Captain

Last-modified: 2024-02-02 (金) 21:23:27
収録拡張コストカード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
プロモ6アクション-持続-命令現在とあなたの次のターンの開始時に、サプライにある、持続カードでも命令カードでもないコスト4以下のアクションカード1枚を、動かさずに使用する。
ACTION-DURATION-CommandNow and at the start of your next turn: Play a non-Duration non-Command Action card from the Supply costing up to $4, leaving it there.
 2019年のルール変更とエラッタについて
このカードは2019年のルール変更とエラッタカードテキストから効果が変更されており、2021年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。
実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(ルール変更前の情報については余談を参照してください。)


概要

2ターン連続で使用できるはみだし者。あちらと同様に、このカードの強さはサプライによって大きく変化する。
状況に応じたカードを使用できる性質は同様だが、持続後はターン開始時に必ず使用できる点で安定度は段違いに高い。
持続ターンにキャントリップとしてプレイすると、アクション権が増えることは見落とさないようにしよう。

利用法

  • 基本的にはみだし者大君主と同様な利用法が効果的。
    • ただし、「持続カードは使用できない」という違いがあるので、注意が必要。
  • 持続ターンにキャントリップとしてプレイすることで、擬似的なのように振る舞う。サプライによっては唯一のコンボ手段となることも。

詳細なルール

  • このカードは使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • 使用ターンと次ターン開始時で指定するカードを変えてもよい。もちろん、サプライにあれば同じカードでもよい。
  • 玉座の間などでCaptainを複数回プレイする場合、1回毎に使用するカードを決める。
    • プレイする度に指定するカードを変えてもよいし、サプライにあれば同じカードでもよい。
  • などでカードのコストが下がった場合や-2コストトークンがサプライの山札に置かれている場合、下がった後のコストが4以下であればCaptainの効果で使用することができる。
  • ポーションをコストに含むカード(使い魔など)、負債をコストに含むカード(技術者など)は、どちらもコスト最大4(コイン)までのカードに含まれないため、Captainの効果で使用することができない。
    • Captainで使用できるカードは、正確には「コスト最大4コイン0ポーション0負債までのカード」とみなされるため。
  • 分割された山札の下に置かれているカードのように、サプライの山札の一番上に見えていないカードは、Captainの効果で選択できない。
  • サプライから無くなったカードや、傭兵のようなサプライに置かれないカードはコストが4以下であっても指定できない。
  • Captainの効果は、使用した時に全ての効果が予約される。
    • 何らかの効果*1で場から移動しても効果が消えない
  • サプライにCaptainで使用できるアクションが無かった場合、Captainは何もしない。ただし、「次のターン開始時に、サプライにあるコスト4以下の、持続でなく命令でもないアクションカード1枚を、場に出さずに使用する。」という『次のターンに得る効果』は問題なく発揮されているため、使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならない。
    当然、次のターン開始時も、サプライにCaptainで使用できるアクションが無かった場合、Captainは何もしない。そして持続する効果がなくなるので、このターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • Captainの効果でサプライにあるカードを使用する際には、アクション回数を消費しない。
    • Captain自体は使用した時に1回だけアクション回数を消費している。
  • 「Captainの使用」「Captainの効果によるサプライのアクションの使用」は、共に『アクションの使用』である。
    • 例えば、ターン開始後「を使用→Captainを使用→Captainでサプライにある共謀者を使用」と処理した場合、この共謀者は「3回目のアクション」になるので「+1カードを引く、+1アクション」を得る。
    • Captainの効果でサプライにあるカードを使用する時、そのアクションの由来する山札に『(教師などで置く)各種プレイヤートークン』があれば、その効果を得る。
      • 例えば、Captainの山札に+1金トークン、鍛冶屋の山札に+1購入トークンが乗っている状態で、「Captainを使用→Captainの効果でサプライの鍛冶屋を使用」と処理した場合、まず(Captain分のトークン効果で)+1金を得て、その後(鍛冶屋分のトークン効果で)+1購入を得て、その後鍛冶屋の効果で+3カードを引く。
    • Captainが次ターンの開始時に持続効果を発揮することは「アクションの使用」ではないので注意。
  • Captainの効果でサプライにある命令カードまたは持続カードを使用することはできない。
    • ただし、『【Captainの効果で使用したカード】で命令カードまたは持続カードを使用する』という動きは妨げられない。
      例えばサプライにある玉座の間を使用し、玉座の間の効果で手札から命令カードまたは持続カードを使用することはできる。

