沼の妖婆

Last-modified: 2024-02-23 (金) 21:42:19
収録拡張コストカード種別効果(※日本語訳はDominion Onlineより)
冒険5アクション持続あなたの次のターンの開始時に、+3 コイン
アタックそれまで、他のプレイヤーは、購入によりカード1枚を獲得したとき、呪い1枚を獲得する。
 錬金術、収穫祭、ギルド、冒険、帝国、夜想曲、ルネサンス、プロモでのルール変更とエラッタについて
このカードは2022年のルール変更とエラッタカードテキストから効果が変更されており、2022年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。
Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。
実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。
(ルール変更前の情報については余談を参照してください。)

概要

持続カードで、相手がカードを購入したカードを獲得した際に呪いを獲得させるアタック効果を持つ。
呪い1枚を受けてでもデッキに投入したいカードは限られるため、相手の購入を大きく牽制できる。
皮肉なことに、持続による次のターンの+3金という効果自体が相手の沼の妖婆によって頭を抑えられやすい。

利用法

  • 購入以外のカード獲得や、イベントプロジェクトの購入に反応しない点には注意。
  • 自分のターンになるまでは相手の追加ターン中にも効果が誘発するため、前哨地など追加ターンを得る効果に対する牽制としても機能する。
  • アタック効果は重複するので、呪い1枚くらいなら何とかなる場でも、玉座の間で重ねたり複数枚持続させたりすると、とてもではないが購入どころではない状況に追い込める。
    • 4人戦の場合などは、全員で打ちあっているだけで、沼の妖婆の効果が2重3重にかかっている状況になることもざらにある。

対策法

  • 呪い獲得か、ターンを犠牲にするかの選択を迫られる点は拷問人に近いと言える。呪いが切れれば影響が無くなる点も拷問人と同じである。
    • 拷問人と同様、呪い獲得を嫌ってパスを繰り返していると長期的に見てさらに不利な状況となりやすいため、どこかで踏ん切りをつけるのは必要。
    • 大きな違いとして、沼の妖婆自体にドローが付いていないため、連打したり引き切りで毎ターン安定して打ったりするのが拷問人より難しい点がある。
      • 時々しか沼の妖婆のアタックが来ないような状況であれば、呪いを受け取るよりアタックの合間を縫ってデッキ成長させた方が良い場合もある。
      • 引き切りが可能な場では、毎ターン打つことを相手にだけ許してしまうと一方的な展開になりやすいため、なるべく早く体制を整えたい。
  • 自分も呪い撒きを使って、相手と呪いを分け合うことも有効。
  • 購入以外でのカード獲得(工房系など)やイベントの購入は沼の妖婆の影響を受けない。

詳細なルール

  • このカードは使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • 呪いの山札が空の場合、購入したカードの獲得を行っても何も起こらない。
  • 沼の妖婆の効果は、使用した時に全ての効果が予約される。
    • 場に出ていることが条件ではない。何らかの効果*1で場から移動しても効果が消えることはない。
      • 玉座の間で沼の妖婆を2回使用すると、他プレイヤーは購入したカードの獲得時に呪いを2枚獲得し、使用者は「次ターンの開始時に+3コイン」を2回得る。
    • 沼の妖婆が使用されたタイミングに、他プレイヤーはアタックカードの使用に誘発するリアクションカード(秘密の部屋馬商人物乞い隊商の護衛外交官番犬)でリアクションができる。
      • (他プレイヤーが沼の妖婆を使用し、)自分のターンで『沼の妖婆の予約されたアタック効果』が誘発した際、これらのカードを持っていてもリアクションできないことに注意。
        堀などをリアクションするタイミングは「相手のアタックカードの使用時」であり、『沼の妖婆の予約されたアタック効果』が誘発するタイミングは「購入による獲得時」である。
    • 沼の妖婆が使用されたタイミングに、灯台チャンピオン守護者の効果を発揮している他プレイヤーは、この『沼の妖婆の予約されたアタック効果』を受けない。
      • (他プレイヤーが沼の妖婆を使用し、)自分のターンになってから、灯台やチャンピオンや守護者を使用した場合では、『沼の妖婆の予約されたアタック効果』を防げないので注意。
      • 購入したカードの獲得し、呪いを獲得することに対して、望楼でリアクションして廃棄するor交易人でリアクションして呪いを銀貨交換することはできる。
  • 沼の妖婆のアタック効果は、他プレイヤーが購入したカードを獲得した際に、獲得時効果として誘発する。
    • 闇市場の効果で購入したカードを獲得した際もアタック効果は誘発する。
    • イベントプロジェクトの購入ではアタック効果は誘発しない。
      ※カードを獲得するイベントであったとしても、アタック効果は誘発しない。これは「購入によりカードを獲得した」わけではなく「購入したイベントの効果によりカードを獲得した」と処理されるためである。
    • 他の「カードの獲得に誘発する効果」とも同時に誘発する、どの効果を先に処理するかは、カードの獲得者が自由に選択できる。
  • 「持続するアタック効果は、次のターンの開始時が来た時点で直ちに消失する」という裁定があるので注意(英語版カードのテキストでは"Until then(それまでの間)"となっているが、これは「+$3」までではない)。
    • 沼の妖婆を使用したプレイヤーが追加のターンを得ていた場合は、このアタック効果は他プレイヤーに影響する前に消えることになる。
    • 逆に、他プレイヤーは追加ターンを含め「沼の妖婆を使用したプレイヤーの次のターンの開始時」までの全てのターンにおいて、カードを購入により獲得した際に呪いを獲得することになる。
      • 支配は「左隣のプレイヤーに追加のターンを与える」という効果であることに注意。ただし、支配ターン中にカードを購入により獲得できる状況は発生せず、支配者も被支配者も条件を満たすことは基本的にはない。

余談

以下、海辺・繁栄・異郷2版発表に伴う2022年版エラッタ前のカードテキストを残しておく。

収録拡張コストカード種別効果
冒険5アクションアタックあなたの次のターンの開始時まで、他のプレイヤーがカード1枚を購入するとき、そのプレイヤーは呪い1枚を獲得する。
持続あなたの次のターンの開始時:+3 コイン
  • アタックの誘発タイミングが「他のプレイヤーがカード1枚を購入したとき」であり、購入時効果として処理されていた。
  • また、「『(支配などの効果で)カードを購入したが獲得しなかった場合』でもアタックを受ける」などの違いがあった。

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*1 例えば、玉座の間で呪いの森を2回使用し、1回目を通常の効果、2回目を馬の習性として使用する、など。