原作 | ヘラクレス |
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仲間キャラ | ヘラクレス |
通常BGM | Mount Olympus、Olympus Coliseum -The Shining Summit-(天界) |
戦闘BGM | Hero's Fanfare、Go for It! -Into the Clouds-(天界) |
登場作品 | KHIII |
多くのタイトルで恒例となったディズニー作品「ヘラクレス」の世界。
今まではコロシアムと冥界のみだったが今作では大幅に行ける場所が変わり、ワールド名も「オリンポス」となっているのでほぼ別物。
コロシアム自体には行けなくなっている。冥界にも行けない。
上記の通り、今作では行ける範囲がコロシアムではなくオリンポス内にあるテーベという街やオリンポス山、天界となる。
- コロシアム外のオリンポスを歩けるという意味では一番の進化といえる。テーベの街にはBbSでも赴くことができたが、あちらでは何もない広場にしか行くことができなかった。
ワールドのあちこちにはヘラクレスやフィルの人形が置かれている(触ると吹っ飛ぶ)。
- この中にはいくつか黄金でできているものがあり、全て集めることでヒーローベルトが入手できる。
登場キャラクター→キャラクター/オリンポスコロシアム参照
場所
テーベ
最初に訪れた時は街中が火災に襲われており、建物もあちこち倒壊しているという大惨事になっている。
ストーリークリア後に街を訪れると炎は消え、倒壊した建物も復興の途にあることが確認できる。
市民広場
ムービー中で最初に訪れるのはここだが、すぐにヘラクレスによって丘の上へと放り投げられることになるため、実際に探索するのは後になる。
巨大なヘラクレスの石像があるが、ストーリー冒頭で破壊された上に本人の手で丘の上に向かってぶん投げられる。
その後、丘から街を一周して戻ってくるとロックトロールとの戦闘になる。
黄金のヘラクレス人形を欲しがっている子供がいる。
丘
実質的な探索開始ポイント。
ここから街を下りつつ、逃げ遅れた街の人たちを助けていくことになる。
ストーリークリア後、ここのセーブポイントから傍の階段を上まで登るとチェリープリンと遭遇できる。
庭園
大きなアキレスの石像がある。
- この石像は壊せる。何処を壊せるかはお察しの通り。
オリンポス山
ストーリーで訪れた際、ソラ達が最初に降り立つ場所。
- この時、いつものBGMが流れないことに違和感を覚えるというメタネタが組み込まれている。…もしかして、彼らには実際に常にBGMが聞こえていたのだろうか。
- この際ソラはグーフィーに高いところが好きなことを弄られているが、実際登山時に道に迷った時は、下山せず、まずは高く見晴らしのいいところに行って周囲の様子を確認した方がいいと言われている。島育ちのソラには登山の知識はないだろうし、ソラの様子を見るに完全に気分だが、この判断は間違ってはいないと言えるだろう。
最初は中腹である崖道の途中に降りるが、直後のイベントでテーベの街へと飛ばされてしまうため、本格的な探索は街を一通り回ってからになる。
その後は渓谷から崖路を通り、断崖を登って更に山頂を目指す。
渓谷~崖道
テーベの街から来たときはここからスタート。
最初は川の水量が多いが、道中のウォーターコアとの戦闘が終わると水が引く。
- この水が引かないと見つからない幸運のマークがある。
断崖
天候が悪くなり、雨が降り続けている。ロックタイタンとの中ボス戦がある。
- 最初期のトレーラーから度々映っていた戦闘である。
山頂
天界へ通じる階段があり、まだ人界ではあるがかなり雰囲気が変わる。
天界
前庭
前庭というだけあって広く、あまり障害物もないが、中央辺りに非常に目立つオブジェクトとして金色の大きな三脚がある(調べることは出来ない)。
- オリンポスという場所やヘラクレスとの関係を考えるに、恐らく古代ギリシアでデルポイ(デルフォイ)の巫女が太陽神アポロンの神託を降ろす際に使用していた三脚がモチーフだと思われる。
- よく見ると太陽のようなモチーフがデザインされていることがわかる。
初めて訪れた際にはサテュロスの集団との戦闘が発生する。
なお、ここから山頂側を振り返ると特殊レールスライドが見える。山頂側からは見えないのに…。
従来のオリンポスコロシアムのBGMはこの区画以降で使用される。
- ここでも、このBGMが鳴り響いた瞬間に「コロシアム?」とドナルドが反応する、一種のメタネタが組み込まれている。
キーブレード墓場での守護者全滅後、リッチの討滅イベントで最初に訪れる場所。
ソラはここの三脚の上にリクが浮かんでいるのを発見することになる。
- 位置的にも如何にも意味ありげに浮かんでいるが、何の意図があったのかは不明。
回廊
レールスライドで移動可能。いくつかルートがあり、その内の一つは鍛冶工房に行くことができる。
