序盤の手引き

Last-modified: 2024-12-15 (日) 12:06:16

序盤の手引き

初プレイ~難易度強者クリアまでの初心者向け。

都市の建設・国境の拡大

本作は都市拠点および拠点の周囲の都市マスのみ開拓者で都市を建設できる。
開拓者を選択している状態で都市にカーソルを合わせれば建設時の領土が表示されるので、多くの資源を取り込める位置で都市を建設しよう。

建設後に国境を広げる方法は2種類。

①農場などの改善を建設後、そのタイルに専門家を生産する。
専門家が配置されたタイルは出力が上がる他、微量の科学や都市力なども産出する。
また配置タイルに贅沢品の資源がある場合はそれらも得られる。

②都市の建設物を建てる。
例として駐屯地やオデオンのような、都市付近に建てられるもの。
都市タイル上、都市タイル2つと隣接、都市1つ+水域タイルと隣接のいずれかで建てられる。
小集落、神殿、一部の記念物は制限を問わず建てられて国境も拡大する。

また広がる領土は基本的に周囲1マスだが

[領土 中立 資源/都市] や [領土 中立 中立 領土]

といったケースでは資源/都市や中立の分を追加で拡大してくれる。都市は単独で配置された古代遺跡のタイルも含むのがポイント。
タイルを改善して専門家を生産し、改善するには微妙だけど2マス先に資源があるようなタイルは小集落や神殿を建てて拡張するのが基本戦術となる。

総督・将官の任命

首都を建てたらまずすべきことが都市の出力や戦闘力を高める任命。
総督は生産画面の左下、将官は軍事ユニットを選べば表示される。

特に指導者は総督ならicon_growth.png+2、将官なら移動+1を追加で得られる。
前者なら開幕時の入植者や労働者の生産が1ターン早くなり、後者なら2回移動するたび1回分の命令を得するようなもの。
指導者は遊ばせず最優先で任命したい。

斥候兵の使い方

蛮族を発見するまでは、むやみに軍事ユニットを動かすよりも斥候に命令を割いた方が高効率。
また、斥候は命令を使い資源を収穫することで資材や最寄りの都市への文化を得られる。
収穫しても資源が消滅することはなく、一定確率で再度収穫が可能。加えてメリットイベントが起きることもある。

他作品の感覚だと古代遺跡を求めて遠方へ斥候を走らせたくなるが、本作において序盤の斥候は収穫+10~7の範囲で視界確保しつつ収穫ループするのがオススメ。
軍事力を整えないまま部族との邂逅が増えすぎるのはリスクが大きい。

国家が拡大して収穫より労働者を動かすようになった場合も斥候の仕事は終わらない。
1つは制圧した蛮族/部族の前哨地の制圧役。
ユニットを待機させていないと再度敵が湧くのだが、入植者を送るまでの間に軍事ユニットを割かずに済む。
もう1つは諜報網の設立。
スパイ長を任命できるようになったら斥候は他国の国境沿いで「諜報網の設立」を行える。
その後、諜報員を任命することでicon_science.pngicon_training.pngを得られる。
残ってる古代遺跡を掘れることも多いので、中盤以降も命令に余裕があるなら斥候を走らせたい。

資材の優先順位

本作には金、食料、鉄、石材、木材の5つの消費資材が存在し、地方の建設物でこれらの算出を得る。
結論から言えば資源タイル以外で最優先すべきは石材。内政施設を建てるためいくらあっても足りないのに、産出ボーナスが山沿い立地に限られる。
資材は金で購入することもできるが、石材は購入額の高騰も並ではない。山沿いの都市拠点には積極的に入植、採石場スパムでなるべく自活したい。

次いで重要なのは金と木材。
木材は製材所を建設できるようになるまで時間がかかるが、建設コストに費やす分はたいてい木の立地からの伐採分で回収可能。
維持に費やす建設物も少なく、ある程度は金で補える。
ただしアッシリア・バビロニア・クシュはUUの生産と維持に木を消費し、宗教を伸ばす国家だと修道院も木を多く食うので早めに伐採を研究したい。
川沿いで木が生えてる立地は製材所のボーナス付き、さらに水車小屋からの隣接ボーナスも狙えるので残しておくように。

食料は資源による産出先が豊富なので、それらに恵まれているなら困ることは少ない。
足りない時は資源農場の隣に穀物庫、火山や牧草地が隣にある緑地で農場を建設するなどで賄おう。

鉄に関しては軍備以外で利用する機会が少ないにも関わらず、戦車や弓兵、一部のUUなど食料と木で軍備を整えることも十分可能。
ボーナスが入る丘も山沿いより豊富、長期的には風車小屋の隣接ボーナスも入る。赤字にならない程度に鉱山地帯を作っておけばなんとかなるだろう。
建てる場合は資源鉱山の周囲を優先すると資源に隣接ボーナスが入ってお得。

また金による資材購入についてだが、これらは基本的にターンを経るごとに相場が上がっていく。
特に先述の通り石材の高騰は顕著。金収入が多い国家なら、まだ安い段階で石材に投資して記念物の建設というリターンを得る判断も重要となる。