余談1

  • Dominion online上の日本語カード名は「船長」とされている*2*3

余談2

  • CaptainとChurchは、2018年にドイツで行われたドミニオン大会*4のために製作されたプロモーションカードである*5
    • Captainのカードアートの人物は、上記大会の優勝者であるRTT氏の顔がモデルになっているとされている。また、RTT氏の本名は"Tobias"であることから、ドイツ語版のカード名は"Kapitän Tobias(英訳するとCaptain Tobias)"となっている*6

余談3

2019年エラッタ前の情報を以下に残しておく。

開く

収録拡張コストカード種別効果(※日本語訳は非公式)
プロモ6アクション-持続現在とあなたの次のターン開始時に、サプライにあるコスト4以下の、持続カード以外のアクションカード1枚を、場に出さずに使用する。
ACTION-DURATIONNow and at the start of your next turn: Play a non-Duration Action card from the Supply costing up to $4, leaving it there.

概要

2ターン連続で使用できるはみだし者。あちらと同様に、このカードの強さはサプライによって大きく変化する。
次のターンが来るまでに対戦相手によって山札切れを起こされる可能性もあるので、山札の残り枚数には注意しよう。

利用法

  • 基本的にはみだし者大君主と同様な利用法が効果的。
    ただし、「持続カードは使用できない」「場に出ない」「自身を移動させる処理に失敗する」という違いがあるので、注意が必要。
    • もしも持続カードが使用できてしまうと、Captainのコストを4以下にするだけで後述の無限コンボができてしまう。

無限コンボ

エラッタによって、Captainではみ出し者を使用できなくなったのでこの無限コンボはできなくなりました。

  • はみだし者を介することで持続カードもプレイできることを利用して、無限コンボを発生させることができる。やり方は以下の通り。
    1. 渡し船を買い、Captainの上に-2コストトークンが置かれた状態にする。(Captainのコストをはみだし者よりも低くする)
    2. カードのコストを下げる効果を使う。(はみだし者のコストを4以下にする。0以下にしてはいけない)
    3. Captainをプレイする。
    4. Captainの効果ではみだし者を使用する。
    5. はみだし者をCaptainとしてプレイする。

4と5を無限に繰り返すことで、次のターン開始時にCaptainの対象になるアクションカードを無限にプレイできる。

  • 「次のターン開始時に、サプライにあるコスト4以下の、持続カード以外のアクションカード1枚を、場に出さずに使用する。」効果が無限に予約されるため。
  • 「はみだし者よりもコストが低いアクションカードがCaptainのみである」「Captainの効果で使用できるアクションカードがはみだし者のみである」状態でこの無限コンボを実行してしまうと、無限ループを止めることができなくなる。

