FV4202 (P)

Last-modified: 2020-05-25 (月) 13:03:31

GB70_N_FV4202_105.png

Tier 8 イギリス 中戦車(プレミアム)

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)51/51/32マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
最高速度(km/h)前進50.0ボーナスシルバー60%
後退20.0車輌経験値15%
隠蔽率静止時0.238搭乗員経験値0%
移動時0.178フリー経験値5%

パッケージ

FV4202 (P)
G:7,300

G:購入価格(ゴールド)

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
FV4202 (P)Rolls-Royce Meteorite 202BOQF 20-pdr Gun Type B BarrelFV4202FV42021,400SR C45
65040 / [32.00]200/90/90750
15.630.4/0.5/1.036390

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
OQF 20-pdr Gun Type B BarrelAP
APCR
HE
680
11G
170
226
258
42
230
230
280
7.501,7252.300.33
3.30
1.90
50+20
-10

解説

  • 火力
    俯角は-10°と優秀であり、ハルダウンを駆使して戦っていきたい。
    また、仰角は+20°とCenturion Iよりも+2°広い。
    • OQF 20-pdr Gun Type B Barrel
      FV4202の史実砲。
      イギリスTier9中戦車Centurion 7/1の中間砲と同名だが、性能はTier8中戦車Centurion IのType A Barrelとほぼ同等である。
      単発火力230と他国の90mm戦車砲クラスには10劣るものの、通常弾のAPは貫通力226mm、課金弾のAPCRは貫通力258mmといずれも優秀。
      精度も良好であり、照準時間も平均的。
      しかしTier8中戦車の中ではDPMがかなり低い部類である。
      また、劣悪な照準拡散や山なり気味の弾道といった欠点もあり、思ったよりも暴投を起こしやすい傾向にある。
      なお、総弾数50発はCenturion Iよりも15発少ないが、弾切れや弾種配分に困るほどではない。
      ちなみに通常弾のAPは単発火力230の割に1発680クレジットと高額である。他のプレミアム車輌に比べると支出がやや重く、クレジット稼ぎの面で若干劣るといった地味な短所もある。
       
  • 装甲
    センチュリオンに比べ車高が低くなり隠蔽性がまともになっている。
    画像による解説

    FV4202_armor.PNG
    ↑下は10度のハルダウン時。
    砲塔正面の装甲配置は至って奇妙で、主砲周辺が薄くその周囲とターレットリングが極端に分厚い。
    工夫して角度をつければ、おでこや車体上部で跳弾させることが可能。深く俯角を取ってハルダウンすればそれなりに硬い。
    色はLeoの10cm砲通常弾で撃たれた際の抜かれやすさ。~厚表記以外の数値は、AP弾の標準化を加味した実質の防御力。
    装甲モデルはtanks.ggより

    • 車体
      Centurion Iと比べると車体が一回り以上小型化されており被弾面積はやや小さい。
      前面は上部51mm、中部127mm、下部108mm~76mmとなっており、傾斜を考慮しても防げるのは140mm程度までだろう。
      車体側面は51mmと同格MTと比較してやや薄いが、Centurion I同様の厚さ6mmの装甲スカートに覆われており、HEAT弾やHEに対してある程度の抵抗力を持つ。
      後面は32mmで撃たれたら貫通されるものと考えよう。
    • 砲塔
      前面は数値上170mmだがこれは砲身基部の上側~額下側にかけての僅かな範囲だけである。
      砲身基部は115mmと薄いが、すぐ側には240mmの重装甲が鎮座し、その更に外側が165mmとなっている。
      額は60mmで傾斜により160mm程度、ただしハルダウンを駆使すれば強制跳弾を狙うことはできる。
      俗に頬とも呼ばれる左右の傾斜部は85mmで150mm以下の貫通力なら弾く可能性はある。
      基部は全周200mmとそこそこ堅い。
      側後面は数値上90mmだが、側面上部が80mmとやや薄くなっている。
       
      余談だが、本車の車体前半はやけに背が低く、その分を砲塔基部で埋め合わせる様に嵩上げされており、通常の戦車と比較して砲塔の被弾面積の割合が増えている。
      なので、モジュールや搭乗員への被害も砲塔に配置されているものに集中する傾向がある。
       
  • 機動性
    最高速度はCenturion Iと同じく50km/h。
    出力重量比がやや劣っているものの、履帯の性能は非常に良好で不整地でも容易に加速できる。
    ちょっとした坂道でも最高速度を維持出来るので短距離の移動なら困ることはないだろう。
    また、後進速度が20km/h出るのも大きな長所である。
     
  • 総論
    Tier8プレミアム中戦車としてかなりバランスの良い車輌だと言える。
    火力は単発こそ低めだが貫通力が高く、装甲はハルダウンすることによって同格を弾く可能性もあり、機動力もある程度は確保している。
    基本的な運用方法としては序盤は良好な精度、俯角、活かした中遠距離からの支援砲撃に徹することだ。
    先頭に立って戦うなどもってのほかで、間違っても会敵早々体力を半分近く持ってかれました、なんて事にはなってはいけない。
    ただし中盤以降はハルダウンや側面に回り込むなど様々な搦手を使い、優れた貫通力を持つ20ポンド砲で確実にダメージを与え、時には体力で受けてミリ残りの敵車輌を撃破するなどといった柔軟な運用が求められる。
     

史実

FV4202

第二次世界大戦後、主力戦車A41 センチュリオンと、支援用重戦車FV214 コンカラーの統合を目指した新型主力戦車の開発がスタートしました。
1950年初頭から計画され1954年には基本案(最大重量50t、主砲は120mmライフル砲、傾斜装甲を持つ低い車体、エンジンはコンパクトなV型8気筒液冷ディーゼル・エンジン)がまとまり「FV4201」の名称で設計作業がレイランド・モータース社で行われることになりました。
1956年、レイランド・モータース社はセンチュリオンをベースに走行試験車輌として、FV4202を試作します。
主砲は排煙器付きの20ポンド砲を防盾の無い新設計の砲塔に搭載、車高は抑えられ操縦手席はリクライニング式になり、それに伴い車体上部の装甲は元となったセンチュリオンより1インチ減らされました。
このFV4202はFV4201における新要素を確認することを目的としていました。
1957年にはNATOの協定に基づく新型多燃料液冷ディーゼルエンジンをレイランド社が開発。
1958年には最終仕様が決定し、1959年にはFV4201のモックアップが完成しました。
1961年~1962年にかけてFV4201の試作車輌を6輌製作、1963年~1965年に追加で34輌生産、これらは後にMk.1と呼称。
1966年から最初の量産型であるMk.2の生産が開始、FV4201 チーフテンとして制式化されました。

 

チーフテンは120mmライフル砲と最大250mmの強固な装甲により、戦後第2世代MBT最強としてその名を轟かせていました。
チーフテンに対抗する為にソビエト連邦は125mm砲を搭載したT-64やT-72を開発することになります。

 

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