本作に登場する劇場版オリジナルキャラクター(TNB)

Last-modified: 2024-05-02 (木) 03:13:05

桑田興信所

加佐呉(カサゴ)
声 - 堤真一
桑田興信所の社長で、NPO法人代表。本名は神田浩介(かんだこうすけ)。
表向きは子供好きかつ支援事業を行うといった人当たりの良い中年男性を演じるが、その本性はとてつもない守銭奴かつ、詐欺・誘拐・殺人・強盗・放火・万引き等といった悪事も平気で行う悪党。特に過保護に育てられた資産家の子供をターゲットとしており、その子供の家庭の情報を収集・追跡し、容赦なく弱みを握ってその親から大金を絞り取った後は「用済み」と見なして抹殺して失踪させ、興信所から調査依頼を受けるとさらに大金を絞り取ろうとする悪辣なビジネス「ターキービジネス」を確立させている。
このため心の魔眼を持つサムライボーグでさえもその本性を見抜けなかった。
実はニンジャボーグの因縁の相手で、唯一殺せなかった罪人である。売春組織の幹部として活動していたが、実の弟を含め部下を全員ニンジャボーグに殺されて壊滅し、逃げた後は加佐呉と名乗り身分を隠し、それ以来ニンジャボーグを憎みながら復讐のチャンスを狙っていた。
車椅子の少女・佐野アヤカに対しては実の親のように振る舞い、「両親はニンジャボーグに首を切られて殺された」と言ったが、それは真っ赤な嘘で、アヤカの両親を殺したのは加佐呉自身だった。
自分を追って森まで来たクノイチボーグを松田に捕らえさせ、人質に取ると、「ニンジャボーグを消すための予行練習」と称してアヤカにクノイチボーグを殺すように命令。だが命令に逆らったアヤカに撃たれるも、あらかじめ防弾チョッキを着ていたので無傷で済んだ(それでも撃たれた本人は痛かったようで、同時に驚いていた)。そしてアヤカは「私の親を殺したのはお前だよね?警察はニンジャボーグに首を切られたなんて言ってない」と言い放ち、ついに本人も前述のようにアヤカの両親を殺した犯人は自分であること、売春の件を警察にバレると面倒だから口封じに殺したと明かし、さらには「お前とのS⚪X(遊び)は楽しかったぞぉ…」と笑いながら思い出に浸る程だった。
アヤカは2度発砲するも外し、必要以上の挑発に怒りを燃やしながら雄叫びを上げながら車椅子から立ち上がり、数歩歩いてニンジャボーグを消すために仕掛けた地雷を踏んだのを見て激怒し、激しく罵倒しながら挑発。作戦の中止を要求する松田の制止も聞かずにアヤカを激しく罵る。アヤカが3度目の発砲をし、その反動で倒れて踏んだ地雷から離れそうになるも、そこへ颯爽と現れたニンジャボーグに支えられる。アヤカと共にニンジャボーグを始末しようと手榴弾を投げつけようとするも、アーミーボーグに肩に銃弾を撃ち込まれ阻止された。
アヤカ救出後、ニンジャボーグに忍者刀で両手を切断され、手榴弾は宙を舞いながら爆発した。実は自身が真性の悪として終わらせたいがために起こした行動であり、両手を切断されたのを見て急に笑い出し、更に両足を切断され、両目を潰され、両手足の傷口と両目を失った眼窩から血を流すも、それでも自分の運命と信念を曲げないまま笑い続け、ヒョウトンブリザードになったニンジャボーグに凍らされて頭と胴体を踏みつけられて粉々にされるという最期を遂げる。なお、凍らされる際にも笑っており、「負けたぜニンジャボーグ!お前は人間にとっちゃ毒だが、アヤカにとっては薬になったって訳か!最高で最低に面白いショーが見れたぜヒャハハハハ!!」と叫びながら氷漬けになり、これが加佐呉の最期の言葉となった。その後、亡骸は松田によって埋葬された。
モデルは『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の宇津帆(川平浩一)、『龍が如く7 光と闇の行方』の沢城丈。

