ライン・アンドヴァリ

Last-modified: 2023-11-09 (木) 10:19:22

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キャシート

【真名】ライン・アンドヴァリ
【クラス】キャスター
【容姿】金塊。
【英雄点】30+10点(令呪2画消費)
【HP】40/40(25+15)
【筋力】A:5
【耐久】A:5
【敏捷】E:1
【魔力】A:5
【幸運】B:4
【スキル1】道具作成:B+
10点:移動フェイズ時、味方陣営1体のHPを(耐久値D6)回復する。
 交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定に補正値5を与える。
【スキル2】黄金律付与:A
5点:交戦フェイズごとに1回まで、味方陣営の任意の判定のダイスの面数を1増やす
【スキル3】精霊種(偽):B
5点:セッション中に1回まで、HPが0になった時、HP1で耐える。
【宝具】閉ざす黄金の地下世界(ラインゴルド・スヴァルトヘイム)1/1
【ランク・種別】EX:固有結界
【効果】交戦フェイズ中に陣地を作成出来る。この陣地は交戦フェイズ終了時に消滅する。
 陣地内では援護時、更に補正値3を与え、スキルを一つまで同時に使用出来る。
 これにより指定されたスキルは使用タイミングを無視して使用出来る。
【その他】混沌・悪・地属性。

クラス:キャスター
真名:ライン・アンドヴァリ/ラインの黄金/アンドヴァラナウト
身長:50cm~
体重:25kg~
出典:北欧神話、ニーゲルンベンの指輪等
地域:欧州等
属性:混沌・悪 / 隠し属性:地
性別:女性?
イメージカラー:黄金
特技:支援行動
好きなもの:文明/ 苦手なもの:他者を破滅させる自分
天敵:物理的な隔離

筋力■■■■■耐久■■■■■
敏捷■□□□□E魔力■■■■■
幸運■■■■□B宝具■■■■■EX

概要

 太古の昔、収穫の星が放った尖兵の一体。
 文明の収穫ではなくその前段階の"育成"を担っていたが、外来種の存在を察知した原初の神々に砕かれた。
 精霊種を模倣する事で半ば不滅に近い存在へと変貌していたが、砕け散った肉体は各地の神々に分配される事で永久に復活を防がれ、それは現代に至っても変わらない。

 試行錯誤の上で、彼女は自身を人間がもっとも価値があると規定した黄金へと変える事で、再集結を画策し、また自身の能力で所有者を狂わせ時には怪物へと変じさせる。
 そうする事で収集と散逸を繰り返させ、時にはほぼ完全に近い状態へと至る事もあったが悠久の時の中で彼女にある感情が芽生えた。

 それは疑問である。
 なぜ自分は生まれ何故自分は文明を育まなければならないのだろう。
 その過程で多くの人々を堕落させ、死に追いやり、悲しませているのだろう。
 それは気付いてしまった。
 収穫の対象にも意思があり、心があり、歴史があると。

 ある時からそれは完全に沈黙した。
 次の収穫まで、己の親にその意義を問うまで、文明を、人類を静観しようと決めて。

 しかし北欧の神話世界における小人より与えられた呪いに欠片の一つが汚染され、結果全ての欠片が不幸を振りまく呪いの黄金となってしまう。
 仕方ないので人理に組し、元凶たる小人の名前を借りながら、その呪いの解除やら何やらを願って戦う事を決める。
 既に己の形が、既に単一で戦うことが出来ない事に気付きながら。

スキル

・道具作成:B+
 魔力を帯びた器具を作成する。
 ただし作成出来るモノの主たる材質は黄金に限定され、財を与える効果しか与えられず、また自身の霊基を消費する。
 財とは即ち価値の代替、単純に所有する事で僅かな霊格の上昇を得られるが、その真価は消費する事にあり、時にその効果は肉体にも及ぶ。

・変化(黄金):A-
 自身を黄金に変化させる。
 というか現界時を含めて黄金――金塊の形がデフォルトになっている。
 それは砕かれてもなお生き続けた事の弊害か、英霊として世界に登録された形がそうであるからなのか。

 何にせよ、十全にこのスキルを使いたければ彼女の肉体を何らかの方法で補填する必要がある。

・自己改造:B
 自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる適性。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
 彼女にとって別の肉体とはタンパク質ではなく金を指し、しかる儀式を経ることで肉体を補填する事が可能となる。

 自己改造を繰り返し、その容量が人体と同等になった時、彼女は完成体へと至るという。

・黄金律付与:A
 その所有者に黄金律を与える。
 自己ではなく他人に与えるスキルの為、単体では何ら役に立たない。
 聖杯戦争においてはおおよそマスターにそのスキルが付与されるであろう。

・模倣精霊:D+
 精霊を模倣した事で擬似的な不死性を持つ。
 外界から魔力を汲み取る事を可能とし、生半可な欠損は即座に修復してしまう為、霊核を確実に砕かなければならない。
 ただし元々の容量が貧弱である為、十全に使うためには自己改造による容量拡張を必要とする。

宝具

「閉ざす黄金の地下世界(ラインゴルド・スヴァルトヘイム)」
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:1~99 最大捕捉:99人
 自身の埋没していた地下空洞を北欧神話における小人達の世界スヴァルトアールヴヘイムに見立てて再現する固有結界。
 その中ではかつての黄金の乙女としての姿を取り戻し、自らを求める者に惜しみない助力を与える。
 本来は人心を掌握し、自身の手駒を増やす宝具だが副次効果にある対象の基礎能力値向上のみを与える事で純粋な強化領域として活用する事も出来る。

「積霜幻象・欲望の果てに(フィンブルヴェトル・エーリヴァーガル)」
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 封印された第二宝具。
 キャスターが完成体となった場合にのみ発動する。
 万能の願望器と化し所有者の欲望を際限なく増長させ、その魂を穢しやがて見るも悍ましい巨人へと変貌させる。

 巨人は地上の全てを食らい魔力へと変換するが、一定周期で休眠と覚醒を繰り返す。
 それは燃費の悪さからではなく、あえて隙を作り地上文明の更なる発展を促す為に他ならない。
 やがて至る終末戦争において文明を収穫に足りうる段階へと昇華させる尖兵としての機能をこの黄金は保有している。
 例え本人がその結末を望まないとしても。