「恵まれた体格から糞みたいな打球」の略。派生形に「恵体糞投」などがある。
元祖は元東京ヤクルトスワローズ・畠山和洋。
概要
畠山は高校通算62本塁打の実績で2000年ヤクルトに5位指名入団。和製大砲候補と期待されていたが10年近く経ったアラサーになってもさほど目立った結果を残せず、「いかにも強打者のような風貌と打撃フォームから繰り出される力のない打球」「右方向の軽打が得意」などと煽られるようになってしまった。
しかしこのフレーズが普及しだした2010年夏頃からブレイクし、自身初の2桁本塁打をマーク。その姿は「恵まれた体格から豪快な打球(恵体豪打)」と称賛されるようになり、2011年オールスターMVP、2015年打点王、6年連続2桁本塁打などの実績を残した。
ノーパワー
関本賢太郎(元阪神)は大柄な体格を持つが、見た目のイメージに反して長打が少なく、逆に小技が得意なことから呼ばれるようになった*1。
500打席立って1本も打てないサード
安田尚憲(ロッテ)は2017年の「高校BIG3」*2の一角として、高校通算65本塁打の実績を引っ提げドラフト1位*3でロッテに入団。身長188cm、体重95kgという恵まれた体格を武器に、将来の大砲としての活躍を期待されていた。
しかしプロ入り後は2桁本塁打に到達した年が無いなど少々物足りない結果が続き、7年目の2024年には(開幕直後にぎっくり腰で登録抹消などもあったとはいえ)遂にホームランを打つことがないままシーズンを終える*4。
翌2025年も相変わらずの不調ながら高頻度でサードスタメンとして出場しており、ロッテファンの安田への不満は高まっていく。結果的に350打席に立ちながら.243 0本 25打点と再び不甲斐ない結果に終わり、驚異の2シーズン524打席0本塁打を記録した安田は最下位を独走していた同年のロッテの低迷の一因とされてしまった。また、ロッテ自体そもそも野手の育成力が乏しく、落合以降生え抜き打者の本塁打王が生まれておらず、そういう点でも安田は「ロッテの育成力を象徴する選手」として扱われてしまっている。
そしてシーズン終了後の10月23日、CSスカイAの番組「ドラフト後夜祭」に里崎智也と谷繁元信が出演。ロッテのドラフトを振り返るパートにて、里崎が「やっぱサードが500打席も立ってホームラン0本なんて……」と明らかに安田を指した発言をする。谷繁も自身の経験を交えつつ「500打席立って1本も打てないサードなんて、いる?」と同調するが、これに里崎は「いらないです」と返す。谷繁からすれば「そんなに打てない選手が過去に存在する(居る)か?」という意図の発言だったのだが、里崎は「そんなに打てない選手が必要(要る)か?」と解釈してしまったのである。
この畜生発言にネットは大盛況。もとより頻繁に話題になっていた安田のネタ化がさらに加速することと相成った。
一応擁護するのであれば、安田に限らずロッテの選手では平沢大河*5や山口航輝といった高卒の野手もプロ入り後は苦戦しており、前述の通り高卒を育てられない球団にも問題はあるため、安田だけに責任を押し付けるのも酷な話ではある。
(※当該シーンは22:08~)
余談
恵体という言葉は「身長が高い」「筋肉質で逞しい」などの意味でも使われるが、本来は「横に広い(太っている)」事を指している。
特に恵体扱いされやすい選手の例
ちなみに元祖の畠山は身長180cmでプロ野球選手としては平均的だが、体重は96kgとかなり重い部類に入る。
また「めぐたいくそだ」「めぐたいふんだ」「えたいふんだ」「えたいくそだ」「けいたいふんだ」など、「たい」と「だ」以外の読み方が全く統一されていない*6ため読み方で度々論争になるが、あまり気にしなくてもいいじゃん(いいじゃん)*7。
関連項目
Tag: ヤクルト