艦娘対談/戦闘編11-

卯月
「対空機銃で対空ってできますか？ってお手紙が来てるぴょん」

龍驤
「なんや…とりあえず機銃の紹介からいくで
7.7mm機銃は説明いらへんね、最初期の最弱の対空兵装や」

卯月
「いきなり最弱って呼ばれてるぴょん…」

龍驤
「次に25mm連装機銃、これも特筆すべき事ないわ
25mm三連装機銃、こっちはちょっと珍しいくらいやね」

卯月
「なんかすごい適当だぴょん」

龍驤
「使い道がほぼないんよ…まあ、こっからが本題や！


10cm連装高角砲、これは対空砲の機能を備えた主砲
12.7cm連装高角砲、こっちは対空砲の機能を備えた副砲やね」

卯月
「他の主砲じゃ対空ってできないぴょん？」

龍驤
「ああ、対空するには武器のアイコンが緑の装備が必要なんよ…
赤が主砲類、黄色が副砲類、魚雷系が青で、対空系は緑やで！
7.7mm機銃も、三式弾も、10cm連装高角砲も緑やろ？」

卯月
「なるほどぴょん！
知らなかったぴょん」

龍驤
「んで、ここにアイコンが緑の烈風さんがおるんやけど…」

卯月
「えっ、どういう事ぴょん？」

龍驤
「そのまんまの意味や
機銃や対空砲で対空するより
烈風や紫電改二で対空した方がいいって事やね」

卯月
「対空の上昇値はそんなに変わんない気がするぴょん！」

龍驤
「そうやね、でもよう考えてみぃや？
敵の艦載機が40機もわぁっ！と飛んでくるんや
そこに機銃一基で迎撃なんてできへんやろ？」

卯月
「う、うーちゃん、爆撃じゃ沈まないから！」

龍驤
「せ、せやね…
敵の艦載機が40機も来るなら
こっちもそれ以上の数の艦載機で応戦すればええんよ。
航空優勢を得るには、敵の1.5倍～2倍あればええんやないかな？」

卯月
「40機の倍って、80機ぴょん！？」

龍驤
「どうしても撃墜されちゃう艦上戦闘機は出るからなぁ～
道中を考えると多めに積んでおくのがええよ」

卯月
「機銃のおはなしなのに、艦載機の話になっちゃったぴょん…」

龍驤
「まぁ～、結論から言えば
機銃で対空するより艦上戦闘機で対空するべきや
そして対空はウチら空母に任せてええんやで！」

卯月
「なんかおばちゃん金剛のMVP、うるさいぴょん…」

金剛
「ハァイ！
今日もいい天気ネー！」

卯月
「あっ、噂をすればおばちゃん
おねーちゃんだぴょん」

金剛
「今回は私がGold Experience!!
経験値についてお話しシマース！」

卯月
「それくらい知ってるぴょん！
敵を倒せば経験値が手に入るぴょん！」

金剛
「No way!!
実は敵艦隊ごとに経験値が決まっていて
アトは戦果Result!!　戦闘結果で補正がかかるヨー！」

卯月
「どういうことぴょん？」

金剛
「ツマリ、普段は経験値が200の敵部隊に対して
戦闘結果がPerfect!!完全勝利なら多めに経験値がもらえるネー！
逆に敗北すると経験値はDown!!　減るデース！」

卯月
「なるほどぴょん
あと、うるさいぴょん…」

金剛
「さらにさらにandさらに！
旗艦の子は1.5倍と多めにEXPが貰えちゃいマース！
そこにMVPの経験値2倍が加わるトー！
なんと通常の3倍の経験値になるデース！！」

