HMH FV305

Tier 8 イギリス 自走砲(プレミアム)

公式紹介ページ

スペック

パッケージ

詳細

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

解説

• 概要
  Tier8のイギリスプレミアム自走砲。
  FV304にB.L. 5.5-in. Gunを載せたヘビーメタルヒーロー版の特別塗装(迷彩効果あり)を施した車輌。
  砲を載せ替えたこと以外の基本的な性能はFV304とほぼ同じ。
   

• 火力
  • B.L. 5.5-in. Gun
    Crusader 5.5-in. SPやFV207が搭載できる物と同じ。
    と思いきや、いざ蓋開けてみると最大射程が700m、着弾を考慮すると690～680mが限界で、元になった砲の射程の半分しかない。
    中程度の広さのマップならまだしも、広範囲のマップになるとどうしても前線に近づく必要が出てくる。
    そのためいつ、どこで、どの場所で前線が作られるか考慮、予測して行動する必要がある。
    どちらかと言えばCrusader 5.5-in. SPが所有するQ.F. 4.5-in. Howitzerが持つ短射程・高弾道の性質に非常に近い。
     
    射程が半分になった代わりにその他の性能が強化されている。
    まず、高弾道へと変わっていること。
    これにより障害物があっても多少の高さ程度なら難なく超えて敵に届くことができる。
    そして、発射速度が大幅に強化されていること。
    装填時間はスペック値で13.4秒と非常に短く、この時点でCrusader 5.5-in. SPやFV207より5秒～10秒以上も速い。
    更に換気扇が装備できるので、換気扇＋戦友＋紅茶+車長ボーナスで装填手熟練度は最大165%まで上げられる。*1
    その状態で装填棒を装備すれば装填時間は10.6秒というTier8自走砲として破格のスピードで砲弾を送り込むことが出来る。
    履帯を破壊して相手が修復する前に再度攻撃する履帯ハメによる長時間拘束が可能であり、敵への嫌がらせ効果は絶大。
     
    ちなみに48発を全弾打ち切るにしても照準と敵の選定を考慮した場合、7～8分前後はかかる。
    その頃には状況はどちらかに傾いているので余程の膠着状態が続かない限りは弾切れを気にする必要は無い。
    射界は左14°/右17とFV304と同じ。
     

• 装甲
  FV304と同じなので、装甲・HPともに脆弱。
  一応HPが100増えたとはいえTier8～10の戦場を行き来するという性質上、被ダメージが400超えるのは珍しくない。
  見つかってしまうと1撃で撃破されてしまう危険性が非常に高いという事なのでその点には留意すべきだろう。
   

• 機動性
  FV304より少し落ちたとはいえ自走砲としては高い部類に入る。
  自走砲としてはが短射程という事もあり、陣地転換する際には高い機動力のお世話になるので非常にありがたい。
   

• 隠蔽性
  特殊迷彩のおかげでFV304より少しはましだが前線に近づくリスクを考慮するとなるとスキルでできるだけ補いたい。
  戦物語で必要なスキルを揃えてマルチ戦場に挑むという手もあり。
   

• その他
  FV304と同じく密閉戦闘室を持つため、拡張パーツの換気扇が搭載できる。
  自走砲の基本的な拡張パーツであるラマー・射撃装置に加え、残りの1枠はカモネット等ではなく換気扇を装備して砲性能や機動力をさらに底上げするという一考の価値はある。
   

• 総論
  自走砲以外も含めても高い機動力と、短射程・高弾道・高発射レート・高精度を誇る砲など、数ある自走砲の中でも独特の個性を持った癖の強い車輌となっている。
  極端な短射程と山なり弾道、低めの単発威力と優れた装填速度・照準速度を有する本車は中Tierから大口径砲を装備するようになる他国の自走砲とは大きく特性が異なる。
  Tier帯に合わせて重装甲の車輌も多くなってくるので、極力装甲の薄い側背面や天板を狙おう。
   
  マップによって側面攻撃が難しい場合は履帯切りかモジュール破壊による支援で味方を援護しよう。
  それだけでも十分前線に貢献でき、修復や治療の回数には限度があるため遅かれ早かれ敵は退却なり他メンバーとの交代なりせざるを得ない。
  普通の自走砲では狙えないような障害物裏の敵を炙り出したり、敵の履帯切り拘束による味方の援護、膠着する前線の敵をその高レートの砲でじわじわと追い詰めたりと、相手の嫌がる仕事がしやすい。
   
  また、プレミアム車輌であり、シルバーボーナスが得られるため、金弾を贅沢に使ってもそれなりにダメージを与えていれば赤字にはなりくく、紅茶を持って行っても十分黒字に持っていける。

史実

ヴィッカース社が開発した試作軽自走砲であり、5.5inch砲を搭載。
開発は1947年に開始されたが、試作車輌が完成したのは1953年のことであった。
そして、その時にはこの自走砲の設計は既に時代遅れとなっていたため、計画は中止された。

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