マリ・キュリー

Last-modified: 2018-05-31 (木) 23:59:24

サーヴァント
【クラス】フォーリナー
【真名】マリ・キュリー
【容姿】淡い碧の輝きを纏う、強い意志を秘めた眼差しの婦人
【英雄点】35点(ステ20・スキル15):星の開拓者
【HP】15 / 15
【筋力】E :1
【耐久】C :3
【敏捷】C++:5
【魔力】E :1
【幸運】EX:8(10)
【スキル1】領域外の生命:B
5:交戦フェイズ中に相手前衛に対し、奇襲攻撃を行える。
  交戦フェイズごとに1回まで、相手のクラス固有スキルの補正値を無効にする。
【スキル2】星の開拓者:A
5点:キャラシート作成時、英雄点5を得る。
   神性を保有するサーヴァントに対して奇襲攻撃と物理防御時、補正値5を得る。
【スキル3】不可知論:C
5点:神性を保有するサーヴァントに対して奇襲攻撃と奇襲防御と物理防御と魔術防御時、補正値5を得る。
【宝具1】『魔女の家の夢』(ル・アンスティテュ・キュリー) 1/1
【ランク・種別】EX:固有結界 レンジ:1~99 最大補足:10人
【効果】交戦フェイズ中に陣地を作成出来る。この陣地は交戦フェイズ終了時に消滅する。
    発動時、陣地破壊が発生する。
    陣地内の自分以外のサーヴァントを全て神性特攻対象と見なす。

 

真名:マリ・キュリー
身長:159cm / 体重:43kg
出典:史実
地域:ポーランド
属性:秩序・善 / 人属性
性別:女性
イメージカラー:碧
特技:家庭教師
好きなもの:サイクリング / 苦手なもの:ジャーナリズム
天敵:ナイアルラトホテップ

 

【史上の実像・人物像】
マリア・スクウォドフスカ=キュリー。
ラジウムとポロニウムの発見者。放射能という言葉と概念の礎を作った人物。
初の女性ノーベル賞授与者であり、初の生涯二度のノーベル賞授与者でもある。
良き妻でありながらもその業績は夫と区別し、自立した女性として世間の女性蔑視に対し敢然と挑み続けた。ジェンダー論の先駆者とも言える。
私心を廃し、人類の発展と平和の為に化学を行使し続けた偉大な人物である。
しかし……

 

【聖杯戦争TRPGにおける設定】

「天から与えられている何ものかにぜひとも到達しなければならない」

彼女は研究所の中にいながらにして、放射能というものの本質に気づいてしまった。
遥か宇宙の彼方から飛来する宇宙線、その源を識ってしまった。
無限の中核に棲む原初の混沌。形なく、知られざるもの。宇宙の中心に在る宮殿に座す■目にして白■の王。
無知という慈悲のヴェールを剥ぎ取り、原始の狂気に触れてしまった憐れな婦人はその理性を微塵に打ち砕かれ……

「科学者の実験室の生活は、万物に対する闘争です」

……なかった。

「人生の中で恐れるものなど一つもありません。すべては理解されるものです。
 そして私たちの恐れがより小さくなるように、いまさらに理解を深めるときなのです」

彼女は鋼鉄の理性と黄金の信念を以ってその狂気を踏破した。
狂気に呑まれながら、その狂気を呑み尽くした。
その叡智を人類に公開し、その狂気を己が胸の内に封印した。

「すべての人には幸せに生きる使命があります。だから、すべての人を幸せにする義務があります」

彼女は人類史に貢献した偉大なる科学者としてその生涯を閉じ、
そして今、降臨者(フォーリナー)のサーヴァントとして聖杯戦争の地に降り立つ。

「ただ一つの関心、ただ一つの夢の中に、私は生きました」

 

「……さぁ、マスターくん。今日の授業を始めましょう」

 

【性格】
教育者としても大きな実績を残したフォーリナーは、魔術師たるマスターに対しても教師として接する。
真理を探求した成果は人類に還元されねばならないと考えるが、一方で■■■■■に触れた一件の影響でその本質は秘するべき時もあると考える。
つまりそのスタンスは概ね魔術師のそれと合致する。同属性のマスターであれば心強い味方となってくれるだろう。

 

【パラメーター】

筋力■■■■E耐久■■■■■C
敏捷■■■■■C魔力■■■■E
幸運■■■■■EX宝具■■■■■EX

【クラススキル】
・領域外の生命:A
 詳細不明。
・狂気:D
 詳細不明
【保有スキル】
・星の開拓者:A
 人類史のターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
 あらゆる難航・難行が、「不可能なまま」「実現可能な出来事」になる。
 人類に放射能への道筋を示した。
・不屈の意志:B
 あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意思。
 肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。
 ただし、幻影のように他者を誘導させるような攻撃には耐性を保たない。
・一意専心:C++
 一つの物事に没頭し、超人的な集中力を見せる。
・不可知論:C
 万象の本質は認識できないとして、経験を超越する問題を扱わない立場。
 人理の外からの影響に対して高い耐性を発揮する。

 

【宝具】
『魔女の家の夢』
[ランク]EX [種別]固有結界 [レンジ]1~99 [最大捕捉]10人
ル・アンスティテュ・キュリー。
彼女の研究室、即ち■■■■■の存在に触れた密室を模した心象世界。
碧の輝きのヴェールの向こうに潜む存在の影響により、
フォーリナー以外の結界内の神秘は意味喪失に晒され動作を著しく阻害される。

 

「……よろしい。では授業を始めましょう。テキストを開きなさい」
「イア・アザトース……彼方の宮殿に微睡む万物の造物主、無限の中核に棲む原初の混沌よ。
 座するままに我が世界に触れよ。我はその目蓋を開き、汝が夢に刹那の間隙を刻む者なり!」
「『魔女の家の夢(ル・アンスティテュ・キュリー)』!」

 

【台詞例】
[一人称]ワタシ [二人称]アナタ [三人称]~くん、~さん
「―……さぁ、マスターくん。今日の授業を始めましょう」
「どうして、特許を取らなかったのか、ですか?そんなこと出来ますか、科学の精神に反します」
「この発明は、病気の治療に使えるものですよ。病人の足元に付け込むなんて、ワタシには出来ません」
「本質を理解できないことは恥ではありません。恥知らずというのは、本質を自ら作り出そうとする行為を言うのです」
「この世に確かに存在し、無知という慈悲にて人には隠された狂気と恐怖。
 それに触れる勇気をアナタが持つというならば――よろしい。アナタは今この時より我が研究室の一員です」