舞踏会

Last-modified: 2024-02-04 (日) 07:51:20
収録拡張コスト種別効果
冒険5イベントあなたの-1コイントークンを自分の手前に置く。
コスト4以下のカード2枚を獲得する。

概要

-1コイントークンを置くデメリットの代わりに、コスト4以下のカード2枚を獲得するイベント
序盤から必要カードの枚数を確保するのにも有用だし、終盤で三山切れを狙うのにも使えて便利。
「現在の5金と次の1金の消費で、実質8金分までのカード獲得ができてお得」と考えることができる。
一方で、ドミニオンではコスト4のカードとコスト5のカードの強さはかなり違うため、素直に高コストカードを入手した方がデッキが成長する局面も少なくない。

利用法

  • サプライの4コストのカードが強ければ、初手が5金の場合は舞踏会購入、というパターンもあるだろう。
    • 特に、鍛冶屋など、コンボ引き切りに相性の良い4コストカードがサプライににあれば利用しない手はない。
    • また、ステロ戦法でも、例えば備蓄品2枚や、銀貨行人を早期から獲得する動きで構築を早められる。
    • ポーションと銀貨(or適当なアクション)を獲得する動きで、ポーションコストのカード獲得を狙っていくのも良いだろう。
  • 4コスト以下の特殊勝利点戦法と組み合わせるのも良いだろう。
    • デッキを厚くできる&庭園自身を集めやすいので、庭園戦法に向いている。ただし、毎ターン舞踏会を購入するには6金が出やすいデッキにしなければならず、通常の庭園戦法よりもコイン出力が必要になる。
    • 銀貨と封土を集められるので、封土戦法にもシナジーがある。こちらの戦法は銀貨による金量が出やすい分、毎ターン6金を出し舞踏会を購入できる可能性も高いと言える。
    • 戦法にも注意。特に3~4人戦の場合、初手で5金出たプレイヤーは粗末な城2枚を占有する動きができると強力。
  • 工房系カードと同様、カードのコスト減効果とシナジーがある。コストを1下げるだけで、5金で公領2枚獲得ができるし、コストを4下げて属州も2枚獲得というのも夢がある。
    • -1コイントークンを置く効果はカード獲得の条件ではないため、特にコンボデッキで連続で舞踏会を購入する場合は、デメリットを踏み倒したまま獲得枚数を稼げる。

詳細なルール

  • イベントプロジェクトはカードではないため、獲得できない。
  • ポーションをコストに含むカード(ブドウ園等)、負債をコストに含むカード(技術者等)は、どちらもコスト最大4(コイン)までのカードに含まれないため、獲得できない。
    • 舞踏会で獲得できるカードは、正確には「コスト最大5コイン0ポーション0負債までのカード」とみなされるため。
  • などでカードのコストが下がっている場合、下がった後のコストを参照し4コイン以下であれば舞踏会で獲得できる。
  • 舞踏会は、1ターンに一度という制限はないので、購入権とコインが許せば何回でも購入できる。
    • 舞踏会の-1コイントークンを得る効果は、カード獲得効果の条件ではない。-1コイントークンをすでに得ている場合でもカードを獲得でき、この場合にトークンを2枚以上得ることはない。
  • 舞踏会で獲得するカードは、1枚ずつ獲得する。同じカードでも、異なるカードでもよい。
  • 舞踏会を購入した際の厳密な処理は以下の通り。

