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説明
巴雷禅、初代デストラル?と並ぶ魔界三大勢力の一角を担った【魔界三大魔王】で、魔界都市「癌陀羅」を統治していた国家元首。つまりは大魔王であった一人。
かつては三大魔王の一人であったが、雷禅との5日5晩の死闘の末に敗北し、20000年の封印を受ける事となる。しかし現在は封印が解けて自由の身となり、表世界で生活している。
彼女は霊獣と呼ばれる種族の一人で、神性を宿している存在である。また、彼女の脚は「軽やかさ」「しなやかさ」「力強さ」を全て兼ね備える剛脚「玄腿」と呼ばれ、手を組んだ状態のままで遠く離れた相手に打撃を当てられる究極の当身技・幻突を使う。さすがに現在は、封印によって前線から大きく退いていた事と老齢なので身体能力は全盛期よりは落ちてはいるが、それでも圧倒的な強さから「拳聖」の二つ名で呼ばれている。
全盛期時代は我が強く血気盛んで、自分の力を過信するあまり魔王の中でも単独行動ばかりが目立っていた。「正直頭が悪かった。負けて当然」というのは本人の弁。
実は元から魔界に居たのでは無く【仙界】と呼ばれる所で生まれたのである。彼女は特に、仙界でも有力者であった麒麟一族の生まれでもある。また彼女には妹が居りその妹は【神童】と呼ばれ、自身の全てを上回っていたが、それでも嫉妬したりはせず、むしろ好意的な感情を持っていた。だがある日、外の世界へ行った時に【霊獣狩り】と呼ばれる人間に妹が狙撃され、その時に彼女を庇って臓器の殆どが駄目になる程の傷を負う。
その後は妹が霊獣狩り達を全滅させて、急いで仙界へ逃げ帰った。
ムクロは病院にて「血液透析を週に4~5回、時間にして5~7時間と言うモノを一生続けなければならない」事を宣告される。だが、妹が自身の臓器の殆どをムクロに提供して、彼女は普段通りの生活ができるまでに回復し、妹もドナーのお陰で死は免れた。
しかし、その日を堺に両親はムクロに対して冷たく当たる様になる。と言うのもムクロが妹を庇った事より神童と呼ばれる妹を危険に晒した事の方が大きく、挙句の果てに罰として彼女の右顔に酸を浴びせる行為に出た。故に彼女の右顔には布が被さっている。
姉への愛が命を救った形となったが、これによって完全にムクロの感情は恨みと怒りへ変貌し、ムクロは妹に命を掛けた真剣勝負を挑んだ。
「妹、アンタは気が良いだろうなぁ。可愛い姉の為に自分の臓器を提供した特異な人だもんなあ」
「さすが私より全てを上回って、皆からすかれて“神童”とか呼ばれてる女だ。犠牲的精神が旺盛な善意の人」
「何が言いたいの?お姉ちゃん」
「私はアンタに生かされてんだよ。それは私にとって……屈辱でしか無いんだ!」
そして命掛けの死闘の中で姉を戒める為に妹は【鬼の5年殺し】の異名を持つ奥義・塊蒐拳でムクロを制し、5年の歳月を掛けてジワジワと死に至る恐怖を味わわせて命の尊さを教えようとする。
「塊蒐拳は別名“鬼の5年殺し”と言うの。お姉ちゃんの命はあと5年よ」
「っ!!」
だが妹は塊蒐拳の後遺症が無い様に処置したが、この出来事でムクロは完全に取り乱してしまい、彼女に捨てセリフを吐いて仙界から逃げ出してしまった。その後、佳曲あって魔界へ移り住む事となる。
戦闘能力
前線から退いていた今でも凄まじい力を持っており、三種類の覇気は勿論の事、灘神影流と北斗琉拳、幽玄真影流の3つの流派を主に使いこなす格闘術の達人。その圧倒的な戦闘能力は下手な魔王では全く手も足も出ないレベルで、長年の実戦経験からか格上にさえも全く遅れを取らないレベルで戦える。
現在でも山をサンドバッグ代わりに粉砕できる程の力を持っている。
ところが、此方の世界では項羽の力によって全盛期の状態となっている。
マジシャンズレッド
彼女は炎と熱を操る能力を持つ。最低でも1500億℃は一瞬で出せる。最大温度は1000兆℃まで。
万断の右腕
彼女が持つ異能。文字通り、右腕で放つ攻撃があらゆる物全てを切断する効果を持つ。
この攻撃の前には如何なる防衛手段が意味を成さず、避けるしか無いと言う恐ろしい技。発動する際には妖力を纏う。
