Tier 10 ソ連 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 260/100/45 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 40 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 18 | 派生元車輌 | SU-122-54 | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.24 | ||||
移動時 | 0.15 |
パッケージ
Obj. 268 4 E:235,000 S:6,100,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Obj. 268 4 | B-12-5B | 152 mm M-53S | Object 268 Version 4 | Object 268 Version 4 | 2,000 | 10RK-26 | |
850 | 22 / [18.86] | --/--/-- | 720 | ||||
11.33 | 1.2/1.4/2.3 | 22 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
152 mm M-53S | AP HEAT HE | 1,650 17G 1,120 | 293 360 90 | 650 650 840 | 3.39 | 2,204 | 2.50 | 0.42 3.02 1.31 | 30 | +15 -5 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier10ソ連駆逐戦車。
試作重自走砲Object 268の後部戦闘室型の計画案である。
- 火力
- 152 mm M-53S
俯角は5度までとれるようになっており、地形への適応力の向上を実感するだろう。
他国の同クラスの戦車砲と比較した場合、単発火力で劣る。照準時間と弾速は大口径砲の中では優秀である。
最大の問題点は精度とDPMの低さで、Tier10通常駆逐戦車中最低クラスの値である。
このため近距離であっても敵車輌の小さな弱点を狙うような勝負は難しい。
一方で貫通力は高く通常の車輌では貫通できないような広い装甲部分を狙うことが可能であり、自身は装甲を使って敵の砲弾を弾くので普段は精度やDPMの低さをあまり感じさせない。
精度の低さから遠距離からの攻撃には適していないと考えられがちだが、大口径砲の中では比較的優秀な照準時間と弾速を備え、
高い貫通力から通常では貫通不可能な装甲面も狙えるため、300m程度の距離までならば充分に運用可能である。
射界は左右12度ずつで、同格の固定砲駆逐戦車としてはFV217 Badgerに次いで広い。
しかし固定砲塔であることは変わらないので、射界内に敵を捉えられる距離を維持するよう注意しよう。
ソ連車輌特有の弾薬庫の耐久力の低さから155mm以上の口径の一撃で弾薬庫誘爆から撃破される可能性がある。
装填手スキルの「弾薬庫保護」は優先して取得したい。装填手は2人搭乗しており1人が負傷しても装填時間への影響は小さい。各搭乗員のスキル構成などを考慮した上で救急キットの使用判断を下そう。
- 152 mm M-53S
- 装甲
全体的に傾斜を取り入れた強固な装甲となっている。正面は車体下部に至るまで顕著な弱点は存在せず、特に遠距離から正面装甲を貫通することは非常に困難である。
一方で、重戦車のように防御姿勢が決まれば完璧な防御力を誇るというものではなく、DPMの低さと駆逐戦車ゆえの耐久力の少なさから至近距離で足を止めた撃ち合いでは不利になることが多い。
装甲を充分に活用するためには後述する弱点知り、機動力を活かして戦闘距離の維持を意識する必要がある。
天板は全て55mm厚あるため、口径165mmを超えるAP等でない限りは3倍ルールで貫通することは出来ない。背面装甲は45mmと薄くほとんどのHE弾が貫通するので注意。- 戦闘室
正面は330mm相当となっている。側面の傾斜部も220mm厚と重装甲であり、正面および豚飯時によく弾く部分である。
