アラン・グッドマン

Last-modified: 2016-08-21 (日) 05:59:29

【名前】アラン・グッドマン
【職業】魔術師
【HP】 5 / 5
【令呪】 3 / 3
【現在地】
【筋力】E
【耐久】E
【敏捷】E
【魔力】E
【幸運】E
【スキル】使い魔:自分以外のマスター(PL)の遭遇フェイズや戦闘フェイズを観戦出来る

【容姿】女好きの青年。口がでかい

【願い事】清姫の願いをかなえる

【その他】
あまりの素行の酷さに家を追い出された魔術師の青年
聖杯戦争に巻き込まれた直後は「聖杯とやらを使って世界中の美女を俺様のものにしてやる!」とか考えてたが清姫の過去を知り願いが変わる
「俺様の女があんなホモ坊主のことを引きずっているのは気に食わん。俺様が全て忘れさせてやる」と清姫の受肉の為に聖杯を勝ち取ることを決意
たぶんもしそれが成功したとしても他の女に鼻の下伸ばしては清姫に殺されかける日々が続くことになる

【バッドエンド】
「おい、待て…待て!ふざけるな!聖杯が崩壊しただと!?」
「そんな…それでは清姫を受肉させることができぬではないか!」
怒りに任せて壁を殴りつけるアラン
その手には血がにじんでいた
「クソッ!何か…何か方法はないのか…!?」
俯いたままブツブツと呟き思考を巡らせる
「……もういいのです」
そんなアランを背後からそっと清姫が抱きしめる
「良いわけがあるか!貴様は俺の女なのだぞ!」
「だから貴様はこれからも俺のそばに居なければいけないのだ!」
「俺様が過去のことなんて忘れさせてやるくらい貴様を愛してやると決めたんだ!」
泣き叫ぶアラン
そんなアランの頭を静かに撫でる清姫
「良いのですよ…安珍様…」
「私は、私は幸せでした」
「だって、安珍様はこんなにも私を愛してくださったんですもの」
「生前だって、これほど純粋な愛を感じたことはありませんでした」
「だから、良いのです。愛しております、安珍様…」
「ありがとうございます、マスターが貴方で、本当に良かった…」
そう言い残して清姫は消えていった
アランは残った清姫の体温を確かめるようにして自らの肩を抱きしめた
「ふん…馬鹿な女だ。最後まで俺様の名前を間違えるとは…」
俯いた顔からは表情を読み取ることはできないが、その声は震えていた

【グッドエンド】
「がはは!見ろ清姫、聖杯だ!」
純白に輝く聖なる杯を手にしてアランは清姫に見せびらかす
「流石ですわ安珍様!」
「当然だ!俺様にかかれば聖杯戦争なぞちょちょいのちょいだからな!」
褒めたたえる清姫、踏ん反り返るアラン、両者共にその表情は喜びで満ち溢れていた
「さて、じゃあ邪魔の入らんうちに願いを言うぞ」
「聖杯よ!清姫を受肉させるのだ!」
アランが高らかに聖杯へと願いを宣言する
その瞬間、聖杯から溢れた魔力が清姫のもとへと集まり、受肉を実現させた
「安珍様…!?その願いは私のもののはず…なぜ安珍様が…」
驚き困惑する清姫
「がはは!貴様は俺様の女なのだ!ならば女の願いの一つや二つ、叶えてやるのが男の甲斐性と言うものだ!」
そんな清姫を前にアランは当然だとばかりに言い放つ
「安珍様…!」
喜びのあまり清姫は口元を隠し、涙を流す
「貴様の分の願いはもっと別のことに使うがいい!」
その言葉を聞いて清姫は静かに考える
もはや自分の願いは叶ってしまった
この世に受肉し新たに生を受け、きっとこれからもアランは自らのことを愛してくれる
ならば今自分が願うべきなのは何か
「わかりました。では聖杯よ、どうか私の願いを叶えてください」
清姫が静かに聖杯へと語りかける
その瞬間、聖杯から光が溢れだし辺りを包んだ
思わず目をつぶるアランであったが、その光が晴れても周囲に何か変化が起こったようには見えなかった
「んん…?いったい何を願ったのだ?」
首をかしげるアラン
しかしそれに対して清姫は悪戯っぽく指を一本立てて口元へ当て
「秘密です」
と笑った
「ええい!俺様に教えないとは何事だ!気になるではないか!」
「駄目です!女の子はちょっとくらい秘密があったほうが魅力的なんです!」
ギャーギャーと騒ぐ二人
しばらくしてどちらからともなくその口論も落ち着き自分たちの戦いが終わったことを改めて実感する
「さて、これからどうしようか。こんなご時世だからなぁ」
アランが首を捻る
実家に帰ることはできないし、かといってこのご時世に旅を続けるのも危険だろう
清姫のこともある、受肉したサーヴァントに魔術世界の人間がちょっかいをかけてこないとも限らない
「やめだやめだ!難しく考えるのは性に合わん!」
少し考えた後でうがーー!っと頭を掻きむしりながら思考を投げ出し清姫へと向き直る
明日のことは明日の自分に任せよう。とりあえずまずは行動だ
「ついてこい清姫!」
その言葉を受けて清姫は満面の笑みで頷く
「はい!どこまでもお供します!」
小走りでアランの横にすり寄る清姫
そしてアランにも聞こえるかどうかと言う声で、小さく呟いた

「お慕いしています。アラン様」