乗り物の一部、町の一部、FF5のシステムの紹介で構成されている。

  • 召喚獣の絵は全部FF4までで既出のもののみなのが少し残念。
  • 乗り物紹介の所から急に天野絵じゃなくなるので最初は戸惑うかもしれない。

完全攻略編シリーズの中で唯一、ショップの商品リストが載っているが、第一世界の町までしか載っていない。紹介順もストーリーの順ともアルファベット順でもない謎の並び順になっている。
バーサクがエスナで治療可能、などの内容の誤りのほか、魔法の使用例としてエスナを使用しているところでスクショがケアルラになっているなどのミスもある。

  • たぶん開発途中の資料を元に書かれているから後で仕様変更が入って齟齬が生じたのではなかろうか。スクショ間違いは擁護しようが無いが。

本体価格が534円で税込み550円となっている(当時は消費税3%)。


『戦闘解析編』
ジョブの情報や魔法の一部、モンスターの情報などを取り扱った本で、全128ページ(たぶん狙ったわけではない)。
モンスター紹介は、誤植や謎な記述も多いが、すべてのモンスターがカラーの画像つきで紹介されており見やすくできている。
そのためなのか人気があったようで2000年代になっても発行されていた。版はずっと初版のままだが、内容は途中で修正が入っている。

  • 修正は割と雑で、防具の数値が間違っていたところを空欄にする、存在しない防具(ちぬられたたて)のあった箇所は空欄にする、黒魔道士の「MP30%アップ」の必要ABPを250から400にする(修正後もなお間違い)、といった具合である。
  • 内容を変更しているのに版を上げなくてよかったのだろうか。

クーザーに対して「『ミールストーム』などの風に属する魔法が効果的だ」、コムサベラとチャムキュビアの画像の取り違い、アンモナの紹介に植物と書くなどの間違い、アンモナのギルとEXPがランドクローラーの値になっている、など色々変なところはあるが、大半は比較的正確でコンパクトにまとまっているため、オススメの一冊。

  • クーザーのところは後期に発行されたものでは「エアロガ」に差し変わっているが、それでもその時点では習得できない魔法である。
  • アンモナ関係は後期に発行されたものでも一切修正されていない。なにかアンモナに恨みでもあるのか。

本体価格が680円で税込み700円となっている(当時は消費税3%)。
後期に発行されたものは、消費税増税を挟んだため、680円+税、と表記が変わっている。
 
モンスター紹介は戦闘シーンでそのモンスターだけを丸く切り抜いたように配列されている。
基本的には登場場所の先頭背景と一致しているが、実際のゲームの登場する場所や状況と一致していないものも多い(特に砂漠に登場する敵)。
カルナック城のモンスターは背景が赤くなっていなかったり、次元の狭間はラストフロア以外のモンスターもラストフロアの背景だったりする。

FF6

ファイナルファンタジーVI キャラクターコレクションズ
ファイナルファンタジーVI 冒険ガイドブック
『ファイナルファンタジーVI 設定資料編』
『ファイナルファンタジーVI 基礎知識編』
『ファイナルファンタジーVI 完全攻略編』
(編集プロダクション:キャラメル・ママ

ファイナルファンタジーVI ザ・コンプリート
(編集プロダクション:エーワンオフィス


「THE COMPLETE」は348Pもある大型本。細かいフローチャートやイベント、ボス戦、全マップなどを網羅している。
サウスフィガロの洞窟の宝箱のアイテム変化は知られているが
崩壊後にさらに変化することやナルシェ、サウスフィガロの宝箱の変化についても書かれている。
さすがに個別のアイテムや雑魚モンスターまでは詳しく載ってないが。


『ファイナルファンタジーVI 基礎知識編』の敵データの、盗めるアイテム欄・落とすアイテム欄が大幅に間違っている。
何らかのアイテムが盗めるor落とす敵にも関わらず,何も盗めないor落とさないことになっている敵が多数存在する。
『ファイナルファンタジーVI 冒険ガイドブック』に詳しいデータが載っている。


恐らく開発途中のROMのスクショだろうが、設定資料編のラムウの修得魔法にバイオとライブラが、セラフィムの修得魔法にケアルガが入っている。


瓦礫の塔の鬼神がいる場所の南の瓦礫にリボンが埋まっていることは、ノーマークだったようだ。
(当時発見したのはゲーム誌等)

聖剣伝説

『聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝 基礎知識編』
『聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝 完全攻略編』

(編集プロダクション:エーワンオフィス


石井浩一(敵キャラのイラスト全部)、渋谷員子(メインキャライラスト)、米田仁士(イメージイラスト)、九月姫(漫画)、惣水清貴(カット)など絵的な見どころが多いのがポイント。とくに初期FFのビジュアル面を支えた石井・渋谷両氏の絵は聖剣ファンならずとも一見の価値あり。


その後、SFCの2と3でも同様にNTT出版刊行の基礎知識編・完全攻略編・冒険ガイドブックが続投。
PSのLoMからアルティマニアへ移行となった。

FFUSA

『ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト 冒険ガイドブック』

(編集プロダクション:エーワンオフィス


イラストレーション:おちよしひこ(キャラ絵)、古野裕一(ボス絵)
装備品や魔法の取り忘れが怖いこの作品では、ダンジョンマップが非常に役立つ。
ラストダンジョン上層からラスボスまでは袋とじになっている。
なぜかラスボスだけ弱点や攻略法が間違って書かれている。(ズーの誤植)


敵モンスターのEXP等データが何故か海外版準拠になっているため、実際の日本版のゲームとは数値が食い違っている。


フレームサウルススカルレックスのイラストのカラーが入れ違っているというミスもある。