卯月
「うーちゃん、ちょっとジュース飲んでくるぴょん…」

金剛
「wait a minute!!
経験値は後半の海域や
追撃戦のほうがtoo many　多くなるデース！
okey？」

卯月
「なんか変なオーラをまとった敵がいるぴょん…
あれって何ぴょん？」

弥生
「赤いオーラを纏っているのは、elite級…
普通の敵より、ステータスが、高く
強力な装備をしている、敵艦、です…」

卯月
「よよよっ？
でも駆逐艦のeliteなら大したことなさそうだぴょん！
ザクに角が生えたようなものだぴょん！」

弥生
「火力や装甲、回避が上がっているだけでじゃ、なく
装備も、強力なものになっているから、気をつけて…」

卯月
「なんかたくさん光ってるのがいるぴょん…」

弥生
「黄色いオーラを纏っているのは、flagship級、です…
elite級よりも、さらにステータスが高く
とても強力な装備を、している、強敵……です…」

卯月
「どれくらい強いぴょん？」

弥生
「flagship級の重巡洋艦から、直撃を食らったら
無傷の戦艦が、一撃で大破することも、あります…」

卯月
「うーちゃん駆逐だから、関係ないぴょ～ん」

弥生
「flagship級の敵は、艦隊指揮能力も高く、
砲撃からの回避先に、爆撃や雷撃を置いた、
二段構えの攻撃も、してくるみたい、だから
卯月も、気を付けてね…？」

卯月
「ぷっぷくぷ～」

卯月
「戦速によって曲がりやすさって違うの？
ってお手紙が来てるぴょん」

龍驤
「全然違うでぇ！
いちちち……」

卯月
「よよっ？
龍驤ちゃん、どうしたぴょん？」

龍驤
「ああ、ちょっと作戦行動を失敗して
大破撤退してきたんよ、いや～、あかんかった…」

卯月
「あんまり無理しちゃ、駄目ぴょん…」

龍驤
「まー、ウチは入渠したし大丈夫や！
そもそも、旗艦は轟沈せんし旗艦大破の大破撤退やし…
本題に入ろうか、気合い入れていくでぇ～！」

卯月
「ぴょん！！
うーちゃんは駆逐艦だから、
駆逐艦の速力のおはなしがいいでっす！」

龍驤
「せやね、はしょっていうと…
駆逐艦なら別に速度一杯でもそれなりに曲がれるんよ
足の遅い艦や戦艦だと、ちょっち厳しいなぁ～」

卯月
「よよよ？
曲がりやすいのは原速じゃないぴょん？」

龍驤
「それは曲がるっちゅーより
足を完全に止めて、向きを変えてるだけやで！
代わりに索敵中なら足を止めて真横や後ろに方向を変えれるで！」

卯月
「それって、どういう意味があるぴょん？」

龍驤
「偵察機を飛ばして索敵中は無防備やろ？
その間、原速にして行きたい方向や
爆撃が来たら逃げる方向を決めて回頭しておくんや！
敵の偵察機に見つかったら一気に後退して逃げるなり敵艦隊に突撃する！
まー、うまくすれば敵索敵からの爆撃も回避できるで！」

卯月
「じゃあ砲雷撃戦で敵の攻撃を曲がって避けたり
走り抜けるにはどうしたらいいぴょん？」

龍驤
「ウチが昔、天龍に習ったやり方やと、
第三戦速か第四戦速で敵との間合いや位置を測りながら
敵の攻撃次第で第二に落として曲がってよけるか
一杯まで速力を上げて突っ切るか、やね」

卯月
「速度調整って、難しそうぴょん…」

龍驤
「まぁ～、速度をガシャゴチャ変更してると
今度は攻撃が疎かになったり、陣形を変え損ねたりするのは、よくあるんよ。
速力変更に気を取られて、疲労度や艦の進行方向を誤ったりなぁ…
ただ、最初からある程度、変更する速度を決めとけばあんまり混乱せぇへんよ？」

卯月
「でも龍驤ちゃん大怪我してたぴょん…
なんか怖いぴょん…」

龍驤
「ウ、ウチだってたまには失敗するで！
ほんま、ちょっち失敗すると交戦形態がＴ字不利になったり
回避した方向を誤って、敵に近付き過ぎると雷撃を食らったり
なんて事故も多いんよ、いやぁ～、ちょっち、かっこ悪かったなぁ～…」

卯月
「うーちゃんは、かっこよくてもかっこわるくても
龍驤ちゃんが大好きでっす！！　びしぃ！」

龍驤
「ああ、ありがたーな…
ま、普段は第三戦速か第四戦速で航行して
目の前に攻撃が予測されたら第二船速に落として回頭して避ける
艦隊に攻撃や爆撃が予測されたら、一杯にして走り抜ける……やね」

卯月
「そう聞くと簡単だぴょん！
龍驤ちゃんならすぐにできるぴょん！」

龍驤
「そうなんやけど、どうも敵旗艦がelite艦の場合は
爆撃+雷撃や、砲撃+雷撃など二種類の攻撃を同時に行い
敵旗艦がflagshipの場合は、三種類の攻撃を交えるっぽいんよ…
まぁ～、ウチの与太話や、本当にそんな事あらへんやろうけど…」

