概要
次のターンの開始時にカードを2枚引く持続カード。
そのまま使用してもアタックしない女魔術師であり、使用したターンはアクション権の消費のみ・次のターンに2ドローと、2ターンかける動きとしては強いとは言えない。
しかし、他プレイヤーのターン中にリアクション効果でアクションを消費せずに使用できれば、実質研究所相当の動きであり、一転してコストの割に強力な効果と言える。
また、自分が持続カードを獲得した際もリアクションすることもでき、リアクションによるプレイが前提のカードと言える。
利用法
- 密航者自身も持続カードなので、「密航者(A)を獲得した際に、手札の密航者(B)を使用する」という動きができる。
- 密航者の山札が枯れるまでは、工房で獲得を続けるだけでも簡単に引ききりの維持が可能。
- ただし、密航者を含む持続カードが山枯れした途端にアクション過多の事故デッキになってしまうようでは弱いため、引ききりできる間に構築を進めたい。
- アクション事故を起こした場合でも、持続カードを購入することでリアクションし、アクション消費なしで使用できるのである程度は安心。
詳細なルール
使用時効果について
- このカードは使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次の自分のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
リアクション効果について
- 密航者のリアクション効果は、いずれかのプレイヤーが持続カードを獲得した際に誘発する。他のプレイヤーだけでなく自分が獲得したときでも誘発する。
- 職人・変容・カブラー・願い・彫刻家・交換などで密航者を手札に獲得した場合、(密航者自体も持続カードなので)その獲得したばかりの密航者を自身の獲得に対してリアクションすることができる。
- 密航者のリアクション効果は、誰かが持続カードを獲得した時に誘発する効果だが、この効果は「ターンプレイヤーが持続カードを獲得した時に誘発する効果」よりも後に処理されることに注意*1。
例えば、二人戦でプレイヤーAがターンプレイヤーの時に…
- プレイヤーAが散兵を使用
- プレイヤーAが切り裂き魔を獲得
- この時、まずはターンプレイヤーであるプレイヤーAが『プレイヤーAの切り裂き魔獲得に誘発する効果』を処理する。
よって、散兵の効果でプレイヤーBは手札を3枚にする。
- その後、プレイヤーBが『プレイヤーAの切り裂き魔獲得に誘発する効果』を処理する。
よって、このタイミングでプレイヤーBは手札から密航者を使用することができる。
(iとiiの処理順が逆になることは無い)
コメント
- 使い道がイマイチわかりません。隊商とか漁村とか集めつつリアクションするつもりなら、コレを買う暇がありません。村が豊富な引き切りに入れて、次のターンの安定性を確保する程度でしょうか? --
- 自分もこのカード悩んでます。2人戦はたまに事故回避できる持続2ドローとして扱うのが無難なのかなーと思ってます。4人戦かつ他に持続カードがあるサプライだと話変わってきそうですが --
- 自分も初見ではこれ軽視してたんですが、オンラインのランク上位と戦ってる時にこれを使われてボコボコにされました……感覚的には埋められた財宝に近いと思います。雑に使うには弱いけど使いこなすとやべーカードって認識。 --
- 上級者になると相手が持続カードを欲しがるタイミングを読めるのだろうか? --
- まぁ購入追加とか、工房系があること前提みたいな節はある。ドローしまくって出た金で持続系+属州獲得を狙うみたいな。 --