Tier 10 フランス 中戦車
スペック
HP | 1,900 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 80/35/30 |
最高速度(km/h) | 65 |
重量/最大積載量(t) | 35.92/38 |
本体価格(シルバー) | 6,100,000 |
パッケージ
AMX 30 B (/6,100,000) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
AMX 30 B | Hispano-Suiza HS 110 | 105 mm mle. F1 | AMX 30 B | AMX 30 B | 1,900 | 750 | |||||||
720 | APCR HEAT HE | 260 320 53 | 390 390 480 | 50 | 1,210 12G 680 | 6.74 2.1 0.3 | 48 | 80/40/30 | 38 | 410 |
解説
- 火力
- 105 mm mle. F1
AMX-30の史実砲。
良好な精度と照準時間、-8°の俯角、非常に速い弾速を有しているので扱いやすい。
特に移動中の拡散が試作車より大幅に抑えられており、ある程度の距離なら走り撃ちも当てやすい。
しかし、残念な事にDPMはtier10中戦車としては低い部類に入る。
- 105 mm mle. F1
- 装甲
前身と殆ど変わらず、このTier帯ではほぼ無いに等しい。
被弾すれば十中八九抜かれ、大口径自走砲?の砲弾が直撃すると一撃爆散する危険もある。
防盾の縁や車体正面の傾斜部分が稀に防いでくれる事もあるが、期待しない方が良い。
また、キューポラがかなり大きく狙われやすいので、ハルダウンする際は狙いを絞らせないように小刻みに動こう。
- 機動性
前身から出力重量比が若干下がるものの、依然として高い機動力を誇る*1。
前身では不満だった履帯の旋回速度が改善されており、ストレスを感じる事はないだろう。
- 総論
フランス戦車の常として、優秀な機動性・良好な俯角・薄い装甲を持ち合わせる。
同格中戦車Leopard 1とは似た車両特性をしており、各種性能の微妙な違いで差別化が図られている。
しかしながら、AMX 30 Bは弾速・装甲・隠蔽などが微妙に勝っている程度なのに対して、Leopard 1が優越している箇所は俯角・照準時間・貫通力・加速力など体感的に分かりやすい部分が多い。
結果としてAMX 30 BはTier10中戦車の中でも強みが目立ちにくい、いわゆる器用貧乏的な立ち位置になってしまっているのが残念なところ。
とはいえ、何かの性能が極端に悪い車両という訳ではないので、丁寧に扱えば十分な戦果を挙げる事ができるだろう。
軽戦車と同じで、こまめに移動しつつ、撃たれない事を最優先に戦っていこう。
史実
AMX-30は現在でも使われているフランス陸軍の主力戦車です。
1957年、西ドイツとフランス・イタリア共同製作の戦車として開発が開始されたましが、1963年に仕様やコスト等、要求の行き違いから決裂、その結果、フランスが開発したのがAMX30で、1966~93年に生産された他にサウジアラビア、カタール、クウェート、キプロスが採用し、スペインでライセンス生産されました。
一方、ドイツはレオパルト1を自力で開発して、主力戦車に据えています。
AMX-30Bは生産型で、別名ブルニュ、ソミュールとも呼ばれているそうです。
射撃指揮装置をCOTAC APX M581に換装したタイプで、これは砲手用M554望遠照準器、M550レーザー測遠機(最大測定距離10,000m、誤差プラスマイナス5m)から構成されています。 また、主砲向かって右の赤外線サーチライトが外され、替わりに反対側にDIVT13/カナスタLLLTVシステムが装備されました。
エンジンは強化され、トランスミッションもオートマチックトランスミッションに変更されました。
防御力向上のため、防楯が厚くなり砲塔側面に増加装甲、車体側面にアーマースカートが装着可能となったのがトピックになっている他、GSB2ブレヌス・モデル1リアクティブアーマーも開発されています。
発煙弾発射機をルクレールと同じGALIXに換装できるようになりました。
車体長6.59m、全長9.48m、全幅3.1m、全高2.86m、戦闘重量37t装甲厚は車体前面79mm、側面57mm、後面30mm、上下面15mm、砲塔前面80.8mm、側面41.5mm、後面50mm、上面20mm。
エンジンはイスパノ・スイザ製HS110-2(700馬力)で、最大速度は路上65km/h、路外35km/h、燃料搭載量900リットル、航続距離400kmを発揮します。
1979年から開発され、166両が新規生産・493両が既存の車両から改修されて1982年から引き渡されました。
湾岸戦争バージョンとしてAMX-30B2に砲塔前部に赤外線欺瞞装置を搭載、砲塔側面に煙幕弾/デコイ発射筒を装備、LLLTVのかわりにDIVT16パッシブ赤外線暗視装置を搭載した車両もあるそうです。
中東をはじめ南米に多数輸出されています。
その他、中東諸国仕様のAMX-30Sがあり、Sはサハラの略で、砂漠仕様のためエアクリーナーの強化、ギア比変更、エンジン出力絞り込み(620馬力としてオーバーヒートを予防)などの仕様変更がされています。 車体側面に砂塵防止のためサイドスカートが装着された他、レーザー測遠機を搭載し、クーラーも積んでいます。
ドイツ製のパワーパックとFCSに交換したスーパーAMX-30がサウジアラビア向けに提案されているそうです。
2015年以降でも現用で使われている理由に、後継となるAMX40や改良型のAMX-32の売り込みの失敗、次期主力戦車の開発が遅れている事から、アップデートを繰り返して延命しつつ主力の座についています。