Kaiser

Last-modified: 2021-03-16 (火) 21:06:15

1909年 ドイツ帝国 戦艦 カイザー級

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ドイツツリーの低ティア戦艦。近距離ではドイツ特有の装甲配置も手伝ってとてつもない防御力を発揮する。低ティア帯では河内に次ぐ砲門数を誇る初心者狩り御用達の強艦である。
第一次大戦前に帝政ドイツが建造した弩級戦艦で、梯型配置された2番、3番主砲塔が外見上の特徴となる。
ちなみにカイザー級は五隻の同型艦が存在するが、旗艦指定を受けた2番艦フリードリヒ・デア・グローセ(Friedrich der Große)のみ竣工後に前後の艦橋設備を拡充しており、ゲーム内モデルはどうやらその2番艦を参考にしているようだ。

他画像

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カイザーの砲塔配置。
搭載している砲搭数は五基だが、斉射できるのは最大四基である点に注意。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1909国家ドイツ帝国
艦種戦艦対潜×
耐久値25300(23000)戦闘成績(BR)290
無装甲排水量(t)12208無装甲速力(kt/h)24.9(22.5)
基準排水量(t)24724最大速力(kt/h)20.5(18.5)
最大排水量(t)27000最大舵角38.8(35.0)
可視距離(km)10.1(9.3)絶対視認距離(km)-
アンロック費310500S購入費用3105S
540G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部1.21.21.228
舷側部13.713.713.728

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
50口径 30.5cm SK/L50 連装砲120016.23055805536/60
45口径 30.5cm SK/L45 A型 連装砲120016.22055754236/60
副砲(1~14)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
40口径 15cm エルズウィック社製 速射砲 A型60013.5108205240/40
40口径 15cm エルズウィック社製 速射砲 B型60014.9128195040/40
副砲(15~22)名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
45口径 8.8cm KL/45 単装砲
40口径 15cm エルズウィック社製 速射砲 C型(誤)
35010.695.5131650120/120
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
50cm 魚雷 G7E29559.36010542718

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
新型魚雷(魚雷ダメージ+12%)特殊塗装(隠蔽性+5%)スクリュー(エネルギー交換率-13%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-15%)
主砲装填装置(主砲装填時間-5%)新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%)制動機(後進加速度+12%)船体強化(HP+10%)
主砲装填装置(主砲装填時間-8%)電波探信儀(理想発見距離+4%)変速機(加速性能+10%)強化装甲(装甲硬度+9%)
砲塔旋回装置(主砲旋回速度+13%)精密探信儀(強制発見距離+5%)舵輪(最大舵角+11%)×
射撃管制装置(主砲射程距離+9%)電波探信儀(理想発見距離+5%)ボイラー(巡航速度+11%)×

立ち回り方

主砲

20秒で装填できるものの貫通力が低い砲と、貫通力は高めなものの装填に30秒かかる砲の二種類がある。どちらも30.5cm砲で、火力は同一。
低ティア帯ということを考慮すると対戦相手の装甲耐久もそれほど高いわけではない筈なので、DPMに勝る前者が有効かもしれない。
射程が16.2kmしかないのが欠点で、部品開発を終えても18km弱までしか伸ばせない。射程延伸可能なドイツ専用船員であるグレイがいるなら、搭乗も考慮に入れよう。

なお、史実では左右両方に撃てた梯形配置の主砲だが、ゲームでは河内同様に配置してある側に向けてしか撃てないので留意しよう。
つまり、最大発揮できる火力は4基8門が限界である。

副砲

この時代の船全てに言えるがやたらと多い。ただし、精度についてはお察しである(下手な鉄砲数撃ちゃ当たる)。
副砲としては射程が長い方なので、放火にはそれなりに有用。

魚雷

水中魚雷が積める。基本この時代の魚雷は産廃だが、近距離特化のドイツだけあって敵艦との接近戦の機会は多いだろう。
雷速は非常に遅いものの、射程は9kmと水中魚雷としてはやや長め。魚雷ダメージ増加の部品開発も可能なので、うまく使えば牽制に留まらない強力な攻撃手段になりうるかもしれない。

