一から始めるfoobar2000/第4回

Last-modified: 2024-02-29 (木) 14:29:54
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目次


はじめに

 使いこなすと銘打ったものの、難しく考えずに色々使って遊んでみましょう。
今回使うDSPは、インストーラーに同梱されていないDSPです。
Componentsを入手してインストールする必要があります。
 DSPの使い方と一緒に、コンポーネントのインストールにもチャレンジしてみましょう。
Wiki内にあるComponentsのページから欲しいものをダウンロードするだけの簡単な作業です。

参考
DSPコンポーネント一覧
インストール方法
 

Dolby Headphone Wrapper

 まずはDolby Headphone Wrapperを使ってみましょう。
これはヘッドフォンで仮想5.1chサラウンド出力を演出するDSPです。
 音に広がりを出せるので聴き疲れを軽減する事ができます。
このコンポーネントは私もずいぶんとお世話になりました。
ただし、使用にはPowerDVD などの DVD プレイヤーソフトに付属するdolbyhph.dllが必要です。

参考
Dolby Headphone Wrapper
 

4-01.png

  • Location
    Dolbyhph.dllのある場所を指定。
  • Room model
    サラウンドのタイプを選択。
 

 

 dolbyhph.dllが無くこのComponentを導入できない場合は、ATSurround Processorを使ってみて下さい。
これはDolby Headphone Wrapperと似た効果が得られるDSPです。

参考
ATSurround Processor
 

4-02.png

 

Freeverb

Freeverb
 これは音をエコーさせる事ができるDSPコンポーネントです。
微調整が効くのでなかなか使い勝手が良いです。
とにかくバーを色々と弄って使い倒してみましょう!

参考
Freeverb
 

4-03.png

 

SoundTouch DSP

SoundTouch DSP
 これもなかなか面白いDSPです。
テンポ、ピッチ、レートを調整する事ができます。
再生速度を変えずに音程を変えたりと、かなり遊べるDSPです。
うまく設定すれば、あの"はじめてのチュウ"も地声で聴ける!?

参考
SoundTouch DSP
 

4-04.png

 
  • Tempo adjust
    音程を変えずに再生速度だけを変えられる
  • Pitch adjust
    再生速度を変えずに音程だけを変えられる
  • Rate adjust
    音程と再生速度を同時に変えられる
     

Surround Pan

2012/10/17追記

 

 これは擬似サラウンドにより、音の定位を調整する事が出来るDSPです。
 下の画像は部屋を上から見た図です。
上が正面で下が背面、左右はそのままで、中央の黄色い点があなたの位置です。

参考
Surround Pan
 

4-05.png

 

 黄色い点をドラッグするか、図上をクリックすると音の定位が変ります。
水平に左右いっぱいに動かすと、LRのどちらか片方しか音が出なくなります。
左右どちらかの音だけを聴きたい時にも便利です。

 

4-06.png

 

 上の画像の状態では、右後ろから音が聞こえます。

 

 2ch以上の左右(または前後)で音に違いがある曲で有効です。
モノラル音声だと左右で音に違いが無いので、恩恵は受けられないと思います。

最後に

 面白いDSPは他にもまだまだあります。
DSPは音を加工して楽しむ物という考えがあるので、私は実用性よりも弄ってみて面白いかでDSPを選んでいます。
いくら凄いDSPでも使いこなせなかったら意味がないですからね。
難しく考えるより、まずは使ってみて「これはいい!」と思えるDSPに出会ってください。

 

 ほんとうに色々あるので、興味があるならば是非覗いてみてくださいね。

参考
DSP一覧
 
 
 
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