瑞鳳

Last-modified: 2022-07-31 (日) 16:13:42

1944年 大日本帝国 航空母艦 瑞鳳

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日本ツリーの高ティア攻撃空母。2017年9月4日のアップデートにて、当初は空母として実装された。
メールアドレスでバインディングをしている場合、本艦かインディペンデンスかどちらか一隻を選んで無料で貰うことが可能だった
現在はバインディング報酬は長門ノースカロライナに変更となっている。

35機しかない搭載機数にも関わらず、実装から4年半も長らく正規空母と同じマッチングに放り込まれ不遇の状況下に甘んじていたが、Ver.2.00.041のアップデートで艦種が攻撃空母に変更され若干ながら艦載機数が増加。
グラフィックも竣工時のものから最終時のものに改訂された上で迷彩も実装され、シルバー艦としても解放された。

他画像

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迷彩「レイテ沖海戦」。効果はHP+5%、お値段888G。
甲板上に書かれた識別マーク「づほ」も含めて往時の再現性が非常に高い迷彩となっているので、瑞鳳好きなら購入を検討する価値はある。

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瑞鳳のエレベーター配置。
格納庫容量は前部が10機、後部が12機である。


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Ver.2.00.040までの瑞鳳。

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実装当時の瑞鳳。当時はまだ機銃も高角砲もなかった。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1944国家大日本帝国
艦種攻撃空母対潜
耐久値26250(25000)戦闘成績(BR)370
無装甲排水量(t)7229無装甲速力(kt/h)36.9(35.1)
基準排水量(t)12779最大速力(kt/h)28.2(26.8)
最大排水量(t)14200最大舵角49.5(45.0)
可視距離(km)16.9(15.8)格納庫容量4500
最大搭載機数40編隊数8
アンロック費785000S購入費用1000S
2600G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実スペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部0.50.50.5100
舷側部1.51.51.590

搭載武装

副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
1~440口径 八九式 一二糎七 連装高角砲28014.84.376010425(AA)/425
対潜名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
沈降
速度(m/s)
重量(t)最大深度(m)基本弾数
1,215cm 九連装 対潜噴進砲2302.3254710072

購入時は非武装状態
※対潜スロットは1、2番副砲スロットと共通

艦載機

機種名称耐久攻/防航続時間
(sec.)
巡航速度
(km/h)
海面視界
(km)
空中視界
(km)
機体重量
(t)
格納庫容量装備火力装備重量
(kg)
艦爆D4Y1 彗星一二型58025/3207505469.39.32.51101102lb(500kg) HE爆弾2450500
三式 六番 二七號 汎用ロケット弾38080
三式 二十五番 四號一型 対艦ロケット弾1250315
艦攻B6N2a 天山一二甲型62075/37016224816.36.33100九一式 航空魚雷改三2285784

※パイロット数は6名。

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
副砲装填装置(副砲装填時間-5%)水中聴音機(水中聴音機アンロック+8km)ボイラー(巡航速度+5%)ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+5%)電波探信儀(理想発見距離+7%)注排水装置(スキル『機関全速』アンロック)水密隔壁(浸水発生率-15%)
×水中探信儀(スキル『対潜ソナー』アンロック+8km)新型艦首(旋回抵抗-9%)耐火コーティング(火災発生率-20%)
×精密探信儀(強制発見距離+6%)変速機(加速性能+10%)対空自動計算(自動距離計算)
×特殊塗装(隠蔽性+7%)舵輪(最大舵角+10%)船体強化(HP+5%)

