ドイツ RankIII 駆逐戦車 Sd.Kfz.234/4
概要
イベント 「FLYING IS MAGIC」にて実装された装甲車、タスクをこなすことで入手できる。 イベントの終了に伴い、現在は入手不可
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 9.8 |
俯角/仰角(°) | -5/22 |
リロード速度(秒) | 5.9 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し |
車体装甲厚 (前 / 側 / 後)(mm) | 30 / 8 / 10 |
砲塔装甲厚 (前 / 側 / 後)(mm) | 14 / 14 /10 |
重量(t) | 11.7 |
エンジン出力 (hp) | 367 |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 98 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 84 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 7.5 cm KwK40 L/46 cannon | 1 | 36 |
機銃 | 7.92 mm MG34 machine gun | 1 | 2000 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
7.5cmPaK40/3 L46 | Pzgr 39 | APCBC | 6.8 | 28.9 | 770 | 145 | 143 | 130 | 116 | 104 | 93 |
HI.Gr 38B | HEAT | 4.4 | 872.1 | 450 | 80 | ||||||
PzGr 40 | APCR | 4.1 | - | 990 | 182 | 177 | 159 | 140 | 122 | 107 | |
Sprgr. 34 | HE | 5.74 | 686 | 550 | 10 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
K.Gr.Rot Nb. | Smoke | 6.2 | 50 | 540 | 3 |
小隊ツリー
前車両 | KV Ⅰ C 756 (r) |
---|---|
次車両 | IV号駆逐戦車 |
解説
特徴
駆逐戦車枠の戦車駆逐車(または対戦車自走砲)で、戦車の三要素である走・攻・守で例えるならば、走・走・攻である。
玄人向けの車両であり、駆逐戦車の運用を徹底しないと簡単に撃破される車両である。
特にゲームモードがABしか実装されておらず、狭いマップの多い本ゲームにおいては、この車両で活躍するのは至難と言えよう。
【火力】
Sd.Kfz.234/4に搭載されている75mmPaK40 L/46対戦車砲は、Ⅳ号戦車 H型などに搭載されている75mmKwK40 L/48戦車砲よりも貫徹力がある。
駆逐戦車の運用から考えると、跳弾を誘発しやすく、加害範囲が小さいAPCRを使用するよりも、跳弾しにくく、加害範囲が大きいAPCBCを主として使用したほうが良い。
砲精度も良いので、弱点狙撃も十分可能である。
しかし俯角が小さいため、稜線射撃は極力控えるべきである。
【防御】
12.7mmでさえ脅威となる装甲の薄さ、かつ、オープントップであるために戦闘機の機銃ですら油断できない。
また、支援砲撃の至近弾でも搭乗員が気絶、距離によっては全滅するため、支援砲撃の表示が出たらすぐにその場を離れる必要がある。
前線を張るような車両ではないため、拠点を取りに行くのも控えた方が良いだろう。
【機動性】
カタログスペック上は最高速度100km/hとなっているが、マップの狭さも相まって、実際には80km/hが限界である。
また、路外機動性と登坂能力が絶望的に劣悪で、その能力を遺憾なく発揮できる地形には限りがある。
とは言え、驚異的な速度であることには変わりなく、これによって陣地を繰り返すことで敵を翻弄することができる。
また、旋回半径も8輪操舵なので装輪車の中では極めて小さい。
【総評】
装輪装甲車と駆逐戦車を組み合わせた事で、玄人でなければ活躍の難しい特殊な車両となっている。そこにゲーム側の問題が加わるため、玄人の中の玄人でも活躍できるかは運次第となるだろう。
史実
1944年10月28日の総統会議においてアドルフ・ヒトラー総統は、Sd.Kfz.251装甲兵員輸送車およびSd.Kfz.234装甲偵察車に48口径の7.5cm砲を搭載することを提案した。
これを受けてブラウンシュヴァイクのビューシンクNAG社は1944年11月9日までに、デュッセルドルフのラインメタル・ボルジヒ社製の46口径7.5cm対戦車砲PaK40を搭載したタイプのSd.Kfz.234の図面を製作した。
しかし、軍需省は7.5cm PaK40の搭載はこれらの車両にとって過負荷と認識しており、部隊にとって有用な兵器かどうか疑いを抱いていた。
このため1944年11月29日までにヒトラーと軍需省とで、様々な要素について検討が行われた。
結果的にヒトラーはこれらの兵器の有効性を強調し、Sd.Kfz.251とSd.Kfz.234の7.5cm PaK40搭載型を早急に生産開始(可能ならば12月中に)することを要求した。
これを受けてビューシンクNAG社は急遽、エッセンのクルップ社製の24口径7.5cm加農砲K51を搭載するSd.Kfz.234/3自走砲の生産を1944年12月で終了して、7.5cm PaK40を搭載するSd.Kfz.234/4対戦車自走砲に生産を切り替えることを決定し、Sd.Kfz.234/3の生産は同月中に88両で打ち切られた。
1944年12月以降に生産予定であったSd.Kfz.234/3用の車台約90両分はSd.Kfz.234/4に転用されることになり、Sd.Kfz.234/4は1944年12月に25両、1945年4月までに64両の合計89両が生産された。
Sd.Kfz.234/4の車台は、Sd.Kfz.234/3と同様に操縦室の直後からオープントップ式の戦闘室となっていたが、7.5cm PaK40の砲尾が大きいため、オープントップの部分が機関室の隔壁直前まで拡大されていた。
戦闘室上部周囲にはSd.Kfz.234/3と同様に14.5mm厚の装甲板がボルト止めされていたが、後部装甲板は副操縦装置を使用する時のために外側に倒せるようになっていた。
戦闘室内の前方には板とL&C形鋼材によって組まれたフレームが設置され、これに7.5cm PaK40の砲架をカットしたものがボルト結合されて即席の砲架とされ、これに7.5cm PaK40が揺架ごと搭載された。
主砲防盾は4mm厚装甲板を2枚重ねて空間装甲としており、砲手の前面と左右側面を保護するようになっていた。
これは牽引型の防盾を流用したものであったが、防盾下部の外側は旋回の邪魔になるのでカットされていた。
主砲の旋回角は左右各20度ずつ、俯仰角は-5~+22度となっていた。
7.5cm PaK40の標準照準機はZF3×8(倍率3倍、視野8度)で、38A型望遠鏡式照準機を使用するとPz.Gr.39徹甲弾の場合3,000mまで、Spr.Gr.34榴弾の場合は5,200mの射撃距離まで角度表示が行えた。
7.5cm砲弾は、戦闘室内右側前方の弾薬庫に12発収納できたことが分かっている。
無線機はFu.Spr.fが戦闘室内の左側前方に搭載され、そのアンテナ基部はすぐ上の装甲板上面に取り付けられていた。
主砲の揺架右側には、Sd.Kfz.251装甲兵員輸送車等に見られるのと同じ対空機関銃架が装備されていた。
小ネタ
外部リンク
http://warthunder.com/en/search/
コメント
編集用コメント [#V5_Comments]
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。