うんこ

Last-modified: 2021-08-10 (火) 19:53:22
  1. うんち。大便。
  2. 吉見祐治(元横浜→ロッテ→阪神)の蔑称。
  3. 馬場皐輔(阪神)の蔑称。
  4. 広島東洋カープの2010年の救援陣の総称「UNKO」のこと。

吉見祐治

元祖「飛ぶピッチャー」。同姓の吉見一起(元中日)との対比で吉見(う)、うん様とも呼ばれる。
2000年ドラフトにおいて東北福祉大から逆指名(2位)により横浜ベイスターズに入団、2年目*1から本格的に一軍で先発起用される。
野手顔負けの打撃を誇るものの、本業の投手だと花火師であり炎上を繰り返す事がデフォルトで元同僚の中野渡進からも唯一の見せ場は打席と言われてしまう。また濱中治(元阪神→オリックス→ヤクルト)とは高校時代から極度に相性が悪く、濱中が絡んだ「平成の三連発*2」にも関わってしまう。このためうんこという愛称が定着したとされている。

とりわけ2003年は投手として3勝10敗・防御率8.38*3ながら、打率.296(27-8)*4と「うんこワールド全開」の年である。
他にも広島東洋カープのコルビー・ルイスに被弾したものの、お返しとばかりの適時二塁打を放って勝利、福岡ソフトバンクホークス・新垣渚の154km/hの速球を華麗に流し打って先制適時打、投げてはソフトバンク打線を完封するなど、横浜時代はネタに事欠かない選手だった。

2010年5月に金銭トレードで千葉ロッテマリーンズへ移籍。DH制のパ・リーグで自慢の打棒を封印されたにも関わらずこの年6勝7敗・防御率5.18といい成績とは言いにくいが、少なくとも吉見としては上々の成績でまとめる。とりわけ移籍後2回目の先発登板で古巣横浜相手に勝利し、8月には3年ぶりの完封勝利を挙げるなど随所に横浜では年1レベルの神ピッチを披露し、怪我人続出で崩壊寸前だった先発ローテーションを支え、シーズン3位からの下克上日本一に貢献した。

移籍翌年からは若手が台頭し出番が減り、2013年オフに阪神タイガースへ移籍。3年半ぶりのセ・リーグ復帰で阪神ファンは当時の代打要員だった新井貴浩新井良太伊藤隼太らより打てるのではと期待をされていたが結局一軍昇格すらできず、同年限りで引退し横浜DeNAベイスターズの打撃投手になった。

馬場皐輔

2017年阪神ドラフト1位*5として仙台大から阪神に入団。MAX155kmの直球と多彩な変化球を操るという触れ込みの即戦力右腕として先発ローテーション入りを期待された。しかし、2018年春季キャンプで直球も変化球もコントロールも到底一軍レベルではないことを露呈し阪神ファンを失望させる。プロ入り後、評価を上げた2位指名の高橋遥人*6と比較され失望した阪神ファンから名前の読みと引っ掛けて*7いつしか「うんこ」呼ばわりされるようになった。
一方、二軍では好成績を残した他、

  • 豪快なフルスイング
  • K-鈴木(オリックス)から甲子園のレフトスタンド中段に飛び込む本塁打を放つ
  • ランナーとして脚の速さを見せつける

など、吉見同様本業以外の部分で思わぬ才能を発揮し、阪神ファンにネタ扱いされてしまった。
2019年も前年同様の有様で、特に6月8日の日本ハム戦での大炎上が決定打となり、二軍でタイトルを取ろうが阪神ファンからはもはや投手扱いされなくなり、前年の藤谷洸介に続いての野手転向を望まれるようになっていた。さらにオフのフェニックスリーグから2020年オープン戦でも結果が出ず、多くの阪神ファンからは見放されていた。

しかしシーズンに入ると9月下旬にコロナウイルスに罹患し一時的に戦線離脱したものの、ロベルト・スアレスと共に開幕直後に大崩壊*8を起こした救援陣建て直しの救世主の一人となる。ビハインド要員から火消し屋さらには臨時セットアッパーといった仕事をこなす便利屋として2位浮上に貢献*9し阪神ファンから手のひらを返された。とは言え、かなりの劇場型で阪神ファンの胃をズタズタにするため「馬場劇場」、「久保田二世」呼ばわりされることも多い。

