タラン

・──さて、タランが治めていたのは猫の王国である。猫の王国である。
　大事なことなので二回言いました。
　もうおわかりですね？そう、ネコアルクが住む猫王国「グレートキャッツビレッジ」だ……ッ！

・クトゥルフ神話世界においてバースト神を信仰する異端集団がエジプトからイギリスへ追放され、
　神の化身である半人半獣のキメラを暗黒儀式で創造していたこと。
　その目的は化身に近い存在を作ること、即ち神に近い存在を作ることであったことは
　魔導書「妖蛆の秘密」に記されている。

・クトルゥフ神話世界の猫は月までジャンプして移動し、軍隊を組織している。
　大人数でチームを組み、敵と殴り合いを繰り広げる。

・ネコアルクは、月まで行ってから目標に向けて落下する超技を保有し、
　アバドンフォース（エリートネコ部隊）を召喚でき、格ゲーに参戦している。

・とある円卓の騎士曰く、ピクト人については「一番近いイメージが、映画で出てくるエイリアン」とのこと。
　一部で確認されたピクト人の姿も異形じみた人型であり、人外の存在であった可能性は捨てきれない。

・またピクト人は円卓の騎士と敵対するためなら召喚魔術の契約も交わすことが可能であるとの情報もある。
　聖晶石などの魔術触媒も集めている様なので、蛮族ピクト人は幻想種として存在していることも否定できない。

・そして無論、タランが治めていたピクト人の王国は妖精郷とも同一視されるイギリス……スコットランドにあった。

これらは決して矛盾せず成立する。
いや、むしろこれこそが歴史に隠された真実であると言え……ませんよね。すまない……。

とにもかくにも、以上の事実をもって彼女のクラスは決定された。
二重の、あるいはそれ以上の意味でも領域外の存在……フォーリナーである。

【キャラクター詳細】
あぁ？オレが何者だってぇ？
っは、いいぜ。教えてやる。
オレは偉大な──待て。
この霊基は……何だコリャ。

【パラメーター】

【絆Lv1】
身長／体重：168cm・57g
出典：史実
地域：イギリス
スリーサイズ：B98/W60/H93（Iカップ）
属性：混沌・善　性別：女性
偉大な王国の長、ネコミミモードで参戦。

【絆Lv2】
7世紀末にスコットランドに存在した７つのピクト人の王国。
その１つ、キャットを治めた王にして長。

歴史的にこの時代はピクト人にとっても大きな転換点であり
７王国の併合や諸外国との婚姻外交、キリスト教化が完了する、というところだった。
タランが治めるキャットもその時代の波に飲み込まれていった。
そしてこの時に、「アーサー王伝説」などでイメージされる“蛮族”は姿を消した。

偉大な女戦士が長を務める王国が生き残った最後の“蛮族集団”だったから───と本作では設定する。

【絆Lv3】
『猫の王国』
ランク：ＥＸ　種別：固有結界
蛮族国家キャットの最後の王であるタランの宝具であり固有結界。
次代のピクト王であるブリディ４世の治世では宗教会議により
戦争での非戦闘員への攻撃や蛮行、女性の戦闘参加などを禁止するルールが定められた。
これにより「アーサー王伝説」などでイメージされる“蛮族としてのピクト人”は歴史から消えることとなる。

最後の蛮族の長であるタランが想起する蛮族ピクト人の王国と部下たちを心象風景として呼び起こし、猛攻撃を加える。
……という宝具の筈なのだが。

【絆Lv4】
宝具名の読みは、
グレートキャッツビレッジ。
何故かよくわからない謎の領域が広がり、よくわからない謎のナマモノが召喚される。

GCV（グレートキャッツビレッジ）とは一体何なのか。召喚されるこの猫に似た謎の生物は何なのか。
そもそも何故無辜の怪物スキルが自分に付与されているのか。
タラン自身にもというか、彼女が一番理解できなくて困っている。

○無辜の怪物（猫）：ＥＸ
本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
能力・姿が変貌してしまう。フォーリナーのクラスに当てはめられた際に、獲得してしまった。
───全部このスキルが悪いと思います！

【絆Lv5】
謎のスキルや部下？が増えたが、彼女の心は変わらない。
アーサー王たちとも戦いを繰り広げた蛮族──ピクト人として。
その戦士として、長として。
決して祖や部下たちに恥じない勝利を収めるだけだ。

粗暴な振る舞いや積極果敢な傾向が目立つだろうが、
マスターが共に笑い合う同盟者や部下である内はとても円滑な関係を築けるだろう。
ただし、円卓の騎士の関係者には要注意。

【「ネコと和解せよ」をクリアすると開放】
外宇宙より這い来る者―――
“それ”の権能の先触れを身に宿して揮うもの、フォーリナー。

無論、この世界もただその侵略を見過ごす訳がない。
その手が伸びる際には英霊の座を通してのみ許されると設定され……
また、既に神霊として世界を見守るもの達もカウンターを用意した。

それこそが、この世界の神（旧き神）によるフォーリナー。
そしてバースト神が加護を与えた英霊こそがタランである。

主な用途は大フォーリナー祭りを始めとした、フォーリナーのみが召喚されるなどの限定された状況に、
フォーリナー枠として投げ込み、鉄砲玉として運用するものと思われる。
タランは特に生前猫関係の逸話がある訳では無いので、その扱いは雑。
逆に、雑に扱うためにタランに無辜の怪物（猫）スキルを付与したまである。

ちなみにであるが。
このように地球産フォーリナーを生み出す神霊は、
主に「宇宙から飛来したものが神になったもの」であることが多いとされる。