エセゲ・マラン・テンゲリ〔チンギス・ハン〕

Last-modified: 2018-10-27 (土) 19:43:32

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illusted by 山下和真

キャラシート

【真名】エセゲ・マラン・テンゲリ〔チンギス・ハン〕
【容姿】背中に複数の羽根を生やした浅黒い肌の人外
【英雄点】ボス専用
【クラス】タイプ・インベイド・ジュピター
【HP】 40/40
【筋力】EX:8(10)
【耐久】EX:8(10)
【敏捷】EX:8(10)
【魔力】EX:8(10)
【幸運】EX:8(10)
【スキル1】惑星浸食 EX
X:敵前衛全体を攻撃できる。星属性以外の相手はこのキャラクターとの判定時、自身の最も低いステータスで判定を行う。
【スキル2】悪魔(テンゲリ) EX
X:全ての判定時、補正値3を得る。竜属性、猛獣属性を有する女性に与えるダメージは半減される。
【スキル3】狂気 EX
X:交戦フェイズ開始時、前衛全ては1D100で判定を行う。【狂気】保有者以下だった場合、マスタースキル1つ、もしくはクラス固有スキルを1つ【狂気】に変更する。
【スキルEX1】八の戒め -
X:全ての判定時、『浄化』した『鎖』の数の値分、全ステータスが下降する。(最低B)
【スキルEX2】異界回帰 -
X:束縛状態の前衛が存在する限り、このキャラクターのHPは0にはならない。ダイスのマイナス補正及び判定値減算及び脱落効果を受けない。
【宝具1】『九十九の神威』(ヘムジェールシグィ・テンゲリーン・ザーダル)99/99
【ランク・種別】A:対軍宝具
【効果】宝具回数を99回にする。先手判定を除く全ての判定時、宝具回数の値を加算して判定を行う。
判定終了後、宝具回数を4d『同時に判定を行った前衛の使用したステータスの合計値』減らす。
この回数が0になった時、このエネミーの『束縛』状態を解除する。この場合、HPが1になる効果は適用されない。
【宝具2】『拡散せし天刑の環』(バルハスワディ・ティテム)1/1
【ランク・種別】EX:固有結界
【効果】交戦フェイズ開始時使用できる。この交戦フェイズ中、全ての前衛は『束縛』状態が付与される。
『束縛』状態のキャラクターはHPが0以下になっても脱落しない。しかし、HPが0以下になった場合、現在HP分の値を全ての判定値に加算する。
『束縛』状態が10巡続いたキャラクターは交戦フェイズの終了後、脱落する。『束縛』状態が解除されたキャラクターはHPが1になる。
【その他】

キャラクターデータ

真名:エセゲ・マラン・テンゲリ〔チンギス・ハン〕
地域:ユーラシア大陸
出典:モンゴル神話
身長:176cm / 体重:71kg
属性:混沌・悪 隠し属性・天

ステータス

筋力:A++ 耐久:B+ 敏捷:A+ 魔力:EX 幸運:EX 宝具:EX

クラス別スキル

・惑星浸食:EX
外なる神々の一派たる上天(テンゲリ)の長であるエセゲ・マラン・テンゲリが収められた枠、タイプ・インベイド・■■■■■の固有クラススキル。
触れたものを自身と同化させ、変質させる。そして、体内でそれを最適化して体から切り離し、新たなモノを創造する。
その対象は有機無機は関係なく、生命体も、天体をもその対象とする。
このスキルの持ち主を放置すれば、やがてそれとその眷属にとって最適化された天体環境へと作り替えられてしまい、従来の生命体はその変化に適応できず滅びるだろう。
タイプ・インベイド・ジュピターは五芒星の次元の扉の先より来たるとある神々と性質が似通っているとか。

・狂気:A
詳細不明。

・対魔力:A
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
Aランクでは、Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

・騎乗:EX
「剣士」「騎兵」のクラス特性。
乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
また、英霊の生前には存在しなかった未知の乗り物(例えば古い時代の英雄にとっては見たことも無いはずの、機械仕掛けの車両、果ては飛行機)すらも直感によって自在に乗りこなせる。基本的に「騎兵」クラスは非常に高ランクでこのスキルを持つ。
EXランクのエセゲ・マラン・テンゲリはありとあらゆる物を吸収し同化・融合する事が可能で、あらゆる物を乗りこなす。

保有スキル

・神性:A
その体に神霊適性を持つかどうか、神性属性があるかないかの判定。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。より肉体的な忍耐力も強くなる。
「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果がある。また、「菩提樹の悟り」「信仰の加護」といったスキルを打ち破る。
神話における神霊の息子達はBランク以上。死後、神霊として祭りあげられり、一体化していたり、そもそも神霊の格落ちである場合一つ上のAランクになる傾向にある。
エセゲ・マラン・テンゲリはテンゲリの99の神々の最高神と言われており、本来は神霊に属するはずであるが、テンゲリ自体が外なる神々の眷属であり、またその霊基を構成するのは
テンゲリを信仰して大陸に恐怖をまき散らした恐怖の王である。

