Awakening

Last-modified: 2024-02-06 (火) 06:03:55

Awakening(目覚め)

  • このクエストは「Homecoming (帰郷)」終了後に自動的発生します。
  • 同時に「復讐 (Vengeance)」と呼ばれる2番目のメインクエストを開始します。
    しかし「復讐」は、フレーバー的なもので、ヘンリー自身の抽象的な大目標をメモしてくれていますが、ゲームプレイ中の具体的な指針としてはあまり役に立ちません。エピローグまでプレイしても消えないので、気にしなくても良いです。

悪夢

  • チュートリアル終了後、ようやくのオープニングムービーが流れた後で、ヘンリー君は例の悪夢を再び見ることになります。
    画面が真っ赤で見づらく、方向がすこぶるわかりにくいですが、ここはスカーリッツの村の中で、基本的に地形も襲撃後の村と同じつくりです。
    ただし、建物が崩れて通れなかったり、明らかに不親切な光源で道が見えなかったりするため、何をすればいいのかわかりにくい面があります。
  • ここでヘンリー君が求められているのは何かというと、
    スカーリッツ襲撃中のムービーで、ヘンリー君のパパがやっていたように、村の中で暴れるクマン人達を切り捨てて、丘の上の城まで駆け上がることです。
    ヘンリー君のパパがやろうとしてできなかったこと、ヘンリー君が足がすくんでできなかったことを、ここで再現してください。
  • 現実の世界ではヘンリー君は剣を奪われてしまいましたが、夢の中限定でまだ所持しています。インベントリが開けないのでアイテムは使えません。
    クマン人と戦闘することでステータスのレベルが上ったりはしますが、敵の落としたアイテムなどは拾っても現実世界には持ち出せません。
    ver.1.9.6現在、所持している武器が強盗の剣に変更されています(夢の中にあるチェストを開くと確認できます。)。
  • 夢の中のクマン人は現実より弱く、勝つと煙のように消えます。ただ、モタモタしていて負けてしまったり、道に迷って村の範囲から見当違いの方向へ離れてしまったりすると、その時点でこの夢は終了になります。
  • 光の方向が進むべき道を示してくれないのでわかりにくいですが、城の門に向かう坂を登っていくと、
    ちょうどヘンリーパパが斬り倒されてしまった辺り、そして、ヘンリー君自身が瀕死の傷を負って倒れた辺りで、ラントの声が聞こえます。
  • 悪夢にうなされるヘンリーですが、そこに彼を起こそうとする母親の声が聞こえます。いつもの朝と同じ様に。
    「起きなさい、ヘンリー。やることがあるでしょ!」

目覚め

  • そして、ヘンリーの耳に届いていた母親の声と思っていたものは、重症のヘンリーに呼びかける幼馴染のテレサのものだったことがわかります。
  • 枕元にいるテレサ(スカーリッツ Skalitz の製粉所の娘)は、ヘンリーは今まで2週間の間、意識を失っていたこと、ここは南部のラッテイの街であること、そして彼女の叔父である粉ひきのペシェク (Miller Peshek) がヘンリーが回復するまで面倒をみてくれた事を教えてくれます。
  • ベット近くにトランク(チェスト)があるので、自分の荷物を取りましょう。
  • このトランクは、以降四次元トランクとして、ヘンリーが自由に荷物を置けるようになります。コレと同じ四次元トランクが各町の宿屋、及びストーリー中にヘンリー君に譲渡される個室に置かれ、その中に入れたアイテムは、他のどの四次元トランクからでも取り出せるようになります。ただし、宿屋のトランクは、お金を払って部屋を借りる必要があります。
  • また、ヘンリーの寝ていたベッドは、いつでも無料でヘンリーが使えるようになります。家の中の他のベッドにはペシェクさんやテレサが寝るため、勝手に使うと怒られるので、カーソルをあわせた時に「セーブ&睡眠」と表示されるものを使いましょう。
  • 自分のベッドを使用して一時間以上睡眠を取ることで、起床時にオートセーブが行われます。これは、ハードコア・モードでも同じです。この睡眠セーブは、シュナップスによるセーブと並んで、能動的にセーブを行う主な方法の一つです。貴重なシュナップスを無駄遣いしないために、定期的に睡眠を取りましょう。
    • シュナップスによる飲酒セーブと、睡眠セーブ、そしてメニューによる中断セーブは、全て別枠で行われます。中断セーブは(1)つのみ。飲酒セーブは(10)コほど。そして、睡眠セーブは他のクエスト進行におけるオートセーブと同じ扱いで、数は未確認ですがかなり多くのデータが保存され、規定数にデータ数が達していた場合は、一番古いものから上書きしていきます。飲酒セーブは手軽で状況を選ばず便利ですが、この通り10回ほどすると古いものから消えていってしまうので、あまり頼り切ると、行き詰まった頃に古いものが残っていないということになります。休養は大事です。(オートセーブも無限ではなく、あまりにも数が増えると古い方から消えていきます。全てのサイドクエストを満遍なく遊びつくそうとすると、最初の方のセーブは上書きされるかもしれません)
  • ただし後述のペシェク叔父さんの依頼を断ると、この水車小屋を追い出されて使えなくなってしまいます。選択は慎重に行いましょう。
  • 西隣の革屋との間にはベラドンナが9本ほど生えています。