佐野アヤカ(さの あやか)
声 - 立花日菜
とある資産家の娘で、加佐呉の部下で同居人。昔から足が悪く、車椅子に乗っている。
実はニンジャボーグが加佐呉を始末できなかった事に加え、救えなかった被害者。風俗送りにされそうになったところをニンジャボーグが加佐呉の弟の首を切って殺し、暴走する車からニンジャボーグと共に脱出する形で救出されたが、その時の衝撃で足が不自由になってしまった。その後自力で立とうと鉄棒を使い、リハビリしていたが、ニンジャボーグが化けた忍冬に見られ、「ストーカー」「変態」と罵るが、忍冬は全く動じず、「立つにはいきなり高い方からではダメだ。まずは低い方から始めろ」「頭の中で自分の足をイメージしろ。そうすれば立てる」とアドバイスした。
弟を殺された加佐呉が復讐のチャンスを狙っている一方で、実は自身も加佐呉を殺すチャンスを狙っていた。
地雷を踏んで動けないところをニンジャボーグと松田の手により、松田がショベルカーのバケットで爆発による大きな被害を防ぎ、ニンジャボーグがバケットの隙間から引っ張るという作戦で救出される。
加佐呉の死後は警視庁に保護され、親戚の叔父に引き取られて更正する事になった。その後、ニンジャボーグに感謝の手紙を郵送した。
モデルは『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の佐羽ヒナコ、『ウマ娘プリティーダービー』のサトノダイヤモンド。

松田博明(まつだ ひろあき)
声 - 谷山紀章
加佐呉に雇われた殺し屋。外見は20代に見えるが、実際は40代半ばで、20年も殺し屋を続けているベテラン。
経験豊富な実力者だが、ニンジャボーグとは違い無益な殺生はせず、アヤカにも親身に接する。そのためアヤカに「ストーカーにつけられている」と訴えられた際にも「お前の兄のフリして追っ払ってやる」と言い、そのストーカーと間違えられた忍冬を蹴り飛ばして「俺はあいつの兄だ。二度とアヤカに近寄るんじゃねぇぞ」と警告した。
ターキービジネスの実務部分を担当し、加佐呉にもその部分を認められているが、人柄はお互い信用していない。
森へ逃げた加佐呉を追ってきたクノイチボーグに玩具の手榴弾を投げて騙した後捕らえ、加佐呉に人質に取らせた後、ニンジャボーグの始末命令を部下達に下す。だがアヤカの両親を殺した黒幕が加佐呉であることを知り、加佐呉とアヤカが罵り合っている途中で作戦の中止を要求するが通らなかった。
加佐呉の死後は敬意を持ってその亡骸を埋葬した。
モデルは『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の鈴木ヒロシ。

伊藤零士(いとう れいじ)
声 - 有田哲平(くりぃむしちゅー)
加佐呉の新参の部下。
モデルは『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の井崎ツトム。

桑田興信所の部下達
声 - 岩田光央、高木渉、浜添伸也、楠田敏之、鶴岡聡、山口勝平、浜田賢二、乃村健次、石井康嗣、野島裕史、岩崎諒太、白熊寛嗣、平林剛、佐藤健輔、平川大輔、他多数
加佐呉に雇われた半グレ達。松田の命令でニンジャボーグを始末しようとするが、全員返り討ちにされた。
彼らとの戦いはアパートでも繰り広げられ、ニンジャボーグは住民に怪しまれないように忍冬の姿になり、途中で入った部屋にいた寝たきりの老人に布団をかけてあげたり、壁と壁の間を伝って滑りながら着地する際には一輪のタンポポを踏まないように降りたり、戦いに巻き込まれて泣く少女にお笑い芸人のモノマネを披露して笑わせるなど僅かな良心を見せた。

その他

神田丈一郎(かんだ じょういちろう)
声 - 千葉進歩
加佐呉こと神田浩介の弟。浩介が売春組織の幹部として活動していた頃、アヤカを風俗送りにしようと車を動かそうとしたところをニンジャボーグに首を切られて死亡。暴走する車と共に屋上駐車場から落下した。
モデルは『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の川平健二。