【はぐりん】

Last-modified: 2023-08-18 (金) 22:52:54

概要

DQ5やDQ6における仲間になった【はぐれメタル】の1匹目の名前として初登場。
鉄壁の守備力と高い素早さを誇るが、非常に仲間になりにくいことで有名。
大規模な爆発に関連した強力な大技を習得する特徴がある。
DQ8の【スカウトモンスター】としても登場している。
英語版では、DQ5の1匹目がMerc、DQ6のものはMercuryと、どちらも【かぜのぼうし】【しっぷうのバンダナ】などすばやさに関係した装備品の呼び名にも使われる、ギリシャ/ローマ神話で世界中を素早く飛び回る神、ヘルメス/メルクリウスに因んだもの。
ついでに英語のMercuryは水銀という意味もあり、見た目的にもぴったりである。
DQ8のスカウトモンスターは(DQ5の4匹目と同じく)Metabbleという「メタル」と「バブル」を混ぜた、FC版の頃のはぐれメタルの英語名から来ている。

DQ5

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/2561/1024

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
SFC版はぐりんスタスタゆうぼうはぐメタ
PS2版
DS版

ゆうぼうの名前の由来は【堀井雄二】

覚える呪文・特技

ステータス

 Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期161150255152556300
最大SFC815025525575255142551029722
リメイク300

耐性

強度属性
無効(全て)
強耐性(なし)
弱耐性(なし)
無耐性(なし)

解説

所謂【5強】の一角だが、その中でも出づらい、逃げる、他の仲間になるモンスターと一緒に出るなど最も仲間にするのが大変。
SFC版発売当時のファミコン通信(現ファミ通)において「『ゆうぼう』を仲間にせよ」という読者参加企画が、エスターク最短撃破と同列に扱われていたほどである。
どうしても面倒な人は邪道だが、SFC版限定の裏技【ひとしこのみ】を使ってもいいだろう。
 
もっとも出やすい【グランバニアへの洞窟】(1~3F)で粘り続け、気づいたらレベルが上がりまくっていたプレイヤーも多い。
そうなるとゲームバランスが著しく損なわれるので、それを嫌うならクリア後に狙うのが望ましいかもしれない。
また、そのグランバニアへの洞窟1~3Fでは【ミニデーモン】【メッサーラ】が邪魔になり、倒す順番の調節が面倒になることも多い。
こういった他の仲間になるモンスターと同時出現した場合は、はぐれメタルを最後に倒すのではなく、まず先にはぐれメタルを倒してから、他の仲間になる敵を【ニフラム】【ふうじんのたて】などで消してしまえばよい。
こうしてミニデーモンやメッサーラを消してしまえば、起き上がる可能性があるモンスターははぐれメタルになる。
 
実ははぐれメタルが単体で出現するエリアも存在し、そこで狩れば他の敵を気にしなくていいので、仲間にする場合は格段に楽になる。
グランバニアへの洞窟4~6Fは出現率は落ちるものの、単体出現しかしないので、場合によってはこちらで戦うことも考慮するといいだろう。
はぐれメタルを20回ほど倒したころには、大抵は主人公のレベルが32以上になり、100%逃走できるので勧誘の効率が良くなる。
【エビルマウンテン】周辺や【謎の洞窟】の浅い層では【メタルスライム】4~7匹を引き連れた半固定編成でもちょくちょく登場。
ラスボス・裏ボス戦に向けたレベル上げついでに狙うのもあり。
他には、青年期前半なら天空への塔がある島の周辺、青年期後半ではアルカパ西部がよく出現する。いずれも地上ということで馬車内のキャラにも経験値が入る。
逆にあまりむやみにレベルを上げたくない場合には、馬車の入れない【試練の洞窟】の地下2階で狙う手もある。
ここは単独出現する場所としては出現率も高く、カンストレベルに達した【おどるほうせき】などに毒針を持たせて狩ればリセットなどで調整する必要もない。
主人公のレベルが34以上なら、必ず逃げられるので余計な戦闘は回避できるようになる。
 
