各種戦闘指南/HE

Last-modified: 2012-08-13 (月) 02:44:43

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グレネード(ボム、投擲物)とは?

グレネードとは、手で投げて使用する小型の爆弾のことです。
グレネードを使いこなすことが出来れば、プレイヤー自身の技術も一気に向上します。
ペーパーマンのグレネードは全て手元を離れてから約3秒後に爆発します。
銃は基本的に単体を対象とした直線的な攻撃ですが、グレネードは炸裂地点からの球体が範囲攻撃です。
つまり複数への同時攻撃が可能であり、広範囲なので多人数の相手を一気に攻撃・足止めしたり、
壁に隠れている相手を攻撃したりと、グレネードは銃器での戦闘をサポートする強力な武器となります。

 

またペーパーマンでは、相手を直接攻撃するグレネードだけでなく、
キャラを空高くへ吹き飛ばして無力化、キャラを炎上、水で鈍足にさせたりと紙の特徴を生かした多様の種類があるのも特徴の一つです。

 

フラッシュボム以外全て効果範囲は同じであり、炸裂地点からの距離による効果減衰はありません。
つまり炸裂地点中央、端に関わらず、効果範囲の対象に対して一定の特殊効果とダメージを与えます。
爆風は味方にも当たるので、投擲に失敗すると直接ダメージ以外の特殊(妨害)効果を受けてしまいます。
投げる際は味方の位置に注意して投げましょう。
ただし、回復や迅速効果を与えるボム(マッシュルームボム等)は味方や自分に当たるように投げる必要があります。

軌道を覚えよう

グレネードは放物線を描いて飛んでいきます。ボールを投げた時の飛び方と同じ軌道ですね。
その為、狙いたい方向へ照準を向けて投げるだけでは目標に届かず地面に落下してしまいます。
そのため投げた時の、放物線を描いて飛ぶ軌道をイメージして投げましょう。
放物線の軌道は投げにくく使いにくいと思っていませんか?
しかしこの放物線であることがポイントなのです。
以下の状況を想定してみてください。

あなたは正面の敵と1対1の銃撃戦をしており、自分は目の前にあるコンテナの影に隠れています。
飛び出したいにしても、少しでも有利な状況で飛び出したいと思っています。
幸運なことに、あなたは手元にグレネードが残っています。
あなたはコンテナ隠れながら、コンテナ越しにグレネードを投げ飛ばし、同時にコンテナから飛び出しました!

このとき、敵はどのような行動をとるでしょう?
不意のグレネードで敵は回避行動を取らざる終えません。
見事、投げたグレネードが的中したならばそれを活用しつつ倒してしまいましょう。
的中しなかったとしても、敵は回避しながら飛び出してきたあなたを両方対処するのは少し難しいです。
つまりグレネードは安全な場所から敵を牽制することができるのです。

 

例えば角度を付けて投げるようにしたり、壁などでバウンドをつけるように投げると
相手が避けにくいボムを当てることが出来るようになります。
それが出来るようになるには、まずグレネードの軌道に慣れることです。
投げる際に理想的な炸裂地点を常に想像し、実際の炸裂地点と比較して調整、研究してみましょう。
また、実践を積んで狙い通りの場所に投げれるようになるまで積極的に投げてみましょう。

使い方を学ぼう

狙い通りの場所に投げられるようになっても、ただ相手に向かって投げるだけでは、
そのグレネードの最大の効果は得にくいでしょう。
使うグレネードによって投げ方が違いますので、体感で覚えることが大切です。
全てのボムに言えるとすれば、味方との連携が大切だということです。
詳しい用途や性能などは投擲武器一覧を参照してください。

攻撃型

広範囲の相手に直接ダメージを与えるタイプのグレネードです。
最初から持っているグレネードもコレに含まれます。
前述の通り、多人数相手に対抗したり、隠れた相手を狙う基本的な使い方で大丈夫です。
敵と味方が入り混じって戦っている時には、味方や自分を巻き込んでしまう可能性があるので
余程の事が無い限り投げることはお勧めできません*1

援助型

爆破範囲内にいる味方を支援するタイプのグレネードです。
主な恩恵は、体力の回復・移動速度の一時的な向上です。
1人でも持っている人が居れば心強いグレネードです。
回復系は、自分の体力が減った時や味方が戦闘で負傷したようであれば使うぐらいでいいでしょう。
前線から少し下がった位置で無線で回復の旨を流してから、味方と回復出来ればベスト。
移動系は、瞬間的に非常に高い移動速度を得ることができるグレネードです。
ラウンド開始時の戦線の早期到達や奇襲、回避など、用途は多いです。
ただし、音が特徴的で相手にボムの使用は簡単にバレてしまうので注意。

妨害型

エアボムやファイアボムに代表される、相手に視覚・運動に一時的な妨害を加えるグレネードです。
グレネードの種類によって用途が変わりますので、各手榴弾のページを参照してください。

使うタイミングの例(攻撃・妨害型)

