Emden

Last-modified: 2021-03-16 (火) 19:09:26

1909年 ドイツ 防護巡洋艦 エムデン

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ドイツツリーの低ティア軽巡洋艦。
2018年4月のアップデートによりグラフィックが更新され、なんと偽装煙突が追加された。再現性に関しては流石の拘りっぷりである
因みにアンロックするのには320000シルバーが必要。低ティア艦としてはかなりお高い。

他画像

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以前は『白鳥』の異名を意識してか白を基調とした艦色だったが、アップデートで軍艦色に変更された。

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偽装煙突追加前の姿。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1909国家ドイツ帝国
艦種軽巡洋艦対潜×
耐久値16568(15200)戦闘成績(BR)110
無装甲排水量(t)1200無装甲速力(kt/h)26.7(23.7)
基準排水量(t)3660最大速力(kt/h)22.7(20.1)
最大排水量(t)4268最大舵角40.0
可視距離(km)14.0絶対視認距離(km)-
アンロック費320000S購入費用3200S
550G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部3.13.13.120
舷側部1.01.01.020

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
45口径 10.5cm SK l4 単装砲41016.07101965250/250
65口径 10.5cm SK l40 単装砲41015.07101965250/250
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
45.7cm 水中魚雷30006.460108353

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
照準システム(主砲砲撃精度+10%)特殊塗装(隠蔽性+5%)ビルジキール(安定速+10%)消火器(自艦火災継続時間-16%)
主砲装填装置(主砲装填時間-9%)精密探信儀(強制発見距離+5%)新型艦首(旋回抵抗-9%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%)
射撃管制装置(主砲射程距離+9%)精密探信儀(強制発見距離+7%)変速機(加速性能+12%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%)
新式榴弾(榴弾燃焼継続時間+16%)×制動機(後進加速度+12%)船体強化(HP+9%)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+12%)×ボイラー(巡航速度+13%)×

立ち回り方

基本的には前級のガツェレに準ずる。
近距離戦は可能な限り避け、中~遠距離から砲撃を加えよう。
ただし、ガツェレと比してやや防御面を強化できる余地が増えた代償に艦体が大型化したため被弾確率が上がり、全体としては更に慎重な立ち回りを要求されるようになってしまった。

主砲

2種類の10センチ砲から選択可能だが、口径にかなり差があるにも関わらず射程距離が1キロ違うだけで全くの同性能。射程が長い方を積んでおくようにしたい。
精度そのものはかなり高いものの弾速は余り速くなく、山なりの弾道を描いて着弾するので遠距離からの偏差射撃は少々辛いものがあるかもしれない。だが近距離では後述する防御性能の貧弱さもあり、駆逐艦相手以外ではまともな戦闘にすらさせてもらえない。
最大射程付近を逃げ回りながらこの砲を当てられるかどうかがエムデンの戦果を左右するので、偏差射撃は練習モードなどで鍛えておこう。
ドイツ専用船員のグレイがいるならば、乗せて最大射程を伸ばすことも検討できる。

魚雷

射程距離が短い水中魚雷を装備可能。ただし左右一射線ずつであり、積極的な運用はほぼ無理。
重量は軽く、近距離戦になってしまった時の牽制や最期の嫌がらせ程度には役立つかも知れないので積んでおくぶんには損はない。

装甲

Ver.2.00.028まで、購入すると甲板装甲が側面装甲より遥かに厚いという独特な装甲配置をしていた。システムの仕様変更に伴い、現在は無装甲状態での購入となる。
残念ながら、防御に関しては最大まで装甲を積んでもはっきり言って心許ない。排水量制限のために、仮に弾薬を削って甲板か側面どちらかに全振りしたとしても6インチ行くか行かないかというレベルである。
エムデンの最大射程を考慮すると攻撃可能なのは最大でも15キロ前後の距離となり、マッチングする同格巡洋艦からの攻撃は甲板に着弾しやすくなるだろう。が、多少積み増ししたところで驟雨の如く襲ってくるセントルイスやハイフライヤーの6インチ砲や、それには劣るとは言え筑摩の14センチ砲に長く耐えることはできない。また、弩級戦艦の砲撃や海圻の超射程8インチ砲は15キロ程度では弾道が低いため、側面をブチ抜かれる確率が高い。
いっそのこと最低限のみ残して速力強化を目指した方が良いかもしれない。

機動性

比較的優秀な部類に入る。だが、それも低ティア艦としては、と但し書きが付く程度のもの。一旦敵艦に積極を許してしまえば逃走は困難である。油断しないこと。
装甲を目一杯積んでもあまり旋回性能等に悪影響が出ないのは長所と言えよう。

その他

視界は非常に良好である。
味方にプレイヤーがいた場合、余裕があれば敵艦隊について情報提供してあげよう。

総評

ガツェレに輪を掛けて扱いにくい巡洋艦。砲戦能力は大して向上していないにも関わらず艦体だけは大型化していることが最大の要因である。だが、次のコルベルクはこれ以上に使いにくい……
中堅レベルのプレイヤーでも使いこなすことは困難であり、当然初心者にはお勧め出来かねる。
ちなみにモデリングは細部まで非常に美しく再現されているため、戦場に出撃すればかつて『東洋の白鳥』と謳われた本艦の優美さを実感することが出来るだろう。


歴史背景

エムデン(SMS Emden)(初代)は、ドイツ帝国海軍のドレスデン級小型巡洋艦の1隻。艦名はエムス川沿いにあるドイツの都市、エムデンに由来する。第一次世界大戦において、主にインド洋方面で通商破壊戦を行い、冒険的な行動を取り、耳目を集める戦果を挙げたことで知られる。オーストラリア海軍の軽巡洋艦「シドニー」に破壊されるまで、戦果として、30隻を越える連合国商船・艦船を撃沈または拿捕した。

エムデンは1906年4月6日にダンチヒ工廠で起工、1908年5月26日に進水し、1909年7月10日に就役した。その建造費は680,000 マルクに上り、同海軍にとっては最後のレシプロ機関艦であった。姉妹艦の「ドレスデン」は直結タービンを使用していた。燃料は石炭であった。
1910年4月1日にエムデンは東アジア巡洋艦戦隊に加わり、ドイツの植民地があった中国・山東省の青島(チンタオ)基地に配備された。以降、エムデンはドイツ本国に帰還していない。そこにおいては、優雅な外観から「東洋の白鳥」との愛称で呼ばれた。
エムデンの初の任務は、カロリン諸島のドイツ植民地・ポナペ島における反乱(ソケースの反乱)の鎮圧であった。防護巡洋艦「ニュルンベルク」とともに反乱勢力の拠点を10.5cm主砲による艦砲射撃を行った後、陸戦隊を編成・上陸させ、拠点を制圧した。
1913年5月に、カール・フォン・ミューラー(ドイツ語版)中佐(1873年6月16日生)を艦長として迎えた。ミューラー艦長は騎士道精神にあふれた人物であり、それは後の戦闘などにおいて証明された。
ミューラー着任の数ヵ月後、エムデンは揚子江沿いの中国人の暴動を鎮圧するように命じられた。1913年8月にイギリス及び日本の艦艇と合流し、暴動勢力を制圧した。


コメント

  • 偽装煙突が追加されましたね! -- 2018-04-15 (日) 19:05:52