Tier 3 ドイツ 中戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 14/8/8 | 本体価格(ゴールド) | 950 | ||
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最高速度(km/h) | 前進 | 44 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 3~4 | |
後退 | 12 | シルバーボーナス(%) | 22 | ||
隠蔽率 | 静止時 | 0.26 | 経験値ボーナス(%) | 65 | |
移動時 | 0.19 | 搭乗員経験値ボーナス(%) | 無し |
パッケージ
Gr.Tr. 950G |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Gr.Tr. | BMW-Va | 7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | Großtraktor - Krupp | Großtraktor - Krupp | 320 | FuG 6 | |
250 | 36 / [32.53] | 14/8/8 | 345 | ||||
15.24 | 1.03/1.14/1.71 | 41 | 330 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | AP APCR HE | 14 2G 13 | 43 87 38 | 110 110 175 | 10.91 | 1,200 | 2.20 | 0.55 5.57 3.61 | 102 | +60 -12 |
解説
- 概要
Tier3のドイツプレミアム中戦車。
マッチング優遇が有り、Tier4までとしか当たらない。
名称のGroßtraktor(グローストラクトーア)には英語アルファベットの26文字には無い特殊な文字*1が使われているため、ドイツ語を知らない人には馴染みが薄いかもしれない。
- 火力
- 7,5 cm Kw.K. 37 L/24
低精度低弾速で榴弾砲のような性能ながらAPが存在することでおなじみ7,5 cm Kw.K. 37 L/24だが、同じTier3中戦車のPz.Kpfw. IV Ausf. Aの同じ砲と比べると諸性能で見劣りする。
APとHEは貫通力の差があまりないので、ダメージの大きいHEがメインとなるだろう。
- 7,5 cm Kw.K. 37 L/24
- 装甲
その車体性能はVickers Medium Mk. IIIに近い軽装甲高機動タイプ。重厚そうな見た目に反して装甲は貧弱。
防盾などの最も厚い部分ですら14mmと、どんな砲弾でも当たればほぼ確実に貫通する薄さになっている。
長い車体を隠し切れずに105mm榴弾で一撃爆散するのはご愛嬌。
- 機動性
出力重量比と旋回速度は高く、大きさからは想像もできないような快速を持ち、戦場を縦横無尽に駆け回る。
- 総論
Tierトップでは高速を生かして良いポジションを取り、比較的近距離からの飛び出し撃ちが効果的だ。
とにかく装甲は紙なので被弾を極力減らすべきだが、装填速度が長めのため、再装填中は出来るだけ車体を晒さないようにしたい。
低Tierでは活躍の場は少ないが、中戦車らしく側面に廻り込んでのアシストに徹するのが無難。場合によっては遠距離から山なりの弾道で山影の敵にダメージを与えることも可能だ。
史実
Großtraktor(重トラクター)はLeichttraktor(軽トラクター)とペアで運用される車輌で、「重トラクター」というのはLeichttraktorの「軽トラクター」と同様、秘匿名称である。
重トラクターの開発命令は1925年、非公式にダイムラー・ベンツ社、ラインメタル社、クルップ社に対し出された。
各社は開発仕様に基づきそれぞれ別個の車体を2両ずつ製作した。なお試作車体は軽トラクター同様に軟鋼製であった。
ダイムラー・ベンツ社の製作した車体は「重トラクターⅠ」と呼ばれ、ラインメタル社の車体は「重トラクターII」、そしてクルップ社の車体は「重トラクターIII」と呼ばれた。
本ゲームに登場するのはクルップ社製なのでその内の重トラクターIIIということになる。
重トラクターの製作作業は各社とも1926年頃から始められたが、このクルップ社製の重トラクターIIIは1号車が1928年、2号車は1929年に引き渡された。
重トラクターIIIの基本デザインは他の重トラクターと同様菱型戦車の様な古臭いものであった。
足回りは小直径の転輪が多数並べられたものだが詳細は不明である。恐らく後部が起動輪、前部が誘導輪であると思われるが他の重トラクターと同様はっきりしていない。
重トラクターの試作車体はソ連の試験場で実用試験を受けた後ドイツに戻され、実際に部隊へ配属されたようである。
しかし重トラクターはドイツの戦車運用思想とは適合せず、量産は行われなかった。
残された車体は各戦車連隊の司令部に記念碑として展示されたらしいがこれも詳細は不明である。