サンタ・ムエルテ（異霊）

《サーヴァント》
【クラス】ルーラー
【真名】サンタ・ムエルテ（異霊）
【容姿】黒き霞のようなヴェールを身に纏い、身の丈以上の鎌を携えた少女

【英雄点】45点（ステ２６点・スキル１４点）：令呪２画消費
【ＨＰ】70／70
【筋力】C ：5
【耐久】EX：8（10)
【敏捷】C ：1
【魔力】B ：5
【幸運】A ：5'

【スキル１】死の聖女：B
消費点数５：相手の攻撃時、攻撃対象を自分に変更できる。奇襲防御時、補正値５を得る。
【スキル２】真名看破：B
消費点数５：相手サーヴァントの容姿を確認した時点でキャラシートを閲覧できる。
【スキル３】色彩の権能：EX
消費点数４：最大HPを１５増やす。奇襲防御時、補正値３を得る。

【宝具】『死の祝祭を執り行う者(アヴァタール・ミクトランシワトル)』 １／１
【ランク・種別】ランク：EX　種別：対人宝具
【効果】この宝具の発動と同時にルーラーは神性特性を得る。属性を天属性へ変更する、
　　　　交戦フェイズ中の、自身の手番時に使用できる。
　　　　以後この交戦フェイズ中、自身の防御時に得る事ができる補正値を使用できなくなる代わりに、攻撃時に得る事ができる。
　　　　また、ルーラーは奇襲攻撃を行えるようになる。

泥

基本情報

【元ネタ】史実　（アステカ神話）
【CLASS】ルーラー
【真名】サンタ・ムエルテ
【異名・別名・表記揺れ】ミクトランシワトル
【性別】女
【身長・体重】153cm・41kg
【肌色】白　【髪色】白銀　【瞳色】橙
【スリーサイズ】B78 W61 H79
【外見・容姿】黒き霞のヴェールを身に纏い、身の丈以上の鎌を携えた少女
【地域】メキシコ　
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人　→　天
【その他属性】人型・聖人・（神性）

クラススキル

真名看破　ランク：B
ルーラーとして召喚されることで、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が
自動的に明かされる。ただし、隠蔽能力を持つ相手には幸運判定が必要

神明裁決　ランク：C
命令やペナルティを執行するため、管理を担う聖杯戦争に参加するサーヴァントへ絶対命令を下せる特殊な令呪を、全員に対し二画ずつ保有する。
今回は聖杯戦争という形ではない為、野良サーヴァントは勿論、カルデアのサーヴァント達にも使用はできない。

単独行動　ランク：A
本来はアーチャーのクラス特性。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
今回は憑依召喚という形で、自身のマスターとの呼べる存在から魔力の供給がされている為、あまり意味はない。

保有スキル

神性　ランク:C
神霊への適性。
神霊適性を持つかどうか。ミクトランシワトル神との適合により神霊適性を会得した。
ランクが高いほどより物質的な神霊との混血とされ、より魔力量や肉体的な忍耐力も強くなる。
憑依召喚という形式の為ランクダウンしている。

境界にて　ランク：B
救いを授ける『死の聖女』としての象徴。彼女の振るう鎌には全て救済、もしくは即死効果が備わっている。
サンタ・ムエルテ信仰の起源、アステカ神話の死の女神、冥界の女王ミクトランシワトルに関連して得た能力。
冥界にあるものは死に慣れ、同化しているため、即死耐性と魅了耐性を獲得する。

死の聖女　ランク：B
死、そのものの擬人化として信仰されるサンタ・ムエルテの与える、平等な死の在り方がスキルとなったもの。
サンタ・ムエルテの与える攻撃は、善・悪の属性によるスキルや宝具の加護や、信仰の加護といった精神性から成る防御スキル
及び概念的な防御を限りなく無視した状態で振るわれる。
それは、サンタ・ムエルテが攻撃を受ける際も同様の効果が発動する。

サンタ・ムエルテはキリスト教の神や天使や聖人たちのように道徳や倫理を求めたりはせず、犯罪にもご利益を与えてくれる存在であるとされる。
彼女は健康といった明るい目的のためにも、敵の死や復讐といったどす黒い目的のためにも祈りを捧げられる。
あらゆる願いを引き受け叶える、平等なる死の裁定、といった在り方が戦闘に作用する。

色彩の権能　ランク：EX
サンタ・ムエルテは、身に纏う衣の色によって信仰の内容が変化する。
それに伴い、様々な衣替えをする事で、それに付随した信仰に纏わる加護を行使する事ができる。
後天的な要因により、今回においては加護の範疇を超え、権能と呼べるレベルまで効果が昇華されている。
このスキルの所持に伴い、本来会得するべき聖人スキルをサンタムエルテは保有していない。

効果一覧

信仰の加護　ランク:B
一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、
自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。高すぎると、人格に異変をきたす。
此度の憑代によって備わったスキル。本来サンタ・ムエルテは信仰を受ける存在である為、このスキルは保有しない。
　