身の守りと運の良さが初期から最大値であり、メガンテ以外の全ての呪文と【いなずま】を完全無効化、および炎・吹雪ブレスをシャットアウト(0か1ダメージ)する。
スライム系の特徴である「メタルキングシリーズを全て装備可」を例外なく持ち、最終装備も優秀。
耐性を無視して守備力重視で固められるのも大きい。
メタル装備を揃えれば守備力+235で守備力490、店売り品(まほうのよろい、みかがみのたて、かぜのぼうし)で固めても+143で守備力398まで達する。
たとえ店売り品オンリーでも、攻撃力199以下且つ痛恨の一撃を持たない敵の攻撃はほとんどシャットアウト可能。
 
最大レベルは低く、次のレベルへの要求経験値が高いが一回の伸び幅が大きい【ギガンテス】に似たタイプ。
ギガンテスとは異なりカンストまでの経験値は約100万と3分の1以下だが、それでもLv4から5になるまで約7万、Lv5から6まで約13万、Lv6から7まで約27万、最終的にはそこから約53万と、段階ごとに【おつげをきく】と中々のインパクトがあるだろう。
なお、加入直後は賢さが足りず言うことを聞かないが、1レベル上がれば20を超えるので問題はない(必要経験値はわずか255)。
 
見た目からは想像しづらいが、もしグランバニアへの洞窟あたりですんなり加入した場合、力は同経験値帯ならば同じスライム系の装備グループでは断トツで、むしろ前衛キャラ並みに高い。
【メタルキングのけん】【キラーピアス】を装備させればその高い攻撃力を堪能できる。
ただし、上述の通りグランバニアへの洞窟あたりでは倒すこと自体が困難で、青年時代前半を普通に攻略している場合は1回倒せれば運がいい方なので、「すんなり加入する」確率は1/256以下と考えて差し支えない。
つまり、彼の攻撃力を堪能できる時期に加入する可能性は極めて低いので、その事実には気づきにくい。
 
と言うわけで、どちらかというと呪文の方が本職。
かなり強力な攻撃呪文を覚え、MPも潤沢なので攻め手にはそこまで困らない。
先述の通りレベルアップが遅いが、最低限まともな火力を出せる【イオラ】や、【キラーマシン】対策になる【ベギラゴン】の習得までの必要経験値は割と妥当なライン。
最終的には【フローラ】以外で唯一ベギラゴンと【イオナズン】を両方使いこなせるのは大きい。
やり込みレベルになると物理アタッカーには流石に見劣りするが、【やまびこのぼうし】があれば盤石。
 
しかしSFC版では、最大レベルでも20にも満たないという最大HPの極端な低さがネック。
ここまで低いと相手の手数次第では打撃とブレスの1ダメージが重なって削り殺されかねないため、はぐれメタルだけを馬車の外に出して雑魚戦を簡単スルー…という訳にはいかない。
無敵の耐性を持つ一方守備力は敵のときほど圧倒的に高い訳ではなく、例え全身メタル装備に固めたとしても、最大レベル+最強装備の【ゴーレム】【ライオネック】【キラーマシン】【ヘルバトラー】とさほど変わらない。HPの低さゆえ打撃に対する総合的な耐久力で言えばそれらに遥かに劣る。
そいつらと違ってスカラを覚えるし、これを先手で唱えれば…と思うかもしれないが、DQ5は味方の守備力の上限値がDQ1・2に次いで異様に低く、スカラを駆使しても510までしか伸びてくれない。
これはつまり、どう頑張っても攻撃力255以上に達した敵に殴られた場合、1以上のダメージを受けるという事。
敵の時の守備力2047と比べたらあまりにも低下している。
 
