T-80

Last-modified: 2020-05-25 (月) 13:03:34

R44_T80.png

Tier 4 ソ連 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)35/25/25本体価格(シルバー)140,000
最高速度(km/h)前進45マッチング範囲(戦闘Tier)4~6
後退18派生元車輌T-70
隠蔽率静止時0.32
移動時0.32

パッケージ

T-34
E:11,500
S:356,700
T-80
E:3,900
S:140,000
T-80A
E:1,340
S:24,520
T-80V
E:3,940
S:35,460
T-80B
E:2,440
S:31,230

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
T-80M-8045 mm VT-42T-80T-803509R
17048 / [44.31]35/35/35325
14.961.2/1.3/2.345330
T-80AGMC 600445 mm VT-42T-80 enhancedT-803509RM
21052 / [56.59]35/35/35525
17.761.1/1.2/2.145330
T-80BGMC 600445 mm VT-43T-80 enhancedT-803509RM
21052 / [56.59]35/35/35525
17.761.1/1.2/2.145330
T-80VGMC 600437 mm Automatic SH-37T-80 enhancedT-803509RM
21052 / [57.13]35/35/35525
17.931.1/1.2/2.145330

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
青字:オートローダー砲・機関砲

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度
連射[間隔]
弾倉[交換時間]
AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
45 mm VT-42AP
APCR
HE
35
3G
19
75
110
23
55
55
65
28.571,5711.900.37
4.33
1.67
100+65
-8
0.37
?
1.67
45 mm VT-43AP
APCR
HE
35
3G
19
75
110
23
55
55
65
28.571,5711.700.34
?
?
100+65
-8
37 mm Automatic SH-37AP
APCR
HE
35
2G
10
46
62
10
40
40
50
63.16
連射[0.30]
弾倉[4.20]
2,5261.900.37
?
?
120
[(3×2)×20]
+60
-8

解説

  • 概要
    Tier4ソ連軽戦車
    T-70の後継で、非常に良く似た性能と性格を持つ。
    砲塔が2名用に大型化された事で、砲手が加わり搭乗員は3名に増えた。
     
  • 火力
    活かす機会は少ないが、60°以上という驚異的な仰角を誇る。
    • 45mmVT-43
      VT-42より精度・照準時間・俯角が強化されており、Tier4の中でも優れた精度と収束性、高い連射性能を誇る。
      反面、貫通力は上がっていないので、重装甲相手には弱点や側面を狙うなどの工夫が必要。
    • 37mmAutomaticSH-37
      瞬間火力・DPMに優れるものの、Tierに対して貫通力が不足しておりお勧めできない。
       
  • 装甲
    T-70から車体側面装甲が15mmから25mmに増強されている程度で大きな変化はなく、Tierが上がった分相対的に弱体化している。
    自走砲による一発死の機会も増えており、立ち回りにはより一層の注意が必要となる。
     
    ただ、Tier4及び5で猛威を振るう十榴に耐えられる装甲厚ではあるので、同格の他軽戦車よりはまだましと言えるだろう。
    人にもよるが、スポールライナー(小)を積むとさらに十榴に強くなる。価格も比較的駆け出しの戦車乗りなら搭載するのも一手ある。
     
  • 機動性
    良好な部類ではあるものの、最高速度は45km/hと低く、いわゆる走り偵察を仕掛けられるほどの速力はない。
    しかし、車体・砲塔ともに良好な旋回性を持ち、キビキビとした機動が可能だ。
    少々背が高いが、車体のサイズはコンパクトで隠蔽率も良好。
    置き偵察はこなせるが、視界範囲は330mと平均的でやや物足らない。
    撃たれたらすぐに移動するぐらいの警戒が必要だろう。
     
  • 総論
    総じて目立った弱点はなく、走・攻では優れた部分も持つが、実際にはどの場面でも能力が中途半端で、強みがない。
    軽戦車として扱うよりは軽装な中戦車と考えた方が運用しやすい場面も多いだろう。
    砲の精度と連射性を活かして後方からの支援射撃に徹するか、前線にて移動と偵察と攻撃を繰り返し、正面から撃ち抜けない相手に対しては味方と連携してうまく側面を取るか。
    状況に合わせて臨機応変な運用が求められる。
    他のソ連軽戦車と同じように使うと痛い目にあうので注意したほうが良い。

史実

T-80軽戦車はT-70の運用上の欠陥を改修した改良型です。
サスペンションを強化し、市街地戦にも対応できるようT-70で最大25度しかとれなかった主砲仰角を60度まで拡大しています。
また、武装は同じですが、車長の負担を軽減すべく2名用の砲塔を搭載しました。
砲塔リングを大きなものに変えたため、砲塔のすぐ真下にはみ出るような形になっています。

 

1943年に開発されましたが、偵察用軽戦車の需要は米英からレンドリースで送られてくる軽戦車によって間に合っており、さらに主力中戦車であるT-34の量産も軌道に乗ってきたため、本車の生産数は120輌程度で打ち切られました。
しかしながら、T-80の設計陣はなおも意欲的に改良に取り組み、火力強化のために新型の長砲身砲である45mm VT-43を搭載する研究が行われましたが、試作の域を出ることは無く、制式採用には至りませんでした。
T-80の生産が打ち切られた後はSU-76など対戦車自走砲の増産へ注力することとなりました。

 

当然ですが、戦後に登場する主力戦車T-80シリーズとは別のものです。

コメント