また「代打三ツ間事件」に関連して西勇輝藤浪晋太郎秋山拓巳能見篤史(現オリックス)らと共に阪神ファンからネタにされた。その後もネタにされ、代打としてなら他の野手陣*10よりは打つのではなどと言われる。当然ながら「投手増田」の時には巨人に対抗して馬場の代打起用を期待する声も一部にはあった。

余談だが、吉見も馬場も仙台六大学リーグの出身である。今後もバッティングの良い投手が仙台六大学から現れるかもしれない*11


広島の救援投手陣

2010年の広島の救援陣は防御率4点台でもマシと言われたほどで、阪神の「JFK」に倣って上野弘文・永川勝浩・岸本秀樹・大島崇行の頭文字を取り「UNKO」と名付けられ「敗北の方程式」などと揶揄された。しかし、この頃は野村謙二郎監督の珍采配と西武の俺達が全盛期だったためインパクトで勝る俺達に話題を持っていかれてしまい知る人ぞ知るネタに留まった。

ちなみに2010年広島一軍救援陣の成績は以下の通り。

  • 大島崇行(O) 53試合 防御率5.14
  • 岸本秀樹(K) 50試合 防御率5.65
  • 横山竜士 46試合 防御率1.62
  • 梅津智弘 46試合 防御率5.80
  • ジョン・ベイル 30試合 防御率7.09
  • 上野弘文(U) 27試合 防御率4.94
  • 林昌樹   26試合 防御率5.96
  • 高橋建   25試合 防御率9.36
  • 篠田純平 20試合 防御率5.18
  • マイク・シュルツ 11試合 防御率3.48
  • 永川勝浩(N) 10試合 防御率3.97

名前だけを見れば梅津やベイル、高橋建、シュルツなどそれなりの選手が揃っているように見えるが、既に選手として峠を越えていたり不振を拗らせていたりで、抑えの永川の離脱もあって横山一人が孤軍奮闘という有り様だった。

なお、46登板で防御率5.80の梅津が「UNKOのU」に括られていないのは、同年8月25日の阪神戦(京セラドーム大阪)*12にて「1イニング10失点」という晒し投げをさせられた大野村采配の被害者であり、「この試合さえなければ防御率3点台中盤」という比較的安定したピッチングをしていたからである。

その後、広島がBクラス常連を脱却しセ・リーグ3連覇を達成した強豪チームにのしあがったころは、UNKOネタはすっかり風化していた。しかし、2020年広島投手陣の惨状もあり5位になってしまったこともあり、思い出したように取り上げられるようになってしまった。

関連項目


*1 27試合登板で11勝8敗、防御率3.64の数字を残し新人王を争ったが石川雅規(ヤクルト)に敗れた。
*2 2003年版。あとの2人は片岡篤史とジョージ・アリアス。
*3 しかもわずか85投球回で25被弾という驚異的な花火師ぶり。この年は投手陣が壊滅していたため、この防御率で15試合も先発で起用せざるを得なかった事情がある。
*4 うち二塁打5本、5打点。OPSは.778
*5 清宮幸太郎(日本ハム)、安田尚憲(ロッテ)の外れ外れ1位。
*6 ドラフト時はノーコンぶりとスペ体質もあり評価は低かった。
*7 関西では「大便」のことを「ばば」と言うため、本名を叫ぶだけで罵倒扱いになってしまう。
*8 ピアース・ジョンソンとラファエル・ドリスの退団、藤川球児の大乱調、ジョー・ガンケルにジョン・エドワーズや島本浩也守屋功輝岩崎優の故障と悪い要因が一気に重なり、一時は救援防御率が12球団ワーストの10点台を叩き出す惨劇となっていた。
*9 チーム救援防御率も最終的には4年連続のリーグ1位を記録。
*10 かなり打撃難の植田海江越大賀荒木郁也・熊谷敬宥らが比較された。また2020年は大不振に陥った福留孝介(現中日)もネタに使われた。
*11 なお、仙台六大学リーグはDH制を採用している。
*12 直前の6回裏・7回裏に岸本・大島がそれぞれ炎上し合計7失点、逆転を許した直後だった。詳細→2010/08/25 阪神対広島16回戦