    舞踏会を購入した

    1. あなたの-1コイントークンを自分の手前に置く。
    2. コスト4以下のカード1枚を獲得する。
    3. コスト4以下のカード1枚を獲得する。
  • 上記(1)~(3)の順序を入れ替えることはできない。
    • 技術革新等により(2)or(3)で獲得したアクションカードを即座に使用することがあるが、ここでコインが発生すると-1コイントークンが必ず取り除かれる。
  • また、上記(3)の処理の前に(2)の処理(カードの獲得&カード獲得に誘発する効果の処理)は完了する。特に、各種コスト変動カードとの組み合わせに注意。
    • (捨て札置き場が空の状態で)(2)でコスト2扱いの漁師Aを獲得すると、漁師A獲得により捨て札ができるので漁師のコスト変動が発生する。その後、(3)を処理するが、この時点でコスト5となっている漁師Bは獲得できできない。
    • (2)でコスト4のカードを獲得すると、行人のコスト変動が発生する。その後、(3)を処理するので、この時点でコスト4となっている行人は獲得できる。
    • (これまでに他にカードを1枚獲得していれば)(2)で何らかのカードを獲得すると、デストリエのコスト変動が発生する。その後、(3)を処理するので、この時点でコスト4となっているデストリエを獲得できる。
    • (2)でヴィラ騎兵隊を獲得すると、獲得時効果の処理が発生しアクションフェイズに戻り、行商人のコスト減効果が無くなる。その後、(3)を処理するので、この時点でコスト8となっている行商人は獲得できない。

-1コイントークンの機能

  • -1コイントークンは橋の下のトロルもしくは舞踏会の効果で、プレイヤーの前に置かれることのあるトークンである。
  • 各プレイヤーは、-1コイントークンを1枚しか持たない。
    • -1コイントークンをすでに自分の手前に置いてある状態で、さらに「-1コイントークンを自分の手前に置く」という効果を受けた場合は、何も起こらない*1
  • -1コイントークンは「(自分の手前に置いてある間)あなたがコインを得ようとする際に誘発する効果」を持っている。この効果が誘発すると、「あなたが得ようとしていたコイン量を1少なくし、自身を取り除く」という処理が発生する。
    • あくまで発生した1コインを打ち消すわけではなく、発生するコインを1減少させる処理が行われる。これは港の村の処理などに影響する。
  • -1コイントークンを取り除く処理は、コインを得ようとする効果であれば、財宝の効果でも、アクションの効果でも、借入などのイベントの効果でも、財源を取り除くことによる効果でも誘発する。
  • 自分のターンでなくても、-1コイントークンを持っているプレイヤーがコインを得ようとした際に-1コイントークンは誘発する。
    • 隊商の護衛などをリアクションで使用して、+1コイントークンが誘発するor+コインを発生させる習性を選択した場合や、自分のターン以外に遊牧民を獲得した場合などが該当する。
  • -1コイントークンの効果は、0コイン得ようとする際には誘発しない。1コイン以上得ようとする場合に誘発する。
  • -1コイントークンを所持している状態で救貧院を使用した際には、まず-1コイントークンの効果で「救貧院で得る4コインを3コインにして、自身を取り除く」という処理が発生する。その後、救貧院の効果で手札にある財宝の枚数だけ得ているコインを減らす処理が発生する。
    • -1コイントークンを所持している状態でスークを使用した際も同様に、まず-1コイントークンの効果で「スークで得る7コインを6コインにして、自身を取り除く」という処理が発生する。その後、スークの効果で手札枚数だけ得ているコインを減らす処理が発生する。
  • コインでトークンを取り除くシステムには他に負債があるが、様々な点で処理が異なることに注意。
    • -1コイントークンが自分の手前に置いてあろうと、購入行動は制限されない。「無い状態にするまでカードやイベントやプロジェクトの購入ができない」負債のシステムとは異なる。
    • -1コイントークンを自分の手前に置く際に、コインをいくら持っていても、即座に取り除くことはできない。また、既に置いてある際に、発生済のコインを支払ってトークンを取り除くこともできない。
      • 逆に、-1コイントークンが自分の手前に置いてある状態で、1コインでも得ようとした場合は、必ずコイン量を1少なくし、トークンを取り除かなければならない。自主的に支払うまで持ち続ける負債とは異なる。

コメント

  • 6金の仮想通貨が出ているときに舞踏会を使用した場合、即座に-1コイントークンは支払えますか? -- 2019-08-16 (金) 22:21:35
  • いいえ。このトークンはコインを生成するときだけ除去でき、受け取った瞬間に残っているコインには関係がありません。 -- 2019-08-16 (金) 22:27:46
  • 回答ありがとうございます。 -- 2019-08-16 (金) 22:48:05



*1 帝国支配に出されたエラッタの下で、他人の-1コイントークンを得て2枚以上保持することがあったが、錬金術英語第二版で出された新しいエラッタによりこのような処理はなくなった。