ドナルドやグーフィーがたびたび発言する、ソラとドナルドとグーフィーの結束を象徴する言葉。
元はKHIでヘラクレスが3人組を評した言葉である。
KH
オリンポスコロシアムにて、ソラが心の強さとはドナルドとグーフィー、3人で共に闘うことであると語ったソラに、ヘラクレスはそれがソラの心の強さである事を認め、
「君たちは3人そろって はじめて英雄なんだ」
と評し、「これから何があろうとも 君たちなら最後までやりぬけるさ!」と激励した。
KH0.2
かつて失った力を取り戻した英雄の元を訪ねるようイェン・シッドに指示されたソラに着いていくことを表明したドナルドとグーフィーが、ソラはまだ半人前であることを揶揄したセリフ。
ドナルド「ソラはマスターになれなかったし」
ソラ「えっ?」
グーフィー「まさか落ちるなんてびっくりしたよね」
ソラ「おい!」
ドナルド「まだまだ半人前だから」
グーフィー「僕たち3人で一人前だね!」
ソラ「自分で言うなよ」
また、このやり取りはそのまま、KHIIIで最初に訪れるワールドがオリンポスであることを示す予告・伏線にもなった。
KHIII
ゲーム冒頭、KH0.2と同じソラ達の旅立ちのシーンが登場するが、何故かKHIIIバージョンは上記のやり取りがピンポイントでカットされているため、このセリフは使われていない。
その代わりにこのシーンについてロード画面のSNS風メッセージがあり、ソラが「3人で一人前」に言及している。
後に、不思議な塔で守護者達が集結した時、一人で抱え込みすぎるソラに対し仲間が言葉を送る中、最後にドナルドが「3人で一人前だからね!」と発言した。
- ソラ「台無しだな」
キーブレード墓場では、「3人で一人前」に関わる場面が複数ある。
一つは、キーブレード墓場において光の守護者らがシャドウの大群を前に危機的状況に陥った際、イェン・シッドが助けに現れ光の守護者らを先へと促した場面である。この時、イェン・シッド単身では危険であると判断したドナルド・グーフィーがその場に留まるのであるが、その際ドナルドがソラに言った言葉が「ソラはもう1人でも一人前だよ」というものであった。
- これは、一義的にはソラが今までの旅で力量を身につけたことを認めるとともに、先へ道を進むにあたり激励をするものだと理解できるが、しかしながら、かつての旅において、多くはソラがドナルドやグーフィーによってその力量の至らなさを指摘されると共に励まされたり、時にはソラ自身をも含めて「3人で一人前」なのだと互いに喝を入れるためこの言葉が用いられてきたという経緯があるからこそ、ドナルドの発言の真意をより深く理解することができるものであると言えよう。
もう一つは、カイリを失いキングダムハーツも開かれ、失意に沈むソラをドナルドと共に立ち上がらせながら、グーフィーが「やっぱり3人で一人前がいいよね」と発言。
- 「1人でも一人前」かもしれない。でも、やっぱり支え合って一緒に立ち上がるくらいが自分達にはちょうど良い。…といった所だろうか。
そして最後にキーブレード墓場からマスター・ゼアノートを引き離し、単身決着を着けようとするソラに二人が同行するシーン。
今まで「3人で一人前」という扱いに納得していなかったソラだが、このシーンで自ら「3人で一人前だからな」と発言している。
本作では、トリニティの演出など、様々な点でソラ、ドナルド、グーフィー三人の絆や心の繋がりが強調されている。
- グーフィーも守護者集結時に「僕らはキーブレード使いじゃないけど、ソラのキーブレードを一緒に握ってるんだ」と発言している。
実際のプレイでの共闘期間が長いこともあり、ソラを含めた三人組、と言われるとリクとカイリよりもドナルドとグーフィーの方がイメージが強い人もいるのではないだろうか。