戦闘室側面の装甲厚は前方から順に220mm→100mm→45mmとなっている。特に後方は背面と同様に薄くHE弾が貫通するため敵車輌の回り込みには常に警戒が必要である。
正面から見た弱点としては向かって左側の垂直230mm厚の測距儀があり、これはTier9の通常弾でも貫通可能な数値である。
測距儀自体は小さいので距離さえとれば貫通されることはまず無い。また、近距離でも障害物で隠すなどして対処は可能。
右側にも機銃の下に230mm厚のキューポラがあるが、かなり小さいので狙われることは稀である。弱点である測距儀は砲身を上げてガードすることができる。砲身でガードする場合は、砲身を右上に上げて照準を固定した後、カメラを水平に戻してモニタ上で測距儀、砲身、敵の砲口の3点が一直線に重なるように車体をわずかに右に旋回させる(敵戦車を正面左手に置く)と良い。主砲の装填時間が長いので近距離で撃ち合う場合は必ずガードする癖をつけよう。
- 車体
車体正面の広い垂直部の装甲厚は350mm相当に達するため弱点ではない。
また、その上部の傾斜部と横の切り欠きは100mm厚、下部は85mm厚でいずれも70度程度の傾斜装甲となっており、AP弾・APCR弾では跳弾判定になりやすい。
ただしこれらの傾斜部分は貫通力の高い同格のHEAT金弾には貫通される事が多い。また、車体の傾きや撃ち下ろしによって傾斜が緩むとAP弾・APCR弾でも貫通される可能性がある。
そのため斜面や高低差のある場所、密着するほどの至近距離での撃ち合いになると防御力を発揮できないことが多々ある。
細かい車体の前後運動も、出力重量比の高さから切り返しの瞬間車体が前後に傾いて傾斜が減ることがあるので多用は避けたい。
これらの弱点を補うためには敵との距離をとった上で平坦な地形に引き込んだり、遮蔽物で下部の傾斜を隠しつつ少し車体を持ち上げることで上部の傾斜を強化する防御姿勢を作り出すなどの工夫が必要である。
車体側面の装甲は上から順に、100mm傾斜→80mm傾斜+30mm空間装甲→80mm傾斜+20mm履帯という構造になっている。
特にT-10に似た中央の傾斜装甲+空間装甲は非常に防御力が高く、甘い角度でも砲弾を弾くことが多い。車体全体を見た場合ほとんどの部分が100mm以下の装甲厚であり、それを傾斜で補っているためHE弾に対する耐性は見た目ほど高くはない。
大口径砲はもちろんのこと重戦車のHE弾でも200前後のダメージが通る可能性がある。防御姿勢の重戦車にHE弾を撃ち込まれ続けると耐久力の低さと装填時間の長さから不利な戦いを強いられることとなる。
また、正面からの攻撃では車体前方のエンジンを破壊され、側面からの攻撃では履帯とともに搭乗員が負傷することが多いため、遮蔽物で車体を隠せる場合は積極的にハルダウンを活用しよう。
- 戦闘室
- 機動性
最高速26km/h、出力重量比11.33からわかるように非常に鈍重で、Tortoiseより若干マシ程度の機動力しかない。
出力重量比11.33は変わらないが、最高速度が40km/hとなったことで長距離の陣地転換には少し有利になった。
また車体の旋回速度も劣悪の一言である。
重量級の重戦車に負けるほどの数値であり、固定砲である本車にとっては、スキルや拡張パーツ、消耗品などで旋回速度を補わなければ大きな足かせとなる。
- 隠蔽性
機動力や装甲に隠れてあまり目立たないが、本車両は重装甲の割に悪くない隠蔽性を確保しており、数値的には同Tierのフランスや中国の駆逐戦車と同程度である。
巨体に見合わず移動時の隠蔽率は同Tier中戦車の一部に勝っている。隠蔽スキルや迷彩塗装を使用することでしっかりと隠蔽率を確保すれば悪くない性能を発揮する。
- 総論
史実
オブイェークト 730 ヴァリアント 4 (Object 730 Version 4) は、T-10 (オブイェークト 730) 戦車をベースとした自走砲の開発計画のひとつであり、1952 年 12 月 18 日までに開発され、
同時に、このコンセプト・プロジェクトにはオブイェークト 268 という呼称が与えられました。
本計画は、車体後部に配置した閉鎖式の固定戦闘室に主砲を搭載する方式でしたが、オブイェークト 730 の車体に複雑な改修を加える必要があったため、計画は中止されました。