原油採掘

Last-modified: 2023-12-17 (日) 21:57:11

v1.7より追加された新要素。これまでは既存のオイルリグや精製所で購入するのみであった原油・ディーゼル燃料・ジェット燃料をプレイヤー自身で採掘できるようになった。

概要

マップ各所に油井が追加され、ここで原油を採ることができる。使用するパーツはINDUSTRYカテゴリにある「OIL RIG」とついたものが主となる。これらのパーツは大きく、重く、高価であるため、採掘にあたっては専用のビークルを作製するとよいだろう。またキャリアでの採掘には初期投資がかなり必要となる。

作業の一連の流れは次のようになる。

  • 油井位置の特定(情報の購入)
  • 油井へのウェルヘッド設置・掘削
  • 原油の抽出
  • 精製
  • 売却・使用

油井位置の特定

油井は主に海底にある。マップ内の広い海を自力で探すのは大変であるため、位置情報を購入することから始まる。
情報を提供してくれる場所は海上プラントになっているオイルリグである。施設内に入り、プレハブ小屋の中の機械へインタラクトすると所定の金額を支払ってマップに油井の位置が表示される。

また、産業DLCを購入済みであると、産業島内にある4ヵ所の油井を利用できる。

  • 北東部の塩湖の北、FJ Warnerの西方
  • 南東部・JSI Dockの北西
  • 西部のビーチとNorth Meier Outpostの中間
  • Uran Freight Tarminalの南方、島中部の平野

油井の掘削

油井を特定したら、地下の原油へ向けて掘削を行う。

掘削にはまずOIL RIG WELL HEADを設置する。海底の窪みにWell Headのドリル面を下にして設置し、ロジック信号でAnchorをONにすると固定される。なお、産業島の油井ではここまで設置済であるため省略される。

次に、OIL RIG ROTARY TABLEを設置する。Well Headの上面中央の穴位置とRotary Tableの穴位置を合わせておく。ここにドリルロッドが通ることとなる。側面に動力入力面があり、エンジンやモータで駆動するとテーブルが回転する。
Rotary Tableより柱を伸ばし、上方40ブロック(10m)以上を空けてOIL RIG DRILL SWIVELを設置する。このパーツはドリルロッド上端の把持と潤滑油となるSlurry/スラリー液のやりとりを行う。ドリルロッドの位置により上下するため、柱にスライダー等を設けて上下に可動できるとよい。
Rotary TableとDrill Swivelの間にはドリルロッドの延長を行うOIL RIG DRILL CONNECTORを設置する。これは溝がある位置をRotary Tableの穴位置へ合わせる。先に挿入しているドリルロッドの上端と次に挿入するドリルロッドの下端の位置に合うようにし、必要により可動できるとよい。

ドリルロッドはOIL RIG ROD STRAGEを使用してスポーンする。Rotary Table付近に設置しておき、ストレージからのドリルロッドの移動用にOIL RIG DRILL CLAMPを設けたクレーンがあるとよい。原油が採れるようになるまで何本も地中へ挿入していくこととなるため必要数を推定してあらかじめ用意するか、他ビークルでの補充ができるようにするとよい。

ここまでのパーツに必要なロジック配線や動力・液体入出力の配管を行うと、掘削を進めることができる。Rotary Tableへ動力入力を行い、Slurryを供給しながらドリルロッドを地中へ押し込んでいき、次のドリルロッドを接続してさらに掘り進む。

掘削中はSwivelからSaturated Slurry/飽和スラリーが排出される。これはSlurry Filterに通すことで使用前のSlurryへ戻し再使用できるようになる。Slurry FilterにはさらにFresh Watar/真水を消費する。

原油の抽出

ドリルロッドを延長していき原油を採れる深度となると、OIL RIG PUMP JACKより抽出できるようになる。実際にはPump JackはSwivelに併設しておいて掘削を進めていき、抽出深度になるとPump Jackから原油が少量流れてくるようになる。

抽出段階となると掘削作業は停止してよい。Rotary Tableへの動力入力は停止しドリルロッドの押し込みも解除してよい。

Pump Jackには上部に別ボディのピストン部があり、原油の抽出にはここを上下する必要がある。こちらは機械的に動作することとなり、スライダーやピボットを使用する。

精製

採掘できた原油は蒸留により精製することでディーゼル燃料やジェット燃料に変換できる。

蒸留塔となる、上下に長いカスタムタンクを用意し、Erectric Furnaceなどで加熱できるようにする。内部にFractional Distillation Portを設置し、配管をする。内部温度を300℃まで加熱すると、Fractional Distillation Portより燃料が出力される。
精製される油種はタンク内面底部からFractional Distillation Portの底面まで距離により決定でき、距離別で以下のようになる。

  • 0~1m: 原油
  • 1.25~7m: ディーゼル燃料
  • 7.25m以上: ジェット燃料
    この距離は随時判定されているものであり、スポーン時の距離ではない。したがって可倒式の蒸留塔も作成できる。

売却

採掘・精製した原油や燃料は既存の売却箇所で売却できる。
油井の掘削設備からタンカー等へ積み込み、移送する。マップ各所の売却ポイントでガントリーへ搬入する。売却金は自動で振り込まれる。

要検証項目

  • 一つの油井での原油産量の上限はあるのか。
  • 産量に上限がある場合、時間経過やさらに深い深度への掘削によって産量を回復できるのか。