氏族評価

氏族の評価がマイナスになると、その氏族の都市で生産された軍事ユニットの戦闘力が下がり、都市の維持費も余分に取られる。
デメリットイベントの恐れもあるので、序盤の内でも+0以上は維持したい。

氏族固有の増減の他、共通する増減要因は首長からの評価、贅沢品の不足、都市からの不満、氏族の信教の評価の4種。
まず手っ取り早いのが首長からの評価で、金に余裕ができたら即座に指導者からの影響を与えたい。
その他要因を合わせて首長や家長の評価が100以上だと、仲裁という形で氏族キャラ全体の評価増にも貢献してくれる。

贅沢品は特定の品を贈ることで都市数ごとのマイナスが消失し、結果的に大きく評価が上がる。
これらを贈らないまま都市を増やし続けると不満とセットでジリ貧になりやすいので、確保したなら優先して贈りたい。
なおこれらの氏族が好む贅沢品は、各氏族の都市に贈る場合も文化と幸福の量が1.5倍になる。

不満は劇場・浴場などの建設物や国教で対策。
それらが乏しい序盤は贅沢品の贈与、能弁家や公明正大、もしくは評価そのものを上げる外交官を持つ総督の任命などで対策しよう。

また贅沢品がある都市なら私有地を建てることで更なる文化と幸福の向上も狙える。
ただし修練度が下がるので軍事ユニットを作らない専門都市で建てたい。
また私有地を建てた都市から贅沢品が無くなるとデメリットイベントが起きるため、贅沢品をよく動かすなら管理には注意。

宗教は複雑だが、使いこなせれば一気に問題を解決してくれる。
都市力を使って首長や他の信徒を改宗していく必要があるので、都市力が増える中盤以降に意識したい。

また指導者や親族と氏族出身者で結婚を執り行うことでも評価が上がる。
イベントで持ちかけられる他、都市力を消費して自分から提案もできるので急ぎ評価を上げたい場合は覚えておきたい。

道路の繋げ方

道路を繋げて都市を連結するとicon_discontent.png-1などのメリットを得られる。
ただし道路も敷設するごとに石材を消費する。
ここで重要なのは河川と海洋は道路タイルとしても機能する点。
キーボードのNを押すとマップ上の河川と道路が見られるので、これを元に効率よく都市を連結しよう。

沿岸の交通ルート接続

本作は領土内の水上を移動する場合、非常に大きな移動ボーナスがかかる。
連結しやすい沿岸都市は道路を敷くことも少ないので、移動が不便と感じるなら船舶ユニットを生産して錨で沿岸タイルを繋げるのが有効。

事前の軍備

開幕直後の蛮族は3体ほど軍事ユニットがいれば容易に制圧できるが、部族の場合は厄介。
部族は停戦状態でも、ユニット総数が一定以上になるとあぶれた分が国家を襲撃してくる。
特にデフォルトの地中海などでは沿岸都市に対して海も渡ってくるのが厄介極まりない。
都市そのものを落とされることは稀でも建設物の略奪や都市を殴られたことで溜まる不満は十分な痛手となる。

重要なのは野放図に都市を建てて四方八方から攻め込まれない、また安全を確保しないまま遠征しすぎて軍備を偏らせないこと。
入植者を派遣できないまま前哨地を落とし続けても、維持に費やされるのはただの死に兵となる。
また移動力に優れる戦車の配備や、沿岸都市なら斥候で上陸を邪魔して遠隔ユニットで削るのも有効な対策。

なお労働者や入植者はUGすることで民兵/徴収兵にできる。
戦力としては心許なく、戻すことは不可能なので最終手段ではあるが、どうしても急場を凌ぎたい時に。

都市力の稼ぎ方

本作をプレイしていると、宮廷内のカリスマが低い序盤は特に都市力が少ない事態に陥りやすい。
これは何故かというと、都市の産出する都市力は専門家や都市計画を選んでいると収入から消えるためである。
厳密には修練度と軍事ユニットも同様の相関関係なのだが、専門家や都市計画はあらゆる都市で選ばれるため特にこうなりやすい。

対策としては都市力が関わらない文民や軍事ユニットを生産する他、評議会を選ぶことで産出+上乗せ分が収入となる。
その分のターンは実質飛ばす形になるが、政策の制定などまとまった都市力を早期に得たい場合は覚えておきたい。

都市計画に関して

ぱっと見ではわかりにくい表記だが、都市計画は完了時に得られる収入に加えて、完了以降○/年間という表記分の産出を毎ターン都市に加える。
手が空いていたらフォーラムと保管庫のIだけでも各都市でこなしておくと、大きな積み重ねになる。

部族同盟の活用

同盟を結んだ部族は拠点以外のユニットを動かせるとともに、都市タイルから自分の都市を建設できる。
追加で消費する分の金さえあれば高速で入植を進められる効果は絶大。
ただし条件も重く、指導者が外交官、部族の評価が好意的(+200以上)などが必要。
後継者を政治で育てても外交官を引けるとは限らないので、ある程度は流れ次第となる。

