Tier 5 アメリカ 軽戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 25/25/19 | 本体価格(シルバー) | 405,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 62.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 5~7 | ||
後退 | 21.0 | 派生元車輌 | M5 Stuart | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 336.38 | ||||
移動時 | 336.38 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL6 | |||
Chaffee E:12,480 S:405,000 | ━ | 無線 E:? S:54,000 | エンジン E:? S:16,000 | 履帯 E:? S:9,750 | 砲塔 E:? S:12,100 | 主砲 E:? S:40,350 | ━ | 戦車 T37 E:28,100 S:910,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 Chaffee | Twin Cadillac, Series 44T4L | 75 mm Gun M6 | M24T91 | T24 | 565 | AN/GRC-3 | |
380 | 44 / [36.00] | 38/25/25 | 410 | ||||
20.92 | 0.9/1.1/1.9 | 46 | 350 | ||||
LVL.1 無線 | Twin Cadillac, Series 44T4L | 75 mm Gun M6 | M24T91 | T24 | 565 | SCR 528 | |
380 | 44 / [36.09] | 38/25/25 | 745 | ||||
20.97 | 0.9/1.1/1.9 | 46 | 350 | ||||
LVL.2 エンジン | Wright C. R-975C4L | 75 mm Gun M6 | M24T91 | T24 | 565 | SCR 528 | |
500 | 44 / [47.43] | 38/25/25 | 745 | ||||
27.56 | 0.9/1.1/1.9 | 46 | 350 | ||||
LVL.3 履帯 | Wright C. R-975C4L | 75 mm Gun M6 | M24T95 | T24 | 565 | SCR 528 | |
500 | 46 / [48.48] | 38/25/25 | 745 | ||||
27.56 | 0.8/1.0/1.7 | 46 | 350 | ||||
LVL.4 砲塔 | Wright C. R-975C4L | 75 mm Gun M6 | M24T95 | M24 | 620 | SCR 528 | |
500 | 46 / [48.48] | 38/25/25 | 745 | ||||
27.56 | 0.8/1.0/1.7 | 48 | 360 | ||||
LVL.5 主砲 | Wright C. R-975C4L | 75 mm Gun M17 | M24T95 | M24 | 620 | SCR 528 | |
500 | 46 / [47.83] | 38/25/25 | 745 | ||||
27.19 | 0.8/1.0/1.7 | 48 | 360 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
75 mm Gun M6 | AP APCR HE | 56 7G 56 | 96 143 38 | 110 110 175 | --- --- 1.06 | 619 869 604 | 720 720 720 | 12.50 | 1,375 | 2.10 | 0.42 | 48 | +15 -10 | |
12.50 | 1,375 | 2.00 | 0.42 | 48 | ||||||||||
75 mm Gun M17 | AP APCR HE | 56 7G 56 | 96 143 38 | 110 110 175 | --- --- 1.06 | 619 869 604 | 720 720 720 | 13.64 | 1,500 | 1.60 | 0.44 | 48 | +15 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 5アメリカ軽戦車。
前身から打って変わって、優秀な火力をもつ使いやすい軽戦車となった。 - 火力
格下軽戦車にすら劣る武装だったM5 Stuartから打って変わり、Tier 5軽戦車として充分な火力を持つ。