  • L字の通路(通路を曲がった先に敵がいるとき)
    基本的に攻めこむ側が圧倒的に不利になります。
    待つ側は角付近に照準をあわせておけばいいのですが、攻める側は攻め込んだ後、敵を見つけ、照準を調整する手間があります。
    つまり姿を下手に晒した場合、それを待っていた敵から集中攻撃を受けてしまいます。
    そこで角の付近にグレネードを投げ込む事により待ち構える敵を妨害・無力化する、
    そして直後に複数人で突撃することで、戦線を突破できるケースが多いです。
  • ラウンド開始時の交戦ポイントの先読み
    ある程度経験を重ねると、敵との交戦地点はある程度予想がつくようになります。
    敵を確認していなくても、通常なら衝突すると予想されるポイントにタイミングよくグレネードを投げます。
    タイミングが完璧ならば、目の前で無力化した敵が姿を現し、味方とともに倒してしまいましょう。
    ただし、味方も同様の思考で同時にグレネードを投げることもありますので、貴重なグレネードを無駄にしないよう気をつけましょう。
  • 不意の危機への対策
    もし自分に不利な状態(多数の敵に遭遇等)にたった一人で追い込まれた場合、なんの対策もなく突破することは不可能です。
    一旦撤退し、体勢を立て直す手段として手榴弾を使用すると打開できることがあります。
    天井・足元や左右前後の壁めがけて投擲し効果範囲からすぐに脱出しましょう。
    ワンテンポ反応の遅れた敵はグレネードの足止めを食らうことでしょう。

無駄な投擲は行うな

初心者にありがちなのが、意味もなくグレネードを投げてしまうことです。
まぐれもあるので決して否定は出来ないですが、好ましいとは言えません。
投げることで居場所を特定されてしまうだけでなく、味方を爆発に巻き込んでしまう・・・
なんていう結果になりかねません。
ある程度の確信を持って味方に被害が極力及ばない状況で使用しましょう。
またグレネードは陣地を突破する手段の重要な要素の一つです。
手持ちがなくなると、その分状況を打破する可能性が薄くなっていきます。
戦いながらも時々、現在のグレネードの個数を確認しておくといいでしょう。
しかし、倒されてしまえばグレネードも宝の持ち腐れです。
倒される前にグレネードを使い切っておくのが理想的です。
この使用タイミングのさじ加減がとても難しいのです。
大胆に、時に繊細にその投擲の意味を考えながらグレネードを使い切りましょう。

当てるだけが仕事じゃない

通常、グレネードの効果を被るということは、遭遇するであろう敵との交戦において大きなハンディキャップを受けることを意味します。
故に転がってきたグレネードは全力で回避しなければなりません。
これを利用し、敢えて直撃を重視せず特定地点のへ投擲によって敵の足止めや敵集団の突撃の阻害、閉所に立て篭もる敵の退散にも用いることができます。

投げホールド

ペーパーマンの爆発カウントはボムが手から離れた瞬間から時間が計測されるので、安心して安全ピンを抜けます。
そのため、手榴弾を構えたまま移動し、敵を見つけたら即投擲ということが可能です。
なお、構えたまま他の武器へ変えると、その手榴弾はストックに戻されます。
※ ただし,投擲武器の装備状態*2では両腕を開いた状態になる為、ハートブレイク・クリティカルショットを受けやすい。言うなれば弱点露出の状態になっている事に注意が必要です。

壁反射やオブジェクトの隙間を利用しよう

最初に述べた通り各グレネードは、投擲から炸裂までに3秒を必要とします。
もし単純に敵の足元へめがけてまっすぐ転がしただけでは2秒前後の回避時間を与えることになります。
そこで、出来るだけ敵の足元へ到達するまでにグレネードが移動する距離を延ばしてやる工夫が大切です。
(速度は変わらず移動距離が延びる=到達までの時間が延びる=転がりこんでから起爆までの時間が縮む)
具体的に言うとただ壁にぶつけただけでも軌道はくの字に折れ曲がるため距離を延ばすことができます。
ただ天井は特殊で接触したポイントの真下に落ちる為注意しましょう。
さらに相手は人間である以上「観測した」または「予測した」出来事にしか対処できません。
なので、「そんなもの来るわけがない」と警戒していないポイントへの投擲は大きな効果を発揮します。
その夢の様な投擲を実現してくれるものが「オブジェクトの隙間」です。
その隙間を通すように投げ込むと、何時もより大きな成果を上げることがあります。
ステージによってできる場所は決まっているので、もし面白そうな隙間(天井と障害物の隙間等がお勧め)や壁を見かけたら、積極的にぶつけたり、通したりして試してみると良いでしょう。

左下に見える自分のアバターは貴重な情報源

プレイ画面の左下には、HPの隣に飛んだり跳ねたりしてる小さな自分のキャラクターがあります。
これはプレイヤーがダメージを受けたり、与えたりするとそれぞれに対応した固有のモーションを行うようになっているのですが、これを利用しない手は有りません。
敵にダメージを与えるとモーションを行う点を利用して、ダメージを与えられるグレネード限定ですが、相手に命中したかどうかの判断材料にする事ができます。
グレネードを投擲した後、ちらっとそれを見る癖をつけておくと、幸せになれるかもしれません。


*1 デモリッション、ファイアボムを除く吹き上げ能力が付加されているもののみ
*2 ナイフ装備時も同様