グレーテル・グリムガルム

Last-modified: 2019-09-17 (火) 02:26:29

キャラシート

古綿市聖杯戦争

【名前】グレーテル
【容姿】中性的な美しい容貌の人物。良い匂い。
【願い事】美味しいものを食べる。
【バッドエンド】食い倒れの旅は続く。
【グッドエンド】旨い!
【令呪】 2/ 2
【HP】10/10
【筋力】A:5
【耐久】D:2
【敏捷】D:2
【魔力】A:5
【幸運】E:1
【スキル1】人間観察:英雄点5を得る。任意のタイミングで真名看破を行える。
【スキル2】霊基補強:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。
【スキル3】備蓄魔力供給:移動フェイズ時、自分のサーヴァントのHPを(耐久値D6)回復する。
【その他】

基本情報

名前:グレーテル・グリムガルム
性別:男性
血液型:AB型
好きなもの:美味、かわいい子、兄妹
嫌いなもの:親
特技:ナンパ
起源:『飢餓』
属性:混沌・悪
魔術属性:『飢餓』
魔術系統:童話(ウィッチクラフト)
魔術特性:呪詛・転換
魔術回路・質:A / 魔術回路・量:A / 魔術回路・編成:異常

 

『飢餓』の起源に目覚めた起源覚醒者。
魔性、獣性に回帰した人面獣心の『狼』達の中ですら畏れられる、美しいまでの純真と醜悪極まる悪意を備えた真正の凶獣。
血肉を食み魂を啜る、人狼にして吸血鬼。
間引かれ子で森の魔女。麗しき声で悪業を吟じる人喰い童話。
無尽の飢餓に身を焦がす、暴食悪喰のグリムリーパー。

 

略歴・人物

艶かしい白い肌。蕩けたように微笑う瞳。甘く香る不可思議な色香。
整った容姿に加え蠱惑的な雰囲気を帯びた、中性的な容貌の美少年。

 

誰に対しても和かに笑いかけ、ゆっくりと落ち着いた、穏やかな口調と笑顔で接する。
整った容姿も相まって、性別や年齢を問わず他者に対し好印象を与えやすい人物像である──が、それらは一種の擬態。
実際には自身が相手に与える印象を正しく認識した上で、都合のよい反応を引き出す為の作為的な振る舞いであり、そこに人間的な暖かさは存在しない。
あるのはただ、目の前の獲物を如何にして腹に収めるかという、底の無い悪意と食欲だけ。

 

その正体は800年を超える歳月を生きる古き死徒の一角にして、悪逆で知られた起源覚醒者集団の最古参。
人智を超えた暴虐を振るう怪物達の中でも、特に暴食と悪食で悪名高い真正のマンイーター。
血を媒介に魂を啜り、己が飢餓を愉しむ醜悪な魂喰らいである。

 

元は当時頻発していた飢饉の中で間引かれた子供。といっても本人の記憶も磨耗しており、当時のことは殆ど思い出せない。
ただ覚えているのは、絶望的な飢餓の中で一緒にいた誰かを食べたこと。涙しながら貪った血肉の美味。
それが兄だったか、妹だったか、それともそんなのは単なる妄想でしかなかったのかは最早確かめる術もないが──
飢え貪りながら美味と愛でる、己の悪業の原点はその記憶に在ると彼は信じている。

 

美しいものは、美味なるものを舌の上で愛でるように。
飢餓に喘ぎ続ける彼の心を癒す愛の聖句。
餓え続けるということは、決して満たされないということは、もっともっと、多くのものを愛でることが出来るということだと、彼は信じ破顔している。

 

……魔の跋扈する中世欧州にて産声を上げた化生の一つである彼は、欲望のままに人と言わず獣と言わず数多の命を屠っていたが、当然そのような怪物を神の徒が見逃すはずもない。
彼は討滅されかけ辛くも逃げ延びたが、そんな逃亡の先に不可思議な雰囲気を持った数名の怪物と出会う。
人も居れば人ならざる気配を持つ異形も居て、等しく悪辣な人面獣心。人に害為す人獣達。
話すうち不思議と気の合ったことで共に行動することとなった彼らは、長い月日のうち、いつしか『狼』の名で呼ばれることとなる。

 

能力

死徒としての能力の他、魔術師としても相応の研鑽がある。
特に吸血対象に拘りなく(美しいものをより好む程度)暴食に明け暮れているが、眷属を増やすということには全く興味がなく、血を吸った人間は皆骨も残さず消化されている。
そのため古い死徒であるものの勢力と呼べるものを持たない一匹狼。死徒の社会からも殆ど認知されていない。

 

特異なのは自身の体内に異界を構築していることであり、体積や質量保存を無視してありとあらゆるものを暴食している。
基本的に呑み込まれたものはそのまま咀嚼され消化されるだけだが、融け損なった"喰いさし"が悪霊と化して異界内を這いずっており、彼はこれを吐き戻すことで使い魔や呪詛として活用する。
特定のものだけを意識して消化することなく保存し続けておくことも可能であり、礼装なども体内に補完している。
これは着の身着のままに見えても常に大量の兵隊と武器を保管しているということ。本人の単純な戦闘能力に特に突出した特性はないが、彼が数世紀を掛けて溜め込んだ邪悪の総量は文字通り言語に絶する醜悪を以って敵対者を呑み込むだろう。

 

関連人物

『狼』
 愛しく愛らしい兄妹達。口に入れても不味くない。自重はしているらしい。
マリー・ルクレール・マーナガルム
 古き朋友。かわいらしい末の妹。塩ゆでにするとおいしい。
『豺狼』
 古き朋友。かつては恋の鞘当てをしたこともあるというが確かめた者はいない。あまり接点はないが、仲は割といい。
二代目豺狼
 何かと気にしてはいるが、打ち解けることはないとも悟っている。

 

シーシェル・サイケ・ラジアンス
 裏切られたと知って、傷つけられたことを理解して、尚親愛に縋る心を捨てられぬひと。
 その愛憐が愛おしい。私を、僕を、信じて委ねてくれた、その身の美味こそ福音だ。
 ああ──甘い。甘い。甘い。甘い。甘い。
 とっても──美味しい(かわいい)