聖光気
魔闘気を上回る黄金色の聖なる闘気。選ばれた天才のみが得られるという。現在では彼女のみが扱える気で、大魔王に匹敵する力を持つ。発するだけで大地に影響を与え、自然と一体化して飛行すらも可能。
技
- 烈破風陣拳
大気を操り、拳で竜巻を起こす。 - 気鋼闘衣
聖光気を収束させて防具に変換する技。 - 弾滑り
敵の攻撃が皮膚に触れた瞬間に身体を捻って受け流し、皮膚の上を滑らせることで致命傷となる骨や内臓へのダメージを軽減する。
彼女の場合は体内に撃ち込まれた攻撃を心臓で弾滑りさせて回避もできる。 - 鷹鎌脚
高く跳躍し、周囲の人物をまとめて蹴り上げてしまうというもの。また、蹴りの風圧だけで炎を操るなどといった芸当も可能。その威力は山さえも切断する。 - 塊蒐拳
妹も使った技で、後に身に付けた技。対象の胸部に特殊な打撃を加える事で体内に"鬼"を埋め込み、五年もの間まるで生き胆を食われるような壮絶な苦痛と共に五年後の確実な死をもたらす。 - 塊貫拳
発勁による衝撃波の軌道を体内で自在に変化させ、対象を体内から破壊する技。敵の脳を直接破壊しかけてしまう。 - 空眼・気眼
瞰の視点からもう一人の自分が現れ、現実の自分をコントロールできる技。見聞色の覇気と併用する事で凄まじい回避能力を持つ。 - 陰陽互恨の術
幽玄真影流の技で、 相手の心の隙をついて魂をつなげることによって自身がダメージが受ければ相手にもダメージを与える。それは相手がダメージを負った場合は自身もくらう。 - 双手穿孔拳
幽玄真影流の技で、相手の頭部を挟み込むように拳を左右から突く。 - 幻突
軸足に腰の回転を乗せて拳を繰り出す当て身の極み。 相手に実際に当てずとも、当てることができる。 - 蠢蟹掌
まず相手に一撃目の掌底を浴びせることで、 相手の胸に痣を浮かび上がらせる。その痣に対して、もう一度掌底を浴びせることで、 相手の心臓にダメージを与え倒すという灘神影流の技。2度目の掌底によって、痣の模様がドクロのように変化する。 - 呪怨
波動で相手の大脳動脈にダメージをあたえ、脳血栓をつくる、灘神影流の中でも禁断とされた技。後大脳動脈に脳血栓ができると半身麻痺、半身知覚障害、失読症、幻覚などの神経症状を引き起こしこの技を受けた者は記憶障害を起こし、寝ては悪夢、覚めては恐怖の幻覚を見るようになり、さらに子孫にまで影響を与える。
この技の効果から逃れる方法は両目をつぶすしかない。 - 朦朧拳
幽玄真影流の技。 幻影のようにすり抜けて 繰り出される打撃攻撃。 - 疾火煌陣
あまりの速さ故に未だかつて誰もその拳の影すら見たものはいないといわれる北斗琉拳の奥義。 - 魔舞紅躁
北斗琉拳の奥義の一つ。未だ嘗てその影すら見たものはいないと言われる、疾風の如き早さを持つ拳。風が通り抜けたその瞬間には既に相手は葬られており、相手は技を喰らった事にすら気付かないまま、全身を激しく吹き飛ばされて死亡する。 - 暗琉天破
圧倒的な魔闘気の流れの生む一瞬の無重力空間により、相手に位置を見失わせるという技。喰らった者は地が無いような感覚に陥り、身動きが取れなくなる。 - 次元断
文字通り次元や空間ごと切り裂くことで対象物の強度や硬度に関わらず切断可能な技。領域や現世を仕切る亜空結界などの突破、脱出不可能な異空間を切り裂いて突破口・脱出口をこじ開けたり、空間を切り裂くことでワープトンネルを生み出すなど応用性にも優れる。 - 天上の火
尻尾に炎を纏った状態で尻尾を叩きつけることで、尾が命中した場所を爆砕し広範囲の炎を発生させて攻撃する。 - クロスファイヤーハリケーン
炎を纏った尻尾を振るって2つの巨大な炎の竜巻を引き起こし、敵を焼き尽くす。
セリフ
- 「姉より優れた妹など存在しない!」
- 「力のある者ほど傲慢になるもの…その究極が“神”だ。神が生物を創ったんじゃない。生物が神を創ったんだ」
- 「お母さんもお父さんもいつも私につんつんだったんだよ」
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