【ダンターグ】

Last-modified: 2024-02-08 (木) 20:33:20

RS2

概要

【七英雄】の一人。【ナゼール】地方で活動している。

【ボクオーン】【クジンシー】と同様に【古代人】への復讐には余り興味がなくただただ自分自身が強くなることが目的である。

活動

強さを追い求めていると言うと危険そうに思えるが、作中を見ると全ての七英雄の中でも一番人間に害をもたらしていない存在である。
というのも、ダンターグが活動しているのはナゼール地方のダンジョン内であり、少なくとも作中ではナゼール地方の地上を我が物顔で闊歩している様子はない。
【サイゴ族】からは「ダンジョンにモンスターが住み着いて困っている」といった話は聞けるものの、ダンターグに苦しめられているといったことは一切聞かれない上、子供と子ムーが迷子になった先であるそのまんまの名前の【子供と子ムー】が彼の拠点だが、サイゴ族はそこがダンターグのすみかであることも一切言わない。
そして、そんな拠点に迷い込んだ子供と子ムーにダンターグが気付いていなかったとは思えない。子供と子ムーは怪我をしているが、ダンターグに襲われたと思しき描写は一切ない。
流石に子供と子ムーが他のモンスターに襲われないように守っているということはないだろうが、少なくともダンターグと目の鼻の先に居る子供と子ムーが無事ということは当人は一切興味を持っていなかったことは間違いないと思われる。

七英雄一「無害」なメンバーとして

彼にとって強さを追い求めるというのはまさに強者を吸収し自らの力と変えることであることを考えると、彼にとって弱者である人間については手出しする必要すらないものだと言って良いのかもしれない。

その考えは人間にとっては好都合でもあり、言い換えれば積極的にダンターグが人間を敵視してくることはなく、人間側からダンターグにちょっかいを掛けなければ一切ダンターグ側から攻撃を仕掛けてくることもないということである。
このことから、本編中においては人間側に危害を加えたという描写は一切ない。
古代人への復讐の過程で街にある塔を制圧してしまい手下が人間に危害を加えてしまっている【ノエル】や、帝国が介入するまでは大きな活動をしていないものの、緊張状態を強いている【ワグナス】と比べても本当に無害である。

子供と子ムー以外でのダンターグとの戦闘は避けることも可能であるし、リマスター版では【退却】も可能となっている。
子供と子ムーでは戦闘回避は不可能であるが、この時のダンターグと皇帝のやりとりを聞くと、ぶっちゃけ、皇帝がダンターグを挑発した結果、ダンターグが激昂したように見えるため、皇帝が従順な素振りをしていれば見逃して貰えた可能性も十分にある。
ただ、ダンターグの目的は強くなることであり、伝承法を繰り返した皇帝は人間の中でもかなり強力な部類と思われるため、吸収すべき存在と判断されればその限りではないだろうが。
実際、子供と子ムー以外で交戦する場合のダンターグのセリフとしてはそのように判断した結果、戦闘になるという趣が強い。

強さを追い求める猛者として

ダンターグは作中に於いては自らを強化するため周囲のダンジョンに趣いてモンスターの吸収を行っている。
ナゼールのダンジョンは、訪れる時期によって種類が変わり、場合によってはダンターグそのものが出現することもあるが、これはダンターグが周囲のダンジョンへ遠征してモンスターを吸収強化することによって起きる一種のイベントとなっている。

そのためか、ダンターグは七英雄の中では最も多い4つの形態を持っており、皇帝の最大HPではなくナゼールのダンジョン遠征によってその進化段階が変わるという少し特殊な進化体系となっている。

ちなみにダンターグは第3形態または第4形態に限り、【デストロイヤー】を落とす可能性がある。
デストロイヤーはダンターグを倒すことでしか入手出来ないので、アイテムコレクターは何度もリセットして彼を倒すことを強いられることになる。
ただでさえ強敵であるダンターグということもあり、全アイテムの中でも入手難易度はかなり高いといえる。

プレイヤーからの印象

東のダンジョンや南のダンジョンといったナゼール制圧に必須なダンジョンでダンターグに出会うことはあまりないことと、ストーリー中でほとんど名前を聞くこともない七英雄ということもあってストーリー中では結構地味な存在となっている。