卯月
「なんか本当にそんな感じがするぴょん…」

龍驤
「嘘でもホントでも、やる事は変わらへんよ？
そりゃ～、艦隊に向けた爆撃の先に、雷撃おかれたりするけど…
そこは速度の調整と、回頭して逃げた先の問題やで！
培った経験でなんとかせな、あかんよ……　いちちち…」

卯月
「龍驤ちゃん、今日はもう休むといいぴょん…
今なら、うーちゃんが一緒に寝てあげるのでっす！」

龍驤
「あ～、はいはい。気持ちだけ貰っとくで！
んじゃ、戦闘中の艦隊の速度により曲がりやすさ、
だいたいわかったやろ？
原速やなくて、一速や二速あたりで曲がるんやで～」

卯月
「わかったぴょん！
龍驤ちゃん、今日はありがとぴょん」

卯月
「主砲の攻撃先が変えられるって本当？
一斉射撃しても2隻しか撃たない…
たまに攻撃しない味方艦がいる！
…うびょおっ！」

比叡
「どうしたんですか、卯月さん！
いつもより変な日高さんの声を出して…」

卯月
「うーちゃん、難しいお手紙ばかりきて
ぜんぜんよくわかんないぴょん…
主砲の攻撃相手なんて変えた事ないぴょん…」

比叡
「なるほど、ちょっと失礼しますね！
（手紙を見て）
これ、全部戦艦や重巡向けの手紙じゃないですかぁ～！？」

卯月
「なんでそんなに嬉しそうぴょん？」

比叡
「戦艦の話と言えば！私が！
気合い！入れて！いきます！！」

卯月
「じゃあ、比叡ちゃんにおまかせするぴょん…」

比叡
「ではまず、主砲の照準先について説明しますね！
主砲のリロードが終わり、撃てる状態になると
緑のサイトが敵艦の一隻に付きますよね？」

卯月
「サイトって何ぴょん？
菊月ちゃんの作ってる
紅き真月の超兵の焔みたいなものぴょん？

比叡
「いや裏サイトとかネットサイトじゃないですよ…
照準の狙い先のアレを、サイトっていうんです！
◯のなかに＋がある、あれですね！」

卯月
「あの狙いって変えられるぴょん？？
うーちゃん、試してみたけど駄目だったでっす！」

比叡
「いや変わりますよねー！？
主砲が撃てる状態で、タッチパネルをクリックだとか…
卯月さんは駆逐艦の主砲で、射程が短いから
他の艦が射程外で変えられなかったんじゃぁ…？」

卯月
「本当に変わるぴょん？
変わったらなにかいい事あるぴょん？
アタリが出たからもう一発撃つぴょん？」

比叡
「狙っている敵に集中攻撃する…というよりは
狙い先に攻撃がやや集めりやすい程度、かなあ？
元々主砲が綺麗に狙い先に直撃するのって珍しいんで
よほど狙い撃ちが得意じゃなければ、駄目かなって」

卯月
「狙い撃ちって何ぴょん？
駆逐艦マイスターにでもなるぴょん？」

比叡
「なんでも、主砲を撃つ時にベストタイミングで撃つと
照準の敵に集中攻撃できる…みたい？ですよ？
あっ、いえ、私が狙うの下手で、じゃなくてですね！？
気合い、入れてるのにのなぁ、あれ…あれー…」

卯月
「じゃあ旗艦だけを狙い打って倒したり
空母だけどかんどかん倒したりできるぴょん！？」

比叡
「って思ったんですけど…
輪形陣の敵だと、まず狙うのが大変なんですよね…
そして主砲を狙ってると回避が疎かになったり
タイミングを外しちゃって、あれ、あれあれー…？」

卯月
「うーちゃんもむずかしい操作は苦手でっす！
主砲がリロードされたらどかんどかん撃つほうが大好きでっす！」

比叡
「ああ、それですけれど…
私のような戦艦と、駆逐艦の卯月さんだと
主砲のリロード時間が違うのでリロード後にすぐに撃つと
一斉射撃の時にリロードの遅い艦の装填が間に合わないかもですよ…！」