特に厳しくなるのが【ボブルの塔】以降からであり、【メタルドラゴン】【ブラックドラゴン】相手では、開幕スカラを唱えないと【強化攻撃】で撲殺される可能性がある。
青年時代後半以降のボス連中も攻撃力255を越えるか痛恨の一撃を使えるものばかりであり、終盤「はぐりんがいると格段に楽になる」ようなボスは存在しない。
【ゲマ】からはスカラ込みでも5~8のダメージを食らい、【ブオーン】に至っては語るのも恐ろしい。
そして悪いことにDQ5には【たたかいのドラム】の使い手である【エビルスピリッツ】【マヌハーン】が終盤以降出現する。
SFC版DQ5のバイキルトの効果は「攻撃力を2倍にする」であるため、こいつらによって強化された敵に殴られればオーバーキルは確実。
さらに裏ダンジョンまで達すれば雑魚敵に素で守備力490をぶち抜く攻撃力250の【セルゲイナス】や260の【メカバーン】までも出現する。
この二匹からはスカラ無しだと20~30ダメージ、スカラ込みでも8~15ダメージと言えば、HP14が限界のはぐりんにとってどれだけ恐ろしい存在か分かるだろう。
加えて、DQ5の敵が繰り出す痛恨の一撃は、味方のものと同じ会心型・守備力貫通型・固定ダメージ型のいずれか。
また、せっかくザキ完全耐性を持つのに、【みなごろし】が味方のザキ耐性をガン無視するインチキ仕様のため、【エリミネーター】【ギガンテス】は天敵ともいえる存在。
ついでに【ばくだんいわ】【メガンテ】も低確率ながら効いてしまう為過信は禁物。尤も仲間にする頃には出現地域は過ぎているのであまり問題ないが。
以上のことから脆い敵には非常に脆く、使い勝手は良くない。コレクションキャラと割り切った方が良いだろう。
スタメンで使うならば、いのちのきのみで最大HPを上げるドーピングは必須。
幸い、ドラゴンキッズが1/32と比較的高い確率でドロップするため、DQ5の【ドロップアイテム】の仕様さえ理解していれば、自力ではぐりんを仲間にした猛者には簡単だろう。

リメイク版

さすがにSFC版でのHPが低すぎたためか、大幅強化された。
PS2版以降ではHPが300近くまで伸びるので、通常攻撃はもちろん【痛恨の一撃】でも耐えられるようになり、大幅に使いやすくなっている。
初期HPは相変わらず低いものの、レベル4くらいまでは仲間にしてすぐに上がり、その時点でHP60~70くらいにはなるので耐性と併せれば即戦力として充分に通用する。
リメイク版では装備品として毎ターンHPが回復する【オラクルやののれん】が追加されたため、こいつに装備させておくことで、痛恨の一撃以外でほぼ死ぬ事のない要塞が完成する。
さらに、みなごろしに対してザキ完全耐性がちゃんと機能する様になった。
しかも、ブレス系の攻撃を完全に無効化(1ダメージも受けない)できるようになった。
SFC版の方にも書かれている通り、グランバニアへの洞窟ですんなり仲間にできた場合は、本編クリアまでなら攻撃力も他のスライム系よりは高い。
 
倒しにくい上仲間になり難いのと、覚える特技に突出したものがない事、成長が遅めなのが欠点か。
上述の通り、力は経験値100万ちょっとで150と悪くない伸びを見せるが、そこで止まってしまうため、クリア後のアタッカーにはあまり向かない。
本編クリア後は素早さと耐久を生かしたアイテムサポート役、あるいは呪文攻撃役が適任。
しかし、【やまびこのぼうし】の削除に伴って終盤での火力が大幅に弱体化してしまった。
イオナズンは使えるがメラゾーマは使えず、終盤~クリア後は攻撃呪文も威力不足となるので、そうなるとアイテムサポートしかやることがなくなる。
5強の確率を乗り越えて仲間にしたヤツの最終的な役目が、誰にでもできるアイテムサポート係というのはあまりにも悲しい……。
とはいえ、先述の通り防御能力に関しては間違いなく最硬なので、【せかいじゅのは】を数枚と【けんじゃのいし】でも持たせておくだけでパーティーの安定性は跳ね上がる。
後は攻撃面をフォローするなど、愛を持って起用してやろう。
 