立ち回り方

大抵の空母同様、後方からの航空攻撃に徹しよう。発艦から次編隊の発艦準備までの時間を把握しておくと短時間で数波の攻撃隊を送り出せる。

航空兵装

最大40機と、同じ攻撃空母でライバルのインディペンデンス級シリーズよりはやや少ない。
搭載可能な機体は艦爆として彗星一二型、艦攻として天山一二甲型。どちらも攻撃機としては水準以上の高性能機であり、特に彗星の方は艦戦並みの速度を誇っている上にHE爆弾・徹甲ロケット弾と多彩な装備を有している。航続時間も長く、運動性を著しく損なう増槽を付けずとも迂回攻撃がやりやすい。
問題点は、どちらも純粋な攻撃機であるため制空能力が全く当てにできないこと。
ラ・ファイエット大同のように戦闘機として多少なりとも制空戦闘や観測機排除に寄与できる機体は一切搭載していないので、航空機同士の勝負は厳禁。
これに加えて対潜装備を有している機体もいないので、積極的な対潜戦闘はほぼ不可能である。

要は対艦攻撃一辺倒の構成であり、大型空母が介入しない戦場では極論してしまうと自分が殺られる前にとにかく敵攻撃空母を殺るしか戦術はない。
一方、大型空母がいる状況下では攻撃隊で突撃をかけてもあっさり全滅するのがオチなので、味方攻撃隊の出撃にタイミングを合わせることで層を厚くして攻撃を成功させやすくする、彗星に汎用ロケット弾を搭載して少しでも制空補助をするなどの工夫が必要である。

備砲

極めて貧弱。精度はアプデに伴って改善されたものの、貫通力とダメージがどうしようもないレベルで低い上に門数も少ない。
備砲の間合いまで接近させないようにしよう。

対空

主砲全てが手動対空に対応している。が、いかんせん数が少なすぎる上に威力も悲惨なので牽制にすらなるかどうか怪しい。
かと言って全廃したところで速度が微妙に上がるだけなので、無いよりマシと割り切って積んでおこう。

対潜

対潜戦闘能力は攻撃空母の特徴の一つだが、上述したように本艦は対潜爆弾を積める機体がラインナップにない。
よって航空攻撃で潜水艦を沈めることは困難であり、残念ながら強みを一つ潰された形となっている。
代わりに母艦の方に秋月型にも搭載されている優秀な対潜ロケットが装備できるが、いかんせん射程2.3kmではこちらも潜水艦の有効射程に踏み込んでおり、危険極まる攻撃となってしまう。小柄な空母とはいえ、駆逐艦より遥かに大きな艦体で潜水艦相手に接近戦を挑むのは自殺行為であり、おすすめはしない。

幸い、ソナーに関してはアクティブ・パッシブ共に高性能なものが揃っているため、敵潜を探知したら味方に位置を伝えて警告してあげよう。サポートも立派な戦術の一つである。

装甲

気休め程度に張っておくと良い。駆逐艦の砲撃にすら耐えうるものではないが、撃沈されるまでの時間を引き延ばすことに越したことはない。

機動性

加減速が極めて過敏で、停止状態から最大戦速まで短時間で加速できる。
速力はボイラーを搭載して28ノット弱と空母としては鈍足だが、装甲重量が重いため、剥がしていけば30ノット台後半の高速も発揮可能。部品開発でスキル『機関全速』をアンロックできれば、短時間ではあるが機敏な運動能力を見せつけてくれるだろう。
旋回性能は艦種変更に伴ってバフされ、インディペンデンスを上回る数値を確保した。

総評

攻撃空母の中でも出来ることと出来ないことが非常にはっきりしており、その意味では運用に複雑さは求められない、分かりやすい艦艇である。
もっとも、実際に運用するとシビアな攻撃タイミングに悩まされることがほとんどだろう。早過ぎれば迎撃され、遅すぎれば防空も満足にできないまま撃沈されて終わる。
シンプルな運用思想とは真逆のピーキーで扱いづらい空母なので、心して乗るようにしよう。ベテラン向けの艦であることだけは間違いない。

艦種変更前の評価

航空兵装

最大35機と、同じ攻撃空母のインディペンデンス級よりはやや少ない。航空機の采配はプレイヤーが自由に設定できるため、差はそこまで生まれないだろう。エレベーターについては前部10機、後部12機となっており、九六式艦戦を除き最大6機~9機の編成数となっている戦闘機隊をどちらからでも最大編成数を維持して出撃可能という点でインディペンデンスより柔軟な運用が可能。
アプデにより離着時間が短縮され、空母の中では最速の展開能力を持つようになった。