装甲

硬い。固い。堅い。とにかく貫通されない。側面装甲はなんとデフォルトで13.7インチ。交戦距離が短い低tier、しかもドイツ型の装甲と言うだけあって近距離戦では向かう所ほぼ敵なしである。現在は購入時無装甲状態なので自力で装甲を積み増しする必要があるが、いずれにせよ装甲を張れば頼りに出来るのは変わらない。
ただ、装甲に慢心して敵戦艦に近づき過ぎるといくら産廃でも魚雷を喰らう可能性もあるので油断は禁物。また、かなり硬い防御とは言え同じ部位に連続して命中弾を浴び続けるといずれは貫通されてしまうので過信しないように。
堅固な舷側とは対照的に甲板装甲は極薄。弾道が高い砲を搭載した艦艇に中距離から砲撃されると甲板部を撃ち抜かれる可能性があるため注意しよう。

ちなみに本艦が敵として複数出てきた場合、未改装状態でもとてつもなく硬いため、特に味方が当てにならないAI戦や練習モードではなかなか撃沈することができず時間切れになってしまうケースもある。

機動性

基本的に死んでいるが、低ティアゆえ他の戦艦も皆似たり寄ったりの機動性であり、その意味ではあまり弱点にはならない。なお、後進一杯だと満載でも13ノットを発揮可能。満載時全速が17ノットであることを考えると、相当速い後進速度である。
後進が速いからか、全速前進状態から全速後退にするとかなり減速が効く。魚雷を避けるときに役立つかも……。

総評

現状低ティア唯一のドイツ戦艦。
第一次世界大戦でその戦闘力と堅固さを知らしめただけあり、ゲームでも防御力に秀でる優秀な戦艦である。
真っ向勝負の砲戦が楽しめる船なので、多少値が張ることを除けば初心者が乗り出しに使うにも練習にも持ってこいと言えよう。
唯一の欠点は主砲射程の短さで、足の遅さと相まって相手を中々射程に捉えられない。これを熟知している相手が敵にいるとアウトレンジ砲撃を受けて一方的に叩かれる可能性もある。


歴史背景

カイザー級戦艦(Linienschiffe der Kaiser-Klasse)は、ドイツ海軍の弩級戦艦の艦級である。本級は第一次世界大戦前に5隻が建造された。通常ドイツ戦艦は戦隊編成上1クラス4隻を基準にして建造されたが、本級ではフリードリヒ・デア・グローセを大洋艦隊の独立旗艦として建造したため、同型5隻が計画された。ちなみに、3番艦カイゼリン(Kaiserin)の進水はなんと1911年11月11日11時11分だったらしい。
本級は旧態化した海防戦艦の代替としてドイツ海軍の1909年度計画および1910年度計画で計5隻の建造が承認された。弩列強各国が弩級戦艦の推進機関に蒸気タービンを採用していたのに比べて、機関製造技術に後れを取っていたドイツ造船界もこの頃になってようやくパーソンズ社やブラウン・カーチス社の蒸気タービンの製造権を買って国産蒸気タービンの製造が行えるようになったため、戦艦として初めて機関を搭載した艦級となった。全艦が第一次世界大戦に参加し、そのうちケーニヒ・アルベルトを除く4隻はユトランド沖海戦に参加した。
ちなみにこの艦の梯形配置の砲は、英海軍の戦艦ネプチューン級やコロッサス級を参考にしたものだが、英海軍艦は左舷側の砲塔を前に配置しているのに対し、独海軍の艦は全て右舷側の砲塔を前にしている。理由は不明。


コメント

  • 硬すぎて河内では太刀打ちできませんでした、、、 (T-T -- Maki1189? 2017-08-09 (水) 00:54:57
    • さらば河内 (涙) -- Maki1189? 2017-08-09 (水) 00:56:09
      • でも河内とカイザーはそんなにマッチングしないっぽい (^_- -- 地味変? 2017-08-10 (木) 08:09:08