自由編集
妖怪族
【餓鬼】
飢えて死んだ子供が変質したとされる人型の魔物。
その身体は痩せ細っているが、腹だけは丸々としている。
底なしの食欲と図々しさを持ち、哀れんで何かを与えるといつまでも求めてくる。
【牛鬼】
牛の頭に蜘蛛の体という奇妙な姿の魔物。
【濡女】と手を組み、水辺にやってきた人類を騙し喰らう。特に人間を好んで喰らうという。
【濡女】
人面を持つ蛇という奇怪な姿の魔物。美しい女の姿に化けることができる。
【牛鬼】と手を組み、水辺にやってきた人類を騙し喰らう。特に人間を好んで喰らうという。
【青行燈】
青色の火を灯す行燈型モンスター。
怪談を語っていると寄ってきて、熱くない火を放って驚かせる。
【一本踏鞴】
皿のように丸い血走った目を持つ、一本足のモンスター。
奇妙でいかにも人を襲いそうな姿をしているが、存外に無害。
しかし、このモンスターが踏んだ雪に触れると病に侵されてしまう。
【遊火】
全身を火で包まれた、蝶型のモンスター。
小さい体に釣り合わないほどの火力で燃えているため、遠目に見ると火の玉のよう。
悪意はないが、飛び回って火の粉を散らし、民家や山を燃やしてしまう。
【妖魔本】
邪悪な魔素に晒されて変異した本や巻物。
中身は文字化けのようになっており、その文字の意味を解読しようと試みた者に様々な悪影響を与える。
主に洋本の姿をとるが、巻物型や和装本型も存在する。
【土蜘蛛】
黒褐色の肌を持つ、巨大な蜘蛛型モンスター。個体によっては60mを超えることもある。
一晩で2000以上もの人間を喰らうほどの食欲と、魔術師の軍勢ですら数分で殺し尽くす戦闘能力を併せ持つ。その強さゆえか高潔で他者に従うことを嫌い、未だに【従魔師】などに従えられたことがない。
【大蝦蟇】とは敵対的。
【大蝦蟇】
老いた蛙が急激に魔素に曝されることによって変異した存在。
三里もの長さに伸びる鞭のような舌を振り回しながら、強烈な匂いと毒性と粘性を併せ持つ体液をばら撒くため、国家近隣での目撃情報があれば即座に討伐隊が編成されるほど。
知能は高くなく、容易く従属させることが可能。
【土蜘蛛】とは敵対的。
【大蝦蟇主】
【大蝦蟇】が成長して大きくなり年を取った存在。
舌攻撃だけではなく巨大化しているため、ジャンプ攻撃で踏み潰すことがある。
【人面瘡】
人間の顔のような姿のウイルス型モンスター。
感染者の身体のどこか(主に膝)に人面の痣を作り出す。その痣は夜中に笑ったり栄養を奪ったりして、宿主の心身を蝕む。
【盲煙球】
黒い球体にいくつもの触手が生えたような姿を持つ、単眼の魔物。
睨みつけた対象に強烈な目眩、あるいは一時的な視覚障害を引き起こす能力を有するほか、他の妖怪族モンスターを統率するような行動も確認されている。
【蛟】
四肢の生えた蛇のような姿のモンスター。毒を吐いたり大雨を降らしたりなどして、人畜に害を為す。
【化狸】
人を化かす狸型のモンスター。悪戯好きだが害はあまりなく、個体によっては人と共に生活する。
化狐とはライバル。
【化狐】
人を化かす狐型のモンスター。悪戯好きだが害はあまりなく、個体によっては人と共に生活する。
化狸とはライバル。
鬼族
【ゴブリン】
緑色の肌と鷲鼻を持つ、小さな人型モンスター。スライムと並んでモンスターの代表的な存在として知られる。
強くはないが尋常でないほどに繁殖力が高く、また、オスは同族だけでなく人間族をはじめとする多くの他種族にも子供を産ませることが可能であるため、たった数日で数百~数千体規模の群れを形成する。また、醜悪な見かけに反して知恵も回り、罠や人質を用いて格上を狩ることも少なくない。
亜種の種類が非常に多く、強さの振れ幅も大きいため、舐めてかかると痛い目を見る。
亜種一覧
- 【ゴブリンソルジャー】…連携に長けるゴブリン。