戦闘機のバリエーションは非常に豊富であり、九六式艦戦に始まり零戦シリーズ全て、さらには大戦末期の日本空母にのみ搭載可能な紫電改二や烈風まで積むことができる。要は実装されている日本の艦戦は全て積める
烈風は編成機体こそ少ないものの、格闘戦能力と高速性を兼ね備えた良機体。また紫電改二は航続距離が短い代わりに高い攻撃力と高速を誇るため、ピン挿ししておくと役に立つだろう。命中率は悪いものの250kg爆弾を2発搭載できるため、補助的な爆撃機代りにも使うことが可能。
艦爆は九九式艦爆と彗星、艦偵も彗星偵察型と彩雲が搭載可能。一方、艦攻については旧式の九七式艦攻しか搭載することができない。

総評

軽空母ということもあり、搭載機数に頼ったゴリ押しの戦い方は不可能。また、同じく軽空母であるアメリカ海軍のインディペンデンスより艦そのものの性能ではやや劣ると言わざるを得ない。
搭載機の性能には恵まれているため、限られた機数を上手く活用する采配が求められる。
プレイヤースキルが要求される超ベテラン向けの艦艇である。一般任務等で癖を掴んでから本番に臨むようにしよう。



歴史背景

瑞鳳型航空母艦 (ずいほうがたこうくうぼかん)あるいは祥鳳型航空母艦 (しょうほうがたこうくうぼかん)は、大日本帝国海軍の小型航空母艦の艦型。

瑞鳳型航空母艦は海軍で使用されていた艦型名であり、瑞鳳、龍鳳、千歳、千代田の4艦を同型艦に分類している(その時点で祥鳳は除籍済み)。祥鳳型航空母艦は戦後の出版物で使用されている艦型名であり、計画段階で第一状態(平時)が艦隊用高速給油艦(後に剣埼型潜水母艦)、第二状態が航空母艦への改造が可能なように設計された瑞鳳と祥鳳を同型艦としている。

1921年(大正10年)のワシントン海軍軍縮条約により、日本海軍の艦艇保有率は対米英比3対5と決定され日本の保有できる空母の合計基準排水量は81,000t(米・英:135,000t)となり、その後1930年(昭和5年)のロンドン海軍軍縮条約に於いて、ワシントン条約では制限外であった10,000tの小型航空母艦も合計排水量に含まれる事となった。このため日本海軍は米英との戦力差を埋める為に、条約で制限外とされた補助艦艇の中でも航空母艦への改造が容易であり、平時の訓練で必要と考えられた潜水母艦(大鯨)、給油艦、水上機母艦(千歳・千代田)計5隻を条約に抵触しない範囲で航空母艦としての構造と航空艤装を持たせた上で建造することを計画した。戦時には飛行甲板180m以上、速力31kt、搭載機数30機の艦隊航空母艦として必要な性能を持つ艦へと三カ月程度で改造する事とした。なお、平時の潜水母艦、給油艦、水上機母艦は第一状態、戦時の航空母艦は第二状態と呼ばれていたが、この第二状態の存在は最機密の軍機とされており第一状態といった表現を使用する事すら避けられていた。

1934年(昭和9年)の第二次補充計画(通称マル2計画)において、艦隊用高速給油艦2隻(剣埼型潜水母艦)の建造が計画された。この剣埼型2隻は横須賀工廠関係者からは両艦の頭文字を取って「剣高」と呼ばれており、第一給油艦(剣埼)は1934年12月3日に起工され1935年(昭和10年)6月1日に進水。第二給油艦(高崎)は剣埼から遅れる事一年後の1935年6月20日に起工され、1936年(昭和11年)6月19日に進水を迎えた。


コメント

  • 米の正規空母とばかり当たって、数で制空権取られることが多い…。 -- 2017-12-02 (土) 00:10:46