卯月
「どういう事ぴょん？？
もっとわかりやすく言ってほしいぴょん！」

比叡
「え、ええ～っ？
充分わかりやすいと思ったのに…
そうですねぇ…」

卯月
「うーちゃん、戦艦の話は全然わかりませんっ！
ぴょん！」

比叡
「駆逐艦と軽巡洋艦、重巡や戦艦で艦隊を組んだ時とか
艦種ごとにリロードの差があって装填時間が違いますから
もし、リロードして今なら撃てる！と思って撃っちゃうと
駆逐だけ撃って軽巡が装填中だったとか、あるんですよね～」

卯月
「なるほどぴょん！
よく一斉射撃x2とかで、
龍驤ちゃんや天龍ちゃんが撃ってないぴょん！」

比叡
「いえ龍驤さんは軽空母ですし…
でも私の15.2cm三連単装砲を使えばいけるのかなぁ…？
たしか軽空母にも乗る副砲ですし…副砲撃はできそうですね」

卯月
「龍驤ちゃんが副砲を撃つところ
見てみたいぴょん！」

比叡
「あと、装填…リロードが間に合っていても
今度は射程が足りなくて
一斉射撃攻撃の時にできない艦もいるかもしれませんね」

卯月
「およよ？
射程距離外って表示が出ても
近づけば敵に照準が付いて撃てるようになるから
大丈夫だと思うぴょん…」

比叡
「それは卯月さんが駆逐艦だから…
もし戦艦と駆逐艦が艦隊を組んだら
戦艦だけ射程が届いて一斉射撃できるのに
駆逐艦は射程外で一斉射撃に参加できない、となりますね」

卯月
「仲間外れってひどいぴょん！
どうすればいいぴょん？」

比叡
「うーん、顔アイコンで装填状態や射程内外をチェックするか…
載せている主砲の射程や、陣形での艦の距離にも気を遣う、でしょうか？」

卯月
「主砲で射程って違うぴょん？」

比叡
「ひえぇ！？
主砲に射程:短とかあるじゃないですかー！！
…って基本的な事ですからね！？」

卯月
「…………　ぷっぷくぷー」

比叡
「あっ……　ごっ、ごめんなさい
その…。しゅ、主砲ごとに射程がありまして
たとえば戦艦の装備できる砲は、射程：長～超長で
駆逐艦は射程：短、軽巡と重巡は射程：中とかですね」

卯月
「じゃあ、うーちゃんも
46cm三連装砲を装備すれば、射程：超長でっす！」

比叡
「無理ですからね～！？
重くて倒れちゃいますよ…
20.3cm連装砲でも載らないんじゃないかな…」

卯月
「ぷっぷくぷー
戦艦のおはなしつまんないぴょん」

比叡
「ううっ、すいません…
戦艦と軽巡重巡の混合編成や
46cm三連装砲が中途半端にある艦隊だと
射程距離のズレが発生するので、気を付けてくださいね！」

卯月
「むずかしい話はそこまでにして
うーちゃんと一緒に遊ぶのでっす！」

比叡
「すいません、まだ要点のまとめが…」

卯月
「つまんないぴょーん
…………　ぷっぷくぷー」

比叡
「ううっ……
しゅ、主砲の射程とリロード時間に気を払わないと
重巡のリロードだけ終わって戦艦が一斉射撃に参加しなったり、
戦艦の射程は届くのに重巡は届かず一斉射撃に参加しなかったり、」

卯月
（ごそごそ）

比叡
「主砲の狙い撃ちを併用して全艦一斉射撃を試みると、
今度は回避や陣形、交戦形態や疲労が疎かになったりしますね！
旗艦や空母を全艦で一斉射撃するタイミングはあるんですけどねー…」