SFC版では【ひとしこのみ】を解禁すれば簡単に仲間にできたが、ひとしこのみが削除されたPS2版以降は地道に狩るしかない。
ただし、【まじんのかなづち】の命中率上昇、それを装備できる上に素早さが高い【デボラ】の追加、サンチョの【くちぶえ】の追加、【はかいのてっきゅう】【ほしふるうでわ】【謎のすごろく場】で複数購入可能になった、などの変更点によって狩りやすくなっている。
さらに、DS版以降では【ときのすな】が復活。他のモンスターと一緒に出てきた場合、逃げられても時の砂で時間を撒き戻すことで、はぐれメタルを倒すまで再戦することが可能。
そのため、ミニデーモンやメッサーラがよく同時に出てくるグランバニアへの洞窟1~3Fで狙うのが多少楽になった。
DS版以降では風神の盾の使用効果がザキ属性からニフラム属性に変わったので、メッサーラも消し飛ばせる。
はぐれメタルを倒した後に勢い余って、残りのミニデーモンやメッサーラを全部倒してしまうケースもよくあるが……。
スマホ版ではさらに【モンスターブローチ】が追加され、これを装備することで仲間になる確率が1/64までアップする。
ひとしこのみ技、ときのすな、モンスターブローチのいずれもないPS2版が最も仲間にするのが難しいと言えるか。
 
敵の数にもよるが、ちからすばやさカンストの破壊の鉄球役が一人か二人いれば、はぐれメタル以外の雑魚散らしは可能。
1ターン目のチャンスを無駄にしたくないならば、掃除役を追い越さず、かつはぐれメタルを先制できる可能性があるすばやさ127≧のメタル狩り担当を用立てるといいだろう。
平均的に素早さが低い傾向があり、かつまじんのかなづちが装備可能な装備グループCを、レベル調整とほしふるうでわの装備ですばやさを126にすることはそう難しくないだろう。
 
また、【メタルスライム】も仲間になるようになった影響で、上述のメタルスライムとの組み合わせで現れた時に、仲間にするのが少し面倒になった。
この場合ははぐれメタルだけをとっとと倒して、残りは逃げるまで待とう。
魔神の金槌やデーモンスピアの即死暴発でメタルスライムまで倒してしまう事もよくあるが…。
仲間のメタルスライムとはぐれメタルを比較すると、最大レベルまでの必要経験値ははぐれメタルの方が少ない。
 
PS2版ならば【アイテム無限増殖】でHPと力をドーピングしまくれば、鉄壁の耐久力と【キラーピアス】による火力を両立した最強クラスの仲間にすることも可能。
最大火力では【ふぶきのつるぎ】使用者にやや劣るものの、こちらは【エスターク】の行動を通常打撃以外全て無効化できるのが強み。
DS版では、守備力を限界突破させ、最高で745もの守備力を得ることが出来るようになった上、【ようせいのけん】で守備力を上げた場合、敵がいてつくはどうを使ってこないという謎仕様もあるため、固めてしまえばエスタークの強烈な打撃も30ダメージ以下に抑えられるという凄まじい防御性能を得た。

DQ6

仲間になったはぐれメタル。【魔物使い】★4で仲間にできる。
一部の資料では仲間にできるレベルが間違って記載されている。

仲間になる確率(SFCのみ)

一匹目二匹目三匹目
1/2561/1024

仲間になったときの名前(SFCのみ)

一匹目二匹目三匹目四匹目
はぐりんナンナンゆうぼんタナーカ

ゆうぼんは【堀井雄二】、タナーカは田中裕臣が由来と思われる。

覚える呪文・特技(全機種共通)

ステータス

 Lv素早さ身の守り賢さかっこよさ最大HP最大MP経験値
初期16115050015507300
中間897204500486111198763217
最大162505005009070305004953569

