ドイツ RankIV 駆逐戦車 ヘッツァー(Jagdpanzer 38(t) Hetzer)
概要
ヘッツァーの通称で親しまれる駆逐戦車へったん。見た目もぺったんでかわいらしい。
車両情報(v2.25.0)
必要経費
必要小隊レベル | 5 |
---|
報酬
SL倍率 | 1.9 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 8.0 |
俯角/仰角(°) | -6/12 |
リロード速度(秒) | 5.9 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 60 / 20 / 8 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 60 / 20 / 20 |
重量(t) | 15.8 |
エンジン出力(hp) | 280 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 46 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 71 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 75 mm PaK 39 L/48 cannon | 1 | 41 |
機関銃 | 7.92 mm MG34 machine gun | 1 | 2000 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75 mm PaK 39 L/48 | PzGr 39 | APCBC | 6.8 | 0.0289 | 750 | 140 | 137 | 125 | 112 | 100 | 89 |
PzGr 40 | APCR | 4.1 | - | 930 | 166 | 162 | 146 | 128 | 112 | 98 | |
K.Gr.Rot Nb. | smoke | 6.2 | 0.050 | 540 | - | ||||||
Sprgr. 34 | HE | 5.74 | 0.686 | 550 | 10 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
K.Gr.Rot Nb. | smoke | 6.2 | 0.050 | 540 | - |
小隊ツリー
前車両 | ティーガー H1型 |
---|---|
次車両 | VK 3002(M) |
解説
みんなのアイドルヘッツァー。愛称はへったん。筆者は撃破した敵ヘッタンをペッタンにすべく乗り上げようとしている味方ティーガーが爆散したのを目撃したことがある()
特徴
【火力】
75mm砲を搭載、中戦車以下には十分な火力である一方、同国ドイツやソ連の傾斜装甲を装備した中戦車へは狙いどころをしっかりと定める必要がある。重戦車に対しては弱点をピンポイントで狙撃する必要があるが、相手側からの攻撃でこちらが仕留められてしまう可能性があるのでタイミングを見計らう必要がある。
また、射角が非常に小さく、双眼鏡モードの時は射角外になっていることに気づきにくい。下手に射撃してから射角外に気づき相手に側面を抜かれて死ぬということがないように十分に注意すること。また射撃時に車体が若干移動する(砲が車体右側によっているため)ので固定砲台状態で運用しているときは注意。
【防御】
正面にはきつい傾斜装甲がついていて敵弾を跳弾させることに長けている...と思いたいところなのだが、山なりの大口径砲弾は着弾時に傾斜装甲のせいで逆に貫通させやすくなってしまっている(ヘッツァーは傾斜装甲で装甲厚を増しているが装甲自体は厚くない)また、弾速で貫通してくる中、軽戦車の弾については弾きやすいものの防楯付近に弱点が存在し、そこを抜かれやすい上に、M4FL10などの貫通力お化けな中戦車には正面装甲をあっさりと貫通されてしまう。また斜面などで傾斜装甲が意味をなしていないときは非常に抜かれやすい。さら正面装甲と天井版の付近は山なり弾道の中戦車にも抜かれやすい。
真偽は不明だが、本家ヘッツァーより正面装甲が抜かれやすいという意見も存在する。
乗員については、乗員が観光バスのように縦に整列して座っているせいで貫通したAP系の砲弾で1列丸ごと乗員が持っていかれてしまうことがある。
側面はちょっとでも傾けたら抜かれる為、敵に対してはなるべく正面を向けるように意識しよう。さらに側面と天板については車載機銃の貫通を許してしまう。航空機からの機銃掃射、ロケットなども脅威であるので注意。
車高は低いので小さ目な障害物でも車体全体を隠しやすい。(見えてたら終わり)
また正面装甲の中央部を貫通されるとそのままエンジンに突き刺さりエンジン破損、最悪発火する(というかよく発火する)ので覚悟しておこう。
【機動性】
意外と速度が出るものの、急発進するとラジコンのような挙動をとり操作が乱れやすい。また高速巡航時の旋回性能が劣悪でドリフトした挙句敵に側面をさらしワンパンされるヘッツァーも多い。曲がるときに速度は出しすぎないようにすべし。この車両はただでさえ市街地戦は得意でないので入り組んだ地形を通過する際は十分に注意する必要がある。
【総評】
火力はそこそこにあり、得意な相手には一方的な戦いを展開することもできるが貧弱な側面装甲があり、多数の敵と正面での戦闘をすることは得意ではない。また抜けない車両にとっては無敵に近い車両であるため抜ける側の重戦車などからは優先目標として認識されていることも多い。正面で戦闘するときは敵車両の種類、味方の有無などそのシーンの戦闘情報を総合的に判断し行動しよう。また強靭そうな正面装甲を過信することなく、安全な行動を心がける必要がある。この車両でリスキーなことをするとほぼ100%犬死する。