卯月
「よよっ！
そんな便利なタイミングがあるぴょん？」

比叡
「はい！　夜戦に突入した直後なら、いけますよ！
…開始してすぐなので、まず狙いを付けたり
焦って挟叉弾を出さないように気を付けてくださいね？」

卯月
「なるほどぴょん！
夜のうーちゃんは、すごいんだからっ！」

比叡
「あっ、多分…駆逐艦の主砲の射程ですと
敵が単縦陣でも旗艦を一斉射撃の範囲内に
捉えられるかわかりませんよ…」

卯月
「…………　今日はつまんないぴょーん
今日の比叡ちゃんなんか、嫌いだぴょん…」

比叡
「ひ、ひえぇ……」

卯月
「な～んて、嘘ぴょん！
ぷっぷくぷー♪」

卯月
「大破と中破ってどれくらい違うの？
大破でも砲撃してるよね？
大破だと攻撃できないよ…
空母は大破したら沈めていいよ…うびょぉっ！」

瑞鶴
「何よ！？
母港でつつかれまくった電だか潮みたいな
変な声だして！」

卯月
「戦闘中の大破と中破に関するお手紙が
たくさん来てて、もうだめぴょん…」

瑞鶴
「しょうがないわね…
じゃあ、私がひとつひとつ答えるわね？」

卯月
「大破と中破って、どれくらい違うぴょん？」

瑞鶴
「あんた…
前に大破と中破では戦闘力の落ち幅も全然違うって習ったでしょ！？
おおよそで言うと、大破で半分以下になるんじゃないかしら？」

卯月
「じゃあ敵の戦艦も大破すれば楽勝ぴょん？」

瑞鶴
「戦艦の火力が100だとすると、半減しても50よ？
あんたの装甲で耐えられるわけないでしょ…
ちなみに並の軽巡でも、大破する可能性がある火力ね」

卯月
「大破だと攻撃できるぴょん？
それとも攻撃できないぴょん？」

瑞鶴
「その戦闘中に大破した場合は、攻撃できるわ！
夜戦前の昼戦に大破して、夜戦に突入した場合は無理ね！」

卯月
「戦闘する前に大破状態だと攻撃できないぴょん？」

瑞鶴
「…大破状態で戦闘開始したら
轟沈するでしょう！！
まあ、攻撃できないわよ…やるんじゃないわよ？」

卯月
「大破した空母は沈めていい
って、お手紙はどうするぴょん？」

瑞鶴
「空母は中破した時点で置物よ！
艦載機の発艦だの爆撃ができなくなるわ！
だから、中破も大破も置物に変わりないって
大破進軍して沈める人はいるけど…だめよ！」

卯月
「空母だけ中破したら置物になっちゃうぴょん！
やっぱり瑞鶴ちゃんやくたたずぴょん！」

瑞鶴
「駆逐だって中破すれば雷撃できないでしょう！」

卯月
「知らなかったぴょん…」

瑞鶴
「あんたね…　まあいいわ
駆逐艦や軽巡重巡の雷撃って
中破すると撃てなくなっちゃうわ
魚雷発射管がやられたのかしら？」

卯月
「小破なら大丈夫ぴょん？」

瑞鶴
「小破で行動に支障がでる艦がないはずよ
もし水雷戦隊で組んでる場合は
雷撃を行う前に中破して攻撃の手が減らないように気を付けてね？
爆撃を食らって損傷艦が多く出ると、それだけ戦力も落ちるわ」

卯月
「なるほどぴょん！
ところで夜戦前に大破してると
夜戦で何もできないぴょん？」

瑞鶴
「ええ、それはさっき言ったわね」

卯月
「じゃあ大破した艦ばかりで夜戦に突撃したら
どうなるぴょん？」

瑞鶴
「大破した艦の分だけ戦力が落ちるに決まってるでしょ！！
もし全員大破してたら、何もできないで一方的にやられるだけよ！
ちなみに、空母は夜戦ができないから戦力に数えないでね？」

卯月
「勝敗判定の基準ってなぁに？
ってお手紙がきてるぴょん！」

金剛
「ハァイ！
戦果Resultはおまかせダヨー！」

卯月
「あっ、金剛おば…おねーちゃんぴょん！
うーちゃん、いっつもＢ勝利ばかりでっす！」

金剛
「oh....まずは勝利Sから説明するネー？
敵艦隊を全員撃沈すれば、S勝利デース！
もしNoDamageなら、完全勝利Sネー！」

卯月
「たまにあるＡ勝利は何ぴょん？」

金剛
「okey！勝利A！
それは敵艦隊をほとんど倒したけど全部は倒せなかった、
もしくは1隻倒し損ねた…とかネー。
追撃戦の為にS狙いの時にやっちゃうと、悲しいデース…」

卯月
「うーちゃんがよく貰う、Ｂ勝利はどうなるぴょん？」

金剛
「戦術的勝利Bデース！
敵艦隊を何隻か撃沈したbut旗艦を倒してない場合
もしくはLeader、ツマリ旗艦だけを倒した状態デース！」

卯月
「たまにＣ敗北って言わるのは何故ぴょん？」

金剛
「oh...戦術的敗北C！それは、敵艦隊に有力なDamageがnothing！
ツマリ、旗艦も落とせず敵艦隊も撃沈させてないデース！
せっかく敵艦隊を何隻か落としても、コチラのLeader、
旗艦が大破すると敗北Ｃになるデース、気を付けるネー…」

