クラフトガイド/装輪車両

Last-modified: 2023-06-07 (水) 17:12:00

装輪車両(?)基礎

 

このページではStormworksでの装輪車両(タイヤを用いて移動する陸上車両)の作成支援を目的としています。
装輪車両の作り方は各プレイヤーによって異なるため、一例として筆者の作成方法を解説します。
このページでは制作難易度を星で表示しています
★☆☆ 初心者向けの基礎的な内容です。 Stormworksに慣れていない、もしくはエンジン等を初めて触る方向けの内容です。 基礎的な車両を作成しStormworksでの装輪車両の基本を学ぶ講座になります。
★★☆ 応用的な内容です。初心者向け内容を理解していて、モジュラーエンジンに関する知識がある方向けの内容です。マイクロコントローラやセンサー類、モジュラーエンジンを用いて実用的な装輪車両を制作する講座になります。

 
 

作成ガイド

簡易的な装輪車両を作る(★☆☆)

 

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完成例

 

Stormworksでの装輪車両制作の基礎として、シンプルな装輪車両を作成します。

 

この車両でできること
・前進、後退
・ブレーキをかける
・ステアリング(タイヤを動かして旋回すること)

 

 

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はじめに自動車のベースとなる土台(画像では7x12)を作成します。

 

 

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設置した土台の上にDriver Seat(VEHICLE CONTROL内の操作できるシートであればどれでも構いません),Wheel 3x3,Small Engineを画像のように設置します。
Wheel 3x3を設置する際に画像右上のSYMMETRYのXを選択し車両左側からタイヤを設置すると前に向かって進むようになります。(タイヤの回転方向が異なると前に進まないなどの問題が発生します)

 

 

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Small Engineの上部のRPSからタイヤに向けてパイプを繋ぎ、画像のようにGearbox 1x1とClutchを配置します。今後パイプが増えるため、パイプの接続ミスを防ぐために色分けをしておきましょう。(色に特に指定はないので好きな色で色分けをして頂いても構いません)

 

 

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Fruid Tank Mediumを画像のように設置し、Small EngineのFuelまで画像のように繋ぎます。

 

 

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Small EngineのIn CoolantとOut Coolantからパイプを1ブロック伸ばし、Fluid Heat Radiatorを画像のように配置します。

 

 

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Small EngineのAirにAir filter、Exhaustからパイプを伸ばしFluid Exhaustを設置します。

 

 

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Throttle Leverを2つ、Push Buttonを1つ、Toggle Buttonを2つ、Numerical Inverterを2つ設置します。
Driver Seatの近くであれば配置する位置に特に指定はありません。
このときThrottle LeverのDisplay NameにThrottle、もう一つにClutchと記入しておきましょう。同様にPush ButtonにStarter、Toggle Buttonの一つにParking Brake、もう一つにReverseと記入します。

 

 

Electric Battery Smallを設置し、LogicのElectricから電気をすべてに配線します。(このときすべてのパーツに電力が繋がっていれば配線の仕方に特に指定はありません。)
次にSelectからGearbox 1x1を選択し、Ratio onのとき-1:1になるように選択しましょう。

 

 

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LogicのDataから配線をします。Starterと命名したPush ButtonをSmall EngineのStarterへ、Reverseと命名したToggle ButtonをGearbox 1x1のGear Switchへ、Parking Brakeと命名したToggle ButtonをWheel 3x3のBrakeに繋ぎ、
Clutchと命名したThrottle LeverをClutchのClutch Pressureへ、Throttleと命名したThrottle LeverをSmall EngineのThrottleに繋ぎます。
Numerical Inverterの1つをDriver seatのAxis 2[w]/[s]に繋ぎWheel 3x3のVariable Brale(すべての車輪に)、Numerical Inverterの1つをDriver seatのAxis 1[a]/[d]に繋ぎ、左前輪のSteeringに繋ぎます。
このときSelectからDriver Seatを選択しAxis 1[a]/[d],Axis 2[w]/[s]のSensivityを100%にしておきましょう。

 

 

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以上で完成です。Spawnボタンで車両をスポーンさせ、乗ってみましょう。Throttleの数値を上げた状態でStarterを押すとエンジンがかかります。エンジンがかかった状態でParking Brakeを徐々に上げることで車両が動き出します。
ADキーでステアリング、Sキーでブレーキをかける事ができます。Clutchの数値が0の状態でReverseを押し、Clutchの数値を徐々に上げると後退できます。Parking Brakeを押すことでシート上でSキーを押さなくても車両が動かなくなります。
この車両の欠点としてClutchの数値を急激に変動させることや走行中にReverseキーを押すことででエンジンが止まることがあります。この問題を解決する方法はテクニックの[エンジンストップしないようにする](作成中)で解説しています。