・悪魔(テンゲリ):EX
テンゲリ。悪魔と効果自体は同じである。
「軍略」「精神汚染」「勇猛」の複合スキル。このランクが高いほど、対人において有利な判定を得て、対多数の戦いにおいて有効に作用するとされている。
そして、その精神の汚染は彼らが信仰していた上天/テンゲリによって吹き込まれた狂気によって創出したものであり、
モンゴル帝国の戦士達はテンゲリの恵みと呪いによって人並み外れた力を手に入れ、テンゲリの意思を代行し大陸に恐怖と殺戮をもたらしたのである。
その恵みと呪いを生み出した神性であるエセゲ・マラン・テンゲリはEXランクで保有して、またスキル名もその源を示すように変化している。

・招雷:A
雷や雨風などの天候を操ることができる。
テンゲリは雨や風を司る天空神であるといわれ、大陸の遊牧民の信仰を集めたという。

・八鎖の戒:A
はっさのかい。
エセゲ・マラン・テンゲリをこの地球へと呼び寄せ、巫者が制御するために刻み付けた呪いの類。
チンギス・ハンを上天の外なる神として制御するための生贄として、チンギス・ハンが生まれる前後に
彼の父に仕えた巫者の一族と彼の母親によって集められた子女達である。彼らがごく幼少期においては共に暮らしていたが、
チンギス・ハンの父(イェスゲイ・バアトル)が毒殺されたことによって一族は方々に散らばり、彼らも生き別れになるが、戦いを経て再会していった。
しかし、最後まで全員が一堂に集うことはなかった。
このスキルが発動している間、エセゲ・マラン・テンゲリのステータスは少しだけダウンしている。
しかし、時限式でこのスキルのランクは下降していき、やがて解除される。

宝具

九十九の神威(ヘムジェールシグィ・テンゲリーン・ザーダル)
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ1~50 最大捕捉:500
九十九のテンゲリの神々の長たるエセゲ・マラン・テンゲリの神威と権能。
『触れよ、触れよ……狂え、イカれ、怒れ、闘争セヨ』
かつてモンゴル帝国の民に狂気と共に絶対的な力を与えた上天の祝福(呪い)。
狂気の果てには、血塗られた大地と、恐怖の叫びと、最後に知性体無き領域が残るのみ。
そして狂気は伝染し、止むことはないだろう。

拡散せし天刑の環(バルハスワディ・ティテム)
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:1~99 最大捕捉:1000
タイプ・インベイド・ジュピター、外より来たりてギンガを貪りし眷属としての力。
時空の裂け目より、自身の眷属を呼び寄せ、自身の体内に取り込んで力を増幅させる。
そして、真名を解放することで強力な光線を周囲にばらまき、そこを自身の母星と同様の性質をもつ環境へと作り替える。

原典説明

太古より大陸においてなされていた上天信仰において語られ、モンゴル神話でもその名が記されているテンゲリの最高神。
その正体は、外なる神々の眷属である五芒星の次元の扉の先より来たるとある神々と性質が似通っていた存在であり、地球において信仰されていた木星=ユーピテルと天候を司るという点から侵食した上でそれと対立していた神性であった。

人物説明

神代の時、自身が使役したボルテ・チノを地球へと遣わし、モンゴル民族を生んだ。
また、12世紀のユーラシア大陸において、モンリク・エチゲとその父によって観測され、当時生まれた子に昇天した魂であった自身の孫ゲシルを与え、大陸をテンゲリが降臨するにふさわしい形にしようとしたが、様々な問題が発生し、モンゴル帝国は制御から離脱した。
絶望蹂躙戦線クルウドノガスではチンギス・ハンの体を依り代として顕現し、太陽系を喰らいつくそうとしたが撃破された。
性格はまさしく餓狼。神威を示す荘厳さは一切なく、ただの人類及び地球にとっての敵でしかない。

武器

・神の鉄槌
エセゲ・マラン・テンゲリがかつてゲシルの魂と共にチンギスに与えた槍。その一凪は生命体の焔など一瞬で消し飛ばす。
・天の翼
エセゲ・マラン・テンゲリの背中に生えた白い翼。羽根は鋭利で触れたものをずたずたに斬り裂き、羽ばたけば空気を切り裂くかまいたちとなる。

関連人物

・チンギス・ハン:かつて、力を貸したもの。
・ボルテ・チノ:かつての飼い犬。
・シャルモ・カン:愚かなならず者。
・ゲシル・ボグドー:愚孫。チンギス・ハン統治下において地上に派遣したがやがて上天にとって障害となった。