アメリカ車輌らしく俯角も10度と優秀であり、砲の取り回しはかなり良い。- 75 mm Gun M6
初期砲。
通常弾(AP)の貫通力は96mm、側背面に回り込めれば格上重戦車をも貫通しうる。
ただし、同格以上の重戦車たちを正面から貫通し放題という程ではないので後方で狙撃運用・・・なんてことは避けよう。
偵察用パーツとどちらを優先するかは難しいところだが、攻撃機会が多いようなら大きな助けになるだろう。
後述する敵の側背面に回り込むのに十分な機動力とあわせれば、たかが軽戦車と侮れない。
また、APの弾速が遅めなので、しっかりと偏差射撃をすることを心がけたい。 - 75 mm Gun M17
最終砲。
初期砲と比べ、発射速度・照準時間が向上するが精度が悪化する。
単発火力・貫通力に関しては初期砲のまま据え置きとなるので運用方法は変わらない。
- 75 mm Gun M6
- 装甲
車体は前面でも25mm傾斜でありペラペラ。砲塔も石頭ということは無い。
軽戦車のセオリー通り、被弾=貫通である。
これまで通り被弾には気をつけたい。 - 機動性
最高速度62.0km/h。M5 Stuartと比べてもわずかに低下している。
それでもM5 Stuartから出力重量比が上昇しており、軽戦車としては悪くない足を持っている。
履帯の性能も良好で、旋回性や悪路の走破性も必要十分な能力がある。
その代償として、ちょっとした段差で跳ねて履帯破損、ということも多い。
機動戦を仕掛ける際には起伏にも注意しよう。
幸い序盤で改良エンジンを開発できるのでそれまでの辛抱である。
改良エンジンに換装すれば出力重量比も大幅に向上し機動性が大幅に向上する。 - 偵察性能
初期砲塔の視認範囲は350m。
改良砲塔も360mしか無く、M4の改良砲塔に負ける。
そのため、未強化状態であれば視界負けすることも多い。 - 隠蔽性能
隠蔽率は残念ながらTier 5軽戦車の中では低い方だが、この車輌の隠蔽率が低いというよりかは他国のTier 5軽戦車の隠蔽率が高いといった方が正しく、置き偵察ができないレベルではない。
置き偵察も走り偵察も並程度にはできるので、拡張パーツ:新型光学装置や車長スキル:状況判断力で視認範囲を強化しておくことをおすすめする。 - 総論
走攻守のバランスとれた良い軽戦車。
軽戦車のセオリーにしたがって行動すれば、本車はきっと貴官の期待に答えてくれるだろう。
なお、あれもこれもと欲張るとポジションがどっちつかずになってしまうことも多い。今何が一番必要とされているかを考えながら戦おう。
史実
M24軽戦車チャーフィーは元々、ドイツ軍戦車部隊との戦訓から偵察用の軽戦車といえども火力を疎かにできないと痛感したアメリカ軍により、1943年3月より新型軽戦車T24として開発が着手された車輌でした。
T24の開発にあたり、M5A1よりエンジンやミッションが流用されましたが、足回りをボギーからトーションバーに変更し、不整地走破能力を高める設計がなされています。
車体や砲塔はM5A1とほぼ同じ装甲厚程度ながら避弾経始を考慮しており、溶接技術や装甲材の進歩もあって総合的な防御力は向上しました。
当初はM4シャーマンと同じ75mm砲M3を搭載予定でしたが、軽戦車搭載には不向きとされ、ちょうど同じ頃に使用されていたB-25G攻撃機の75mmT9E1砲を車載用にしたM6砲が使用されることになりました。
同年10月に試作車が完成、テストで数々の問題点が指摘され、改修されたものが1944年4月に生産を開始、6月にはM24軽戦車として制式化されました。
早速、実戦配備となりますが、搭乗員の訓練などでヨーロッパ戦線へ送られるのに時間が掛かり、1944年末にやっと一部の部隊が展開できた程度で終戦となりました。
終戦までに4,371両が完成し、うち289両がイギリス軍へ引き渡されましたが、実戦投入されることはありませんでした。
戦後、朝鮮戦争にアメリカ軍がM4シャーマンと共に使用したほかは、陸上自衛隊など同盟国へ供与されて使用されました。
なお、B-25Gは手動装填で、機内に一発撃つと発射ガスが立ちこめ、1回の飛行で数発しか撃てない、命中精度も航空機搭載するには首を傾げるほどだったので、不評になり多くは機銃と交換されたため、その余剰を使ったという逸話もあります。
このB-25Gは、75mm砲で日本の駆逐艦「有明」を撃沈したとのパイロットの報告がありますが、砲撃と反跳爆撃を行い最終的に爆撃で沈んだために、75mm砲の命中は定かではないそうです。
戦後、陸上自衛隊でも使用されており、富士学校機甲科の訓練用として用いられていたのですが、昭和43年の訓練中に地隙の断崖で横転し、跨乗していた教官が下敷きになり殉職する事故が起きるという悲劇を起こした戦車となっています。
現在、現場跡は整地されて殉職碑が建てられおり、毎年6月には機甲科部によって故人のお参りと訓練の安全祈願が行われています。
余談ですが、初代ゴジラでは防衛隊側の兵器の一つとしても登場しています。