イギリス RankI 重戦車 チャーチルI
概要
リリース当初にちょこっと売られていた幻の車両。売られていた期間が短く見かけることはほぼない。イギリス重戦車といえば定番のチャーチルシリーズ。その原点ともいえる車両である。
車両情報(v1.3.1.13)
必要経費
必要小隊レベル | 0 |
---|---|
車両購入費(GE) | 735(1,050) |
BR・報酬・修理
SL倍率 | 3.2 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 24.0 |
俯角/仰角(°) | -15/20 |
リロード速度(秒) | 2.8 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 肩当て式 / 10 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 89 / 64 / 51 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 102 / 89 / 89 |
重量(t) | 38.0 |
エンジン出力(hp) | 668 |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 28 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 87 |
乗員数(人) | 5 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 40mm QF 2-pounder cannon | 1 | 150 |
副砲 | 76 mm OQF 3-inch Mk.I howitzer | 1 | 58 |
機銃 | 7.92 mm BESA machine gun | 1 | 9,350 |
弾薬*1
主砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
40 mm QF 2-pounder | Shot Mk.1 AP/T | AP | 1.08 | - | 792 | 72 | 68 | 52 | 37 | 27 | 19 |
Shot Mk.IXB APCBC/T | APCBC | 1.24 | - | 792 | 89 | 86 | 77 | 66 | 57 | 50 | |
Shot Mk.1 APHV/T | AP | 1.08 | - | 853 | 80 | 75 | 58 | 41 | 30 | 21 | |
Shell Mk.1 AP/T | APHE | 1.08 | 20.9 | 792 | 66 | 62 | 49 | 36 | 26 | 20 | |
Shell Mk.2 | HE | 1.34 | 85 | 687 | 4 |
副砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
76 mm OQF 3-inch Howitzer Mk I | 3-inch HE | HE | 6.02 | 606 | 210 | 10 |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
主砲 | 肩当てスタビライザー | 移動中の砲の水平方向への揺れを軽減 |
小隊ツリー
前車両 | - |
---|---|
次車両 | シャーマンⅡ |
解説
特徴
【火力】
終了。といえばそこまでである。まずイギリス車両にしては珍しく炸薬入りのAPHEが使えるものの、40mm砲というもはや対空戦車レベルの口径なおかげで貫通力はジャンボ(まぁあいつはランクIVだけど)にすら満たない驚異の70mm/100m前後。正直弱点狙撃に関しても、精度がそこまでよろしくないので安定した戦果が出るとは言いにくいレベルである。なのでやはり無炸薬とはいえどもAPCBCに頼ることが多く、APHE搭載の利点は対空車両のNDKに強くなる程度である。(ならHEでいいよねとか言わない)
また車体前方から生えているごつい砲は3インチ(=76.2mm)と標準的な口径だがHE弾しか発射できないという重大な欠点がある上、弾道特性も悪く、精度はよろしくない。さらに車体の前方の垂直装甲から生えているためこの砲を撃とうとすると必然的に敵に車体正面を向けることになる。そして榴弾は10mm程度の貫通力しかない。
つまりこの副砲撃ちたさにシャーマンなどの多少の装甲を備えた車両に前面を向けることは、「どうぞ抜いてください」といっているようなもんなので控えよう。
ちなみにりゅう弾砲は乗員が2名以下になると使用不能になるのは本家と同一。
【防御】
チャーチルとだけあってなかなか硬いのだが、副砲弾の搭載調整ができないため、使いもしない副砲弾を満載して戦う羽目になる。またタレットリングは弱点であり豚飯状態でも精度のいい車両には貫通されてしまう。
さらに履帯がマークVを思わせるダサいチャーミングな空から丸見えの状態のため航空攻撃で履帯を切られて爆弾を投げられるとどうしもようもない(履帯を切られていなくともどうしようもないことも多い)。
また前述の通り副砲のりゅう弾砲を撃とうと正面装甲を一定の貫通力を持った敵に晒すことは自殺行為なので敵を見て使用するかどうか検討する必要がある。検討に検討を重ねて検討を加速することで活躍できるはずだ。
無論、車体側面には主砲弾と副砲弾がみっちりむっちり(おい)詰め込んであり、入射角40度以下で進入してきた弾にはハッチが、35度をきればハッチなど関係なしに側面を抜かれる。無論側面で安定して跳弾を呼べる角度では正面装甲を容易に貫通されるため豚飯必須だが...こういうときに限って爆弾落とされるんですよねぇ。
【機動性】
チャーチルシリーズとしては最速。ただし、後進速度は2km/hしかでないので豚飯から抜け出すのも一苦労である。マークVを思わせる履帯とだけあって段差には強いものの、段差に乗り上げた状態での発砲はただでさえ低い精度を著しく低下させるため控えたい。
【総評】
まぁチャーチルである。強いチャーチルに乗りたいという方は次ランクのチャーチル NA75をおすすめする。本車両はりゅう弾砲付きというロマンこそあるものの、その他の性能は取るに足りないのでロマン目的以外での、特に勝利欲求高めな方にはKV-2 (1940)小隊などをおすすめする。
あくまでロマン、これは後続の車両群にも共通することである。
史実
名前の通り、A22チャーチル歩兵戦車の一番最初の型となる。
車体の生産に対して6ポンド戦車砲の生産スピードが間に合わなかった為、威力不足に目をつぶり主砲に2ポンド砲を搭載したモデルである。
当時の2ポンド砲には榴弾が無く…それもHEAT(対戦車榴弾)ではなくHE(普通の榴弾)自体が無く、軟目標…例えば対戦車砲や機関銃陣地の排除が難しかった*2ため、副砲として3インチ榴弾砲を固定装備している。
小ネタ
ヴァレンタイン歩兵戦車同様「数が揃っており、信頼性も高い*3」チャーチル歩兵戦車は多数の派生型が提案されたり実戦投入されたりしている。
著名なのは火炎放射器搭載型のチャーチル・クロコダイル、戦闘工兵車タイプのチャーチルAVRE(「ホバーツ・ファニーズ」と呼ばれる特殊車両たちが正式に採用されたもの)などだろうか。
その中でも架橋戦車タイプは、その任務上戦闘能力は要求されない事もあってか、1970年代までチャーチル改造車がイギリス軍の装備として現役であった。
低速ギアのギア比が大きく、また超壕能力・超堤能力が高い…つまり地面のデコボコに強いという隠れた長所がある。超壕・超堤能力は見ればわかるとか言わない!
このため急斜面、湿地、森林といった他の戦車では進みにくい地形でもチャーチルはカタログスペックからすれば良好に動くことが出来た。
火炎放射戦車のチャーチル・クロコダイルは主砲がそのままな上に強力な火炎放射器を積んでいる。この火炎放射器、ガソリンやナフサを高速で噴射しそれに火を着けているので壁に炎が当たると跳ね返りまくって一瞬にして敵兵が火だるまになったり酸素が奪われる、と、まあとにかくヤバかったのである。そのため敵兵からかなり恐れられており、クロコダイルを行動不能にしたとき脱出して降服した乗員がそのまま殺される事態が多発したらしい。
外部リンク
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- ページ作成。ロマン目的以外で買わない方がいい車両No.1 -- TWR? 2023-11-12 (日) 09:01:19
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