卯月
「敗北Ｄはどうして出るぴょん？」

金剛
「too bad...敵艦隊に対してNo Damage！
or、コチラの艦隊がtoo many大ダメージ、大破続出デース…
敵側にとっては勝利Aみたいなものデース」

卯月
「何か戦闘評価を上げるコツってあるぴょん？」

金剛
「too easy!!
No Damageなら評価は上がるネー
逆に被弾したり、轟沈するとドンドン下がるデース」

卯月
「轟沈するとどれくらい下がるぴょん？」

金剛
「Damn it....
噂によると、敵旗艦を倒したとしても轟沈艦がいる場合は
戦術的勝利B止まりだったそうデース！」

卯月
「敵を全員撃沈すれば、S勝利にならないぴょん？」

金剛
「No...恐らく勝利Aだと思うネー。
勝利Sの条件は轟沈無しもあると思うデース」

卯月
「つまり常に被弾しない戦い方を目指せ、ってことぴょん？」

金剛
「You said it!!
Perfectな勝利を目指すデース！」

卯月
「敵空母の爆撃が怖くて近づけないぴょん…
このままじゃお昼の砲雷撃戦の時間が終わっちゃうぴょん…」

若葉
「夜戦待ちという戦法もあるぞ」

卯月
「あっ、若葉ちゃんだぴょん！
夜戦待ちって何ぴょん？」

若葉
「昼戦の間、回避に専念して消耗を抑え
夜戦に備えて時間稼ぎをする戦法だ。
特に決まった呼び方はないようだ。だからそう呼ばせてもらっている。」

卯月
「夜戦待ちすると、いいことあるぴょん？」

若葉
「空母は夜間の攻撃ができないからだ。
爆撃されなければ怖くはない、夜戦の時間に賭けろ。
水雷戦隊の本領を発揮するぞ。この瞬間を待っていた…。」

卯月
「じゃあ、お昼の間に無傷だったら
夜戦で楽勝ってことだぴょん！」

若葉
「そうでもない。戦艦や空母の装甲は強固だ。
夜戦といえど、気を抜くな。
魚雷は残しているか？大破や中破した艦はいないな？
攻撃を食らえば、勝敗判定に響くぞ…」

卯月
「じゃあどうしたらいいぴょん…」

若葉
「敵を全滅させる事を考えるな。
この作戦は、あくまで戦術的勝利B～勝利Aを狙った戦法だ。
もし勝利Sを狙うなら、夜戦待ちは控えた方がいいぞ」

卯月
「わかったぴょん！
うーちゃん、Ｂ勝利でもいいから、がんばるぴょん！」

若葉
「ならひとつだけ忠告がある。死ぬほど痛いぞ。
戦闘に慣れたら、S勝利を狙う事を心掛けろ。
戦術的勝利に甘んじるのは、良くないぞ。」

卯月
「せっかく敵に攻撃を当てたのに
なんだか全然ダメージが出ないぴょん…
どうしたらいいぴょん…？」

初霜
「それなら、陣形と交戦形態を
確認するといいわ」

卯月
「あっ、三日月ちゃん
初雪ちゃんだぴょん！」

初霜
「初…初霜です、初雪じゃありませんよ…」

卯月
「陣形と交戦形態ってどういう事ぴょん？？」

初霜
「ええと、戦闘時に陣形の変更を行っていますか？
ずっと単縦陣や複縦陣のままで固定は駄目ですよ？」

卯月
「うーちゃん、いつだってふくたて陣でっす！
長月ちゃんも、困ったら複縦陣って言ってたぴょん！」

初霜
「複縦陣は、たしかに間違いではないんですが、
砲撃命中率と引き換えに砲撃力や雷撃命中率が下がる…
って言われてます、火力を求めるなら陣形を変えた方がいいわ」

卯月
「よよっ？
でも単縦陣だと爆撃とか避けられないぴょん…
たんたて陣にして、いいことってあるぴょん？」

初霜
「単縦陣は、砲撃力と雷撃力の補正値が高く
攻撃向きの陣形と言われてるわ
防御向きの複縦陣と、うまく切り替えて使ってくださいね？」

卯月
「いつ切り替えればいいかわからないぴょん…
うーちゃん、ずっとふくたて陣でいいぴょん…」

初霜
「そうね…、Ｔ字有利に差し掛かって敵艦隊の頭を抑えた時には
単縦陣にすると、高い火力が見込めると思うわ
あとは夜戦突入前には、できるだけ単縦陣にしたほうがいいみたい」

