Fiat 3000

Last-modified: 2020-05-25 (月) 13:03:31

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Tier 1 イタリア 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)16/16/16本体価格(シルバー)0
最高速度(km/h)前進24マッチング範囲(戦闘Tier)1~2
後退10
隠蔽率静止時0.24
移動時0.18

パッケージ

M14/41
E:270
S:3,800
Fiat 3000
E:0
S:0
Fiat 3000 da 37/40
E:40
S:1,950
L6/40
E:270
S:4,100

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
Fiat 3000FIAT 604Cannone da 37/20Fiat 3000Fiat 3000 mod.30120R.F.C.R.
6356 / [49.78]16/16/16265
10.800.8/0.9/1.841280
Fiat 3000 da 37/40FIAT 604Cannone da 37/40Fiat 3000Fiat 3000 mod.30120R.F.C.R.
6356 / [49.22]16/16/16265
10.680.8/0.9/1.841280

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
Cannone da 37/20AP
APCR
HE
0
3G
6
29
46
18
30
30
36
27.278182.000.50
4.56
3.69
237+20
-10
Cannone da 37/40AP
AP
HE
7
3G
9
39
60
18
40
40
45
21.438572.000.42
3.83
2.76
68+20
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 火力
    • Cannone da 37/20
      低貫通の初期砲。
      弾速*1が遅く、山なりの弾道を描くのが特徴。
    • Cannone da 37/40
      精度に優れた最終砲。
      金弾がAPなので遠くの敵を撃っても貫通力が減りにくいこともあり、狙撃は比較的得意。
      また、Tier1にしては珍しく弾速640m/sと速い。
      単発ダメージは戦車砲の中では平均的だが、発射速度がやや遅め。
      弾数は68発と少なめ。もし金弾を載せるのであれば弾配分には注意したい。
       
  • 装甲
    砲塔・車体共に全周16mm。
    HPは120と同格のRenault系では2番目の高さ。
     
  • 機動性
    最高速度24km/hな上にエンジン出力も不足気味。
    総じて鈍足である。
     
  • 総論
    機動力は低いが、砲の精度が良いため遠距離攻撃でカバー出来る。
    Tier1車輌のため、数戦も乗れば次のTierへランクアップ出来るだろう。
     

史実

L5軽戦車

FIAT3000はイタリアの軽戦車である。

 

フランスのルノー FT-17軽戦車を元に開発され、1920年6月に試作車輌が完成。
1921年に「Carro d'assalto Fiat 3000 Mod.21(フィアット3000突撃戦車 1921年型)」として制式化、1923年に量産が開始された。生産数100輌。
1929年には改良型の「Carro d'assalto Fiat 3000 Mod.30(フィアット突撃戦車 1930年型)」の試作車輌が完成し、1930年に制式化された。生産数は52輌。
なお1921年型を「フィアット3000A」、1930年型を「フィアット3000B」と呼ぶ場合もある。

 

1921年型では空冷式の「SIA Mod.1918 6.5 mm 軽機関銃」を砲塔に2挺搭載していたが、1930年型では「ヴィッカース・テルニ M30 40口径37mm砲」を砲塔に1門搭載している。
この砲は1920年代後半に開発された対戦車砲で、初速640m/s、射距離100mで30度の傾斜装甲板に対し47mmの装甲貫徹力を持っていた。
この砲は後にM11/39やフィアット611装甲車にも搭載されている。

 

機動力については1921年型がエンジン出力45馬力~50馬力で路上最高速度21km/hだったものが、1930年型では63馬力~65馬力で最高24km/hに向上している。

 

ルノーFTとの違いとして、エンジンを横置きにし、車体後部の両側面に消音器が付いている(ルノーFTは車体後部の右側面のみ)。尾橇は1930年代後半には撤去された。

 

なお、1930年代後半に名称変更が行われ、6.5mm機関銃装備型はL5/21、37mm砲装備型はL5/30と呼ばれるようになった。
同時期にL5/21軽戦車90輌がSIA Mod.1918 6.5mm 軽機関銃から、フィアット レベリ M35 8mm重機関銃、またはブレダM38車載機関銃に換装されている。

 

第二次世界大戦時には既に旧式化しており、主に治安維持や要地警備に用いられていた。
しかし、1943年のシチリア島における戦いで使用されており、連合軍と砲火を交えている。

 

日本でも1930年代初期にFIAT3000Bを数輌輸入している。
同時期に輸入したルノー NC27軽戦車やヴィッカース6トン戦車との比較検討用と考えられる。

 

参考

コメント


*1 395m/s