終盤七英雄を倒している最中で「そういえば倒してなかったな、あの七英雄」となるとすれば大体コイツか、スービエである。

子供と子ムーで出会った時には、皇帝にしては珍しく、「これからもずっとここにいるなら見逃してやる」と七英雄を相手にしつつ放置することすら提案するほどであることを考えると本当に無害だと判断されたのかもしれない。ただの挑発かも知れないが。

ちなみに名前を間違えられやすい七英雄でもある。ンターなのだが、や、ーク、タンークといった具合に濁点の位置を間違えられることはザラである。

まとめ

作中ではナゼールに居た理由は不明である。
この地方は拠点である子供と子ムーを含め4つのダンジョンがあるため吸収を行う彼にとって都合がよかった可能性はある。
ただ、あくまで仮説の域を出ないものの、ダンターグのいるナゼールは七英雄の本体が隠されている氷海と至る為に通るべき場所となっている。

七英雄の本体を万が一でも危険にさらしてしまうような強大な相手がナゼールを突破し、氷海に向かってしまうのを抑止するために彼はナゼールにいたと考えるのもあながち間違った考えではないのではないだろうか。

ダンターグの進化体系

ダンターグは年代によってナゼールの各ダンジョン(【東のダンジョン】【南のダンジョン】【詩人の洞窟】)に遠征を行いそのダンジョンに居るボスを吸収することによって進化して次の形態に移行することになる。

つまり、ナゼールのダンジョンのボスが訪れる時期によって種類が異なることがあるのは、ダンターグの遠征によって元いたボスが倒されて別のボスが出現するためであり、ダンターグそのものが出現してしまうのは遠征中のダンターグにバッチリ遭遇してしまったことによるためである。

遠征によるモンスター吸収

ダンターグは基本的に子供と子ムーを拠点とするが、6世代(200年程度)に1度東のダンジョン、南のダンジョン、詩人の洞窟の順に遠征を行う。
【ソーモン】【ヒラガ】を基準に考えると初期が3世であるため、9世の代に東のダンジョンへ、15世の代に南のダンジョンへ、21世の代に詩人の洞窟に遠征を行うということになる。
ただし、これはあくまでプレイヤーである皇帝がナゼール地方で一切行動を起こさなかった場合である。

まず、遠征を行う前にそのダンジョンのボスを倒した場合、ダンターグはそのダンジョンに遠征を行うということはなくなる。
上記の例でいえばヒラガが8世までの間に東のダンジョンのボスを倒すと、ダンターグは東のダンジョンに遠征を行うことはなくなり、南のダンジョンと詩人の洞窟に遠征を行うことになる。
なお、次の遠征先であるダンジョンのボスを倒した時点で「その世代」を基準として6世代後に次のダンジョンに遠征を行うようになる。

例えばヒラガ7世の時代に東のダンジョンのボスを倒すと、13世の世代に南のダンジョンへの遠征を行い、19世の世代に詩人の洞窟に遠征を行うことになる。

遠征中に当人に遭遇した場合

少し特殊なのがダンターグそのものと遭遇した場合である。
この場合、既にボスがダンターグに置き換わっていることからも分かる通り、ダンターグは1段階上位に進化した状態で出現する。
この時、ダンターグと戦闘し敗北、もしくは退却してエリア切り替えした場合にはこの遠征が少し特殊な処理となる。
まず、ダンターグに敗北・退却した時点でその世代においてはダンターグはダンジョンから居なくなり、ボスはダンターグが遠征する前の系統に戻る
しかしながら、ダンターグの遠征そのものがなかったことにはならないため、ダンターグが(戦闘時と同様)1段階上位に進化した事実は消えない。

特殊なケース

この状態でダンジョンのボスを放置した場合はダンターグは5世代後に同じダンジョンに遠征を行うことになるため、詩人の洞窟より前の東のダンジョンと南のダンジョンをダンターグ遠征前にクリアしてしまった場合でも、第4形態まで進化させることは(面倒くさいものの)理屈上は可能と言える。

具体的にヒラガ7世の時代に東のダンジョンと南のダンジョンを両方クリアした場合を考える。
この場合、先に述べたルールにより、ダンターグが詩人の洞窟に遠征を行うのは13世の時代である。
もし、13世までに詩人の洞窟をクリアせず、14世となった場合は、ダンターグは第2形態に進化し、それ以上遠征できるダンジョンがないことからダンターグの最終的な進化段階は第2形態(後述の通り、【ラストダンジョン】に出現する場合のみ例外あり)となる。