宝具

【宝具】『死の救済を、ここに(サンタ・ムエルテ)』
ランク：C　種別：対人宝具　レンジ：1~10　最大捕捉：1
サンタ・ムエルテの振るう、万物に死という救済を与えるという信仰を受けた一撃。サンタ・ムエルテが本来保有する能力にして加護。
攻撃対象に防御や回避ではない幸運による判定を強要し、失敗した際に死の因果を固定する事で、その命脈を断ち切る。
判定に成功すれば、その身体に一切の外傷は残らない。生か死か、この宝具の結果はこの２つ以外残らない。
正確には死の運命を制御する宝具であり、鎌を振るうのはそれを顕現させる切っ掛けに過ぎない。
　
【宝具】『死の祝祭を執り行う者（アヴァタール・ミクトランシワトル)』
ランク：EX　種別：対人宝具　レンジ：1~10　最大捕捉：1
別名ワーラル・オブ・デス（円渦の如き死）とも、真名隠蔽時の呼び名。
サンタ・ムエルテ信仰にて結び付いたミクトランシワトルの力を、色彩の権能を用い憑依する事で一時的に顕現させる宝具。限定的な『異霊化』とも。
限定的にスキル：境界にてのランクがA++まで上昇し、死の世界へと自身の存在を沈める事で霊基の限界を超えた駆動を可能とする。
真名開放を以て使用する事で、一時的に神霊クラスの力を得て戦闘が可能となる。

サンタ・ムエルテは生者の守護者であり、ミクトランシワトルは死者の守護者である。一見対照的で相容れない性質の２つの存在であるが
死の淵に立たんとする生者を守護し、死の淵にある者を死の世界から守護する。
その在り方は、互いの足りない部分を補い合うように信仰によって補強し結びついている。
死は現在の存在の終焉ではなく、生、死、そして復活への永劫の周期の中で、神の導きにより向かう新たな世界への通過地点。
渦のような死、永劫なる周期、それこそがこのサンタ・ムエルテと顕現したミクトランシワトルを結び付ける、人々の願いなのである。
　
この宝具はサーヴァントの霊基に収まらない為、真名開放して完全な状態で使用すれば、じきに霊核が砕け散り、
サンタ・ムエルテは消滅し、永劫の周期へと還っていくだろう。

解説

民間宗教より生まれた死の聖女。
スペインの侵略以前から中南米に存在した信仰と、持ち込まれたカトリックが融合して生まれたとされる。
歴史上、信仰内容がテキストに記されたのは20世紀中頃のこと。
労働者階級の人々によるものであったと言われているが、「死の聖人」への信仰はそれ以前にも存在しお上からは嫌われていた。
　
現在のように広く分布する源になったのは、刑務所や麻薬カルテルにおける崇拝であるという。
「死」が喉元に迫る世界に生きる犯罪者達は死を司る存在の庇護を求めたのである。
サンタ・ムエルテはキリスト教の神や天使や聖人たちのように道徳や倫理を求めたりはしない。
犯罪者にもご利益を与えてくれる存在であるとされる。
彼女は健康といった明るい目的のためにも、敵の死や復讐といったどす黒い目的のためにも祈りを捧げられる。
麻薬組織が政府の取締りを逃れて全国に散ったためにサンタ・ムエルテ信仰が広まったという説がある程である。
サンタ・ムエルテを信仰するのは犯罪者ばかりではなく、大多数は市井の一般人である。
　
街中で銃声が響く悪化した治安、不安定な社会情勢において、善男善女も死がもつ恐怖と力を意識し、サンタ・ムエルテに惹かれていった。
現在ではその信者数はカトリックとの掛け持ちも含めれば300万人を超え、一大宗教勢力となっている。
しかも掛け持ち者には神父も含まれており、教会は頭を抱えている。
移住者を介して、アメリカ合衆国の他の人種・民族の人々にも広がりを見せている。
　
世界でも稀有な『現代でも信仰が増え続けていく』、聖女である 。

泥設定

上記の様な背景こそあるが、この異霊サンタ・ムエルテは、特異点『南米神話解戦　タワンティン・スーユ」においてのみ現界する特殊な霊基と言える（本編中でいう所のニトクリス（オルタ）とジャンヌ・ダルク（Apo）を足して2で割った状態）
当時、特異点に存在したセバスチアナという少女に、サンタ・ムエルテという霊基が適合した存在。解放軍らに与するはぐれサーヴァントである。

セバスチアナ自身はサンタ・ムエルテの憑依先でありながら　多くの信奉者、大衆の味方であるという在り方を捨て、誰か（セッション本編のカルデアに与する者達）の為だけに力を振るう事を選択し
サンタ・ムエルテという英霊の在り方を逸脱する事で、異霊『ミクトランシワトル』の力を表出、その霊基では到底時間稼ぎにもならなかったであろう、Ⅱ『開闢』の幼体を相手に奮戦し消滅した。

