オーケストラ/グランツ交響楽団

Last-modified: 2023-11-22 (水) 23:20:22

概要

  • 花響学園内に事務局を置く、国内トップクラスの実力を誇る学生オーケストラ。略称は「グランツ」。
  • 天才ヴァイオリニストである月城慧がコンサートマスターとして独裁的にふるまい、そのさまは「月城のためのオケ」とも表現されるほど。
    • 仁科曰く「オケというより軍隊みたい」。【出典:「Love from the Christmas Carol」第4話】
  • 花響学園以外の高校からも実力のあるメンバーを集める超実力主義のオケ。
  • リーガルレコードが出資している。

メンバー

在籍者

  • 月城慧(ヴァイオリン、コンサートマスター、花響学園)
  • 巽瑛一(チェロ、花響学園)
  • 堂本大我(ファゴット、鷹峯)
  • 御門浮葉(クラリネット、鷹峯)
    • Secondo viaggio 第1章で退団した。
  • 古賀珊瑚(ヴィオラ、サンセシル女学院)
  • 相川瑠璃(フルート、サンセシル女学院)
  • 藤岡(ヴァイオリン)【「組曲 遙けき蒼天のマドリガル」に登場】
  • 向井(ヴィオラ、星奏学院)【「間奏曲 未完成のスコア」に登場】

過去の在籍者(メインストーリー1章以前)

  • 九条朔夜(ヴァイオリン、在籍当時は花響学園か)
  • 香坂怜(チューバ、星奏学院)

音楽

  • 若手写真家テオ曰く「統率された軍隊のような音を轟かす」。【出典:「錦を添えし蝶の夢花」第1話】
  • 通常のオーケストラでは指揮者が楽曲の方向性を定めるが、グランツにおいてはコンサートマスターである月城がその役を担う。【出典:Secondo viaggio 第7章「進取果敢のトリコルド」第9話】
    • 全体練習でハーモニーがうまく噛み合わない場合、月城が首を縦に振るまでループ再生のように同じフレーズばかり繰り返し、慣れない者は精神的に摩耗する。【出典:「Secondo viaggio 第6章 余白のベル・カント」第7話】
    • 相川瑠璃曰く、「慧様の理想の音楽を作るためのオケ」「私たちはそれを構成するパーツです。少しのずれも許されない」。これを受け、香坂も「ブレのない、完全に統制された演奏」がグランツの音楽であると述べている。【出典:「Secondo viaggio 第6章 余白のベル・カント」第7話】
    • 実際にグランツ交響楽団の中で演奏した惟世は、「グランツの演奏者は月城慧の音楽を作るパーツ」「バラバラのパーツの一番いい使い方を決めて指示を出すのが月城」との感想を述べている。【出典:Secondo viaggio 第7章「進取果敢のトリコルド」第7話】
    • これについて月城は、「我々は普通でない。だからこそ特別たりえるのだ」と述べている。【出典:Secondo viaggio 第7章「進取果敢のトリコルド」第9話】
      Secondo viaggio 第9章出典情報
      • 月城は、グランツ交響楽団をさらに優れたオーケストラにするために、グランツの音楽スタイルを、スタオケとの合同練習で学んだ「個々を活かす音楽」を目指す方針に切り替えつつある。【出典:「Secondo viaggio 第9章 夏風フォルテッシモ」第5話】

沿革

乃木時代(~3年前)

  • 乃木一徳が初代音楽監督を務めていた時代は、はみ出し者でも拒まない自由なオーケストラだった。
  • あるとき日本オーケストラ協会より演奏活動禁止処分を下され、月城慧が乃木を解任した。【出典:メインストーリー9章】
  • 団員も散り散りになり、グランツは月城ただひとりを残していったん崩壊した。【出典:「組曲 遙けき蒼天のマドリガル」第9話】

月城時代(3年前~現在)

  • 月城慧が巽瑛一とふたりで現在のグランツ交響楽団の再建を始める。
    • これ以降、月城本人の名声も相まってグランツ自体の知名度も急上昇する。【出典:メインストーリー3章3話】
  • 月城は、当時社長に就任したばかりの成宮小百合を説得して「一年で日本の頂点に立つこと」を条件にリーガルレコードを協賛パートナーとし、言葉通りグランツを国内トップクラスのオーケストラとした。【出典:「組曲 遙けき蒼天のマドリガル」第9話】
  • 第25回(=前回)国際コンクールの日本代表として好成績を残した。
  • 乃木一徳の話題はタブーとなっている。
    Secondo viaggio出典情報
    • Secondo viaggio 第6章以降、日本オーケストラ協会の要請を受け、スターライトオーケストラの演奏活動に協力している。

その他

  • 在籍経験のある香坂は、グランツについて「自らを厳しく律し、そして成功できる者にとっては楽園」「でも、その陰ではとてもたくさんの人が挫折してグランツを離れている」と話している。【出典:メインストーリー3章8話】
  • コンサートマスターの月城が日本オーケストラ協会の仕事やインタビュー等で練習を欠席することがしばしばある。その場合、パート練習を行っている。【出典:「Secondo viaggio 第8章 空に灯るリゾルタメンテ」第1話】
  • すみすみパレード開催の折には、グランツ専用の客船「グランツシップ」で浜松まで移動している。【出典:「変奏曲 日本全国すみからすみまで」より「いざ、日本のすみずみへ」】