詳細なルール

  • このカードは使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • 使用ターンと次ターン開始時で指定するカードを変えてもよい。もちろん、サプライにあれば同じカードでもよい。
  • 玉座の間などでCaptainを複数回プレイする場合、1回毎に使用するカードを決める。
    • プレイする度に指定するカードを変えてもよいし、サプライにあれば同じカードでもよい。
  • などでカードのコストが下がった場合や-2コストトークンがサプライの山札に置かれている場合、下がった後のコストが4以下であればCaptainの効果で使用することができる。
  • ポーションをコストに含むカード(使い魔など)、負債をコストに含むカード(技術者など)は、どちらもコスト最大4(コイン)までのカードに含まれないため、Captainの効果で使用することができない。
    • Captainで使用できるカードは、正確には「コスト最大4コイン0ポーション0負債までのカード」とみなされるため。
  • Captainの効果でサプライにあるカードを使用する際には、アクション回数を消費しない。
    • Captain自体は使用した時に1回だけアクション回数を消費している。
  • 「Captainの使用」「Captainの効果によるサプライのアクションの使用」は、共に『アクションの使用』である。
    • 例えば、ターン開始後「を使用→Captainを使用→Captainでサプライにある共謀者を使用」と処理した場合、この共謀者は「3回目のアクション」になるので「+1カードを引く、+1アクション」を得る。
    • Captainの効果でサプライにあるカードを使用する時、そのアクションの由来する山札に『(教師などで置く)各種プレイヤートークン』があれば、その効果を得る。
      • 例えば、Captainの山札に+1金トークン、鍛冶屋の山札に+1購入トークンが乗っている状態で、「Captainを使用→Captainの効果でサプライの鍛冶屋を使用」と処理した場合、まず(Captain分のトークン効果で)+1金を得て、その後(鍛冶屋分のトークン効果で)+1購入を得て、その後鍛冶屋の効果で+3カードを引く。
    • Captainが次ターンの開始時に持続効果を発揮することは「アクションの使用」ではないので注意。
  • Captainの効果でサプライにあるカードを使用する時、使用したカードは場に出ない。よって、「場に出ていることが条件の効果」は発揮されず、「場に出ているカード数」にも数えない。
    • サプライにある街道を使用した場合(要コストダウン)、「+1カードを引く、+1アクション」は得られるが、「このカードが場に出ているかぎり、カードのコストは1少なくなる」の効果は発揮されない。
    • 使用したサプライにあるカードに対して、御料車を呼び出すことはできない。(Captain自体に御料車を呼び出すことはできる)
    • 場(=プレイエリア)から捨て札になることもないので、農民騎士見習いの交換効果は発生しない。
    • サプライにあるはみだし者を使用した場合(要コストダウン)、「サプライのアクションとして使用する」という効果は得られるが、プレイエリアに出ていないので『そのカードとして扱う』という効果は発揮されないことに注意。
      • 「(コストを下げたうえで)Captainの効果でサプライにあるはみだし者を使用→はみだし者をサプライの岐路として使用」とした場合、通常と違い、はみだし者は「カード名『はみだし者』」のままなので、「そのターン最初に使用した岐路」とはならず、+3アクションを得られない。
  • 使用したカードの『自身を移動させる効果』は処理に失敗する。ただし、自身以外を移動させる効果は制限を受けない。
    プレイしたカードの効果を得るために『自身を移動させる効果の処理を行ったこと条件となっているか?』については注意が必要。
    • リザーブカードの「自身を酒場マットの上に置く」という処理は失敗する。
      • サプライにあるワイン商を使用した場合(要コストダウン)、「+1カードを購入、+4コイン」は得られ、「酒場マットへの移動」に失敗する。よって、実質的にデメリットがなくなる。
    • 自身の効果で「自身を廃棄する(=廃棄置き場に移動する)」という処理は失敗する。
      • サプライにある鉱山の村を使用した場合、「+1カードを引く、+2アクション」は得られるが、「自身を廃棄した場合、+2コイン」は(自身の廃棄が条件となっているため)効果を得られない。
      • サプライにある抑留を使用した場合、「+2コイン」は得られ、「自身を廃棄する」には失敗し、「サプライの山札に抑留トークンを置く」は(自身の廃棄が条件となっていないため)効果を得られる。
