DEADLY【デッドリー】
デッドリー。瀕死の意味。
- 状態異常としてプレイヤーが陥るもののひとつ。マビノギの特徴的なシステム。
- エンチャントの一種。接尾ランク9。両手武器のみエンチャント可能。
以下では順番に解説する。
システムにおけるデッドリー
- ライフがマイナスになった状態。
以降繰り返し。
- この仕様の都合、
「攻撃力が尋常でないほど高い敵」が相手だと、少なくとも即死はしないため意外と怖くなく、存分に攻撃特化の装備・戦い方を行える。
逆に「攻撃力が中途半端に高い敵」が相手だと、打数しだいで即死させられるため、防御を意識させられることとなる。
この仕様のため、防御力が低いプレイヤーほど生き残りやすく、防御力が高いプレイヤーほど半端にダメージを軽減してしまい、結果1セットの攻撃で即死するという、普通のゲームと比べると、あべこべになってしまっていた。 - GENESISによってWillとデッドリーの計算式が変更され、デッドリー率が極端に上方修正された。これにより、WILLが300以上(諸説あり)のプレイヤーはライフが1でも残っていれば、つまりデッドリーでさえなければまず生き残れるというとんでもない状態になっていた。
直前に実装されていた格闘術がWILLが基礎ステータスであったため、格闘術メインのキャラクターは特にこの数値が高くなりやすく、やられてもやられても立ち上がる姿に感動を覚えるミレシアンもいたとかいなかったとか。- ちなみにこの仕様変更はモンスター側にも適用されていたため、異常なほどしぶといモンスターが各地で確認。何しろ幼いタヌキが一万ダメージのスマッシュを食らって、追撃を受けてもデッドリーで生き残っていたという恐ろしい目撃証言もある。このため、止めを刺してからさらにもう1段階の追撃が必要になり、非常にテンポの悪い戦闘バランスになってしまった。現在でもこの現象は部分的に残っており、特にタフな影世界のモンスターは倒したと思ったら1ドット残っており、それを削りきってもデッドリーで生き残るというしぶとさに舌打ちしたプレイヤーは多いだろう。
- これらは不具合であったとして程なくして修正。現在は(公式の記述によると)「WILLが低い場合はこれまでよりデッドリーで生き残りやすく、WILLが高い場合には生き残りやすいものの、(上記よりは)デッドリー確率が低くなった」とのこと。
- ZEROアップデートにより防御数値の見直しがなされ、その他ステータスの補正によって、これまで「鎧を着ると死に易い」という謎のバランスが漸く改善。現在ではそれなりに防御力を意識してさえいれば、巨大ボスでもない限り1セットの攻撃くらいは耐えられるようになった。これは戦術関係の才能ボーナスによって、ライフも一緒に上がっていくことでさらに生存率が高まっているということも関係している。
- なお、この状態は毒や硫黄中毒によって継続ダメージを受けていても倒されることはない。錬金術のひとつ、ライフドレインのトレーニングでは「デッドリー状態で回復する」という項目がある。ライフドレインのライフ吸収量は自分のライフ値と同等(またはライフドレインの上限値)になるため、ライフが減っているほど高い攻撃性能が期待できる。
- 単発の攻撃であるにもかかわらず、ライフが0以下になればデッドリーを引き起こさずに必ずプレイヤーを仕留めるギルガシの鉱石雨が実装されるなど、今でも細々と変更の入っているシステムである
エンチャントのデッドリー
- エンチャントの一種。接尾ランク9。両手武器のみエンチャント可能。
- アタックB以上の場合バランス40減少、スマッシュ9以上の場合Dex 5増加、ウィンドミル9以上の場合クリティカル15増加。
- オープンベータ時に実装された接尾エンチャントだが、クリティカルが大幅に上昇する破格の性能。
しかしバランスの低下も著しいため使い手を選ぶ。またこの点から近接キャラでは敬遠する向きも多い。 - エンチャント済みの武器も色々と入手可能なので、それらをそのまま使うのもあり。しかし、自分で好きな武器に貼り付けようとした場合、数字ランクエンチャントの「成功率の壁」を実感することになるだろう。