ただ、13世の時代に詩人の洞窟に挑戦し、ダンターグ(第2形態)と遭遇した上で敗北した場合、詩人の洞窟のボスは遠征前のものに戻るため、放置しておくとダンターグは再度詩人の洞窟に遠征を行う。
なお、少し前に5世代後に同じダンジョンに遠征を行うと書いたが、詩人の洞窟の場合少し特殊であり、6世代後に同じダンジョンに遠征を行うため、この場合、詩人の洞窟のボスを倒さずに19世の時代に再度訪れればダンターグ(第3形態)と遭遇することができる。
同じく、ここで敗北した場合、また6世代後に遠征を行うため、25世の時代であれば第4形態となったダンターグに遭遇できるということになる。

なお、最後の遠征を終えた時点で次の遠征先が存在しない場合、ダンターグはそのダンジョンに留まることになるため、先ほどのケースであれば25世の時代を過ぎてしまった場合であっても詩人の洞窟に挑めばダンターグが存在することになる。
この場合も遭遇して敗北すればダンターグはダンジョンから居なくなり、ボスも遠征前のものに戻るが既に3回遠征(第4形態になっている)したダンターグは更に遠征を行うことはないため、これ以降は子供と子ムー以外のダンジョンに出没することはなくなる。

まとめ

まとめるとこういうことである。

  • 6世代毎に東→南→詩人の順に遠征を行い、その都度1段階進化する
  • 次に遠征する予定のダンジョンを攻略すると、その世代を基準として6世代後に更に次のダンジョンに遠征を行う
  • 遠征先のダンジョンでダンターグと遭遇し敗北した場合、ダンターグは進化したまま遠征先から姿を消し、ダンジョンだけ遠征前の状況になり、5世代後にダンターグは当該ダンジョンへ再度遠征を行う
    • ただし、詩人の洞窟に限っては5世代後ではなく6世代後
  • 3回遠征を行った後は、ダンターグは当該ダンジョンに留まる
    • この時、ダンターグと戦闘し敗北すると遠征先のダンジョンから姿を消し、以後は遠征を行わなくなる
  • 遠征先で倒すか、七英雄最後の1人に残していない限り、子供と子ムーのダンジョンには必ず出現する

なお、ダンターグを最後の七英雄とし、ラストダンジョンで戦う場合は、その時点における進化の段階が第1段階か第2段階であれば1段階進化し、第3段階以上であれば第3段階として出現する模様である。

ちなみに、遠征している世代であっても、子供と子ムーのダンジョンには出てくることから、ダンターグを倒さずに子供と子ムーを助けたければ、最後の1人にしてラストダンジョン送りにするしかない。

戦闘

ひたすら強くなりたい、ということでか、基本的には物理一辺倒の戦い方となっているわかりやすい相手。
ただ、【ぶちかまし】【グランドスラム】と言った具合に全体攻撃も使いこなしてくることもあって、物理防御さえなんとかすれば勝てる、といった甘い相手では断じてない。さらっと第3形態では【ポイゾナスブロウ】を使ってくるが。

意外に第1形態への対処が難しく、体術技しか使わないので【防御特性】で軽減しにくく大ダメージを受けやすい。
第2形態になると多少槍技が混じるようになり、それらには突・射防御の両方が21あれば大きく軽減できるので付け入る隙も出てくる。
第3形態になると対槍技の閾値こそ変わらないが、体術技が再び増加し、術法も使うようになる。グランドスラムも棍棒技でありながら防御特性の閾値が適用されないので、格段に強力に感じられる。
第4形態は槍技が増えてくるが、突・射・雷という対処しにくい組み合わせすべてに対して大きく上がった32という閾値が求められ、ほぼ第3形態のラインナップに加えて盾が加わる。

ノエル(第2形態)やボクオーン(第2形態)と異なり【ソードバリア】があればほぼ完封、といったこともないものの、物理が主なので【金剛盾】があればだいぶ楽に戦える。
もっとも、金剛盾は確率回避となってくるため、安定しようとすると【見切り】をどれだけ持ってこれるかが重要となってくる。

