Tier 10 イギリス 中戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 120/51/32 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 50 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 20 | 派生元車輌 | Centurion 7/1 | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.24 | ||||
移動時 | 0.18 |
パッケージ
FV4202 E:178,000 S:6,100,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
FV4202 | Rolls-Royce Meteor M120A | 105 mm Royal Ordnance L7A1 | FV4202 | FV4202 | 1,950 | SR C45 | |
810 | 50 | 200/200/200 | 750 | ||||
20.26 | 0.7/0.8/1.6 | 40 | 410 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
105 mm Royal Ordnance L7A1 | APCR HESH HESH | 1,200 13G 950 | 268 210 105 | 390 480 480 | 6.98 | 2,722 | 2.1 | 0.32 ? ? | 72 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10イギリス中戦車。
大昔に車輌そのものが削除されていたが、アップデート4.9でツリー上に復帰した。 - 火力
- 105 mm Royal Ordnance L7A1
主砲は派生元のCenturion Mk. 7/1と同じ105 mm Royal Ordnance L7A1であるが、欠点であった発射速度の低さが改善されており、かなり使いやすくなっている。
またイギリス高Tier主砲の特徴であるHESHを使用できるのがこの主砲のポイントであろう。
装甲を貫通すれば、爆風ダメージで多くのモジュールや搭乗員にダメージを与える他、貫通出来なかった場合もHE弾同様にダメージを与える能力を持ってる。
非貫通の場合、敵車輌が拡張パーツ:スポール・ライナーを装備していた場合にダメージを軽減されてしまうので注意が必要。
この砲には他国のような高貫通砲弾がないためE 100やT110E3、T110E4のような重装甲の相手に対して弱いためほかの戦車に任せたほうが得策。もし横や後ろに回りこむことができれば上記のHESHを打ち込むと良いだろう。
- 105 mm Royal Ordnance L7A1
- 装甲
この車両の装甲は正直心許無いの一言である。車体正面の装甲厚は121mmと派生元のCenturion Mk.7/1と同じであるが、きつい角度があるため(68度290mm厚相当)弾ける事が多く傾斜装甲は良好となっている。
問題は砲塔である。正面装甲厚は数値上では196mmと高いがこれは砲塔下の円柱状の部分のみであり、Centurionにはあった防盾も無くなっている為、頭出しでも簡単に貫通されてしまう。さらに砲塔には砲手と装填手が配置されていて、よく搭乗員が負傷する。
しかし、砲塔上部はそれなりに弾いてくれるのと、キューポラも196mmなので運がよければ弾ける。
貫通力175mmの砲を持つ相手には車体下部以外は貫通を許さないのでごり押ししても勝てるだろう。
そんなこの車両の間接的な防御力向上を果たしているのが、隠蔽率である。
中戦車の中で最悪クラスであったCenturionシリーズに比べ、隠蔽率がかなり改善されており、M48A5 Patton以上T-62A以下と一気に平均値まで上がったので、これまで諦めていた乗員へのカモフスキルも検討できる。 - 機動性
最高速度は40kmとCenturionと同じで相変わらず同Tier最低であるが、良好な出力重量比を持っているため、改善された旋回性能も相成って起伏の激しいマップや市街地マップでは高い機動力を発揮してくれる。 - 総論
Tier 10 中戦車の中でもバランスの取れた車両であるが、逆に言えば最も中途半端な車両と思われる。
基本的な運用方法としては序盤は比較的良好な砲精度、俯角・視界・隠蔽率を活かした中遠距離からの支援砲撃に徹し、終盤は孤立した敵車両や自走砲に対してのHESHを使用した攻撃である。
史実
FV4202は1963年から1970年代初頭まで量産されたチーフテン主力戦車の試作車両である。
本車の開発は1950年代の初めに計画され1954年までには重量最大50t、主砲は120mmライフル砲、傾斜装甲を持つ低い車体、エンジンにはコンパクトなV型8気筒液冷ディーゼル・エンジンを使用するという基本案がまとまり、「FV4201」の試作名称で設計作業がレイランド・モータース社で行われることになった。
FV4201戦車の車体と砲塔は、それまでのイギリス戦車とは異なる斬新なスタイルに設計されていた。
車体を低くかつ前面を滑らかに傾斜させるために操縦手席は大きくリクラインさせられており、砲塔形状は避弾経始を考慮して前部を傾斜の付いた鋭い尖った形にされていた。
足周りについては、センチュリオン中戦車で良い結果の出たホルストマン式サスペンションが引き続き使用された。
1956年、レイランド社はセンチュリオン中戦車をベースに本車両の「FV4202」と呼ばれる走行試験用車両を製作した。
続いて1957年に、NATOの協定に基づく新型多燃料液冷ディーゼル・エンジンをレイランド社が開発した。
1958年にはこの新型MBTの最終仕様が決定され、実物大のモックアップが1959年の初めに完成した。
また設計はこの時までに、レイランド社からヴィッカーズ・アームストロング社に引き継がれた。
1959年末、FV4201戦車の最初の走行用試作車(無砲塔)が完成した。
さらに1961年7月~1962年4月にかけて砲塔付き試作車が6両イギリス陸軍に納入され、1962年5月から各種試験が実施された。
そして1963年5月から生産型の量産が開始され、「チーフテン」(Chieftain:族長)Mk.1戦車として制式化された。
コメント
- 恐らくティア10で最もランニングコストが低い車両。課金弾を乱発しなければならない場面が無いからである。しかしながら、遠くにWTE100やFV4005が見えた時(撃ちにくるタイミングに合わせて装填しておく)にヘッシュを使いこなせるかが運用の肝である。そうでなければ強引な貫通が無いので苦戦を強いられ、他のMTで来い、となりがち。OJT140のように車体、頭共に防御力は高く、MT同士がぶつかり合う所では装甲を活かす事が、他MTの負担を減らせ、ヘッシュも絡めれば攻めの効率が上がるだろう。装甲活用、ヘッシュの装填タイミング、貫通を補うサイドアタック等高度な判断が必要な車両で、経費がかからないからと安易に乗ると活躍は望めないだろう。 -- 2020-10-17 (土) 17:38:35