卯月
「夜戦でたんたて陣って、何かいい事あるぴょん？」

初霜
「単縦陣は、夜戦の攻撃力・命中率も上昇する…って言われているわ
もし夜戦突入の数秒前になったら、陣形の変更を忘れないでくださいね？」

卯月
「でも、戦闘中に陣形をガチャガチャ変えるなんて
うーちゃん、付いていけないぴょん…」

初霜
「まず細かく陣形を変えるんじゃなくて、適度に…、
攻撃するときは単縦陣を展開する事、
それ以外はちゃんと複縦陣に戻す事から始めればいいの」

卯月
「ほかの陣形は使わないぴょん？」

初霜
「…ごめんなさい、ちょっとそこまでは、私も習ってないわ
それに今回の単縦陣と複縦陣の切り替えは、基本的な事だから
もし応用が浮かんだら、いつでも他の陣形を試していいと思うわ」

卯月
「ぷっぷくぷー。
単縦陣でも全然ダメージが出ないのは何故ぴょん？」

初霜
「それは、反航戦やＴ文不利のまま攻撃しているからね。
どちらも攻撃や防御にマイナスの補正がかかる交戦形態だから
できるだけ早いうちに交戦状態を切り替えた方がいいわ」

卯月
「うーちゃん、Ｔ字有利を取るのは苦手でっす！」

初霜
「ええっ……。
Ｔ字有利が厳しいと思うなら、同航戦でもしょうがないわ。
絶対に、反航戦やＴ字不利のまま戦闘を続ける事だけは避けてね？」

卯月
「反航路やＴ字不利って、そこまでひどいぴょん？？」

初霜
「Ｔ字有利と比べると、倍近い火力の差が出ると思うわ
もちろんＴ字不利の場合は敵艦隊からの被害も倍近くなるって事ね。
さらにここに陣形の補正がかかっちゃうから…」

卯月
「うーちゃん、わかったぴょん！
たんたて陣のＴ字有利がいちばん強いってことぴょん？」

初霜
「逆に複縦陣のＴ字不利は、攻撃力の大幅な低下を引き起こすわ。
敵艦隊の攻撃を避けながらの陣形と交戦形態の調整は難しいけれど
陣形を変更するチャンスは必ずあるから、うまく切り替えてね？」

卯月
「わかったぴょん！
砲撃も雷撃も索敵も、うーちゃんにおまかせぴょん！」

初霜
「これからも、がんばってくださいね」

卯月
「たまに反航戦じゃなくて
Ｔ字有利で戦闘が開始するぴょん…
どうしてぴょん？」

天龍
「そりゃお前……
索敵フェーズ中に、敵艦隊が横から来れば
戦闘中はＴ字有利の状態から始まるに決まってんだろ？」

卯月
「えっ……
それ何ぴょん？知らなかったぴょん！」

天龍
「オイオイオイ……
索敵中の船の向きは、そのまま戦闘開始時に適用されるぞ
お互い向き合ってっから反航戦になるって事だな」

卯月
「じゃあ常に横を見せておけば、Ｔ字有利になるぴょん？」

天龍
「とろとろしてると、爆撃されるんじゃねーかな…
それに、あいつら前しか見てねーみたいで
後ろにいると気付かないしな」

卯月
「よよっ？
敵に気付かれないなら、いいことじゃないぴょん？」

天龍
「見つかると！って出るだろ……？
まあ、道中のやつらならいいんだが、
敵主力艦隊が気付かずに距離が離れる事もあるからなぁ～
作戦時間に気を付けないと、時間切れ起こすかもな」

卯月
「じゃあどうすればいいぴょん？」

天龍
「敵艦隊を見つけたら、突撃すりゃーいいだろ！
下手に敵艦隊から逃げようとして、別艦隊に見つかったり
索敵圏に入り込んで爆撃もらうやつも多いからなぁ…」

卯月
「天龍ちゃんに聞いたのが間違えだった気がするぴょん…」

天龍
「おいっ！
まあ、どうしても敵との戦闘を避けたいなら
索敵を怠らず、敵艦隊の後ろを通り抜けりゃいいんじゃねーかな…」