- 【ゴブリンウォーリア】…武器の扱いに長けるゴブリン。
- 【ゴブリンメイジ】…魔法の扱いに長けるゴブリン。
- 【ゴブリンワイズマン】…高度な魔法の扱いに長けるゴブリン。
- 【ゴブリンカーサー】…呪術の扱いに長けるゴブリン。
- 【ゴブリンネクロマンサー】…死霊術の扱いに長けるゴブリン。
- 【ゴブリンブルート】…肥大した筋肉を持つ巨大なゴブリン。
- 【ゴブリンボマー】…爆弾の作成・使用に長けるゴブリン。
- 【ゴブリンスタリオン】…持久力・精力に長けるゴブリン。
- etc…
【ゴブリンエリート】
ゴブリンの中でも戦いに優れたエリートが至る進化。
通常のゴブリンよりも人類に近い姿・背格好をしている。
【歴戦小鬼 レッドキャップ】
数多くの戦いを経て変異・成長したとあるゴブリンエリートウォーリア。非常にストイックな性格で、群れの繁殖には興味を持たず、鍛錬に明け暮れていた。
発生からかなり早い段階で討伐されたためあまり話題にならないが、少なくとも上級下位並みの素質は十分にあったと思われる。
【ゴブリンキング】
他のゴブリンたちを統率する、ゴブリンの上位種。
配下の戦闘力と繁殖力を高める《王の群れ》という特性を持ち、この個体がいるだけで、その群れの脅威度は何段階も跳ね上がる。
【マザーゴブリン】
【ゴブリンキング】の女王個体。
一見すると【トロル】に見えるほどに肥満かつ巨大。だがその醜い外見に反してその膂力や魔法力はゴブリン系統とは思えないほどに強力で、竜族でさえも容易く屠り去るという。
何度でも出産することができ、かつ【ゴブリンエリート】や【ゴブリンキング】などといった上位個体を僅かな子種から数十体単位で産むことが可能。
男も女も群れで食い尽くし、単身から国家クラスの大軍勢を作り上げる、人畜有害度で言えばトップクラスの存在。
【ホブゴブリン】
人類に対して友好的な、ゴブリンの亜種。
原種よりも背丈が小さく手足も短いが、夜営などを密かに手助けしたり、原種に襲われている人を助けたりする。
臆病な上に自分の姿を見られることが嫌いで、人前に自ら姿を晒すことはない。
【トロル】
膨れ上がった身体にぎょろぎょろとした目を持つ、大きな人型モンスター。ゴブリンと比べるとあまり目立たない。
名前の響きが似ているが、【妖精巨人】とはもちろん無関係。
知能はとても低いが力が強く、人類や非人類はもちろんのこと、同族の子供でさえも襲って食べる。
【トロルキング】
ゴブリンキングのトロル版。同じく《王の群れ》を有している。
【盗聴鬼】
複数の聴覚器官を持つ人型モンスター。
聴覚が鋭くとても臆病で、遠くから敵がやってきてもすぐに逃げ隠れてしまう。
今までに聞いたことがある音を真似して相手を惑わしたり威嚇したりするが、直接的に害を与えることは滅多とない。
【琴使いの悪鬼】
エレキギターを持った人型モンスター。ギターをかき鳴らし、音を物質化させて攻撃する。
【ブルート】
闘牛のような角が生えた人型モンスター。その性格は野蛮な戦闘狂そのもの。
爪攻撃と噛みつきや角で頭突きしてくる。
【バーサクブルート】
【ブルート】がより狂暴化した存在。
【大挟角 フォレワボア】
背中と頭に2本ずつ、計4本の巨大な角を持つ、【バーサクブルート】の変異種。2対の角で獲物を挟み殺す。
【ハンガーブルート】
【ブルート】が飢えてしまい変異した存在。人間や魔物を食らうことがあるが共食いすることもある。
【羅刹竜鬼 グゥエイン】
一対のネジ曲がった角と身の丈以上の金棒を持った典型的な鬼と言った姿の魔物。また、竜族と同じ特性・体質を兼ね備え、魔物の中で最高峰の攻撃力と戦闘頭脳を持ち、他の上級固有魔物を倒した経験すらある。
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