鍛冶工房はストーリー上は立ち寄る必要のない場所で、ここを知らないままクリアしたプレイヤーもそこそこいるかもしれない。
- 工房のギミックを解くことで騎士の盾+を入手できる。
- 幸運のマークはここにもあるため、コンプリートのためには訪れる必要がある。
天の頂
ゼウスの坐す座。アスレチックフローを使って昇って行った先にある。
タイタン族3体とのボス戦の舞台となる。
KHIII
一番最初に訪れるワールドで、本作のチュートリアルを兼ねるワールドでもある。
しかしマップの作り込みは作中でも上位に入るほど広大。
- パッと見、一本道に見える天界も途中に分岐があり、更にストーリーを進めるだけでは絶対に立ち寄らないエリアも用意されている。
- オリンポス山は1周出来るようなマップ構成であり、街と天界を繋ぐ通路にもなる。
- 街であるテーベも広い。下手すると迷う程度には広い。
オープニングムービーからその足でそのままこのワールドでの冒険が開始される。
ただし、マップやストーリーがチュートリアル用に設計されているため、システムにおいて以下の点の制限がある。
- ストーリーをある程度進行しないとフォームチェンジを使うことが出来ない。
- ストーリーの終わり頃にならないとアスレチックフローを使うことが出来ない。
- キーブレード変形、キーブレードの持ち替えはワールドが終わるまで体験できない。
- DLCキーブレードを所持していれば持ち替えはこの時点でも可能。
前述したとおりシステム面を知るのにこのワールドだけでは不十分な点があり、ここは冒険や戦闘の基礎を覚えるようなチュートリアルスペースである。
このワールドに入るムービーシーンのチャプター名は「KINGDOM HEARTS II.9」であり、ここのストーリーをクリアすることでようやく「KINGDOM HEARTS III」のタイトルロゴが現れ、本格的なディズニーワールドの冒険が始まる。
ストーリーにおいては、ソラが失った力を取り戻すために、KHIIにて一度失った力を取り戻したヘラクレスに教わりに来たところ、全宇宙を支配しようと本格的に動き始めたハデスの野望に巻き込まれることになる。
ハデスと共謀したタイタン族によってゼウスが囚われてしまうが、救出に成功してハデスの野望も打ち砕き、ソラが強さを取り戻すためのヒントを得た。
- オリジナルシナリオと原作のシナリオが半々ずつ盛り込まれており、ラスト部分は映画版ヘラクレスのシーンによく似たシーンがある。
そのため、ハデスが他KHタイトルと比べてかなりユニークに描かれている。
KHIIにおいてソラ達は英雄と認められたため、このワールドではソラ達は英雄として人助けなどの活動をしていく事になる。
とはいえ長くコロシアムを沸かせ続けてきたヘラクレスと比べると、認知度も信頼度もまだまだといった所。
ワールドのストーリーを完了するとソラ達の実績が認められ、テーベの住民からも信頼を向けてもらえるようになる。
ワールド固有のパーティーメンバーとしてヘラクレスが加入する。
これまで彼はパーティーには入らない協力キャラクター扱いだったり(KHII)、RPGのターン制バトルかつデータ上の存在だったり(coded)とソラと一緒に戦う機会は特殊な状況下でしかなかったが、満を持して本人が正式なパーティーメンバーとなってソラと肩を並べて戦う。
英雄の卵扱いされていた頃を考えると感涙ものではないだろうか。
一番最初のワールドにして、一番最初に終盤のフラグ、黒い箱関連、機関メンバーのイベントが進行するワールドである。
この地に訪れる真XIII機関は上述の通りシグバール。
ソラたちに揺さぶりをかけるようなことを言ってみせたり、黒い箱探しを行うマレフィセントたちを監視していたりするなど、キナ臭い行動を多く見せる。
ワールドボスは中ボスでロックタイタン、最終ボスでタイタン族3体。
ロックタイタンはアトラクションフローのチュートリアル担当ということもあり強さはそこそこだが、最後に控えるタイタン族3体は一番最初のチュートリアル中のワールドとは思えないほどに殺意が高い。しかもアイス&ラーバ→トルネードの連戦。
ポジション的にはKHIでいうところのダークサイド(デスティニーアイランド崩壊時)、KHIIでいうところのアクセル(2回目)といった感じなのだが、その難易度は段違い。
- 早速レイジフォームのお世話になったプレイヤーも多いだろう。
KHIIIRM
本編でシグバールが訪れた後の顛末がDLC「Re Mind」における追加イベントで描かれる。
ルクソードもこの地に訪れていたことが明かされ、シグバールが機関の任務としてではなく自らの思惑で黒い箱を捜索していたことを看破。
それ以上問い詰めることはなくその場を去るが、シグバールはこれに警戒感を露わにするという、ルクソードが只者ではないことを示唆させるイベントとなっている。
- 過去作では目立った活躍が無く地味という印象が強かったルクソードだが、これは道化という仮面を被っていたに過ぎなかったのだろう。