粉ひきペシェクと話す

  • ペシェクは目を覚ました家の周りをぶらぶら歩いています。主に水車の石臼から、表の荷車の裏まで小麦袋を持って往復しているばかりですが、時折建物の壁にもたれかかって休んでいることもあります。
  • ヘンリーは、意識不明の間に、このペシェク叔父さんが呼んだ薬剤師から治療を受けていました。そのための診察費・治療費は、ペシェク氏が一部たてかえていましたが、全部は払いきれていません。
  • つまり、ヘンリー君は、ペシェク氏と街の薬剤師の「両方に」借金があるということになります。そのため、それぞれに対してお金を返済しなければなりません。
    街の薬剤師コニャシュさんへの返済分は、後ほど街の薬屋へ行った時に返済するようにしましょう。心配しなくても、もう少し待ってくれと言えば聞いてもらえます。
  • ペシェクと話をするとサイドクエスト「親切な泥棒」が始まります。
    これは、ヘンリー君のペシェクさんに対する借金分を、ちょっと違法性の高い雑用を引き受けることでチャラにするというものです。
    ゲーム中に提供されるサイドクエストの中には、この様にあからさまに法に反する泥棒クエストがいくつかあります。
    クエストが始まったからと言って、必ずしも全てを完遂しなければならないということはありませんので、よく考えて受注してください。
  • ペシェクさん相手には、すでに現金の持ち合わせがある場合、現金で支払ってしまうことも可能ではあります。
    ただし、このペシェクさんは、かなり裏の世界と繋がりの多い人で、ここでペシェクさんに恩を売っておくことで、かなりその手の選択肢を広げる事が可能です。
    また、金も払わず仕事もせず、だと、この水車から追い出されて使用を禁じられ、借金取りを差し向けられるようになります。また、浴場など近隣の施設にも手を回して、サービスを受けられなくされてしまいます。世話になった人は怒らせないようにしましょう。
  • 一旦仕事を引き受けたならば、仕事の遂行が多少遅れても、ペシェクさんは大目に見てくれます。プレーヤーのスタイル次第ですが、最初期からサブクエストに振り回されるよりは、ある程度メインクエストを進めて地盤を固めたほうが楽ではあります。序盤のメインクエストを一通りこなすと、街の案内やシステムの解説、最低限の装備の配布などをしてもらえます。
  • クエ「親切な泥棒」を引き受けた段階で、ペシェクさんからは「ロックピックのチュートリアル」・「スリのチュートリアル」・「盗品の買取」をしてもらえるようになります。詳細は(サイドクエスト「The Good Thief」)

ラジック (Radzig) 卿に会うためにピルクシュタイン (Pirkstein) に行く

  • 到着した街、ラッテイ(Rattay)には城が2つあります。
    北東側の丘の上にあるのをラッテイの上層城、南西側の坂側にせり出しているのをピルクシュタインの下層城と呼んでいます。
    スカーリッツから逃げてきたラジック卿は、この街の領主である若君ハンス・カポン卿と、その保護者である叔父のハヌシュ卿から、下層のピルクシュタイン城を貸与され、避難してきた村民たちも城の周辺にキャンプを建てて生活しています。
  • ヘンリー君は父親に、領主であるラジック卿に剣を渡しに行くよう最後に命じられていましたから、ラジック卿に会いに行かなければなりません。
  • ラッテイ (Rattay) への丘を上る道を移動します。
    この先何度往復するかわからない坂を登ることになります。この特徴的な景観を覚えておきましょう。
  • 坂のふもとには浴場があり、街の男たちは時々坂を降りて、サービスを受けに来ています。成人男性向けの風俗的なサービスだけではなく、洗濯や散髪や治療のような、一般向けのサービスも行っているので、お世話になるプレイヤーも多いでしょう。
  • 街の外門には門番の兵士が立っています。今はもう修正されていますが、昔のバージョンではこの門の前には大量のハルバードが投げ捨てられることで有名でした。
  • 門を通り抜けようとすると、兵士に呼び止められて、目的を尋ねられます。説得は特に難しいものではなかったはずですが、下手に街の兵士に喧嘩を売ると、今後兵士に追い回されて街の機能が利用できなくなるので注意してください。
    スカーリッツと違い、ラッテイには、バーナード隊長及びナイチンゲールという不死身属性を持った最強の兵士が駐屯しています。殺せないのでこちらが泣くまで殴るのをやめてくれません。怒らせてしまった場合は素直に逮捕されて罪を償うのが得策です。チュートリアル中とは違って、牢に入れられてもゲームオーバーにはなりません。
  • 城の中庭にも兵士が見張りをしていますが、こちらはヘンリーも見覚えのあるスカーリッツの城の衛兵ヤネクとヤロスラフです。(ただし殺してしまっていた場合は現れません)
    飲み仲間なだけあって、適当な説明でもすんなりと通してもらえます。
  • 複雑な間取りになっていますが、目的の部屋の前には、要所要所に見張りの兵士が立っています。警備が厳重な方へ向かっていきましょう。
    階段を3階まで上がって本館を振り返ると、続く扉が見えるはずです。
  • 1階は兵士や使用人の詰め所。2階はフェイファー技師のような富裕層の平民や客人用の部屋や食堂。3階が貴族エリアで、カポン君や、客将であるラジック卿の部屋、そして賓客を歓待する大食堂となっています。元は衛兵隊長のバーナード卿もここに住んでいたようですが、今は上層城に追いやられて、広間に衝立を置いて寝泊まりしているので怒っています。