史実
第二次世界大戦においてドイツは旧式化した戦車の車台部を利用し、自走砲・突撃砲・対空戦車など様々な改良を行い、中でも榴弾砲を搭載したIII号突撃砲は優れた兵器として活躍を示した。
だがそんなIII号突撃砲の工場も爆撃され生産が滞ってしまった為に、38(t)戦車やマルダーIIIで有名なチェコスロバキアのBMM社に代替の突撃砲を開発依頼したのが始まりである。
当時BMM社には軽戦車の生産ラインしかない為に、38tをベースに80%弱の部品共通化が図られわずか4ヶ月でヘッツァーの開発を終えた。とはいえ75mm対戦車砲Pak39を搭載する為に車台は新規設計された上、足回り(転輪・履帯)も大型化されたものを用いており、38(t)戦車とは別物である。
但し新規で作られたとはいえ全長6.27m全幅2.65m全高2.10mというサイズに75mm砲を搭載した為、ハッチを閉めると右側が完全な死角となり、傾斜装甲も側面20mm、重量15.75tの軽駆逐戦車である為に、初めの頃は側面を突かれ破壊される事も多かった。その為、複数両で死角をカバーする戦術が多用された。
また1000m先から85mm装甲を貫通できる攻撃力を備えていた事で、IS-2重戦車すら撃破した記録が残っている。生産コストも4号の半分近くであった為、38tのラインは停止し1944年4月から量産体制に入り、約1年の間にBMM社とスコダ社合わせて2500両以上の生産が行われた。
小ネタ
史実でも指摘されているが足回りの形状が酷似しているため、古い資料では従来型の38(t)系からの流用と言う間違った解説が多かったが、実際は38(t)戦車の発展型であり、II号戦車L型ルクスとの競争に敗れ不採用となった「Pz.38(t) n.A.」(38(t)n.A. = neuer Art 軽偵察戦車)からの部品流用である。転輪の直径(775mmから825mmへ)や起動輪の歯数(19から20へ)、誘導輪の形や直径(535mmから620mmへ)、履帯のパターン・幅(290mmから305mmへ)、シャーシのサイズなどが異なっており、これらはPzKpfw 38(t) Ausf.A系には使われていない部品だった。 他にも、リーフスプリング式サスペンションは、38(t)系自走砲専用車台と同じ7mm厚板バネ16枚のタイプであるが、ノーズヘビー気味であったため1944年9月から前半部は9mm厚のものに変更された。この足回りに新設計のシャーシ、傾斜した装甲を持つ戦闘室と48口径の75ミリ対戦車砲(7.5 cm PaK 39)を搭載した軽駆逐戦車がヘッツァーである。
ヘッツァーは小さい車体に7.5cm砲を無理やり乗せたため、砲が片側に寄っている。真ん中に据えると人が入らないのだ。本来、右側にいるべき装填手も左側へ。さぞ使い勝手が悪かったであろう。ハッチを閉めると車体の右側はまるで見えなくなった。ちなみにバランスよさそうな外見だが
ノーズヘビーで前に10cm沈んでいる。小さいので軽快に走りそうだが、路上で20㎞~30km/h。行軍についていけない。
この小ささで戦車回収型だったりオープントップの偵察型もあったり、火炎放射器を装備したものまで存在した。
また、1946年にスイス陸軍が主砲をStuK40/L48?に換装し、リモコン機銃を撤去(個体よってはその後さらにMG-38用対空銃架を装備)し、G-13の名前で採用している遠距離狙撃が上手そうだ。
主砲の換装に伴って内部の人員配置なども変更されているとのこと。
外部リンク
コメント
- ページと解説を作成。 -- TWR? 2023-09-17 (日) 15:04:30
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- #pcomment(./コメント,reply,15) -- TWR? 2023-09-17 (日) 16:17:46
- #pcomment(./コメント,reply,15) -- 2023-09-17 (日) 16:17:52
- 返信欄の追加に成功。 -- TWR? 2023-09-17 (日) 16:19:14
- #pcomment(./コメント,reply,15) -- 2023-09-17 (日) 16:17:52
- にほんへボイスだと地対空ミサイルと呼ばれていた……何故? -- 2023-10-09 (月) 11:21:04
- くお~!地対空ミサイル!ここでアクセル全開!インド人を右に! -- 2023-10-09 (月) 14:00:08
- こいつIS1の側面装甲さえ抜けないんだが…なんかへんだな? -- 2024-01-21 (日) 10:00:23
- 本家と違って追加装甲が導入されていないため、脆い。こいつ弱くね? -- 2024-03-17 (日) 10:27:12
- こいつは絶対に昼飯しちゃダメ。ちょっとでも傾けると傾斜に強い冗談だとスパスパ抜かれる -- 2024-04-06 (土) 00:15:05
- 試作パンターと同じく普通に弱い。この小隊、ティーガー以外取り柄あるん? -- 2024-04-06 (土) 19:06:22
- こいつはともかくVKMが弱いは無い。要するにSkill issue -- 2024-04-06 (土) 20:41:00
- 絶望的な後退と砲塔旋回速度•微妙な炸薬•信頼できない装甲。これが自分には合わなかった。個人的にはT-34、シャーマンの方が使ってて強いと感じた。そして弱いは言い過ぎたわ、すまない -- 2024-04-06 (土) 23:31:52
- こいつはともかくVKMが弱いは無い。要するにSkill issue -- 2024-04-06 (土) 20:41:00
- 産廃。ランク4最弱のゴミ -- 2024-06-12 (水) 16:46:59
過去ログ
過去ログ一覧 |