解説

【ザクソン】周辺で出現するので、最速で【空飛ぶベッド】入手後に加入できる。
出現率が高い【アモール西のほこら】周辺もオススメだが、ここでは同じく仲間になる【ダークホーン】も出てくるのでちょっと面倒。
相変わらず仲間になる確率は低いが、【どくばり】での【しっぷうづき】【まじんぎり】などの手段も増えたため、総じて前作よりやや倒しやすくなった。
キャラが十分育っているなら、攻撃力を500以上に上げて疾風突きでほぼ確実に倒せる(具体的にはドーピング抜きなら概ねLv80程度以上必要)。
ただし、上述の通り★4以上の魔物使いを1人以上馬車外に出して戦わねばならず、そこからマスターまでに加入させられるのは稀。
なぜかというと、はぐれメタル以外の戦闘をすべてキャンセルするのは熟練度稼ぎの観点から非効率で、仮に熟練度効率を度外視してキャンセルしたとしても確実にはぐれメタルを仕留められるわけではないためで、ざっくりとはぐれメタルを100回倒すのに200回程度の戦闘回数を要する。なお、100回倒して仲間にできる確率は3割強。
熟練度稼ぎの戦闘回数を無駄にしたくなければ★4以上でマスターしていない魔物使いを複数人用意しておき、1人だけ魔物使いにして狩りまくり、マスターしたら他のキャラに交代、という工夫は必要になる。
1人の熟練度稼ぎを犠牲にする覚悟なら、魔物使いマスターを1人用意してひたすら狩ればよい。いずれにせよ、超絶強運でもないかぎり1匹加入させられるころにはクリアレベルを大幅に超えていることが多いだろう。
また、【ルイーダの酒場】の定員がいっぱいだと、せっかく起き上がっても仲間にならないので注意(前作と違って枠が少ない)。
 
相変わらずHPは低いが、耐性はほぼ完璧で身の守りや素早さの高さも健在。
【はぐれメタル(職業)】マスター時のHP100アップの特性を生かせばほぼ無敵の存在。
前作と違ってブレスによる削り死が起きない点は大きい。また、守備力をぶち抜いてくる攻撃力の持ち主もほとんどいない。
味方キャラのステータスの限界値により身の守りは500だが、【スライムアーマー】【スライムメット】【シルバートレイ】等安価or無料な装備だけで、あの【キラーマジンガ】の攻撃も1ダメージに抑えられる。
戦闘最初のターンに【スカラ】をかけて【におうだち】をさせれば、最強の鉄壁の完成である。
裏ダンジョンの恐怖の一つである【デススタッフ】戦の難易度が逆転する(当該項目参照)。
あるいは【パラディン】マスターでのHP+20も有効。基本的に素早さと身の守りのプラス補正は無駄になるので、HP以外の能力バランスはこちらの方が優秀。
ただし元々のHPが低いため、耐性無視150ダメージの【おぞましいおたけび】で確実に死んでしまうのが難点。
はぐれメタル職をマスターさせるなら、元々のHPが高いキャラのほうが、まだ壁としては使いやすい。
 
先述の通りHPは低いが、他キャラがはぐれメタル職に就かなければ耐性が得られないのに対し、コイツはどの職でも耐性を活かせるのが強み。
また、DQ5では装備不可だった【きせきのつるぎ】が使えるようになった。
ちびちび削られても【ホイミ】の手間なく、通常攻撃や剣技などで攻撃すれば低いHPは全回復できる。
その場合、回復効果が得られない特技ばかり覚えるパラディン職との相性は悪い。加えて即死効果が発動すると回復できない点にも注意。
もちろん、さらにとことんやり込んで勇者になれば装備関係なく毎ターン自動回復で全快できる。
 