その後、特異点での奮戦を含め、その活躍はサンタ・ムエルテの主軸となるに相応しいと判断され
サンタ・ムエルテ＝セバスチアナ　と座が記録。
セバスチアナという英霊として、改めてカルデアに招かれる事になる。
この際、クラスはルーラーではなく、アサシン。　どうも座においてグランドアサシン見習いとして送り出されたという。
　
余談だが、セバスチアナという自我が確立している関係か、アルターエゴの適正も有している。まぁ水着とかで出るんじゃないすかネ
　

人物・性格

（正確にはマスター、セバスチアナのもの。セッション中は憑依先の自我が強すぎる為意識が明け渡されている）

白髪のロングヘア、表情は目を覆う布で隠されており、その首には切断痕がくっきりと残っている。
同年代のそれよりも細い身体のライン、白色の装衣と白い肌がその正体を包む黒煙のヴェールの中から見え隠れしている。
その印象はまさしく一般的な思春期を迎えた程度の少女のそれであり、英霊の風格を一切感じさせない。
　
その考え方や価値観は人に寄っており、悩み事や相談事などを話しやすい程に等身大　お節介な程に距離が近い。
基本的に善悪問わず肯定的で、助言や注意こそすれど行動自体を咎めたり止めにかかろうとはしない、むしろ手助けをする。
身を挺して誰かを庇う事を一切厭わず、自身が被る不幸よりも他者の幸福を何よりも重視する。
　
誰かの幸せは、自身の幸福。だから対価もいらないし、どんな人にも手を差し伸べて、たとえ悪辣で破滅の待つ未来なき願いだとしても
一歩も引かずに、すぐ隣で尽力することを惜しまない。
　
だがその中身は先天的な破綻者。誰かの為に何かをしなければならないという、欲を持っている。
それは、「どうか救わせて下さい」、と、這い蹲り懇願すらするほど。
　
彼女は人々の願いに正当や不当などないのだと断じた。
誰かの憎悪の対象を殺したり、悪人が被った病や呪いに対して命を救おうとし
病に伏せ先のない者に死という慈悲を与え、貧困に耐え悩む者に食事の手配をし
犯罪を犯し投獄された者の脱獄を手助けし、時には暴力的な欲望の捌け口にもなる。
　
誰もがそんな彼女による助けを求めた、そうした信仰が
『死の聖女』信仰と結びつけられ英霊として確立したのが彼女である。
　
だが彼女は人々の信仰からでのみ成り立っている偽の聖人。
その在り方はカトリックからは生涯認められることはなかった。
　
そうだとも、彼女は人の不幸が無ければ生きていけない人間だ。
真っ当な救済を続けていれば『死の聖女』の信仰に結び付けられる筈はない。
その対象は善人、悪人と人種で区別することなく、救いを求める者に対して手を伸ばす。
健康を祈るものや、犯罪の成就を願うもの。それらすべて生きるために必要なこと。
そこに倫理や道徳はいらない。生きるとはそんな綺麗なモノではないのだから。
悪意ある者に請われれば、その手を使い人を殺め自ら罪を被ることをためらわない。　
　
いわば彼女にとって人を救う行為は、人の三大欲求に等しい。
はたから見れば尊いものに見えるかもしれないが、誰よりも貪欲で聖人からはかけ離れている。
誰かを救った時の微笑みは、美味しいごちそうを食べたという満足感と同じ。
その心は、根元から破綻していたのだ。

FGO性能

タワンティン・スーユPU召喚１にて実装

【レアリティ】★★★★
【CLASS】アサシン
【真名】セバスチアナ
【ステータス】筋力：D　耐久：A　敏捷：C　魔力：B　幸運：A　宝具：C
【コマンドカード】Buster:2　Arts:1　Quick:2

【クラススキル】
気配遮断：A－　自身のスター発生率をアップ(9%)
単独行動：A　　自身のクリティカル威力をアップ(10%)
境界にて：B　　自身に即死無効状態を付与
　　　　　　　 自身の魅了耐性をアップ(100%）
　　　　　　　　通常攻撃時に極低確率で即死効果が発生する状態を付与(4%）

【保有スキル】
■死の聖女：B　CT:8~6
敵単体の即死耐性をダウン(3T)（50%～100%）
無敵貫通状態を付与（1T）
防御無視状態を付与（1T）
自身のQuickカード性能をアップ(1T)（20%～30%）
自身の無敵状態を解除【デメリット】

■信仰の加護：B　CT:7~5
自身の弱体耐性をアップ3T)
HPを大回復
＆攻撃力をアップ（3T)
＆防御力をアップ(1T)

■色彩の権能：EX　CT:9~7
味方単体にガッツ状態を付与(1回・3T)
味方単体に弱体無効状態を付与(3T)
味方単体の攻撃力を確率でアップ(20~30%/3T)（80%）
味方単体のクリティカル威力を確率でアップ（30%～50%･1T）（80%）

【宝具】
『死の救済を、ここに(サンタ・ムエルテ)』Quick　ランク：C　種別：対人宝具
敵単体に超強力な攻撃
&高確率で即死効果