 

モジュラーエンジン簡易基礎(★☆☆+)

 

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Stormworksでの装輪車両制作ではよくモジュラーエンジンが使用されます。ここでは簡易的なモジュラーエンジン(最低限動いて冷却されるもの)を作成して基礎を学びます。
モジュラーエンジンは、様々なパーツを組み合わせて作成するエンジンで、既製品エンジンと比べて自由度が高いです。
モジュラーエンジンのパーツに関する解説ページはこちら(未翻訳) モジュラーエンジンのより詳しい解説はこちら

 

身につくこと
・モジュラーエンジンに関する基礎的な知識
・モジュラーエンジンの基礎的な制作技能

 

 

モジュラーエンジンを動かし、動力を取り出され、冷却されるためには下記の条件が必要です。

 ・Modular Engine CrankchaftとModular Engine Cylinderが接続されていること
 ・Modular Engine CylinderにModular Engine Fuel Manifold,Modular Engine Air Manifold,Modular Engine Exhaust Manifoldが接続されていること
 ・Modular Engine Fuel Manifold,Modular Engine Air Manifold,Modular Engine Exhaust Manifoldに適切な配管(順に燃料、空気、排気)がされていること
 ・Modular Engine CylinderにModular Engine Coolant Manifoldが接続され、適切な配管(循環させるためのポンプ、冷却のための放熱器など)がされていること
 ・Modular Engine CrankShaftにModular Engine Clutchが接続され、Modular Engine Clutchの入力ノードに数値が入力されていること
 

上の条件を元に、今回は3気筒である程度冷えるエンジンを制作します。

 

 

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Modular Engine Crankshaftを設置し、Modular Engine Cylinder、Modular Engine Clutchを設置します。
この時パーツの接続面に注意してください。

 

 

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Modular Engine CrankshaftにModular Engine Drivebeltを設置し、Modular Engine Fluid Pumpを接続します。
この時パーツの接続面に注意してください。

 

 

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Modular Engine Coolant Manifoldを設置し、配管します。
この時Modular Engine Fluid PumpのFruid OutからModular Engine Coolant ManifoldのCoolant Bに接続すると冷却水の流量を稼ぐことができます。
配管したパイプにFluid Heat Radiator(Electric)を接続します。

 

 

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Modular Engine DrivebeltにModular Engine StarterとModular Engine Alternatorを接続します。
この時パーツの接続面に注意してください。

 

 

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Modular Engine CylinderのManifold面にModular Engine Fuel Manifold,Modular Engine Air Manifold,Modular Engine Exhaust Manifoldを設置します。
この3つのパーツは1つ1つのModular Engine Cylinderに繋ぐ必要はなく、Manifold面が接続されているModular Engine Cylinder内で1つ設置すると動作します。

 

 

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Modular Engine Fuel Manifoldに燃料を、Modular Engine Air ManifoldにAir FilterをModular Engine Exhaust ManifoldにFluid Exhaistを設置します。
Modular Engine Air ManifoldAir Filter,Modular Engine Exhaust Manifoldに接続するポートは必ずしもこれらのパーツである必要はありません。
(パーツによっては異なる特性を示します。今回は上記のパーツを使用してください。)

 

 

この先制作中

 

実用的な装輪車両を作る(★★☆)

 

作成中

 

テクニック

高速域で車両が浮き上がるのを防止する

 

装輪車両で速度を上げていくと、約180km/h(車両によって個体差あり)で車両が浮き上がりそれ以上速度が伸びなくなることがあります。
このような際は車両に空力パーツ(Control FinやFin Rudderなどの可動空力パーツ)をつけ、下向きに揚力を発生させることで浮き上がらなくなります。

 

配管をコンパクトにまとめる

 

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Stormworkのパイプは動力と1種類の配管(液体、気体、蒸気など)が共存できるため装輪車両を制作する際うまく使えば配管をコンパクトにまとめることができます。 例 動力と燃料をまとめる 動力と排気をまとめる など
ただしGearBoxやClutchは動力のみ、Fluid Filterは液体、気体、蒸気、Fluid Tankは液体、蒸気のみが通過するので注意が必要です。

 

エンジンストップしないようにする

 

作成中