ただし本作では【麻痺】に完全耐性を持つ仲間はおらず、はぐれメタルとて例外ではないので、油断は禁物。
敵専用の確率テーブルを持つマヒ系攻撃を受けると、強耐性の彼でも30%の確率でマヒしてしまう。
また、【バシルーラ】も普通に効いてしまうし、そして何よりも固定ダメージの攻撃が怖い。 
…このように、脆いときは脆いのだ。
愛をもって起用させたいならいのちのきのみを大量投与しよう。
現実的ではないが、いのちのきのみ大量投与で最大HPを最高水準まで到達できれば、はぐれ職についた他キャラよりも優秀な壁役に返り咲くこともできる。
 
なお守備力がピックアップされがちな彼だが、実は攻撃面においても、職業に就かなくても自力でマダンテとビッグバンを覚えてしまう凄いヤツである。
理論上はクリア前にビッグバンを使えるのは彼だけ!
なお、自力でアストロンを習得できるのも彼だけであるが、無職縛りだとそもそも仲間にできないのであまり意味はない。彼を仲間にするころにはとっくに主人公が習得したあとだろう。
 
【スライム格闘場】の突破には不向き。
Eランクでは【ホーンテッドミラー】【モシャス】、Fランクでは【アックスドラゴン】【まじんぎり】等、天敵の存在で至難の業と言っても過言ではないほど。
はぐれメタルでスライム格闘場の制覇を目指すなら、相当の根性が必要。
 
ただし、低レベル時にはぐれメタル(職業)に転職した場合、最大HPが1となり死亡から【ザオラル】復活では「最大HPの半分のHPで復活」が適用され、【ゾンビスライム】状態となる。
あらゆるダメージが無効になるので、スライム格闘場を有利に進められたり、【ダークドレアム】戦で必ず勝利(【かがやくいき】連発で70ターン前後)できるようになる。
常に全回復しないように【ハッスルダンス】などを使用させないようにしたり、MP無しでの強力な特技を習得している必要はあるが、安定して【はぐれのさとり】を回収できる。

リメイク版

【スライムスカウト】の一体として、引き続き登場。DS版では【すれちがいの館】、スマホ版では同じ位置にある【まぼろしの館】で仲間にできる。
 
DS版ではすれちがい通信を20人と行うかクリア後に、スマホ版では【夢のカケラ】を全て集めると、館の隠し扉が開き、その先の森にいる。
森にははぐりんを狙う荒くれがおり、その荒くれと協力して挟み撃ちにすることになる。
このときのイベントはストーリー序盤で【ファルシオン】を捕まえるときの使い回しで、手段もセリフもまったく同じ。
見事に捕まえるとはぐりんは主人公に懐き、それを見た荒くれも【主人公】にはぐりんを譲ってくれる。
 
リメイク版でも素で完全耐性持ち、極端に低いHP、遅いレベルアップなど、いつも通りのはぐりんの特性。
ただし、SFC版と大きく違うのが、最初からはぐれメタル職に就いていること。メタル狩りでもしない限り、マダンテとビッグバンは職業で習得する方が早くなりがち。
職補正のせいで初期HPが1になっており、はじめのうちはぶちスライムにも殺されかねない。育つまでは馬車に入れておこう。
なお(はぐれメタル職のままだと気づきにくいが)実はHPは低いとはいえSFC版より伸びやすくなっており、最終的な素のHPはSFC版の倍の60まで伸びる。
上ライフコッドででも300回戦闘してHP+100の補正を手に入れれば、早い段階での【ジゴスパーク】やビッグバン習得もあって即戦力になり得る。
ただアホの子なので、多くの特技を覚えさせてAIに任せると無茶苦茶な行動をとる。命令させろで使ってあげよう。
相変わらず、格闘場には不向きだが工夫をすればHランク突破も可能。はぐれメタル職に加え、さらにドラゴンのさとり入手のロマンに挑むのもよい。
「クリア前、それも最短でベッド入手直後にはぐれメタル職が手に入る」というのは結構なバランスブレイク要素だが……実はこれ、セルフすれちがいでもない限りまず無理。
というのも本作は発売当初でさえDQ9に押されてすれ違い人口が少なく、都会ですらかなりハードルが高かった。というか本作のすれちがいは最早不可能と言い切れるレベル。
詳しくは【すれちがい通信】【すれちがい夢告白】の項を見てもらえば分かるが、DSソフトのすれちがいはあれこれ面倒なのだ。
セルフで稼ぐなら話は別だが、基本的にクリア後の加入になるだろう。
ちなみに、リメイク版であれば無職縛りでも仲間にできるので、自力でアストロンを使えるのはメリットになる(もちろん、まずダーマ神殿で無職にする必要がある)。
通常そのようなプレイでは敵の全体攻撃に耐えうる程度のHPになるまでレベルは上げるのが定石だが、そこに『低レベル』という条件も加わると話は別。
ほとんどのボス敵はアストロン無しでもなんとかなるが、問題となるのが全形態【無属性規定ダメージ攻撃】を持つデスタムーア。
無職という手段の少なさ、低レベルというHPの低さでは、彼のアストロン無しではとても攻撃できる安全なタイミングまで待つことすらかなわない。
無職&低レベルという大変マゾいプレイを制覇したい場合、確実にはぐりん(のアストロン)が必要となる構図になっている。
 
