Tier 1 イタリア 軽戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 16/16/16 | 本体価格(シルバー) | 0 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 24 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 1~2 | ||
後退 | 10 | |||||
隠蔽率 | 静止時 | 0.24 | ||||
移動時 | 0.18 |
パッケージ
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Fiat 3000 | FIAT 604 | Cannone da 37/20 | Fiat 3000 | Fiat 3000 mod.30 | 120 | R.F.C.R. | |
63 | 56 / [49.78] | 16/16/16 | 265 | ||||
10.80 | 0.8/0.9/1.8 | 41 | 280 | ||||
Fiat 3000 da 37/40 | FIAT 604 | Cannone da 37/40 | Fiat 3000 | Fiat 3000 mod.30 | 120 | R.F.C.R. | |
63 | 56 / [49.22] | 16/16/16 | 265 | ||||
10.68 | 0.8/0.9/1.8 | 41 | 280 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
Cannone da 37/20 | AP APCR HE | 0 3G 6 | 29 46 18 | 30 30 36 | 27.27 | 818 | 2.00 | 0.50 4.56 3.69 | 237 | +20 -10 | |
Cannone da 37/40 | AP AP HE | 7 3G 9 | 39 60 18 | 40 40 45 | 21.43 | 857 | 2.00 | 0.42 3.83 2.76 | 68 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier1イタリア軽戦車。
フランスのルノー FT-17軽戦車を元にフィアット社が開発し量産した軽戦車。
- 火力
- Cannone da 37/20
低貫通の初期砲。
弾速*1が遅く、山なりの弾道を描くのが特徴。 - Cannone da 37/40
精度に優れた最終砲。
金弾がAPなので遠くの敵を撃っても貫通力が減りにくいこともあり、狙撃は比較的得意。
また、Tier1にしては珍しく弾速640m/sと速い。
単発ダメージは戦車砲の中では平均的だが、発射速度がやや遅め。
弾数は68発と少なめ。もし金弾を載せるのであれば弾配分には注意したい。
- Cannone da 37/20
- 装甲
砲塔・車体共に全周16mm。
HPは120と同格のRenault系では2番目の高さ。
- 機動性
最高速度24km/hな上にエンジン出力も不足気味。
総じて鈍足である。
- 総論
機動力は低いが、砲の精度が良いため遠距離攻撃でカバー出来る。
Tier1車輌のため、数戦も乗れば次のTierへランクアップ出来るだろう。
史実
FIAT3000はイタリアの軽戦車である。
フランスのルノー FT-17軽戦車を元に開発され、1920年6月に試作車輌が完成。
1921年に「Carro d'assalto Fiat 3000 Mod.21(フィアット3000突撃戦車 1921年型)」として制式化、1923年に量産が開始された。生産数100輌。
1929年には改良型の「Carro d'assalto Fiat 3000 Mod.30(フィアット突撃戦車 1930年型)」の試作車輌が完成し、1930年に制式化された。生産数は52輌。
なお1921年型を「フィアット3000A」、1930年型を「フィアット3000B」と呼ぶ場合もある。
1921年型では空冷式の「SIA Mod.1918 6.5 mm 軽機関銃」を砲塔に2挺搭載していたが、1930年型では「ヴィッカース・テルニ M30 40口径37mm砲」を砲塔に1門搭載している。
この砲は1920年代後半に開発された対戦車砲で、初速640m/s、射距離100mで30度の傾斜装甲板に対し47mmの装甲貫徹力を持っていた。
この砲は後にM11/39やフィアット611装甲車にも搭載されている。
機動力については1921年型がエンジン出力45馬力~50馬力で路上最高速度21km/hだったものが、1930年型では63馬力~65馬力で最高24km/hに向上している。
ルノーFTとの違いとして、エンジンを横置きにし、車体後部の両側面に消音器が付いている(ルノーFTは車体後部の右側面のみ)。尾橇は1930年代後半には撤去された。
なお、1930年代後半に名称変更が行われ、6.5mm機関銃装備型はL5/21、37mm砲装備型はL5/30と呼ばれるようになった。
同時期にL5/21軽戦車90輌がSIA Mod.1918 6.5mm 軽機関銃から、フィアット レベリ M35 8mm重機関銃、またはブレダM38車載機関銃に換装されている。
第二次世界大戦時には既に旧式化しており、主に治安維持や要地警備に用いられていた。
しかし、1943年のシチリア島における戦いで使用されており、連合軍と砲火を交えている。
日本でも1930年代初期にFIAT3000Bを数輌輸入している。
同時期に輸入したルノー NC27軽戦車やヴィッカース6トン戦車との比較検討用と考えられる。