恵体糞打

Last-modified: 2026-06-05 (金) 12:24:56

まれた格からみたいな球」の略。派生形に「恵体糞投」などがある。
元祖は元東京ヤクルトスワローズ・畠山和洋。

概要

畠山は岩手・専大北上高で高校通算62本塁打という実績から、2000年ドラフト会議でヤクルトから5位指名され入団。和製大砲候補と期待されていたが、10年近く経ったアラサーになっても目立った結果を残せず「いかにも強打者のような風貌と打撃フォームから繰り出される力のない打球」「右方向の軽打が得意」などと煽られるようになってしまった。

しかしこのフレーズが普及し始めた2010年夏頃からようやく畠山はブレイク、自身初の2桁本塁打をマーク。その姿は「恵まれた体格から快な打球(恵体豪打)」と称賛されるようになり、2011年オールスターMVP・2015年セ・リーグ打点王・6年連続2桁本塁打などの実績を残した。


ノーパワー

関本賢太郎(元阪神)は大柄な体格を持つが、見た目のイメージに反して長打が少なく、逆に小技が得意なことから呼ばれるようになった*1


500打席立って1本も打てないサード

安田尚憲(ロッテ)は2017年の「高校BIG3」*2の一角として、履正社高から高校通算65本塁打の実績を引っ提げドラフト1位*3でロッテに入団。身長188cm・体重95kgという恵まれた体格を武器に、将来の大砲としての活躍を期待されていた。

しかしプロ入り後は2桁本塁打に到達した年がない*4など物足りない成績で燻り続け、7年目の2024年には(開幕直後にぎっくり腰で登録抹消などもあったとはいえ)遂に本塁打を打つことがないままシーズンを終える*5

翌2025年も相変わらずの低迷ぶりながら高頻度でサードスタメンとして出場しており、ロッテファンの安田への不満は高まっていく。結果的に350打席に立ちながら打率.243・ 0本 ・25打点と再び不甲斐ない結果に終わり、驚異の計2シーズン524打席0本塁打を記録した安田は、最下位を独走していた同年のロッテの低迷の一因とされてしまった。また、ロッテ自体そもそも野手の育成力が乏しく、落合以降生え抜き打者の本塁打王が生まれておらず、そういう点でも安田は「ロッテの育成力を象徴する選手」として扱われてしまっている。

そしてシーズン終了後の10月23日、CSスカイAの番組「ドラフト後夜祭」に野球解説者の里崎智也谷繁元信が出演。ロッテのドラフトを振り返るパートにて、里崎が「やっぱサードが500打席も立ってホームラン0本なんて……」と名前は出さないながらも明らかに安田を指した発言が出る。谷繁も自身の経験を交えつつ「500打席立って1本も打てないサードなんて、いる?」と同調するが、これに里崎は「いらないです」と返す。谷繁からすれば「そんなに打てない選手が過去に存在する(居る)か?」という意図の発言だったのだが、里崎は「そんなに打てない選手が必要(要る)か?」と解釈してしまったのである。

この畜生発言にネットは大盛況。もとより頻繁に話題になっていた安田のネタ化がさらに加速してしまった。

一応擁護するのであれば、安田に限らずロッテの選手では平沢大河*6や山口航輝といった高卒の野手もプロ入り後は苦戦しており、前述の通り高卒を育てられない球団にも問題はあるため、安田だけに責任を押し付けるのも酷な話ではある。

しかし、2026年のシーズンでの交流戦での阪神戦で一軍初昇格で7番・三塁手でスタメン出場を果たすと、2026年シーズン初打席で本塁打を打ち、ついに524打席連続無本塁打の記録を止めた。

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(※当該シーンは22:08~)

余談

恵体という言葉は「身長が高い」「筋肉質で逞しい」などの意味でも使われるが、本来は「横に広い(太っている)」事を指している。

特に恵体扱いされやすい選手の例

ちなみに元祖の畠山は身長180cmでプロ野球選手としては平均的だが、体重は96kgとかなり重い部類に入る。

 

また「めぐたいくそだ」「めぐたいふんだ」「えたいふんだ」「えたいくそだ」「けいたいふんだ」など、「たい」と「だ」以外の読み方が全く統一されていない*7ため読み方で度々論争になるが、あまり気にしなくてもいいじゃん(いいじゃん)*8

 


関連項目

Tag: ヤクルト


*1 2008年6月17日の楽天戦では1試合4連続犠打を記録している。
*2 他の2人は清宮幸太郎(早稲田実→日本ハム)と村上宗隆(九州学院→ヤクルト→CWS)。
*3 清宮の外れ1位で3球団競合。
*4 シーズン最多は2022・2023年の9本塁打。
*5 ただし、CSファーストステージで金村尚真(日本ハム)からソロ本塁打を放っている。
*6 2024年オフ、現役ドラフトで埼玉西武ライオンズへ移籍。
*7 ちなみに、「めぐ」と「くそ」は訓読みなのに対し「たい」は音読みであるので湯桶読み(ゆとうよみ)と呼ばれる日本語的には本来変則的な読み方である。「え」と「けい」はどちらも音読みだがそれぞれ呉音と漢音という違いがある。なお「たい」は呉音(漢音は「てい」)で「ふん」は呉音・漢音共通。
*8 当wikiではマ行のページに分類しているが、それも一つの考えに過ぎないだろう。