スマホ版では最速で【牢獄の町】【なげきのきょじん】を倒した後から仲間にでき、クリア前に加入させられれば、ラスボスを倒す前に【ゴスペルリング】を入手できる。
クリア後加入の場合、裏ダンジョンに挑むには補正込みでもさすがにHPが心許ないので、木の実でドーピングしてあげよう。
 
数少ない欠点として、他のキャラがレベル99まで上がる中はぐりんだけレベル16で止まってしまうため、【かまいたち】【しんくうは】の威力が低いことが挙げられる。
もっとも、はぐりんの活躍の場はラスダン~クリア後で、裏ダンジョンまで行けばドラゴンのさとりも購入可能になるので、今さらかまいたちやしんくうはに頼る事もないだろうが。
また、リメイク版では敵の【メタルぎり】によってしっかり特効ダメージを受けるようになっているため、特に【ダークドレアム】を相手にする際などには注意が必要な場合もある。

DQ8

はぐれメタルのスカウトモンスター。

通り名・出現位置等

通り名マッハ・はぐりん
種族はぐれメタル
出現位置【マイエラ修道院】西の【名もなき小島】
【レティシア】東の名もなき小島
【隔絶された台地】(レティシア南の高台)
【地図にない島】
出現条件ランクB制覇
出現時間いつでも
所持アイテムモンスター金貨

ステータス

攻撃力素早さ守備力最大HP最大MP戦闘参加
ターン
MIN651257156961.3
MAX205204985

備考:1~2回行動

解説

【メタぞう】と並び出現箇所が4つもあるが、出現候補の1箇所が高台なので、どこの島へ行ってもいない場合もある。
しかもメタぞうと違い出現場所がバラバラで、おまけにこちらを見つけると凄まじいスピードで逃げ回るので捕まえるのには骨が折れる。
 
メタルボディによる圧倒的な耐久力が持ち味で痛恨の一撃にさえ気を付けていれば基本死なない。
また、【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】のギラ系呪文3種を操る。
ベギラゴンが使える上にたまに2回行動できるので戦力としてはそれなりではあるが、攻撃力が物足りない上に【判断力】が皆無なので、MPが切れてもギラ系呪文を連発してターンを無駄にすることがある。
【ホイミン】【ベホップ】とチームを組んだときに発動する【ザオリーマ】が非常に強力。
【スマイル】を仲間にするまでのつなぎとして使える。

蒼天のソウラ

1巻で「ゆうぼう」という名前だけが登場。
うりぽが考えるアズリアへのネーミング候補の1つ。
他にはしげまる【ゲレゲレ】と、面白い響きの名前をチョイスしていた。
一方のソウラ【シーザー】【ゴレムス】【アンクル】を提案していた。