Tier 7 イギリス 自走砲
スペック
車体装甲厚(mm) | 28/28/12 | 本体価格(シルバー) | 1,440,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 14.00 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 | ||
後退 | 43.50 | 派生元車輌 | FV304 | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.28 | ||||
移動時 | 0.14 |
パッケージ
┏ | ━ | ━ | FV207 E:116,500 S:2,700,000 | ||||
Crusader SP E:64,750 S:1,440,000 | ━ | Crusader SP Mk III E:14,000 S:88,100 | ┻ | Crusader SP Mk IV E:24,000 S:120,600 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Crusader SP | Nuffield Liberty Mk. III | Q.F. 4.5-in. Howitzer | Crusader Mk. II | Crusader SP | 450 | WS No. 19 Mk. I | |
395 | 30 / [25.71] | --/--/-- | 400 | ||||
22.45 | 1.2/1.4/2.3 | 14 | 370 | ||||
Crusader SP Mk III | Nuffield Liberty Mk. III | B.L. 5.5-in. Gun | Crusader Mk. II | Crusader SP | 900 | WS No. 19 Mk. II | |
395 | 30 / [23.81] | --/--/-- | 450 | ||||
20.79 | 1.2/1.4/2.3 | 14 | 370 | ||||
Crusader SP Mk IV | Nuffield Liberty Mk. V | B.L. 5.5-in. Gun | Crusader 5.5-in. SP | Crusader SP | 900 | WS No. 19 Mk. III | |
410 | 32 / [26.03] | --/--/-- | 550 | ||||
21.58 | 1.1/1.3/2.1 | 14 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | 射程 | |
Q.F. 4.5-in. Howitzer | HE | 250 | 57 | 450 | 2.22 | 7.06 | 4.50 | 0.72 4.44 3.83 | 64 | +45 -5 | 499 | |
B.L. 5.5-in. Gun | HE HE | 700 12G | 70 75 | 900 900 | 3.15 4.50 | 3.41 | 6.50 | 0.72 ? ? | 32 | +45 -5 | 1,326 | |
0.72 ? ? |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier7イギリス自走砲。
Crusader巡航戦車を改造して、140mm榴弾砲を搭載した自走砲。
- 火力
- Q.F. 4.5-in. Howitzer
初期砲。
FV304から引き継ぐ499mの短射程・高弾道の砲。
装填速度・照準速度共に優れる。静止目標への命中率は高く、弾数も64発と豊富ではあるが弾速は遅い。
FV304から射界が更に広くなっており、装填速度も微妙に上がっている。
本車特有の機動性もあるため、ますます戦車随伴迫撃砲と言ってもよくなっている。
これまでの車輌でこの砲の扱い方は慣れているはずなので、運用方法はそのままに更に扱いやすく感じられる事だろう。
火力に関してはTierが上がったことにより相対的に不足気味だが、それでもこの砲の特性は強力であり、まだまだ高弾道が生きる局面も多いため、あえてこの砲を使い続ける選択もある。
ただ、主砲旋回速度は多少低下しているので、射界が広いからといってあまり乱雑に扱わないように注意しよう。 - B.L. 5.5-in. Gun
最終砲。
Crusader SPの史実砲。
長砲身の長射程砲となっており、射程は1,326m。
平均ダメージは600とTier7の中ではやや低め。
口径の巨大化により爆発半径は通常弾3.15m・金弾4.50mとTier7相応になっている。
- Q.F. 4.5-in. Howitzer
- 装甲
自走砲らしく全く頼りにならない。
しかし、車高の低さのおかげで被弾面積が小さく、弾が当たりにくい他、他国自走砲と比べて隠蔽率がかなり優秀。
視界や隠蔽の強化次第では見つかるまでに数発直射を撃ち込めることもある。
- 機動性
本車は砲を車体に対し後ろ向きに装備している。
ゲームの仕様上は砲口側が前方として実装されているため、前進(砲口側)が後進速度であり、後進(戦闘室側)が通常車輌の前進速度となっている。
なので、前進速度が15km/h程度であるのに対し、後進速度は40km/hを超えている。
この特徴を理解していれば、他の自走砲ではできない回避行動や変則的な陣地変換、全速後進で逃げながら追ってくる敵戦車を直接照準で撃退するといった芸当が可能になる。
- その他
英国自走砲ルートはTier5以降で本車以外の車輌は換気扇が搭載出来るが、本車のみ風通しの良いオープントップなので搭載不可。
余った枠には迷彩ネットで高めの隠蔽率を伸ばすのが良いだろう。
- 総論
移動の際に方向転換操作で混乱しないことが運用の肝になるユニークなこの自走砲は機動力の特殊性もあって、Q.F. 4.5-in. HowitzerとB.L. 5.5-in. Gunのどちらでも堅実な運用が可能な面も併せ持っている。
高火力な最終砲一択になりがちな自走砲では味わえない貴重な戦闘経験を楽しませてくれるだろう。
史実
クルセイダー自走砲はクルセイダー巡航戦車をバレンタイン歩兵戦車をベースとしたアーチャー自走砲と同じ改造方法で車内レイアウトをそのままに、砲塔と戦闘室を取り除いてBL-5.5インチ砲もしくはBL-4.5インチ砲を車体後方向きに搭載した自走榴弾砲です。
砲撃の際に反動で車体が浮き上がったり後退するのを防ぐスペード(駐鋤[ちゅうじょ])と言う装置が新たに車体前面(砲から見ると後面)に追加されています。
射撃後に後退移動することで、迅速に別の砲撃位置につける陣地転換が容易になる利点があるために、戦車を改造した多くの自走砲や駆逐戦車などにこういったレイアウトが用いられました。
しかし、クルセイダー自走砲の場合は操縦手は砲撃の際、念のために車外へ避難する必要があり、移動の際には急いで乗り込まねばなりませんでした。
クルセーダー自走砲は第2次世界大戦開後ほどなくして、FV300(センチュリオン戦車ベースの自走5.5インチ砲)の実証試験用として開発され、試作車が完成しました。
しかし、イギリス軍の理解が得られず、1両が試作されたのみで制式化には至りませんでした。