第3形態までであれば【レイスフォーム】があれば完封できる。
第4形態もかなり安定するものの、【プラズマスラスト】はどうしようもないので【冥術】一人旅をするのであれば第3形態に留めておいた方が無難といえよう。一応リマスター版なら【風の指輪】【ラバーソウル】などで雷耐性さえ完璧にすればレイスフォーム完封は一応可能。

東のダンジョンや南のダンジョンで序盤に遭遇した場合ははっきり言って勝てない。
第1形態であってもHPが高く、ぶちかましも放ってくるため素直に逃げるか、どうしてもその代でダンジョンクリアしたい場合は、その時点のパーティを生贄にして本拠にお帰り願うのが無難と思われる。

第1形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄199991401332016
19171012175010
12126688824
技術点種族属性特性再生耐性
1500ボス死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
爪(16)/爪(22)
アイテム
テーブル特殊能力
Aパンチ、キック、キック、キック、ぶちかまし、ぶちかまし、地裂撃、ふみつけ
Bパンチ、キック、キック、キック、ぶちかまし、ぶちかまし、地裂撃、ふみつけ
特性1ターン目ふみつけ

第2形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄249991611332316
21171012165010
12126612121224
技術点種族属性特性再生耐性
3000ボス死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
爪(16)/爪(22)
アイテム
テーブル特殊能力
Aツノ、くし刺し、キック、くし刺し、ぶちかまし、ぶちかまし、地裂撃、ふみつけ
Bツノ、くし刺し、キック、くし刺し、ぶちかまし、ぶちかまし、地裂撃、ふみつけ
特性1ターン目ふみつけ

第3形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄299991751332516
23151012155010
12126616161632
技術点種族属性特性再生耐性
5000ボス死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
爪(22)/爪(22)
アイテム
【デストロイヤー】
テーブル特殊能力
Aポイゾナスブロウ、ポイゾナスブロウ、ぶちかまし、ぶちかまし、気弾、くし刺し、くし刺し、ふみつけ
B地裂撃、地裂撃、地裂撃、地裂撃、グランドスラム、グランドスラム、グランドスラム、グランドスラム
特性ABパターン交互

第4形態

系統ランクHPWPJP戦闘回数
七英雄299992171333116
25191012145010
12126616161632
技術点種族属性特性再生耐性
8000再生ボス常時死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
爪(33)/爪(33)盾(斬打突射 防御=15/回避=20%)
テーブル特殊能力
Aキック、チャージ、ぶちかまし、ぶちかまし、くし刺し、プラズマスラスト、活殺獣神衝、ふみつけ
B地裂撃、地裂撃、地裂撃、地裂撃、グランドスラム、グランドスラム、グランドスラム、グランドスラム
特性ABパターン交互

余談

  • 七英雄の名前の由来は山手線の駅名を逆読みしたものである。ダンターグについては五反田が由来となっている。
  • ロードオブヴァーミリオンIIのフレーバーテキストによると、七英雄が吸収の法を活用した経緯などが描かれているが、ダンターグはノエルから「吸収するモンスター次第では悪影響まで吸収する」というリスクを教えられた際、自分と同類のモンスターを選んで吸収するよう気をつけると語っている。つまり自分の目的こそ単純明快だが、そこには知性ある判断が働いているのだ。

IS

メインイベント

概要タイプタイトル
メインイベント第4形態【七英雄の信奉者を叩け!】
系統ランクHP種族属性吸収憑依元出
系統不詳1315000RS2
名前系統射程対象属性効果
活殺獣神衝槍技速ダウン
骨砕き棍棒技攻ダウン
地裂撃棍棒技左右
ぶちかまし体術技
特性2回攻撃

アビスバトル

概要タイプタイトル
アビスバトル第4形態【硝煙弾雨!】
系統ランクHP種族属性吸収憑依元出
獣人系15175000獣人RS2
名前系統射程対象属性効果
活殺獣神衝槍技速ダウン
骨砕き棍棒技攻ダウン
グランドスラム棍棒技
ぶちかまし体術技
特性2~4回攻撃
武具性能50、強化ポイント50

ISEC

概要タイプタイトル
探索イベント第4形態【たべよーさが2022】
ボスコンバット【ボスコンバット‐ロマサガ2‐】