貴族集団と面会

  • 大食堂に続く道にふみこんだ辺りでムービーが始まりますが、ラグによっては扉を開いても誰もいない室内がうっかり見えてしまうかもしれません。
  • ここで、このゲームの開発者ダニエル・ヴァヴラ…ではなく、その顔をモデルにした大物貴族リーパのハヌシュ卿が初登場します。
    リーパというのはチェコの大貴族の血筋です。徳川御三家か藤原家か源氏平氏くらいに思うといいです。ハヌシュ卿自身は傍系なのですが、ハンス・カポン卿がまだ幼少の頃に、父親が死亡後、後見人としてラッテイの街を管理することが決められていました。中継ぎとしての施政者ではありますが、民衆からの支持は厚いです。口が悪いのは御愛嬌。史実でもハヌシュ卿は逃げてきたラジック卿を匿っています。
  • 甥のハンス・カポン卿は、このラッテイの街の正式な後継者です。国王が拉致されて手続きが滞ってるため、(あとまだ頼りないため)ハヌシュ卿が後見人となっていますが、本来のラッテイの領主はカポン君です。
    彼もリーパの血縁ではあるのですが、父親がこの街の領主として独立して城を構えているために、対外的には城の名前を取ってピルクシュタインのハンス・カポンと呼ばれます。リーパの分家筋ですね。分家の当主が子供なので本家の三男坊辺りがヘルプに来ているわけです。
  • あとはラジック卿と、名前が不明なラッテイの教区司祭と、衛兵隊長のバーナード卿が同席しています。
  • このラッテイの街には、教会も2つあり、西側の聖マシュー教会と、東側の聖ニコラス教会に分かれています。
    これだけ大きな街の司祭ですから、おそらくこの神父も貴族の出ですが、建前上は聖職者は俗世の身分にとらわれないことになっています。
    ムービー中でもそうですが、この司祭、自領の人だけでなく他の街の人々にも、ものすごく評判が悪く、蛇蝎のごとく嫌われています。味方をする人が誰もいないキャラというのは、むしろ珍しいくらいです。昔はワカメみたいな髪型ですごく味があったのですが、バージョンアップでなぜかサラサラヘアにイメチェンして、とても残念です。
  • 西の聖マシュー教会の方が大きく、下町よりなので、民衆が気軽に集う場所になっており、クエストで待ち合わせ場所になっていたりします。対して東の聖ニコラス教会は、規模は小さいものの上層城の膝下にあるので、貴族が落ち着いて参拝できるようです。教区司祭も基本的にここに居住しており、もしゲーム中で必須のイベントアイテム、いわゆる「だいじなもの」を、敵NPCに持たせたままデスポーンして紛失してしまったような場合、彼が死体からネコババして回収し、この聖ニコラス教会に保管することになります。
  • また、各地の教会には賽銭箱と言うか募金箱と言うか免罪符の販売所が設置してあり、寄付をすることで犯罪の指名手配を即時解除することが出来ます。ただし、これから下がる予定の評判を食い止めることは出来ますが、既に下がってしまった評判を戻すことは出来ません。
  • バーナード隊長は、プレーヤーに戦闘のイロハを叩き込んでくれる教官です。今後絶対にお世話になるので顔をよく覚えてください。
    ゲーム中に戦闘で勝てない!と思った場合は、この街に戻ってきて彼に会いましょう。タダで鍛え上げてくれます。
    彼も下級貴族の一員で、オレシュナのミロタという地方領主の血縁者です。詳しくは彼の関連クエストで。
  • ヘンリー君は、成り行き上、このバーナード隊長の部下となり、訓練を受けることになります。

これで「目覚め」終了。

次のメインクエストは「Train Hard, Fight Easy (懸命に訓練し楽に戦え)」