        ※いずれの場合も、『カードの廃棄』には失敗しているので、『カードの廃棄に誘発する効果(青空市場墓標など)』を誘発させることはできない。
    • 自身の効果で「自身を脇に置く(=脇に移動する)」という処理は失敗する。
      • サプライにある王子を使用した場合(要コストダウン)、「自身を脇に置く」という処理に失敗し、(その後の効果は自身を脇に置くことが条件となっているため)何も効果を得られない。
      • サプライにあるを使用した場合、「自身を脇(島マット)に置く」という処理に失敗するが、(自身を脇に置くことが条件となっていないため)「手札1枚を脇(島マット)に置く」を行う。
      • サプライにある陣地を使用した場合、「+2カードを引く、+2アクション」は得られ、「金貨鹵獲品を公開しなかった場合に脇に置く」という処理に失敗する。よって、実質的にデメリットがなくなる。
    • 自身の効果で「自身を山札に戻す(=山札に移動する)」という処理は失敗する。
      • サプライにある実験を使用した場合、「+2カードを引く、+1アクション」は得られ、「サプライに戻す」に失敗する。よって、実質的にデメリットがなくなる。
    • 一方で、「サプライにあるカードを獲得/廃棄する」という効果は、(結果的に自身を対象にしていても)「自身を移動させる」という効果ではないので、失敗しない。
      • サプライの工房を使用した場合、サプライにあるコスト4以下のカード1枚を獲得する効果を発揮し、その効果でサプライの工房自身を獲得しても良い。
      • サプライの待ち伏せを使用した場合、サプライからアクションカードを1枚廃棄する効果を発揮し、その効果でサプライの待ち伏せ自身を廃棄しても良い。
  • Captainの効果でサプライにある持続カードを使用することはできない。
    • ただし、Captainの効果でサプライにあるはみだし者を使用し(要コストダウン)、その効果でサプライのアクションー持続カード(の効果)を使用することはできる。
      この場合、「持続カードをコピーしたはみだし者は場に出ていない」「持続カードの『次のターンに得る効果』は、使用時点で予約される」という点に注意して処理を行う。
      • 具体的には、灯台橋の下のトロルの「場に出ていることを条件にする効果」以外は全て(次のターンに得る効果なども含めて)効果が発揮される。
  • 分割された山札の下に置かれているカードのように、サプライの山札の一番上に見えていないカードは、Captainの効果で選択できない。
  • サプライから無くなったカードや、傭兵のようなサプライに置かれないカードはコストが4以下であっても指定できない。
  • サプライにCaptainで使用できるアクションが無かった場合、Captainは何もしない。ただし、「次のターン開始時に、サプライにあるコスト4以下の、持続カード以外のアクションカード1枚を、場に出さずに使用する。」という『次のターンに得る効果』は問題なく発揮されているため、使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならない。
    当然、次のターン開始時も、サプライにCaptainで使用できるアクションが無かった場合、Captainは何もしない。そして持続する効果がなくなるので、このターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。

コメント

  • 詳細なルールの一番下の項で「ただし、Captainの効果でサプライにあるはみだし者を使用し(要コストダウン)、~」と書いてあるのですがはみ出し者はcommandなので使えないと思うのですが -- 2020-05-12 (火) 19:26:39
  • 確かに誤記ですね。ネクロマンサーの項目をコピペした際にそのまま記載してしまったモノのようです。 -- 2020-05-13 (水) 08:35:20




*1 例えば、玉座の間でCaptainを2回使用し、1回目を通常の効果、2回目を馬の習性として使用する、など。
*2 Dominion online上の和訳と実際の日本語版で発売されたカード名が異なることは間々あることなので、仮称とすべきと言える。
*3 ただし、このプロモカードの日本語版が生産されるかも2022年現在では未定。
*4 大会名はJubiläums meisterschaft(英訳するとjubilee championship)である。
*5 2018年はドミニオン誕生10周年記念だったため、特別にプロモカードが作られたのだと思われる。
*6 他にも、ドイツ語版カードにはカードアートの下に"Jubiläums meisterschaft 2018"の文字があるなど、独特の意匠がある。詳細は英語版Wikiの該当ページを参照。