ドイツ RankⅣ 駆逐戦車 Panzer Ⅳ/70(A)
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IV号戦車の垂直装甲を残したラング。
車両情報(v2.25.0)
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 8.0 |
俯角/仰角(°) | -5/15 |
リロード速度(秒) | 7.4 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 30 / 22 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 40 / 22 |
重量(t) | 28.5 |
エンジン出力(hp) | 500 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 44 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 81 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 75 mm PaK 42 cannon | 1 | 60 |
機関銃 | 7.92 mm MG42 machine gun | 1 | 600 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
75mm PaK 42 | PzGr 39/42 | APCBC | 6.8 | 28.9 | 935 | 192 | 188 | 173 | 156 | 140 | 126 |
PzGr 40/42 | APCR | 4.75 | - | 1120 | 228 | 224 | 204 | 182 | 162 | 145 | |
Sprgr. 34 | HE | 5.74 | 725.0 | 700 | 11 |
小隊ツリー
前車両 | VK 45.01 (P) |
---|---|
次車両 | オストヴィント №45 |
解説
特徴
V号戦車D型?と同じ75mm KwK42砲を搭載した車両
【火力】
IV号戦車/70(V)と同じ主砲を装備し、使用できる本弾にも違いはない。
【防御】
IV号戦車の垂直装甲と言える部分が残っており、ここが非常に抜かれやすいため注意が必要。垂直装甲から上の部分は硬いのでそこさえ隠せれば敵の弾を弾きまくれる。しかし車高が高いので隠れる際は頭が出ていないか注意しよう。
【機動性】
IV号戦車がベースなので優秀。後退速度が-8km/hとやや遅めだが陣地移動で困ることはない。
史実
1944年に入ってソ連軍が長砲身85mm戦車砲を装備するT-34-85中戦車や、より大口径の122mm戦車砲を装備するIS-2重戦車などの強力な新型戦車を相次いで実戦投入したため、当時のドイツ陸軍の主力戦車であったIV号戦車長砲身型は完全に力不足の存在となってしまった。
しかし、IV号戦車の後継主力戦車として開発されたV号戦車パンターは充分な生産体制が整っておらず、前線部隊が必要とする台数を供給することができない状況であった。
パンター戦車の不足分を補うために引き続きIV号戦車の生産も続けざるを得なかったため、ドイツ陸軍の技術者たちはヒラースレーベンにおいて、IV号戦車でソ連軍の新型戦車に対抗することが可能かどうか研究を行った。
しかし1944年6月24日には、IV号戦車は全ての評価項目においてソ連軍の新型戦車に圧倒されるという結論が下された。
またドイツ陸軍は、IV号戦車長砲身型が装備するデュッセルドルフのラインメタル・ボルジヒ社製の48口径7.5cm戦車砲KwK40と、米英軍の新型戦車の主砲(アメリカ軍の52口径76.2mm戦車砲M1、イギリス軍の58.3口径17ポンド(76.2mm)戦車砲など)の性能についての比較研究も行っており、この研究においてもIV号戦車は米英軍の新型戦車に圧倒されるという事実が確認された。
このため、ドイツ陸軍首脳部はIV号戦車の主砲を強化する必要性を強く認識し、1944年6月26日にベルリンのアルケット社(Altmärkische Kettenwerke:アルトマルク履帯製作所)に対して可能な限り早く、IV号戦車にパンター戦車の主砲と同じラインメタル社製の70口径7.5cm戦車砲KwK42を搭載することを命じた。
なお、ドイツ陸軍がIV号戦車に70口径7.5cm戦車砲を搭載することを計画したのはこれが初めてではなく、似たような研究はすでに1943年夏に完了していた。
この時の研究では、IV号戦車の砲塔に70口径7.5cm戦車砲を搭載することは不可能であるという結論が下されており、その理由が5つばかり挙げられていた。
この研究結果も参考にして、IV号戦車に70口径7.5cm戦車砲を搭載するための試行錯誤が続けられたが、最終的にIV号駆逐戦車に同砲を搭載したIV号戦車/70(V)と同じく、IV号戦車の車体上部に密閉式戦闘室を設けて70口径7.5cm戦車砲を限定旋回式に搭載するという決定がなされた。
1944年7月5日付の報告書では、「IV号戦車を70口径7.5cm砲付き突撃砲に改修することは、IS-2重戦車を除く全ての敵戦車に対して優位性を示すことになろう」と述べられている。
なお、ドイツ陸軍において「突撃砲」と「駆逐戦車」についての明確な区別は無く、砲兵は「突撃砲」(Sturmgeschütz)という呼称を好み、戦車兵は専ら「駆逐戦車」(Jagdpanzer)という呼称を用いていた。
アルケット社が開発することになった70口径7.5cm戦車砲装備のIV号戦車は、当初「70口径砲付き改修型IV号戦車」、「70口径7.5cm砲付き突撃砲」などと呼ばれていたが、1944年7月18日のアドルフ・ヒトラー総統の命令により、「IV号戦車ラング(A)」という公式呼称が与えられた。
しかし、前線部隊ではIV号戦車長砲身型と混同するのを避けるために、本車を「IV号戦車/70(A)」の通称で呼ぶのが一般化し、ドイツ陸軍兵器局はこの呼称を1944年11月に公式に採用している。
小ネタ
「ラング」(Lang:ドイツ語で「長い」という意味)は、本車が70口径の長砲身砲を装備していることを表し、添字の”A”はアルケット社の頭文字を採っていた。
外部リンク
コメント
- ページと解説を作成。 -- TWR? 2023-09-17 (日) 15:04:30
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