部族評価を高める手段としては直接影響を与える他、勇気が高いキャラの大使任命、贅沢品の贈与、部族間結婚などが挙げられる。
贅沢品を贈る場合は氏族の好みと関係ないものを優先して贈りたい。
贈った贅沢品は10ターン経過すれば回収できる。回収時の評価へのペナルティも10ターンと緩め。

なお都市を建設した際の部族のユニットは、その後ターンをかけて別の拠点へ移っていく。
この退去は同盟中のみに限られるので、一通り入植が済んだからといって即同盟解消すると後々煩わしいことになりかねないのは注意。

序盤の研究

まず資源の改善に直接関わるものが石工→(都市計画)→伐採→耕地管理、畜産、捕獲。
建設予定地を放置したままでは効率が悪いので、これらは早めに埋めたいところ。
すぐに伐採へ移行しない場合でも、都市計画までは事前に完了しておかないと研究カードが一巡するのを待つ事態になりかねない。

初期技術が鉄工のエジプト、ギリシャ、ローマ、ヒッタイトは捕獲の研究ついでに軍事演習まで進めると、その後の鉄鋼で戦士を斧兵にUGできて対部族に活かせる。
弓兵は複合弓の前に伐採を研究して木材を確保したいので、投石兵が初期ユニットの国家でもある程度戦士を作っておくと戦力の底上げが早くなる。

他に優先したいのが政権→修辞学で解禁される史詩の政策。
部族との戦争に入る前に制定しておくと文化の上がり方がだいぶ変わってくる。
その後の形而上学や貴族制→修道院制/主権のルートは後回しでもよい。
特に貴族制は都市を多く出してから研究したいので、演劇(のブーストから得られる入植者)を先にこなしたい。

斧兵と弓兵が揃う頃には、文化レベルが強いに達している都市も増えている頃合いだろう。
以後の軍備は牙城や城塞を建設して国家ごとのUUで固めるのがオススメ。
修辞学、労働力、貴族制、航海術で牙城の条件は埋まるので、その後は主権と市民権、さらに修道院制や建築を目指す形になるか。
耕地管理と複合弓を取っているなら荘園→ボドキン矢が直通なので、大弓兵も比較的UGしやすい部類。

有用なブースト

・石工(石材+200)

このブーストで素材不足を切り抜けられるなら奴隷を無視して直通で解放を制定でき、立地次第では記念物も狙える。
研究コストも軽い貴重なブースト。

・演劇(無償の入植者)

部族の討伐状況や入植者の生産速度次第だが、必要と感じたなら迷わず選んでよい。

・貴族制(国境タイル+6)

資源や自領の中間となってる分の補正も乗るので数字以上にタイルが広がる。
貴族制はある程度引き伸ばしやすく、ストレスフリーの面でも必須級。

・伐採(無償の宮廷学者)

廷臣はどんな局面でも役に立ち、ブーストの中ではもっとも軽い。
戦略上優先したい技術と被ってしまった時以外は取り得。

・無償のUU

研究段階より1ランク上の戦力がもらえる無償の軍事ユニットの中でも、優秀なものが多い。

特化都市の心得

各国家は有する氏族ごとに適性分野がある。
以下は伸ばしておきたい方向性と、推奨される土地の一例。
なお文化関連の建設物については、どの都市も伸ばしたい部分のため表記からは除外。

軍事都市

推奨氏族:闘士/狩人/騎手/宗教家
推奨資源:鉱石/馬/象/ラクダ
推奨土地:部族・他国家近傍/都市が多い立地
建設物:駐屯地・牙城・城塞/兵舎・射撃場/一部の神殿

タイミングを見て判事を総督に据え将校を緊急生産しておくとなお良い。

成長特化都市

推奨氏族:地主/狩人/宗教家/貿易商
推奨資源:小麦/大麦/モロコシ/牛/豚/ゲーム/魚/蟹
推奨土地:緑地
建設物:穀物倉/裁判所/一部の神殿/空中庭園/イシュタルの門

入植者や労働者の他、国教制定後は信徒の供給源にもなるので事前に布教しておくのを推奨。

都市力特化都市

推奨氏族:政治家/パトロン
推奨資源:大理石
推奨土地:資源が多い立地
建設物:裁判所/浴場/私有地/一部の神殿/ヤズリカヤ/アクロポリス/パンテオン

政治家氏族の邸宅は法令の都市計画で命令の供給源にもなる。優先して伸ばしたい。

科学特化都市

推奨氏族:賢者/パトロン/宗教家
推奨資源:大理石/ワイン/オリーブ/ラベンダー/蜂蜜/香料
推奨土地:都市・資源が多い立地
建設物:図書館/修道院/裁判所/私有地/一部の神殿/ムセイオン

都市力特化都市の亜種。
本作の科学は専門家と修道院が中核で、図書館は倍率を上げるだけなので特化都市以外に建てる旨味は薄い。

アンドゥの把握

左下にある小さな緑の矢印でアンドゥ(一手戻す)ができる。
本作のアンドゥはターン内なら選択肢を選んだ後でも選択前に戻れる便利なものなので、ゲームに慣れるまでは忌避せず使っていくとよい。